懲りない元祖自爆王菅直人が、またまたやらせていただきましたァン!しちゃったようで。
昨日今日と愛媛、高知の台風被災地の視察。高知では堤防が波で破壊され、20トンを超えるコンクリートの塊が住宅に飛び込み、3名が亡くなった現場を見る。9月にお遍路で歩いたところだ。波というより鉄砲水のような力で堤防や家を破壊。
それに加えて新潟で地震。あい続く天災をストップさせるには昔なら元号でも変えるところだが、今必要なのは政権交代ではないか。(「菅直人の今日の一言」より)
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政権交代したら地震はなくなるそうです。
スゴすぎです。
なんでもかんでも政権交代と結びつけたがる、この短絡的思考回路はなんなんでしょうか。
さすがにこれにはかなり苦情が行ったようで
昨日の今日の一言について「不謹慎」との批判のメールを幾つかいただいた。台風の上陸が重なり、四国の被災地を視察して帰京した直後に地震のニュースがあり、これ以上災害が重ならないようにという気持ちで書いたもの。決して茶化したわけではないが、そのように感じられた方には謝りたい。
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なんか謝っているのか逆ギレしているのかよくわからない謝罪を次の日しています。
しかし、災害が重ならないように願うと政権交代という単語が頭に浮かぶっていうのは、ホントどういう思考回路をしているでしょうか。
常人にはとてもじゃないですけどおよびもつきません。
茶化していないと言ってるので真面目にそう思ったのでしょうけど、その方がイッちゃってますよね。
そう言えば昔、東京選出の民主党の議員さんが、キチガイに刺されて殺されたという事件がありましたけど、与野党問わず他の議員さんがお悔やみを言っている中、菅直人だけが「彼の意志を継いで政権交代を現実させたい」とかなんとか言ったのを思い出しました。
人が何人死んでも菅直人の中には政争のコトしか頭に無いんですね。
民主党とかなんとかは別にしても、こんな人を応援している人がいるというのが、やえは不思議でたまりません。
右も左も逝ってよし!!
バーチャルネット思想アイドルのやえです。
おはろーございます。
今日は、今は懐かしい3バカの時のお話なのです。
あの当時、「日本政府は撤退“命令”を出していなかったのだから、民間人に責任はない」と言っていた人がけっこういました。
もう忘れてしまった方も多いかもしれませんが、ホント多かったです。
西部邁先生も『本日の対談』でそんなようなコトをおっしゃっていました。
怖いところに行くことを選んでいるNGO、あるいはフリージャーナリストには、平均において、撤退勧告というのは適用されないんです。
かりにそういう連中に適用しようとしたら、もっと強い勧告や命令を下さなければならない。一番強いのは出国禁止です。邦人が行けば、ほぼ必ず酷い目に遭って、それを助けに行くのは国家の負担になるから、そんなところに邦人を出すわけにいかない、だから出国不許可だと。
けれども、今度はそういうことをしなかったわけだから、撤退勧告は、怖いところに行くことを避けたい普通の人に発せられたものであって、そうじゃない人は例外だと考えるほかない。そう押さえるべきなのに、結局は変な自己責任論が展開されてしまったんですね。危ないところには日本人は絶対に行くな、と言うことそれ自体が安全ボケというもんです(笑)(『本日の対談2』飛鳥新社より)
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この文面からすると、「禁止命令が出ていれば、3バカやNGO、ジャーナリストにも責任がある」と言っているととれるでしょう。
では実際のところ、どうなんでしょうか。
つい昨日や数日前のコトなので思いだしてみて欲しいんですが、この度の台風や地震の災害に対して、テレビやラジオなんかで一回でも「避難命令」という単語を聞いたことがあるでしょうか?
よーく思いだしてみてください。
「避難勧告」という単語はテレビなどで何度も聞いたことあると思いますが、「命令」という単語は絶対に聞いたことがないハズです。
どんなに大波が襲いかかろうとも、どんなら土砂崩れが起きようとも、絶対に政府が「命令」という言葉を国民に使ったコトは無いハズです。
そうです、日本政府は国民に対して「命令」というモノは出せないんですね。
外国によっては出せるみたいですが、どうも日本では、憲法で「渡航の自由」とか「居住の自由」とかが明記されているので、それを妨げるような「命令」というモノを出してしまうと、憲法に反してしまうコトになりますので、国家権力としては絶対に国民に「命令」するコトは出来ないようなのです。
だから、「撤退勧告」とか「避難勧告」とか、最終的には国民自身の責任が問われるような「勧告」という単語でしか強い警告を政府は国民に与えることが出来ないのです。
言わば、事実上「勧告」が「命令」に近い、同義と言っていいぐらいの一番強い警告なんですね。
憲法の下での政府である以上、政府は最大限の努力はしているのです。
さすがに台風や地震の時の災害の被害に対して、「命令を出さなかった政府が全て悪い」なんて、ちょっと逝っちゃっているようなコトを言う人はいないですが、つまり3バカの時に「政府は撤退命令を出さなかったんだから政府の責任だ」と言ってしまうのは、これと同じように逝っちゃっている世迷い言でしかないのです。
しかし西部先生ともあろうお方がどうしてこんな簡単なコトが分からないのでしょうか。
政府が命令を出さないのは、本当に何らかの裏の陰謀があるとでも本気で思っていたのでしょうか。
西部先生ほどのお方がちょっと冷静に考えれば、「どうして命令が出されないのか?」→「そう言えば災害の時も命令は出ないな」→「そうか憲法に自由が保障されているからか」と正しい答えが導き出されると思うのですが、うーん、どうしたのでしょうか。
もちろんこれは西部先生だけに限らず、当時は本当に多くの人が、こんなコトを言っていました。
以前「陰謀論はもううんざり」とやえは言いましたが、まずは自分が分からないような問題に当たった時は、似たような事例を持ってきて考えてみればいいと思います。
分からないから、わからないままで納得できるような陰謀論で片づけてしまうと、このようにトンデモ意見になってしまいますから、注意が必要だと思います。
もしイラクの時に命令が出なかったのを疑問に思った人というのは、今までや今回の災害の時にも、同じように「命令」という単語が出なかったコトに対して疑問に思うハズですから、意外と簡単に正しい答えは出ていたと思いますしね。
まとめますと、日本国憲法の精神には、はじめから「自己責任」の精神が盛り込まれていたんですね、というお話でした。
バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、自分の頭で考え行動する人を応援しています。
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