☆ 過去ログ ☆

 密室談合政治は民主党で行われたのです /  毒まんじゅうと、毒リンゴ /  消費税で票を買わせてください /  民主党の外国人サポーター /  ムネオ「検察と闘う(キリッ)」 /  マスコミは民主党の機関誌か /  これが民主党政権の結果 /  民主党代表選挙結果


平成22年9月1日

 密室談合政治は民主党で行われたのです

 あーーーーーーーーーーー!
 もう、やっぱりこうなりましたかっ!
 どこまでコロコロ変えれば気が済むのでしょうか。
 もうなんか、あれですか、嫌がらせですか?
 ホント信用できない政党ですね。
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 で、まぁ、ちょっと勘違いしている人がいるようなので、一応指摘しておきます。
 
 毎日毎日違うコトを言い続けて、まんまとやえも騙されたワケですが、小沢一郎が民主党代表選挙に出馬するとやっと決定されました。
 菅直人vs小沢一郎という、もうなんとも言えない毒まんじゅうしかない選挙になりそうですが、まぁそれはともかく、今回小沢一郎がやっと代表選挙に出るコトを決めたコトで、次のようなコトを言う人がいます。
 
 「小沢が出馬したのだから、密室談合政治は無かった。自民党よりはマシだ」
 
 いまだに自分の行為ではなく、自民党という他人と比べるコトでしか評価できないジミンガーの病にかかっている人が言っているようですが、勘違いしてはいけません。
 今回、密室談合政治は行われたのです。
 そして行われた結果、失敗したからこそ、選挙が行われて“しまう”という事態に陥っているだけなのです。
 
 密室談合政治は、成功すればそれが成立するワケではありません。
 密室談合政治とは、そのような状況を指し示す言葉であって、談合の結果が成功だろうが失敗だろうが、談合が行われれば、それは密室談合政治と呼ばれるべき行為です。
 例えば、「小沢一郎が出馬し選挙が行われた」と言った場合、別に小沢一郎が選挙に勝とうが負けようが、「選挙が行われた」というコト自体は成立します。
 こんなのいちいち説明しなくても当たり前ですよね。
 でも、密室談合政治も同じなのです。
 なぜか「選挙が行われるから密室談合政治は無かった」かのように言う人がいますが、正しくは「密室談合政治も選挙も、どちらも行われた」と表現するのが正しいのです。
 密室談合政治も選挙も、両方成立するコトは可能なのです。
 もっと正確に言うのであれば、「密室談合政治が行われ、しかし結果は失敗に終わってしまったので、嫌々ながら選挙をせざるを得なくなった」というところでしょう。
 
 小沢一郎が菅直人に対して、「いいポストをよこせ。でないと選挙に出るぞ」と伝書鳩を使い脅しをかけたり、ふたりきりで密室で会って最後のにらみ合いをしたのは事実です。
 その結果どうであれ、こういった行為そのものこそが、最悪な民主主義を否定する密室談合政治そのものなのです。
 一方自民党の森総理の時というのは、あれは小渕総理が急逝したのを受けて行われたモノであり、大きな政治空白を作らないために行われたモノでした。
 とりあえず当たり障りの無い人、こういう言い方もちょっと失礼ですが、党内的にとりあえず無難な人、「時間がかからない」ような人は誰かと話し合った結果、森喜朗が適任ではないかと結論づけられたのです。
 別に自民党内のそれぞれの立場の人が利害を巡って駆け引きをしたワケではありません。
 このように、民主党と自民党、まるで中身が違うのです。
 
 前なんとか国土交通大臣辺りが、密室で決めるのは自民党と一緒だとかなんとか言ってたみたいですが、中身を見れば全然違います。
 民主党の密室談合政治は自民党以下なのです。
 そしてこれは、談合の結果が成功したとか失敗したとかは関係ありません。
 そういう談合が行われたコト自体が、民主党の非民主的なエゴ丸出しの体質を物語っているのです。
 さらに俗な言い方を付け加えるのであれば、密室談合政治を行ったにも関わらずそれすら失敗するというのは、かっこわるい結果だなぁと言えてしまうでしょう。
 はじめから各候補者が政策を掲げて堂々と選挙をしていれば良かったのに、というかこれが普通なのですが、民主党の今回のこの体たらくは、「仕方なく選挙をする」という民主党議員の一致した思惑が如実に表れていると言えるでしょう。
 全く情けないコトです。
 
 いくらだれがなんと言おうとも、民主党は密室談合政治を行ったのです。
 しかもポストをエサにした、です。
 民主党はこんな政党なのです。
 真面目に政治をするつもりなどないのです。
 あるのは権力欲だけです。
 もしくは、どっかの国土交通大臣のように、他人を攻撃するコトしか頭にないような人かですね。
 そんなに言うなら自分が堂々と政策を掲げて立候補すればいいんじゃないですかね。
 それすらできない、他人を攻撃するか、他人を威圧的に屈服させるか、そんな「政治」しか民主党はできないのです。



平成22年9月2日

 毒まんじゅうと、毒リンゴ

 というワケで民主党代表選挙は、現総理の菅直人議員と、元民主党幹事長の小沢一郎議員の一騎打ちというコトになりました。
 つまり、日本の次の総理はこの2人のどちらかになるというコトになります。
 では果たしてどちらの方が日本にとって良い結果になるのでしょうか。
 やえも最近よく「どっちが総理になった方がいいの?」なんて聞かれますモノなのですが、しかしなんだかあまり考えても、毒まんじゅうを食べるのと毒リンゴを食べるのとどっちがいいのかという問題を考えるぐらい意味無いような気がしないコトもないのですけど、まぁそれでは話になりませんから、ちょっと真面目に考えてみたいと思います。
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 どちらもダメダメなのは、言うまでもないコトです。
 とは言っても民主党が政権政党になった時点でそれは分かっていたコトですから、今更言うのも詮無いコトです。
 ただ、菅直人と小沢一郎では、ダメの質が違うという点が、着目すべき点と言えるかもしれません。
 
 菅直人は何がダメかと言いますと、これはもうここ数ヶ月の総理としての実績を見れば明らかで、つまりはこの人には政権実現能力が全く備わっていないという点です。
 この人は、野党の党首としては優れていたのかもしれません。
 相手を攻撃するという点に関しては、今の日本の政治家の中でもトップクラスの実力を持っているのは確かでしょう。
 しかしそれは、果たして政治家の能力としてはいったいどうなんだろうかと疑問はつきます。
 野党の役割の一つに政権与党を監視するという役割がありますから、時にそういう攻撃的な野党もいていいとは思いますが、ただもちろん少なくとも、この能力は与党の党首や総理大臣にとっては全く無用な能力としかいいようがないワケです。
 いまの菅直人に、政治家としての能力を期待する方が間違いと言ってもいいぐらいなワケです。
 菅直人総理は、これまで色々と政策的なような感じのコトを主張してきていますけど、そのほとんどがよく分からない妄想的なコトか、全くの的外れか、もしくは不勉強からくる勘違いなコトばかりで、しかもそれすら実現できていないのですから、もしこのまま菅直人が総理大臣の座に居続ければ、日本は全く前進できずに世界から置き去りにされてしまう、つまり衰退の一途をたどるハメになってしまうコトでしょう。
 今だってかなり最悪の円高&株安の危機にあるのに、何も出来ていないのがよい証拠です。
 菅直人が総理になったら、日本の先行きは不安しかありません。
 
 一方小沢一郎が総理になったらどうなるでしょうか。
 小沢一郎のダメなところは、いままでのシステムなどを全て無視して、自分がやりたいようにシステムごと破壊してしまうという点です。
 普通は、やりたいコトがあれば、システムの中でどうやっていくのかを考えるワケ(かの小泉純一郎総理もシステムの中において自分の我を通し続けました)ですが、小沢一郎の場合は、それを考えるのがイヤなのか、システムの方を破壊して我が儘を通そうとするワケです。
 その例のひとつとしては、あの天皇の政治利用だと言われた中国の副主席の件ですね。
 またこれだけでなく、陳情のルールや政調の廃止など、小沢一郎という人物は、自分に権力が集中するよう様々なシステムを破壊し続け、自分“だけ”に都合がよいシステムを作り続けてきました。
 どれもこれも民主主義を根底から否定するモノであって、全て自分のためだけのモノばかりです。
 もしこのような人が総理大臣になってしまったとしたら、日本という国家、また民主主義という前提が、破壊されてしまうと危惧するしかありません。
 
 こんな毒まんじゅうと毒リンゴ、どちらがよいかなんていう質問は、これは難しい問題です。
 悪い面ばかりではなく希望的観測で考えるなら、菅直人の方は政策は期待できないけどシステムは維持されるので、なんとか現状維持されれば2〜3年後の次の政権で持ち直すコトを期待できると言うコトができるかもしれません。
 もちろんその間失われたモノは大きいかもしれませんが、ある意味これは、民主主義の代償でしょうね。
 民主党を選んだという国民への代償、言い換えるならお灸と言えるでしょう。
 
 小沢一郎はどうでしょうか。
 権力を集中させるというコトは民主主義の精神に真っ向から反しているワケですが、物事をスピーディーに進めるのは良いシステムとは言えます。
 ですから、仮に小沢一郎が良い政策を実行しようとするのであれば、日本の先行きに光が見える可能性は無いとは言えないでしょう。
 ただし、権力集中が良い場合というのは、必ず為政者が善政を敷くという前提がある場合のみです。
 もし悪政を敷くのであれば、これほど国民が不幸になるシステムもないでしょう。
 そもそも民主主義というのは、そういうブレを無くすために、そして責任も1人だけでなく全員で負いましょうという発想から生まれたシステムですから、ここを壊すというのであれば、それを覚悟しなければなりません。
 現状に不満があるからと言って独裁者を望めば、それはヒトラーの誕生そのもの(やえはヒトラーの全てを否定しませんが)であるというコトは忘れてはなりません。
 下手すれば、菅直人以上に日本を壊され、しかも再生不能にさせられてしまう可能性もあるワケです。
 これではお灸なんて言っている場合ではないでしょう。
 
 善政か悪政か、小沢一郎の政策はどうなのかと言いますと、これは今のところ分からないと言うしかありません。
 今までこの人、黒幕でいたい人でしたから、結局政治家になって何がしたいのかというコトがこの人からはさっぱり見えてこないのです。
 権力欲が異様なほどあるのは分かるんですけどね。
 またこの人は、そういう政策的なコトは場合によってコロコロ変えてきた人でもあります。
 小沢一郎が自由党の党首だった時、自由党の公約は「所得税半減」というモノを掲げていましたが、自由党が民主党と合併してから、いつの間にか小沢一郎の口からこの言葉は出なくなりました。
 結局彼のこういう態度というのは、彼が幹事長としてまとめ上げた前回衆議院選挙時の民主党マニフェストと同じように、政策など「権力を握るためのエサ」としか考えていない表れなのでしょう。
 だからやえは、小沢一郎がこれから代表選挙のために様々な政策を口にすると思いますが、それを信じるコトはできません。
 どうせ権力を握ったら豹変するのですから。
 
 小沢一郎という人物は、目的のために手段を選ばない人です。
 その上、手段に執着し、いつの間にか手段が目的になってしまうような人です。
 しかもそれを指摘されると逆ギレし、恫喝し、最後は逃げるという、とんでもない人物です。
 さらに人としての礼儀すら知らない人です。
 昨日の菅総理との記者会見が終わった後、菅総理が小沢一郎に道を譲ったら、小沢一郎は全く躊躇せずに自分が先に壇上を降りていました。
 常識的に考えれば現職の総理大臣が目上です。
 こういう礼儀も知らない、目的と手段の違いも分からないような人、そして責任が持てないような人は、人の上に立ってはなりません。
 下の人が不幸にし、組織はボロボロにする壊し屋、しかも不幸をまき散らすだけの壊し屋でしかありません。
 
 結局どっちがいいのかと聞かれると、やえは正直答えに困ります。
 現状このまま日本はずぶずぶと悪くなる一方の菅直人と、日本を一気に沈没させてしまいかねない未知数の怖さのある小沢一郎と、うーん、困りましたね。
 でも民主党が政権をとった時点からある程度はもはやあきらめしかありませんでしたから、そういう意味ではこの程度でまだ済んでいる菅直人の方がいいと言え……うーん、ごめんなさい、やっぱり選べません。
 
 これも民主主義のツケなのでしょう。
 お灸を据えられているのは国民自身ですけどね。



平成22年9月6日

 消費税で票を買わせてください

 民主党の代表選が、マスコミの上だけでは盛り上がっているようですが、皆さんの周りではどうでしょうか。
 話題に上がっていますか?
 自民党の総裁選挙の時は全国遊説とかして、候補者全員が全国各地を駆けめぐり、ガンガン街頭演説していましたけど、民主党はそういうのやらないんですかね。
 まぁ別にどうでもいいんですけど、やっぱり民主党ってマスコミ頼りなのかなぁと思っただけです。
 
 ところで、これどうなんですかね。
 
 <民主党代表選>消費税 両者の主張の変遷を追う
 
 民主党代表選は、消費税増税の是非が大きな争点になっている。菅直人首相が「社会保障のあり方と財源問題を一体で、消費税を含めた議論をする」(1日、共同会見)とすれば、小沢一郎前幹事長は「消費税論議の前に徹底的に無駄を省く」(同)と主張する。小沢氏は細川護熙政権の94年2月、消費税を目的税化した国民福祉税(税率7%)構想を主導した。世論の反発で撤回したが、もともとは消費税増税に肯定的だった。なぜ今、大きな対立軸になっているのか。
 
 いつの間に今回の民主党代表選は消費税が論点になっていたのでしょうか。
 おかしいですよね。
 前回の衆議院選挙の時の民主党やその後総理となった鳩山総理は、政権を担当している間は消費税の議論をもしないと明言していたハズなのですが、なぜその民主党政権下で、しかも次の総理になろうという人、片方は現職の総理大臣であるのにも関わらず、こんなに堂々と消費税の議論をしているのでしょうか。
 この人達には記憶というモノがないのでしょうか。
 
 消費税の議論をするコトはいいんです。
 世論が反発しようが、税の議論をするコトは政治家の努めですから、それ自体はいいんです。
 しかし問題なのは、堂々と国民の前で「4年間は消費税の議論をしません」と公言しておいてそれをあっさりと翻す態度です。
 政治家が「議論しない」と言ったのですから、それを守るのも政治家というモノでしょう。
 もしくはどうしても議論しなければならない段階に来ているというのであれば、まずは国民に謝罪して、事情を説明してからでしょう。
 しかし民主党は、さらにこんなコトまで進めているのです。
 
 11年度予算概算要求、過去最大の96.7兆円に 財務省発表
 
 財務省は1日、2011年度予算の概算要求で、国の一般会計の歳出総額が96兆7465億円に達したと発表した。要求段階では10年度の95兆381億円を上回り、過去最大を更新した。国債費が10年度予算に比べ約3.5兆円増えたほか、高齢化に伴う社会保障費の自然増1.3兆円を容認したのが響いた。年末の予算編成に向け、どこまで削減できるかが焦点となる。
 
 まだ概算要求の段階ではありますが、今年度の予算額を過去最高額にしておいて、さらに来年度の要求もそれを超えて過去最大なワケです。
 どう考えても、民主党のバラマキ政策のせいです。
 記事では社会保障費の増大を理由に挙げていますが、しかしであるならなおさら、子ども手当などの民主党のバラマキ政策が予算を圧迫しているとしか言いようがないでしょう。
 社会保障費が年々上がるのは分かっているコトなのですからね。
 これのどこがムダ削減なのか、相変わらず民主は公約を全く守れない政党なワケですが、結局こんな状態で消費税を上げたいと言っても、それは民主党のバラマキを消費税で補填させて欲しいと言っているとしか聞こえません。
 もっと言えば、民主党の自分たちの票を買うための金を消費税で払わせてくれ、と言っているワケです。
 しかも「4年間は消費税の議論すらしない」と言っていた口で、です。
 
 選挙の時だけ聞こえのいいコトばかりを言って、選挙が終わったらあっさりとその約束を破る。
 しかも鳩山当時代表は、これを「契約」と読んでいたのです。
 普通に考えれば民主党は「詐欺政党」と呼ぶしか、他に形容する言葉が見あたりません。
 
 そしてこれを全くと言っていいほど指摘しないマスコミにもあきれ果てます。
 さきほど「民主党はマスコミ頼りなのかなぁ」なんて言いましたけど、この辺にもそれが見え隠れしていますよね。
 こうサラッと「消費税増税の是非が大きな争点になっている」なんて、さも消費税議論が普通のコトかのように書いて、増税への下地を作っていく様は、民主党と共に国民を扇動していこうとマスコミの現在進行形の計画なのではないかと、疑ってしまいます。
 最初にも言いましたように、今回の民主党代表選、果たしてどれぐらい国民が関心を持っているのか、やえは疑問ですし、正確なところはどの辺にあるのか知りたいですね。



平成22年9月8日

 民主党の外国人サポーター

 民主党代表選と言えばもう一つ話題になっているコトがありますね。
 それは、民主党の党員やサポーターには外国人も慣れるという点です。
 つまり今回の民主党は、数年ぶりに党員投票をやるワケですが、これに外国人も参加できるという点です。
 
 これについて、一部では憲法違反ではないかという意見もあるようですが、さすがにそれは無理があるでしょう。
 公党とはいえ、基本的に政党というのは公的機関ではありませんから、その内規は政党単位で自由に規定ができます。
 今回の代表戦も、その選挙方法から代表の任期期間まで全て内規によって定められ、それに沿って今行われているハズです。
 法律ではないんですね。
 ですから、これを憲法違反ではないかと言ってしまうのは、多少無理があるでしょう。
 
 ただ、法律論としてはそうなのですが、しかし常識論と言うか、普通に考えればこれはおかしな話としか言いようがないでしょう。
 だっていくら政党の党員に外国人がなれるからと言っても、その政党の議員を選ぶ衆議院や参議院の選挙の際には、その外国人は投票できないのですからね。
 いったい何のために外国人でも党員になれるようにしているのか、そして何のために外国人が民主党に在籍しているのか、普通なら分からないところですし、想像すればとてもイヤな想像しかできないワケです。
 
 結局この「内規」というのは、民主党自身が外に向かって高らかに「民主党とは“こういう政党”ですよ」と宣言しているというコトに他ならないワケなのです。
 日本の議員を国民の立場から支えるのが本来の「政党の党員」であるのにも関わらず、国民でない人が“日本の議員”を支えている。
 それが民主党という政党なのです。
 民主党は“こういう政党”なのです。
 民主党はそれを自ら宣言しているのです。
 以前やえは民主党のコトを、名前が変わっただけで実体としては社会党だという内容の更新をしたコトがありますが、これもその裏付けと言っていいでしょう。
 いまの菅内閣は極左内閣と言われていますが、なんのコトはありません、民主党という政党そのものが「極左政党」なのです。
 社会党の頃よりはいくぶん、自民党からはじき出された残党によって「保守寄せパンダ」がいますが、しかしその議員ですら選挙になれば連合や日教組や国公労連などの労働組合といった極左団体が中心となって組織的な選挙活動をひとりひとりが運動員となって行ってもらっているのですから、いくらその保守寄せパンダ議員が表で保守的な言動を繰り返していたとしても、ギリギリのところで「支援者」を裏切るコトは出来ません。
 そういう「支援者」あってこそ、自分は国会議員として存在していられるのですからね。
 ですから、民主党の中心支援団体が労組である限り、民主党は社会党の生まれ変わりでしかなく、極左政党でしかないのです。
 その「社会党=民主党」の65年以上もの宿願を達成しようとしているその一歩が、この外国人も党員になれるという内規なのでしょう。
 
 民主党のこの行為そのものは問題があるとは言えません。
 日本の法律に違反しているワケではありませんからね。
 ただし、日本の政治にとっては害悪な行為であるという点が問題であるワケです。
 以前やえは「日本人であるなら誰でも選挙に立候補するコトは自由だ」というコトを言いましたが、この問題はこれと同じ構図で、外国人を優遇するという主張をするコト自体は自由ですが、ただそれが、日本の国益にかなうのか、日本にとってプラスになるかどうかは別問題です。
 結局一番大切なのは、立候補者が誰であろうとも、民主党がどんな政策を打ち出そうとも、それを国民が正しく理解し、判断するコトです。
 民主党には、元韓国人で「母の国・ニッポン 父の国・韓国」というキャッチフレーズ(なぜ日本だけがカタカナなんでしょうか)の人が立候補してましたし、当選して議員としても活動していますし、そして多くの外国人が党員として活動しているワケですが、“このような政党”を“一般国民”がどう判断するかが一番大切なのです。
 議員に相応しいと思わない立候補者がいれば落選させる、民主党が国を売るような政策を打ち出せば政権を与えない、そう国民が行動すればいいのです。
 
 ただし、そのためには本来正しい情報が必要なのですが、それをマスコミがキチンと伝えようとしないのが、この問題の一番のガンでしょう。
 民主党の代表選が行われている今こそ、民主党の党員には外国人もなれるというコトを伝える機会なのではないでしょうか。
 しかしそれをマスコミは一切伝えようとしないという点が、やはり民主党とマスコミの関係性を疑わなければならない要素になっているのです。
 
 今回の民主党の代表選、しかも総理大臣に直結する代表戦を、果たして一般国民はどのように見ているのでしょうか。



平成22年9月9日

 ムネオ「検察と闘う(キリッ)」

 衆議院議員で外務委員長の鈴木宗男被告に対する裁判で、最高裁が上告を棄却し、実刑判決が確定する方向になったというニュースは、昨日からかなり大きく取り上げられていますので、ご存じの方も多いかと思います。
 これにより、あと数日でムネオは刑務所に収監され、1年と半年ぐらい檻の中で過ごすコトになります。
 またこれによって刑務所から出ても5年間は公民権停止となりますので、少なくとも次の衆議院選挙には立候補できないコトとなり、現在62歳のムネオにとっては政治生命的にかなりきびしい状況になってきたと言えるでしょう。
 世の中を悪い意味でここまで騒がせた政治家もなかなか珍しかったですが、それもついに終わりのようです。
 と言ってもこの人かなり斜め上な人ですから、公民権停止があけたら立候補するかもしれませんけどね。
 その際は、北海道の有権者が試されるという意味になるワケですが。
 
 まぁやえ的にはすでにこの人は過去の人なので、その辺はあまりどうでもいいのですが、しかし昨日の会見などを見ていてちょっと1つ違和感を覚えたところがあります。
 
 鈴木宗男氏「いかなることあっても検察と闘う」
 
 あっせん収賄罪など四つの罪に問われ、最高裁が上告を棄却する決定をし、懲役2年の実刑などが確定することになった鈴木宗男衆院議員が8日夕、東京都内で記者会見した。
 鈴木氏は「私自身わいろをもらったという認識はない。密室の取り調べで作られた調書で誘導された犯罪であることを、最高裁は明らかにして欲しかった」と改めて無罪を主張した。
 また、「いかなることがあっても検察権力と闘っていく。与えられた環境のなかで、何が真実で、公正、公平かを発信していきたい。国民の皆さんに対しては、お騒がせしたことをおわびしたい」と述べた。
 
 普通「検察と闘う」と言う場合、逮捕や起訴するほどのコトでもない案件、または無罪であるハズの案件なのに、不当に逮捕起訴されたから、「検察と闘う」となるハズです。
 「無罪なのになぜ逮捕するんだ」という場合ですね。
 しかしムネオの場合、もう最高裁という最後の場での判決も出たワケですから、つまり検察の判断は間違いではなかったと決まったのですから、ここで「検察と闘う」と表現するのは何かズレていると言わざるを得ません。
 これが「真実を求めて裁判所と闘う」と言うのでしたら、まだ分からなくもありません。
 日本の制度上、神の視点でムネオが本当に無実だったとしても、最高裁が判断した以上はムネオは犯罪者と言われなければなりませんが、その神の視点を追求するというのでしたら、まぁ分からなくもありません。
 主張それ自体は表現の自由で認められていますから、言うだけはいいでしょう。
 結局、事実を認定するのは検察ではなく裁判所なのですから、自分の無実を訴えたいのであれば、闘うべき相手は検察ではなく裁判所でしょう。
 裁判所が有罪と判決した以上、検察の判断は間違っていなかったとなっているのですから。
 しかしそれなのに、まだこの有罪確定の段階で「検察と闘う」と言ってしまっているのは、正直誰と戦っているのか、戦う相手を間違っているようにしか、そしてそれは大変に滑稽な姿にしか見えないワケです。
 
 もちろん、だからといって警察や検察に全く疑うべき点が無い、と言うつもりはありません。
 ムネオは「密室の取り調べで作られた調書で誘導された犯罪」と表現していますように、検察の取り調べが不当であるという主張は、これは考えなければならない問題かと思います。
 特に取り調べの透明化という問題は、今後政治家も国民も真剣に考えていかなければならない問題でしょう。
 
 しかしムネオの場合は、それを含めた上で、やっぱり有罪だったと裁判所は判断しているワケです。
 日本の裁判でも、取り調べの中での調書が信用できないという理由で無罪になった例はあります。
 ですから結局ムネオの「検察の不当な取り調べ」という主張すら裁判所は認めなかったワケで、であるなら、まずムネオからすれば、まずその裁判所の認識を変えるコトから始めなければならないワケで、やっぱりまず戦うべきは裁判所なワケです。
 それなのにこの段階に来てまでムネオは「検察権力と闘う」なんて言っていて、これではムネオは一体何がしたいのか分かりません。
 自分の無実を主張したいのか、それとも検察の手法を正したいのか、もしかしたら両方なのかもしれませんが、この言い方ではどちらも中途半端すぎるというか、支離滅裂と表現するのが適切な状態になってしまっているのです。
 そして「巨悪を倒すんだー」と空に向かって叫ぶような餓鬼のようで大変に滑稽です。
 果たして検察が適切な捜査をすればムネオは無実になっていたという主張は、裁判所のしかも最高裁まで判決を下したという事実を前にしては、かなり疑問が残るワケですからね。
 事実を認定するのは検察ではなく裁判所であるという、三権分立の大前提を、ムネオは忘れてしまっているのではないでしょうか。
 
 おそらくムネオはもはや「対検察」という妄執に駆られてしまっているのでしょう。
 全ての巨悪は検察であると、某佐藤優と同じように、ただそれだけに取り憑かれてしまっているのです。
 しかし政治家として、国会議員として制度を変えようとするのであれば、まずは理が最も大切です。
 理性の理であり、理屈の理です。
 自分だけの妄執ではなく、いま何が問題で、どうすれば国民の利益に最も近づけるのか、冷静に理論を持って考えて、議論して、結論を出す。
 それこそが制度を考える上で最も大切なコトです。
 そして政治家、国会議員に求められているコトです。
 
 そういう意味では、もはや検察のやるコトなすコト全て悪だと決めつけるしか生きる手だてがないかのようなムネオのような人間は、政治家としては相応しくないでしょう。
 個人の妄執だけで政治をされても、国民としてはたまったものじゃありません。
 ムネオについては、もう政治の世界からは離れて、自分の妄執を本にでもして生きていくのが、本人にとっても国民にとっても幸せなコトだと思います。
 
 そういえば、検察憎しの妄執にかられている人間が、民主党にもうひとりいますよねぇ。



平成22年9月10日

 マスコミは民主党の機関誌か

 パラパラとネットのニュースを見ていて、ふと気になる記事を見つけました。
 なんだかマスコミって進歩しないというか、それとも本当に意図的にこんな記事を書いているのか、まさか裏でよからぬ取引をしているのか、なんだか疑った方が理由が付いてしまうぐらいです。
 
 自民党新体制 人事でなく政策で存在感示せ
 
 小沢一郎前幹事長と菅直人首相の「ガチンコ対決」で民主党代表選に国民の耳目が集まる中、自民党の谷垣禎一総裁がきのう党役員人事を一新し、臨時国会へ向けた新体制を整えた。
 先の参院選で自民党は躍進し、改選第1党となった。大敗した1年前の総選挙を考えれば党勢は盛り返してきたかに思われた。しかし、最近の各種世論調査をみると菅内閣の支持率が上昇しているのに対し、自民党の支持率は依然として低迷している。
 民主党代表選が激しい戦いを繰り広げる一方で、自民党の存在感はますます低下するように映る。今月28日に任期切れとなる役員人事を、民主党代表選前のタイミングに持ってきたのは危機感の裏返しともいえ、局面打開と埋没回避の思惑が透けて見える。
 
 党内の若手議員らには期待感もあるが、人事はあくまで小手先のことである。それだけで国民の信頼を取り戻すことはできまい。
 前倒しともいえる今回の人事は、「不意打ち」との印象を党内に与え、不満の声が出ている。また幹事長は選挙、党運営を一手に握る要職。果たして石原氏に務まるのか。力量を疑問視する声もある。
 民主党代表選の結果次第では、政界再編の可能性も出てこよう。その際、自民党は一枚岩で対応できるのか。挙党態勢をいかに構築していくかが、今後の課題となろう。
 
 一言で言うなら、未だに理由無き自民叩きの構造からマスコミは抜け出せないでいる、とりあえず自民を叩いておけばいいんだと、公器であるマスコミの本来の姿を忘れて、妄執に駆られていると言ったところでしょう。
 
 政策で示せ?
 自民党は、民主党がずーっとずーっと逃げ回っている消費税の議論を、それこそ麻垣康三の時代からしていましたし、その時に明確に増税論を唱えていた谷垣現自民党総裁は、先の参議院選挙でも堂々と増税を明言しました。
 また、民主党のサギフェストと違い、自民党は長年与党を担っていた実績から、キチンと現実可能な政策集を出し、「一番」というキャッチフレーズを使って国民に示していましたね。
 さらに、これはあまり知られていないかもしれませんが、自民党は参議院選挙向けに、各地方ごとのローカルマニフェストというモノを作成していました。
 例えば広島県なら広島県に密着したマニフェストです。
 こちらにありますが、このように各都道府県全てに対応した地域密着型のマニフェストを自民党は作っていたのです。
 それをなんでしょうか、新聞という、むしろ政治と国民との橋渡し役でもある新聞が、このような事実を無視しておいて「政策で示せ」とは、こんなのイチャモンとしか言いようのない言いがかりでしょう。
 
 政策を示すべきは、むしろ政権与党です。
 もはや民主党が衆議院選挙の時に示したマニフェストはそのほとんどがサギだったと明らかになってしますし、そもそも今回の民主党の代表選挙、いったいなにが論点なのか、どこに政策論議があるのか、逆に聞きたいぐらいです。
 民主党が言っているコトは、反小沢かどうかだけじゃないですか。
 だいたいにして政策は、まずは与党が示すべきモノのハズです。
 それなのに、消費税にしても後から出しておいて、しかも増税するのは自民党のせいだと言わんばかりの態度をとって、結局増税するかどうかも今の段階では不透明。
 それともあれですか。
 マスコミの言う「政策を示せ」という文言の意味は、ただ単に、綺麗事でも絵空事でもいいから出せと、それが実現可能かどうかはどうでもいい、とにかく出せと、そういう意味なのでしょうか。
 バカバカしいとしか言いようがありません。
 
 書き方が意図的なんですよね。
 自民党が大敗した衆議院選挙からもうずいぶん時間が経ちますし、その間参議院選挙もあって、あれからずいぶん情勢も変わっているというのに、未だに自民党に対して「危機感の裏返し」とか「局面打開と埋没回避の思惑」とか「国民の信頼を取り戻すことはできまい」とか言い続けているのは、正しく現状を表していないでしょう。
 もし本当に自民党が埋没しているのであれば、もし本当に自民党に対する信頼が全く回復していないのであれば、もし参議院選挙で「自民に勝たせたのではなく民主が負けただけ」であれば、決して自民党の議席は増えなかったコトでしょう。
 みんなの党等、自民でも民主でもない選択肢はたくさんあったのですからね。
 それなのに今だのマスコミが「自民党の信頼は回復していない」というニュアンスを書くというコトは、実情がどうあれ、読む側に「まだ自民党はダメなんだ」と印象を植え付けようとしている行為に他ならないワケです。
 
 だいたいにして、こういう評価はマスコミが下すモノではありません。
 政治に対する評価は国民が下すモノです。
 マスコミは、その判断材料を国民に伝えるだけで、よって国民に予断を与えるこのような書き方は、マスコミの思い上がりか、もしくは自民党の足を引っ張り、民主党を利するための行為としか言いようがないのです。
 しかもこの記事は、全てにおいて民主党にこそ言うべきモノばかりです。
 
 人事でなく政策で存在感示せ?
 小沢か反小沢かで血みどろの争いをしている民主党にこそ相応しい言葉ではないのですか?
 
 自民党は一枚岩で対応できるのか?
 小沢一郎が選挙に負けたら本当に民主党はこのままやっていけるのかどうか、いま国民の誰しもが疑問に思っているコトじゃないんですか?
 これこそ、衆議院選挙に歴史的大敗を喫してなお多少の離脱はあっても1つにまとまって参議院選挙に勝った自民党にではなく、ガタボロの血みどろの争いをしている民主党に言うべき言葉ですよね。
 
 マスコミはなんでここまで民主党を擁護するんでしょうかね。
 本当に何か裏取引でもあるんでしょうかね。
 あまり考えたくないところですが。



平成22年9月13日

 これが民主党政権の結果

 一行メッセージボードに「最近民主党批判ばかり」という書き込みがありました。
 なんかこういう書き込みもひさしぶりだなぁなんて思ってしまうのですが、しかしですね、いま行われています民主党の代表選挙は、その結果が総理大臣に直結する選挙であって、それだけ注目に値するモノだと考えます。
 もちろん民主党が与党になった時からその責任は野党の時とは桁違いで、しかし民主党は未だに野党精神が抜け切れていませんから、それだけでも十分批判対象ではあるのですが、今回の代表戦を見れば民主党がどんな政党なのかというのが、改めて浮き彫りにされたのではないかと思うのです。
 政策無き政党。
 権力欲丸出しの政党。
 極左政党。
 日本を蔑ろにする政党。
 言いだしたらキリがないですが、しかしここ数日だけでもこれらが浮き彫りになった具体的な案件がいっぱい出てきたワケで、ですから同じ内容のモノで何度も更新しているならともかく、これらを1つ1つ批判するというのは、むしろ当然と言えるのではないでしょうか。
 
 勘違いしてはいけないのが、民主党は政権与党であるというコトです。
 民主党は日本の政権を担っているのですから、もし批判されるべき事柄があるのでしたら、それはいくつでも、どれだけ時間をかけても、批判されなければなりません。
 なぜなら、それが日本の国益に直結するからです。
 これは個人的に民主党が好き嫌いなんていう次元の問題ではなく、民主党という政党の支持率とか人気とかという事件の問題ではなく、日本のために、民主党に批判されるべきコトがあれば批判されるべきなのです。
 よく民主党という政党のコトだけを考えて色々と言う人がいますが、それは全く政治を見る上においては正しい見方ではないのです。
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 さて。
 沖縄の名護市で市議会議員選挙がありました。
 
 名護市議選、普天間移設反対の市長派が過半数
 
 米軍普天間飛行場の移設問題を最大の争点とする沖縄県名護市議選(定数27)は12日、投開票された。
 同市辺野古のキャンプ・シュワブ沿岸部を移設先とした5月の日米合意後、初めて地元の民意を問う選挙として注目を集め、受け入れに反対する稲嶺進市長派が16議席を得て過半数を確保し、移設を容認する島袋吉和前市長派の11議席を上回った。
 1月の市長選に続いて再び市民が反対の意思を示したことで、11月の県知事選や政府の対応にも影響を及ぼしそうだ。
 名護市議会の改選前勢力は市長派12人、前市長派12人、中立3人で拮抗(きっこう)。今回の市議選は、市長派18人、前市長派17人、態度が明らかでない2人が立候補して争った結果、市長派が大きく勢力を伸ばした。
 
 沖縄の米軍基地問題が大きくからんだ選挙、というか、この問題そのものの選挙だったと言っていいでしょう。
 そしてその結果として、移設反対派が多数を占めたというコトになりました。
 
 それはそうですよねぇ。
 民主党鳩山政権があれだけひっちゃかめっちゃかにして、沖縄の人たちの気持ちを再燃させたのですから、こうなるのは当然と言えば当然でしょう。
 今まで自民党政権下で、長年様々な方法で対話し議論し時には暴力などもあったかもしれませんが、ずーっと歴史を積み重ねてやってきて、ようやく合意できたモノを、民主党は一瞬にしてそれを無にしたのです。
 地元の人たちも、心からの合意ではなかったと思います。
 それは当然です。
 どんな交渉だって、自分が100%納得できる形で決着が付くのなんて、そうはないでしょう。
 それで決着が付くなら交渉なんて必要ないのですからね。
 だからこそ、長年かかったからこそ、双方腹に据えている部分はあるワケで、でもそれを超えて合意したワケなのですが、それにも関わらず民主党のアホな行動のおかげで、その腹に据えていたモノが一気に爆発したのでしょう。
 この選挙の結果は、民主党政権の行った政治の結果なのです。
 民主党はこれをどう落とし前つける気なのでしょうか。
 
 民主党のダメなところは、人間という生き物の感情という部分をあまり考えない点です。
 理屈さえあれば感情なんてどうでもいいと思っている、もっとソフトに言っても、理屈を言えば人は全てそれについてくると思っているのでしょう。
 しかしそれはむしろ人間をバカにしている考え方です。
 政治とは、感情を持つ人間をどう幸せにするかを考えるコトがまず根本にあるワケです。
 もし人間でないモノを相手に政治をするなら人間の感情など放っておけばいいのでしょうが、しかしそれはまったくの無意味というか、政治という概念を無にするコトでしかありません。
 おそらく民主党は、やっぱりというか、極左政党なのです。
 この「理屈ばかり先行して人間の感情を無視する政治」というのは、言ってみればマルクス主義・共産主義の一番悪い部分であり、基本的な部分と言うべきモノでしょう。
 確かに人間が机上の空論を忠実に再現すれば、共産主義は成功していたかもしれません。
 でも人間はそうは動かないのです。
 民主党は極左政党ですから、やっぱり根底に人間の感情を軽視している部分があるのでしょう。
 それではいつまでたっても現実の政治は出来ないのですけどね。
 
 権力闘争に明け暮れ、しかし国民の感情は無視する民主党は、果たして明日に新しい総理(候補)が誕生するワケですが、どのような政治を示してくれるのでしょうか。
 そしてこの沖縄米軍基地問題も、まだまだ解決しているとは言えない状況です。
 この問題は100%民主党の責任なのですから、これをどうするか、キチンと国民に示してもらいたいと思います。



平成22年9月14日

 民主党代表選挙結果

 みなさんもうご存じかと思いますが、民主党の代表選挙が今日投開票を迎えまして、結果、菅直人総理が大勝し再任されました。
 やえは選挙当初、小沢一郎は十分な、むしろ確実な勝算があって出馬したのかと思っていたのですが、フタを開けてみれば菅直人の圧勝という形で終わりました。
 やはり党員投票がかなりの大差を付けており、さらにこれが、まだまだ地盤が弱い民主党若手議員が地元の声にひっぱられる形で菅直人に投票した結果となったのでしょう。
 ですから、これがもし党員投票なしの代表戦なら、また違った結果が出ていたかもしれませんが、もちろん選挙は選挙、結果は結果ですから、菅直人総理が引き続き総理となるコトにこれでなりそうです。
 
 しかし、この選挙というのは、当然ですが民主党内部の選挙であり、有権者も民主党支援者ばかりであって、しかも相手は小沢一郎というやっぱり民主党議員であったのですから、これで「国民の信を菅総理が得るコトが出来た」と言ってしまうのは、全くの筋違いになります。
 もしかしたら、菅総理本人や、民主党擁護者達がそんなコトを言い出すかもしれませんので先に言っておきますが、決して党員投票で大勝したからと言っても、この結果は「国民が菅直人を支持した」のではありません。
 「民主党関係者」が、「民主党のために考えた」時、「小沢一郎と菅直人を比べて、どっちが民主党に有利になるか」という選択の結果として、菅直人が圧勝しただけにすぎません。
 あくまで民主党内部の事情です。
 よって、これをもって菅直人が国民に支持されたとか、まして民主党が支持されたとか言うのは、まったく今回の選挙というモノを理解していない言動でしかありません。
 もし今回の相手が小沢一郎でなければ、さらに言えば、民主党の議員でなければ、菅直人がどれだけ票を得ていたかは、まったく分からないワケですからね。
 
 ですから、民主党のかねてからの主張である「直近の民意」は当然7月に行われた参議院選挙であって、これに大敗した民主党は国民の支持を得ておらず、そして国政選挙を経ていない総理大臣も、その正当性は無いコトになります。
 別に菅直人が勝とうとも小沢一郎が勝とうとも、まだ国政選挙を戦っていないのですから、どっちにしても正当性はないのです。
 民主党の主張によればですね。
 民主党もマスコミも、これをまるで忘れている、というか意図的に言わないようにしているようにしか見えないのですが、ここを謝罪し訂正して総辞職するまでは、いつまでたっても民主党の総理はウソ付き総理としか言いようがないのです。
 
 さて、と言っても、今日のところはこれぐらいしか言うコトがありません。
 別に菅直人が勝っても小沢一郎が勝っても、たいして変わりはないですからね。
 前も言いましたように、内容は違いますが、日本が悪い方向に行くのは変わりありませんから、今の段階では選挙の結果自体にあまり意味を見いだせません。
 最近全然マスコミは言わなくなりましたけど、政治の世代交代というモノにも全くなりませんしね。
 菅直人は民主党の初代代表、小沢一郎は古い時代のミスター自民党なのですから、老害対決にもほどがあります。
 この選挙、民主党的には意味があったのかもしれませんが、日本にとってはまるで意味のない選挙だったと言えるでしょう。
 
 これからの注目は、人事です。
 小沢一郎とその一派をどう処遇するか。
 そして閣僚はどのような顔ぶれになるかです。
 小沢派をいい待遇で処遇しなければ民主党は分裂してしまうでしょうからね。
 
 というワケで、今日はちょっと短いですが、この辺で。



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