☆ 過去ログ ☆

 国会閉幕。議論自体を放棄する民主主義政党とは思えない民主党 /  無責任与党民主党 /  消費税議論 /  選挙妨害すらいとわない、他人の邪魔するコトしか頭にない民主党 /  民主党とその支持者の考え方 /  民主党とその支持者の考え方 (下)


平成22年6月17日

 国会閉幕。議論自体を放棄する民主主義政党とは思えない民主党

 というワケで、昨日をもって平成22年の通常国会が閉会しました。
 「歴史的政権交代」と言われ、「オールスター内閣」と自認していた鳩山内閣は、結局その歴史的な意義を自ら放棄するかのごとく一度も国民の信を問わないまま崩壊させてしまいました。
 しかもその原因は、鳩山総理自らと小沢民主党幹事長のカネの問題と、自分で引っかき回すだけ回しといて、その上自分で時間設定を決めておきながら守れなかった沖縄問題という、どちらも自爆中の自爆、ベストオブ自爆で崩壊したのですから、本来これらを理由にして辞任するコト自体が無責任と言えるでしょう。
 未だに鳩山前総理は「自らの思いを実行しようとしたコトは評価して欲しい」と、能力が伴わない子供の言い訳ようなコトを言っていますが、であるならなおさら選挙でもって国民の信を問うべきだったでしょう。
 「自分はこうしたかったのに、抵抗があったから出来なかったんだい。ボクのせいじゃないやい。でも評価してよ」と、堂々と選挙で訴えればよかったじゃないですか。
 憲政史上最低の総理大臣そして内閣だった鳩山内閣は、負の遺産をごっそりと残して去っていきました。
 
 それを受け継いだ菅内閣ですが、もし今までの鳩山総理の政治に対する姿勢を改めるのであれば、まだ評価のしようもあったというモノです。
 もちろん野党時代の自分の口で安部内閣以降に「政権のたらい回しだ」と言っていたのですから、まず菅内閣は衆議院選挙をしなければ評価以前の問題ではあるのですが、それでも政治に対する姿勢が改善されるなら、それはそれとして注目するポイントであったと思います。
 鳩山内閣はひどかったけど、菅内閣になってからは多少はまともな国会、まともな議論、まともに政治が行われるようになったのであれば、国民としても歓迎するところと言えるでしょう。
 
 しかし、期待は見事に外れ、実際のところはますますひどくなっただけでした。
 
 前回もお伝えしましたように、菅内閣は今国会では予算委員会を開かず、自らの政策やビジョンを国民に示さないまま、議論から逃げるように国会を閉会させました。
 新しい政権が発足して予算委員会が開催されないまま選挙に突入するというのは、おそらく日本の憲政史上はじめて、少なくとも戦後でははじめての事態です。
 鳩山内閣の時はほとんど委員会で審議しないままに強行採決をして法案を通そうとしましたが、それにもましてひどい態度でしょう。
 結局これは、「鳩山総理個人の資質がひどかった」のではなく、「民主党という政党が政党としての資質としてひどい」というコトの査証と言わざるを得ないのです。
 よって、民主党が与党であり続ける限り、このひどい国会運営、議論無視の強引な政策決定がこれからも続くというコトなのです。
 
 それは数字にも表れています。
 
 <国会>16日閉会 政府提出法案成立率、戦後最低に
 
 第174通常国会は16日、150日間の会期を終え閉会する。鳩山由紀夫前首相の退陣による中断に加え、早期の参院選日程を組みたい政府・民主党の意向で会期を延長しないため、政府提出法案は63件(新規)中35件の成立にとどまる。成立率は55.6%で、大学紛争などに揺れた68年12月召集の通常国会(佐藤栄作内閣、55.8%)を抜き、通常国会としては戦後最低となる。
 与党が重要法案として衆院で強行採決した郵政改革法案や国家公務員法改正案は廃案。衆院で審議中の政治主導確立法案や労働者派遣法改正案などは継続審議となる。
 
 正直やえは成立率50%台というのは聞いたコトがありません。
 確か安部内閣の時はかなり高くて90%後半ぐらいだったと思いますが、それにしてもこの数字はひどいです。
 なぜこんなひどい事態になったのでしょうか。
 いろいろと理由はあると思うのですが、一番の理由は、対話しようとしなかった民主党の姿勢が最も大きなモノだとやえは考えます。
 直接的な原因は、鳩山総理の突然の政権投げ出しによる国会空転のために時間が無くなったコトですが、しかしそれもまるで民主党が野党に対して対話や議論をまともに行おうとしなかったために、強行採決をせざるを得なくなって時間がなくなったせいです。
 もし、民主党が自民党とキチンと信頼関係をつくって対話をして、両党が納得できる法案作りに努めていたならば、ここまでひどい数字は出なかったコトでしょう。
 これは自民党政権時からやえはずっと言ってますが、本来なら与野党限らず全ての政党が自らの議席数に比例する割合で自らの主張を取り入れた形の法案や政策を進めるコトこそが、真の民主主義の精神にかなう議論の方法のハズなのですから、与野党が対話するコトはむしろ推奨されるコトです。
 しかし民主党は、はじめから野党と対話するコトを拒否し、自分たちだけの都合のいい法案や政策を、強行的に強権的に推し進めようとしたのです。
 沖縄の米軍基地問題もある意味そうですね。
 最初から最後まで数の力だけを頼みに国会運営した結果、最後までひずみがひびいてこんな結果になってしまったのです。
 さすがに「大学紛争などに揺れた68年12月召集の通常国会」よりひくいというのは、ひどいにもほどがあります。
 
 菅総理が所信表明演説で、財政再建のために与野党が集まって会議を作りましょう的なコトを言っていました。
 一見すると良い提案に見えます。
 さっきやえが言いましたように、それぞれの政党がそれぞれの立場で議論し、主張をしあえば、よりよい政策が出来る上がるコトでしょう。
 
 しかしこれも、まず信頼関係があってこそです。
 
 口だけはどんな素晴らしいコトを言っていたとしても、両者に信頼関係が無ければ対話など出来はしません。
 それは北朝鮮の例を見るまでもありませんね。
 いくら経済支援や食糧支援をしたとしても、口では対話対話と言いながら、裏では拉致や核開発をしていたワケで、むしろ相手の善意を利用して自らの利益だけをむさぼろうとする人間というのは、残念ながら必ずいるワケです。
 口先だけでは人間同士は信用できないというのが現実です。
 だからこそ、人間は時間をかけて信頼関係を築くという方策を生み出してきたのです。
 小さいことからでもコツコツと、お互いがお互いを信用しあえると思えるぐらいの関係を時間がかかっても築いてこそ、はじめて理想も達成できるというモノです。
 人間同士が対話する以上は、綺麗事だけを並べる理想論だけではなく、信頼関係こそが一番大切にしなければならないコトなのです。
 
 しかし民主党は、この信頼関係をハナから否定し、ぶち壊し続けてきました。
 
 これは以前取り扱ったのですが、基本的にはその委員会は開催されない日に民主党は「国民のためだから」と綺麗事を言って、自民党もそれなら仕方ないと開催に応じたのですけど、民主党はさらにその日にそのまま強行採決をしたという前科があります。
 つまりもっと簡単に言うと
 
民主「時間がないから明日委員会開いてよ」
自民「いやその日は委員会しないと決まってる日でしょ」
民主「規則なんてどうでもいいからさ。本質を見ようよ。国民のために議論しないといけないじゃないさ」
自民「うーん、まぁ議論するコトは国民のためになるから、今回はいいよ。明日委員会しよう」
民主「おっけー(くっくっく、バカめ)」
−−次の日
民主「これより委員会を開会します」
自民「この部分に関してはこのようにすべきであり、云々かんぬん」
民主「(……難しいことばかり言いやがって。ま、あとちょっとで終わりさ)」
自民「ではこれで質問を終わります。引き続き国民のための議論を続けましょう」
民主「はい。これにて議論は尽くされました。これより採決を取ります」
自民「え!?」
民主「賛成の人は起立してください」
自民「ちょっと待て、今日は議論するっていうから特別に開いたんじゃないか。採決するなんて聞いてないぞ」
民主「起立多数。よってこの法案は可決しました」
自民「こんなの騙し討ちじゃないか。卑怯だぞ。ふざけるな!」
民主「本日はこれにて参会」
 
 こんなやりとりが、本当にあったのです。
 詳しくはこちらこちらをご覧頂ければと思いますが、果たしてこんな政党とどうやったら信頼関係が築けると言うのでしょうか。
 仮に菅総理が言う会議に自民党などの野党が合意したとしても、民主党は前科があるのですから、この約束をいつ反故にされるのか分かったものじゃありません。
 そもそも民主党は、同じ与党であった社民党や国民新党に対してすら約束を簡単に破るという芸当をいとも簡単に成し遂げるのです。
 こんな有様で民主党を信じるという人がいるのであれば、それはお人好しを超えて、ただのバカとしか言いようがないでしょう。
 
 議論を否定し、国会のルールを無視して、約束すら簡単に破る。
 もしかしたら鳩山総理個人、もしくは操り主である小沢一郎個人の力だけでこのような有様だったのかという淡い期待もったのですが、残念ながら菅総理によってあっさりと崩され、この体質は民主党という政党の体質であるコトが証明されました。
 昨日の参議院では、参議院で問責決議案が提出されたのにも関わらず、審議せずして国会を閉幕させて廃案にしてしまうという前代未聞のウルトラCすら繰り出しました。
 どうもこれは、民主党の参議院議員の大部分は選挙で東京にいなかったために、まともに審議したら問責決議案が可決されてしまう可能性が高く、それを阻止するために審議自体をさせないようにしたという、ここまで露骨な暴挙に出たようなのです。
 ここでも相変わらずの、議論軽視・議論無視、そして政治をおもちゃにしかしていないという民主党の体質がありありと出ています。
 
 こんな政党にいつまで政権を握らせておくのでしょうか。
 鳩山内閣は史上最低でしたが、たった数日だけでそれに匹敵する最低さを秘めているコトが露呈したのが菅内閣なのです。
 民主党は、民主とその名がついているのにも関わらず、まるで民主主義を理解しているようには見えません。
 あれですかね、朝鮮民主主義人民共和国みたいなもんですかね。



平成22年6月21日

 無責任与党民主党

 ここまで無責任丸出しな上にそれをまるで恥じていないのもスゴイと思うのですが、それをマスコミ等で全くと言っていいほど指摘されていないのもスゴイです。
 
 消費税率で首相「自民提案の10%を参考に」
 
 首相は、消費税について「2010年度内にあるべき税率や改革案の取りまとめを目指したい。当面の税率は、自民党が提案している10%を一つの参考にしたい」と述べ、10%への引き上げを目指し、今年度中に具体案をまとめる考えを表明した。さらに、超党派での関連法の改正を目指すとしたうえで、「困難な場合には民主党が中心となって取りまとめたい」と語った。
 
 まずですね、そもそも鳩山総理は4年間は消費税を上げないと明言していたのですから、ここにきて民主党政権がこんなコトを言い出すコト自体が公約違反のハズです。
 もし仮に衆議院選挙にでも負けた上で、もう一度党を立て直し、やっぱり責任ある政権運営をしなければならないと反省する意味で言い直すのであれば、まぁ分かります。
 しかし今回は、まだ衆議院選挙ではなく参議院選挙の結果すら出ていない段階で、一度も民主党政権というモノが国民の信を問うていない段階で、いきなり軌道修正するというのですから、これはもうあまりにも無責任すぎます。
 このようなコトを許すとマニフェストなど全く無意味な無秩序で無責任で言いたい放題の詐欺しまくれるだけの宣伝媒体でしかなくなってしまいます。
 まぁ実際いまそうなっているワケですが、これ以上このようなコトを許していては、民主主義政治というモノが根本から崩されてしまうコトになってしまうでしょう。
 
 ましてさきほどの記事には、「4年間では(消費税率を)上げない。そこを守ることは菅大臣にも理解して頂いている」と、当時副総理だった菅現総理大臣も理解していると言っているワケで、一議員から総理になったのならまだしも、副総理から総理になった途端にいきなり方針を変えるというのは、無責任にもほどがあるでしょう。
 どうして民主党は自らの言葉に責任を持とうとしないのでしょうか。
 口から出任せが当たり前になっているのでしょうか。
 国民は欺いて当然、むしろ欺いてこそ政治家とでも思っているのでしょうか。
 それとも民主党議員には自らの発言を記憶するという行為が出来ないのでしょうか。
 よくここまで無責任になれるモノです。
 
 さて本題ですが、だいたいにして総理大臣が野党の提案に乗っかろうとするコト自体が無責任以外の何者でもないんですよね。
 どうして政権与党として「国家運営のために消費税増税が必要です」とハッキリ言えないのでしょうか。
 なぜ「自民党が言うからボクも言うお」みたいに、なにか自民党のせいかのような言い方しかできないのでしょうか。
 相変わらず民主党という政党は、自民党が存在しないとアイデンティティが証明できない政党ですよね。
 おそらく選挙のコトしか考えられない民主党は、自分の言葉では増税はこわくて言えないのでしょう。
 そんな時に自民党が公約で10%を掲げたモノですから、ここぞとばかりに乗っかったと。
 自民党も言っているんだから、自分たちだけじゃないから、批判されるコトはないぞよかったよかったと、そう思っているとしか思えません。  そして、マスコミも有権者もそれにつられてどちらも同じだと思い込んでしまい、この消費税増税の話をあまり取り上げないのかもしれません。
 しかし本来なら、民主党は与党であり、総理大臣を輩出している政権政党なのですから、自らが主体となって能動的に責任を持って正面から堂々と「増税させてください」と言うべきです。
 というか政権政党こそが言わなくてどうするのでしょうか。
 この逃げ腰の態度には、怒りを通り越して呆れるしかありません。
 
 まして、民主党の言う10%と、自民党の言う10%は内容的に全く違うモノです。
 簡単に言えば、無駄の温床子ども手当を続けながら10%の増税と、子ども手当を廃止した上での10%増税は、その意味合いは全く違いますよね。
 子ども手当を満額支給するとその総額は5兆円を超す額になるワケですが、これいま、結局全額支給は難しいと民主党が早くも公約違反をしようとしているように、やはり財源が足りないというのは衆議院選挙前の自民党の指摘通りだったというのが明らかになっています。
 それなのに消費税の1%は約2兆円でしかなく、もし子ども手当の財源を確保するための消費税であったとしても、つまり、なんと2.5%以上の消費税を充てなければならないコトになります。
 もし子ども手当なんか無ければ2.5%以上の消費税分の税収が確保できるという言い方も出来るワケで、これでは民主党の政策エゴのために国民が犠牲になっていると行っても過言ではないでしょう。
 無駄撲滅というのであれば、まず財源を一切考えずに人気取りのためだけに考えだした子ども手当なんていうモノは、まったくの失敗だったと、無駄だったと認めて謝罪し、そして衆議院を解散すべきだと思います。
 
 自民党の10%は、子ども手当を廃止した上での10%です。
 もともと衆議院選挙前から増税の議論はあって、社会保障費の増大に併せて増税は必要でないかと言われていたワケですから、子ども手当が無い時であってもそれぐらいの増税は必要であって、その時から考えれば5兆円以上も必要で財源が不足しているのが明かな子ども手当が存在する今は、ますます財源が足りない状況にあると言えるでしょう。
 よって、もし本当に民主党は心底子ども手当が日本のために必要であると思うのであれば、消費税の増税は10%では足りないのではないのでしょうか。
 自民党の10%は子ども手当廃止の上での10%なのですから、子ども手当を続ける気でいる民主党がこれに乗っかるというのはまるで根拠のない話でしかありません。
 まして民主党は今年の予算で過去最大の赤字国債発行をしているのです。
 民主党の10%増税と自民党の10%増税は、その前の土台が違うのですから、同列に比べるコトは絶対に出来ません。
 子ども手当などの無駄な政策を推し進め、そのツケを過去最大の赤字国債に頼り切っている民主党が、どのような根拠で10%という数字に乗っかかろうとしているのか、やえには全く理解できません。
 まず民主党は、ジミンガージミンガー言わずに、その根拠を明確に示すべきでしょう。
 そして民主党と菅総理は、本来なら「増税分の半分以上を子ども手当のために使いますが、消費税を10%にしてもいいでしょうか」と聞くのがあるべき姿です。
 それを言わずして、しかも自民党に乗っかって同じコトだと批判かわしした上でさらりと公約違反するその姿を、無責任と言わずしてどう表現しろと言うのでしょうか。
 
 これが日本の政権政党だと思うと情けないです。
 
 堂々と公約を破り、政権与党のハズなのに野党の提案に乗っかかり、しかもその使い方の中身が全く違うのに同じかのように誤魔化しているのが、無責任政党民主党です。
 やえはかなり前から言っていますが、増税自体には反対しません。
 その議論はもっと活発にすべきだと思っています。
 しかしこの民主党の態度はいけません。
 これは議論する前の前提が、まったくデタラメです。
 これでは適切な議論が出来ないのです。
 というか、議論する以前の問題です。
 どうして民主党はここまでもどこまでも無責任なのでしょうか。
 民主党という政党は、政策の中身を議論し評価するという以前に、政治に対する姿勢がもうダメダメであり、評価しようがない、無責任という政治家として最も駄目な評価しか付けられるコトが出来ない政党なのです。


平成22年6月23日

 消費税議論

 消費税に関する議論について、もうちょっとだけ語っておこうと思います。
 
 先日の更新では「やえは増税には反対しない」と書きましたが、しかし前回の内容というのは消費税増税の是非という中身に関わる内容ではありません。
 本来は中身の議論をすべきところなのですが、しかし残念ながら、そこに至る以前の問題として考えなければならない問題だったのです。
 
 果たして政権与党が、国家の根幹に関わる税制の問題について、自らの意見を言わないままに野党の案に乗っかるという態度、そうこれは「政治に対する態度」についての問題なのです。
 
 政治とは、何でも出来るようで、ある意味何も出来ないモノでもあります。
 そして出来るコトというのも、それはお金無くしては実行できないモノがほとんどです。
 ほとんどの政策は、予算が付いて初めて実行出来るモノであり、そしてその政策が成功するかどうかも予算によって左右されるコトが少なくありません。
 これは政治だけの問題ではありませんよね。
 一般民間企業でも、新しいプロジェクトを立ち上げようとしたとしても、いくらその案が素晴らしくても予算がなければ、案を考えている時間がただの無駄でしたと終わってしまうコトでしょう。
 だからこそ、民間でも国家でも、お金を扱う部署が一段高く見られるワケであり、そしていかに予算を取るのかというコトが、永田町だけの意味ではない広い意味での「政治」にとって、最も重要視される案件となるのです。
 
 予算は国家の根幹です。
 つまり税制は国家の根幹です。
 これを野党が主体となって税制のあり方を提言するコトは、これはただの批判のための批判する政党ではない、責任ある行為だと思います。
 しかし、これを与党が受動的な態度でもって野党の提案に乗っかかるというのは、全く次元が違う話になります。
 もし野党が(社会党や民主党のような今までの野党と違い)責任ある税制の提案をしたとしても、それは与党の態度とは全く違う話であり、それをもって与党が無責任で居ていいという話にはなりません。
 野党が責任ある税制の提案をしても、同時に与党も責任ある税制の提案をしなければならないのです。
 むしろ野党がどのような態度をとっても、少なくとも最低限税制や予算については、野党の態度に関係なく、まず与党が主体的に責任ある提案をしなければならないのです。
 
 こういう端的な言い方はあまり好きではないのですが、野党が税制や予算の提案をするコトはプラス評価、しなくてもマイナス評価にはならいですが、与党が税制や予算の提案を主体的にしないのであればそれは即イコールでマイナス評価なのです。
 
 今の民主党の態度というのは、「チッ、うっせーな」「(自民党が言うから)消費税を10%にしま〜す」という、どっかのスノボー選手のような逆ギレな態度でしかありません。
 政権与党であるにも関わらず主体性が全くなく、そして中身についても一切考えがありません。
 民主党と菅総理は、「なぜ10%なのか」という部分が完全に抜け落ちているのです。
 
 自民党案はこうです
 ものすごく長いですが、一般マスコミでは「10%」という部分しか流さないので、あえて該当部分の全文を引用します。
 
 38 安心社会実現に向けた税制抜本改革
 消費税を含む税制抜本改革については、平成21年度税制改正法附則や「中期プログラム」による道筋に沿って実施します。これにより、安心で豊かな福祉社会及び公正で活力ある社会を実現します。
 消費税については、基礎年金の国庫負担割合の2分の1への引き上げに要する費用を賄うとともに、これからも増加が見込まれる年金、医療及び介護の社会保障給付と少子化対策の費用に全額を充てることを予算・決算において明確にした上で、経済成長戦略とムダ削減の不断の努力を行いつつ、消費税の税率を引き上げます。
 
消費税率等については、
(1)少子化対策や年金・医療・介護の機能強化に要する費用(基礎年金の国庫負担割合の2分の1への引き上げ分を含む)(7兆円)
(2)高齢化の進展に伴う今後必要な社会保障費の自然増分(初年度1兆円)
(3)現在、消費税以外で賄われている年金・医療・介護にかかる費用(7.3兆円)
等を考慮し、当面10%とすることとし、政権復帰時点で国民の理解を得ながら決定するものとします。その際、食料品の複数税率等、低所得者への配慮も併せて検討します。
 なお、抜本改革の検討に当たっては超党派による円卓会議等を設置し、国民的な合意形成を図ります。
 
 個人所得課税については、格差の是正や所得再分配機能の回復の観点から、各種控除や税率構造を見直します。最高税率や給与所得控除の上限の調整等により高所得者の税負担を引き上げるとともに、歳出面も合わせた総合的取組みの中で子育て等に配慮して中低所得者世帯の負担の軽減を図ります。金融所得課税の一体化を更に推進します。
 資産課税については、格差の固定化防止、老後扶養の社会化の進展への対処等の観点から、相続税の課税ベースや税率構造等を見直し、負担の適正化を図ります。
 自動車関係諸税については、税制の簡素化を図るとともに、厳しい財政事情、環境に与える影響等を踏まえつつ、税制のあり方及び暫定税率を含む税率のあり方を総合的に見直し、その負担を軽減する方向で検討します。
 地方税制については、地方分権を推進するとともに、税収が景気変動による影響を受けにくく安定的で、かつ、税源の偏在性が小さい仕組みとするため、消費税を含む税制抜本改革の一環として、地方消費税の充実を検討するとともに、地方法人2税のあり方を見直すこととし、もって、国と地方を通じた社会保障制度の安定的な財源の確保を目指します。
 たばこ税については、たばこと健康に関するあらゆる総合的な検討、葉たばこ農家、たばこ小売店等への影響も勘案した十分な検討が必要であり、中途半端な議論のままで引き上げを行うことは適当ではありません。
 酒税のあり方については、税制の中立性・公平性・国際性の観点や財政状況等を踏まえ、酒類間の税率格差を縮小する方向で検討します。
 低炭素化を促進する観点から、税制全体のグリーン化を推進します。
 環境税については、税制全体のグリーン化を図る観点から、様々な政策的手法全体の中での位置づけ、課税の効果、国民経済や産業の国際競争力に与える影響、既存の税制との関係等に考慮を払いながら、納税者の理解と協力を得つつ、総合的に検討します。
 納税者番号制度の導入の準備を含め、納税者の利便の向上と課税の適正化を図ります。
 
 対して民主党はこうです(pdfファイル)。
 
 早期に結論を得ることをめざして、消費税を含む税制の抜本改革に関する協議を超党派で開始します。
 
 なんですかね、この差は。
 どっちが与党なんでしょうか。
 中身の議論はともかくとしても、その前の段階である「政治に対する姿勢」、これが民主党は最悪なのです。
 まして税制の問題、予算の問題は国家の根幹であり基本であるワケで、こここそを考えるのが与党の仕事であって、ここを野党に任せ尻馬に乗っかかるというのは、無責任にもほどがある行為でしかありません。
 菅総理のその態度は、総理の職を放棄する行為でしかなく、日本憲政史上最低の行為と断じるしかないのです。
 
 そして同時に、これほど最低の行為を堂々と恥じるコトなくしている菅総理を眼前にして、マスコミも国民も、その愚かさに気付いていないというのも、民主主義国家の国民として考えなければならない問題でしょう。
 最近の国民の政治の見方は、民主が自民が勝った負けただけの視点しか無く、それは選挙に勝つか負けるかだけの視点しかないというコトに他なりません。
 しかし選挙は政治にとっての手段です。
 決して目的ではありません。
 民主主義を民主主義として担保するための手段でしかないのです。
 ここを間違えて選挙を目的としている国民、そして民主党は、民主主義というモノを勘違いしているとしか言いようがないのです。
 
 やえは消費税の話となると、麻生総理を懐かしく思います。
 麻生さんは当時こう言ってましたよね。
 
「まずは景気回復させる。日本経済は全治3年だ。その後消費税増税をさせてもらう」
 
 麻生さんの言葉には力がありました。
 麻生さんのこの言葉というのは、増税するタイミングが明確で、また良いタイミングであり、さらに言えばもし日本経済が復活しなければ自ら責任を取るという意味合いが多分に含まれている言葉ですから、政治家の言葉としては申し分ない素晴らしい公約だと言えるでしょう。
 そしてもし今でも麻生さんが総理であれば、日本の政治と経済はもっと明確な見通しが立っていたのではないでしょうか。
 そうしてこそ、増税の議論も、もっと具体的に出来ていたのではないかと思います。
 鳩山総理も菅総理も、なにより民主党そのものに対して、その言葉は全く信用できません。
 むしろ言うコトなすコト全てウソにしか聞こえません。
 こんな時だからこそ麻生総理の「全治3年」という言葉が懐かしくなってしまうのです。



平成22年6月25日

 選挙妨害すらいとわない、他人の邪魔するコトしか頭にない民主党

 この民主党の堂々とした選挙妨害はなんなんでしょうか。
 普通政治家や政党というのは政権の座について権力を手中にすればむしろ謙虚になっていかに権力を抑制的に使うかを考えるのですが、民主党はいかにその権力を自分のためだけに使うかを考えますよね。
 そんな増長した民主党の態度が象徴されるかのような事件です。
 
 【参院選公示】石原都知事が激怒、演説中の「白真勲コール」に「日本人ならルールを守れ!!」
 
 「日本人ならルールを守れ!!」
 都内で行われたたちあがれ日本の参院選第一声の際、“応援団長”として演説をしていた石原慎太郎・東京都知事が激怒する場面があった。演説中に近くで民主党比例代表候補の白真勲氏に対する「白真勲コール」を聞かされたためだ。
 新宿駅西口の小田急百貨店前で24日午前11時すぎ、たちあがれが演説を開始した。ところが、与謝野馨共同代表の演説中に、100メートルも離れていない京王百貨店前に白真勲氏の宣伝カーが止まり、鈴木寛文部科学副大臣らが演説を始めた。
 与謝野氏は演説を終えると、すぐさま白氏の宣伝カーに直行、「公党間の約束で決めた場所に勝手に入ってくるな」と白陣営に抗議した。鈴木氏らは一時演説を中断させたが「公道でやるのだから自由だ」と拒否し、結局演説を強行した。
 与謝野氏はその後、怒りを抑えきれないまま、記者団らに「政治生活でこんな選挙妨害をされたのは初めてだ。これこそ民主党の姿だ」。
 小田急百貨店前では共産党、たちあがれ、公明党の順で街頭演説をすることになっていた。
 
 何が起こったのか簡単に説明しますと
 
1.たちあがれ日本の石原慎太郎都知事らが演説を開始。
2.その最中、急になぜかぼち近くに民主党の宣伝カーが、たちあがれ日本の宣伝カーに横付けする。
3.たちあがれ日本がそれに対し抗議する(事前にこの場所の時間配分を政党間で決めていた)
4.民主党は「公道でやるのだから自由だ」と拒否する。
5.「白真勲コール」を行い、たちあがれ日本の演説を妨害する
 
 こういう流れだと思われます。
 
 この問題いくつかポイントがあると思いますが、まずハッキリさせておくべきコトは、そもそも妨害行為を仕掛けたのは民主党側だというコトです。
 たまたま民主党とたちあがれ日本が偶然鉢合わせて、同時に街頭演説をはじめたというワケではありません。
 記事にもありますように、この場所は最初は共産党が演説をしていて、次にたちあがれ日本、そしてその後公明党が演説をする予定であり、これは事前に決められていたコトでした。
 東京にお住まいの方はよく分かると思いますが、新宿駅西口側の小田急百貨店前は人通りが多く、またわりと道路が広いために街頭演説するには最適な場所で、選挙中に限らず各政党や、また右翼や左翼がよく街頭演説している場所です。
 ですから選挙中も人気の場所なのでしょう、各政党間でこういう場合は事前に協議して時間配分を決めておくワケです。
 場所取り合戦をしたり、同時に街頭演説をしても、国民にとっては迷惑なだけですからね。
 選挙の結果は国民が審判するモノであり、議論の優劣は国民が判断するモノなのですから、まず国民に聞こえるように議論するというのは当然の話であり、それを阻害するのは国民の権利を妨害していると言ってもいいでしょう。
 政治家が、特に選挙の時期に演説するのは、それは国民に向かって主張するモノなのであって、敵対政党に向かって言っても意味がありません。
 だからこそ、キチンと国民に聞こえるよう街頭演説にも最低限の紳士的なマナーやルールはあってしかるべき、というか無くてはならないモノなのです。
 
 しかし民主党はこういう約束を平然と破ったワケです。
 
 仮に事前に協議していなくても、普通は先に別の政党が街頭演説していたら後から来た側は待つか別の場所に移動しますよね、人として。
 それなのにわざわざ民主党はたった100mの側に横付けし、大音量でたちあがれ日本の演説をかき消そうとしたのです。
 これ記事によってはどっちもどっちだみたいな書き方をしている記事もあるのですが、どう考えても仕掛けたのは民主党であり、民主党がこのようなコトをしなければ問題にならないかったのですから、責任は100%全て民主党にある事件としか言いようがありません。
 
 民主党の言い訳もすごいです。
 こちらの記事によりますと民主陣営は
 
 取材に対し「たちあがれ日本の平沼赳夫代表の第一声の間は控えた。公示日で興奮状態なのだからお互いさまだ」と語った。
 
 と、「ちょっとは自制した」「興奮しているから仕方ない」「お互い様だからいいんだ」と、完全に開き直っていいるワケです。
 こんなのもう犯罪者の言い分ですよね。
 「女子高生のスカートが短いから仕方ない。男は興奮するんだから仕方ない。昨日は覗くコトを我慢したんだ」
 こう言っている性犯罪者と全く同じ思考回路です。
 民主党が自らの手でわざわざ妨害行為を行った、民主党の方が加害者であるというのは、いくら言い訳をしても一目瞭然なのです。
 
 さらに言いますと、民主党側の妨害の仕方がさらに悪質且つ確信的妨害だと言わざるを得ません。
 記事にもありますように、民主党は「白真勲コール」を行った、つまり、たちあがれ日本の演説中に、隣に横付けした宣伝カーから「ハク・シンクン!ハク・シンクン!ハク・シンクン!」と連呼したワケです。
 これはもう完全に他人の演説の妨害そのものですよね。
 こちらの記事では、「民主候補が候補者名などを絶叫調で連呼」と書いてあるように、もはや連呼を超えてただの絶叫だけだったとも言え、これはある意味、ワーワーワーと言って何を言っているのか聞こえなくする子供の行為と全く同じなワケですね。
 大変幼稚であり、それを大人が意識的にするあたり、とても悪質な行為と言えるでしょう。
 
 たちあがれ日本と石原都知事は、外国人参政権付与法案問題について演説をしていたようですが、その内容に反論したいのであれば、キチンと順番を守って適切な場で街頭演説を開き、堂々と内容について反論すればいいでしょう。
 意見と意見を戦わせて議論するコトによって民主主義の政治は前に進んでいくのですから、議論するコトは推奨されるコトです。
 しかし、相手の意見が気にくわないからといってわーわー言って聞こえないようにするのは、それはただの妨害行為であり、暴力的言論弾圧としか言いようのない最低の行為です。
 しかもそれを与党議員が、まして現職副大臣がするっていうのは、もはや犯罪的行為と言うしかないのではないでしょうか。

 そして何より、他党を妨害するコトしか考えていない民主党は、つまり国民に向かって演説をしていないというコトであり国民を見ていないという証拠でもあるのです。
 
 民主党はその政策もダメダメですが、その前に政治に対する姿勢が壊滅的にダメだというコトを伝えてきました。
 その民主党という政党の性格は、こういう行為にもあらわれていると言えるでしょう。
 まともに議論が出来ないから、自民党議員に論破されるから、そして政治資金の問題や沖縄米軍基地問題のようにまともに説明するコトができないからという利己的な理由で国会を閉会させ、議論そのものを封じた民主主義として最低最悪の行為と、今回のこの選挙妨害の行為は、まったくもって同じ性格の行為と言えるでしょう。
 民主党は議論を通じよりよい政治を行いたいのではなく、ただ単に自分たちの都合のいいように、自分たちだけの利益が得られるように、権力を強引に奪って、使えるだけ使いたいと思っているだけなのです。



平成22年6月28日

 民主党とその支持者の考え方

 一行ボードの流れがちょっと興味深いです。
 
 事の発端は、やえが先日更新しました民主党のたちあがれ日本に対する選挙妨害についてのコトでした。
 たちあがれ日本の石原都知事などが演説している中に、なぜか民主党の車で横付けして大音量ハクシンクン絶叫コールをして、たちあがれ日本の演説を妨害したという内容です。
 これについて次のような書き込みが一行ボードにありました。
 
 今回の事件は大文字の民主党を主語にして批判できるものなのでしょうか。そのように主張している根拠を明示ください。
 
 「大文字の」っていう意味がよく分からないのですが、まぁつまり、「この件は民主党候補者ではあるけど、民主党そのものとは無関係で、候補者個人の妨害行為だから、民主党とは無関係」というコトなのでしょう。
 しかしこれはちょっと無理がある理屈ですよね。
 仮に今回のこの件をやらかした候補者が右も左も分からない新人で、ひとりで勝手に街宣車を乗り回して、適当に人が集まるところに来て、そして邪魔だから妨害してやろうと思いつきのように行動したというのでしたら、まぁ民主党本部としても弁解の余地は無いコトも無いでしょう。
 それでも、民主党という看板を背負っているコトには変わりなく、実際民主党という文字が入った宣伝カーなどをつけており、さらに現職の文部科学副大臣である鈴木寛議員までもその場にいたのですから、「新人が勝手にやった」と無責任を装うのは無理がある話です。
 どっちにしても責任問題は免れません。
 また、衆議院もそうですが参議院選挙にも比例代表があって、その応援も同時に兼ねているのですから、それを考えても民主党を背負っている候補者に対して「勝手にやった」と言ってしまうのは、無責任過ぎる言い方としか言いようがありません。
 
 さらに、前回の更新でもリンクしましたように、民主党は取材に対して
 
 「たちあがれ日本の平沼赳夫代表の第一声の間は控えた。公示日で興奮状態なのだからお互いさまだ」
 
 と、ちょっと時間が経った後の言葉であってもこのような開き直りの、「女子高生のスカートが短いから仕方ない。男は興奮するんだから仕方ない。昨日は覗くコトを我慢したんだ」という性犯罪者と全く同じ思考回路なコメントを出しているのですから、これはもう民主党の思考回路はどうなっても仕方ないとしか言いようがないワケです。
 そもそも民主党の政治に対するデタラメさは、いままで散々当サイトでお伝えしていた通りであり、少なくともこの件だけをもって民主党の政治に対するデタラメさを断定しているワケではなく、結局この件は「やっぱり民主党は政治に対して不真面目不誠実だよね」っていうコトの査証の一つが積み重ねられただけであって、再認識されただけの話でしかないのであって、本当に民主党はひどいと改めて言うしかありません。
 よくもまぁ公衆の面前でこんなコトができるモノです。
 
 この一行ボードの書き込みについては、多くのレスが付きました。
 
・地方でなく激戦区での妨害活動が議員個人の責任なので党は無関係ですとの主張か?それこそ根拠の無い民主擁護だろ。議員が勝手にやったで済む話ではない。
・ただの個人のページに噛みつくぐらいなら普通に民主に応援コメントでも送ってればいいのにね……
・↑誰か・何かの批判でしか民主を擁護できないのにどうしろと。
・擁護しようがない事でもいちゃもんつけるとは在チョンだの民主党工作員だのと言われても仕方ないよね
 
 別に当サイトに来ている民主の支援者が全ての支援者を代弁しているとは言いませんが、しかし様々な情報や書き込みを見ると、どうしても民主党支持者と民主党そのものも、他人を攻撃するコトでしか自分を正当化できない体質があるとしか思えないワケです。
 しかもその「他人への攻撃」ですら、よくよく考えれば自らの正当性を証明するコトにはなっていないんですけどね。
 
 これらに反論するかのように、このような書き込みがなされています。
 
・動画ありました。リンク
・↑こりゃ酷い・・・日本人なら政党本部でこんな集会やる党には投票しないな
 
 民主党の大音量ハクシンクン絶叫コールによる選挙妨害の様子がネットにアップされているようで、一行ボードでも紹介していただいているのですが、その際のコメント「動画ありました。」を真似ているあたり、そしていちいち「日本人なら」とか「政党本部で」とか書いちゃってるあたり、民主党の選挙妨害を意識してこの2つのコメントは書かれていると見るのが自然でしょう。
 
 見事な「ジミンガー」であり、「他人を攻撃するコトによって自分を正当化する手法」です。
 
 仮にこの自民党のコスプレがダメだったとしても、それをもって民主党の選挙妨害が正当化されるワケでもありませんし、その罪が消えるワケではありません。
 別々に論評するならまだしも、なぜいちいち関連づけようとするのか、民主党支持者のジミンガーの病は本当に根深いようです。
 
 自民党のこれと民主党の選挙妨害は、あまりにも関係なさ過ぎる問題です。
 自民党のコスプレとかカラオケは、候補者が支持拡大を目指して行っている行為であって、別に他党を妨害しているワケでも、政治をおざなりにしているワケでもありません。
 コスプレ行為が犯罪的行為であれば話は別ですが、別にそういうワケではありませんから、これは誰かに非難されるべき問題ではないのです。  その支持拡大というマーケティングな部分でコスプレは意味があるのか? という部分では、自民党を心配する人からすれば色々と意見はあるでしょうけど、しかし少なくとも他人の妨害や政治を蔑ろにしている行為ではないのは確かです。
 対して民主党はと言いますと、大音量ハクシンクン絶叫コールは、物理的に他党の演説を妨害する行為であり、ある意味暴力行為であって犯罪的行為です。
 これはもう全然行為の性格が違います。
 また、民主党がいままで行ってきた政治を蔑ろにしてきた数々の行為、例えば菅総理になってから一度も委員会を開かずに強行閉会させ議論そのものを封じたという、とんでもない政治に対する背信行為などとも、ただ単に民主党の選挙がどうなるのかという部分の問題ではなく、日本の政治が正しく行われなくなってしまっているというとてもとても大きな問題であって、民主党が選挙に負ければ済む話でもなく、この辺が問題の本質が全く違う点なのです。
 
 お金を儲けるという行為で例えますなら、「ある奇抜なCMを打ったのに成功しなかった企業」と「振り込め詐欺団」ぐらい違う行為です。
 自民党のコスプレとかはさっきも言いましたようにマーケティングに関する問題です。
 それが成功したかどうかは人それぞれの評価に別れますし、全体的に失敗ならそれはマーケティングが失敗でしたねと評価される行為ではありますが、しかしそれは別に他人に迷惑をかけたりしているワケではありません。
 かたや民主党の選挙妨害は、物理的に相手を妨害する行為であり、正統的な手段をもって結果を得る(票を得る)行為ではありません。
 正当な行為を用いたけどうまくいかなかった「ある奇抜なCMを売ったのに成功しなかった企業」と、正当な行為ではない詐欺という手段を用いてお金を得ようとする「振り込め詐欺団」は、同列に語って良い問題ではないのです。
 
 コスプレやカラオケが犯罪的行為やふしだら行為だと差別的に見るのであれば、「日本人なら政党本部でこんな集会やる党には投票しないな」と評価するのもいいでしょう。
 例えば党勢拡大を目指す集会の中には、どの政党も支持者と酒を酌み交わすという行為がありますが、お酒の存在自体を認めないという人であれば、そのような行為をする政党には投票しないなと言うでしょう。
 例えば政党拡大を目指す集会の中には、どの政党もおいしい食事を一緒に取るという行為がありますが、その中でくじら料理があった場合グリンピースやシー・シェバードなどのような過激捕鯨反対の考え方を持っている人にとっては、そのような行為をする政党には投票しないなと言うでしょう。
 過激な菜食主義者や動物を殺すコト、なぜかヌードになって毛皮すら反対している人の目には、もう日本の政党のほとんどはとんでもないと映っているコトでしょう。
 まぁそれは人それぞれ評価はあるでしょう。
 しかしそれは「政治に対する姿勢の問題」とはまったく違う、別問題なのです。
 捕鯨反対の立場から政党への評価を決められてしまうコトは、それは政党だけの問題ですが、選挙活動を妨害するコトや言論・議論を物理的な手段や権力圧力で存在自体をさせなくするという行為は、これは民主主義の根幹に関わる問題であって、その政党がなくなっても国民の不利益は取り戻せないという大変な問題なのです。
 民主党の、政治を蔑ろにする行為、議論の機会すら奪うという民主主義の精神に反する行為とは、まったく別次元の問題だというコトに気付かなければなりません。
 
 やえとしましたら、この前も言いましたように、候補者がどのような人でも、それは投票する側が判断すればいいと思っています。
 別にコスプレ好きでも、オリンピックを現役のまま目指す人でも、元ニートでも、あらゆる人が立候補できるというのが民主主義の基本なのですから、それは構わないと思います。
 その先は国民が判断するコトです。
 自民党候補者の三橋貴明氏などただのコスプレ好きな人ではなく著書もいくつか書かれているようですから、その辺も併せて投票するかどうかは決めればいいと思います。
 それはそれとしての問題でしょう。
 しかし民主党の政治に対する姿勢のデタラメさはもはやどうしようもありません。
 それはいくらジミンガーで誤魔化そうとしても、そのデタラメさの本質は隠しきれないのです。
 
 やえは、自民党の宣伝員でもなんでもないですから、自民党のマーケティングがそれは失敗なのではないかなんていう部分について触れようとは思いません。
 それで失敗したら自民党の責任であって、やえには関係ない話ですからね。
 しかし民主党の政治に対する姿勢のデタラメさは、そのような次元の話ではありません。
 これは民主党の選挙が勝つ負ける有利不利の問題ではなく、日本の政治がどうなるのか、日本の民主主義が危なくなってしまうのではという、もっと根本的な問題なのです。
 民主党支持者の人は自民党がとジミンガーでなんとかしたいようですが、これは自民党にはまったく関係のない、「日本の政治と民主主義が、民主党によって危険にさらされている」という問題なのです。
 だからやえは取り上げ続けるワケですし、それはやえが民主党をねらい打ちしているワケでもないのです。
 民主党が日本の政治をダメにしているので、自動的にその批判の矛先が民主党になるだけなのです。
 
 日本の政治なんかどうでもよくてとにかく民主党を応援したい、民主党が政権の座にいなければ困るという人であればアレですが、しかしもし本当に日本の政治を良くしたいと思っているのであれば、民主党がどうだとかではなく、問題の本質をキチンと見て、何が問題なのかどのような行為を行ってしまっているのかを知って欲しいと思います。
 
 あ、これ書いている間に、また書き込みがありましたね。
 
 (長くなってしまったので次回に続きます)



平成22年6月29日

 民主党とその支持者の考え方 (下)

(つづき)
 
 あ、これ書いている間に、また書き込みがありましたね。
 
 民主党に文句があるなら直接に民主党に抗議メールでも送ればいいのにね……。それができないなら、やっぱり主張の内容や根拠に自信がないためでしょう。
 
 どうしても問題の本質が見えないんですね。
 これは以前の書き込み「ただの個人のページに噛みつくぐらいなら普通に民主に応援コメントでも送ってればいいのにね」を意識してのモノなのでしょうが、しかしなぜ「民主にコメントを送ればいいのに」とその人が書いたのかと考えれば、それは民主党支援者にいくら聞いても「民主党単体で評価できる実績などを言ってくれないから」なのではないでしょうか。
 すなわち、与党である民主党に対する政策や政治に対する姿勢への批判をすると、いつも「自民党が」というジミンガーでしか返さない、他人を攻撃するコトしか答えが返ってこないからでしょう。
 民主党が何をしたのか、それともなぜこの行為を民主党がとったのか、それを自民党とか他党や他人抜きに、正当性のある理由を説明してほしいだけなのです。
 やえも是非聞きたいです。
 なぜ菅内閣は、予算委員会を一度も開くコトなく議論の場を封じてしまったのか、それを自民党関係なく説明してください。
 やえはどう考えても、菅総理や他の閣僚がボロを出す前に選挙をしてしまおうという100%党利党略のために、民主主義の根幹である議論を封じたとしか思えないのですが、もしそうでないのであれば、ぜひともその理由を聞かせて欲しいです。
 でもそうせずに、やえの意見に対してジミンガーや全く関係ない話や完全な的外れなコトを書くので、そんなに無理するぐらいなら民主党に直接応援メッセージ送ればいいんじゃないかって書き込みがあったのではないではないかと想像するワケです。
 
 一方「民主党に文句があるなら直接に民主党に抗議メールでも送ればいいのにね」ってやえに言うのは、ますますさらに的外れな意見だと言わざるを得ません。
 政治家や政党に対し批判するコト、それを自らの責任の下に公に出来る行為は、それは民主主義の根幹です。
 そもそも政党に直接メールを意見メールを送ったところで反論など返ってはこないでしょうから、むしろ誰しもが見られる環境のもとに意見を表明する方が反論が返ってくる可能性が高い分、「主張の内容や根拠に自信が」なければ出来ないコトです。
 正直、「民主党に文句があるなら直接に民主党に抗議メールでも送ればいいのにね」と「それができないなら、やっぱり主張の内容や根拠に自信がないためでしょう」が理屈的にどう繋がっているのか理解できません。
 もし本当に自分の主張に自信がないのであれば、誰も見ない自分の日記帳に書き殴るか、もしくは名無しのまま無責任でいられる状態で、反論が来てもスルーできるような状態で、書き殴るコトでしょう。
 
 いつもやえは言ってますが、意見を書きたいなら一番いいのは自分でブログやサイトなどを作るコトだと思っています。
 しかし、そうはせずにしかも名無しのまま匿名で無責任のままに放言してしまっている一部の人がいるからこそ、「そんなコトするぐらいなら民主党に応援メールおくった方がいいよ」と反論が出てきているワケです。
 やえが民主党に直接送らないのと、匿名のまま無責任に発言するなら民主党に応援メールを送った方がいいよと言うのとは、まったく意味合いが違いますよね。
 民主党をどうしても擁護したいなら、キチンと固定ハンドルを使って自らの責任のもと、反論される覚悟を背負って自分でサイトやブログを作って発言すればいいのです。
 そのコト自体には誰も文句は言えません。
 そうではなく、なぜ名無しのまま無責任のままに的外れな擁護論をするのか、当サイトは議論板も用意してあるのに、なぜキチンと責任ある議論をしようとしないのか、そしてなによりジミンガーではない民主党が主語の説明が聞きたいのになぜそれをしないのか、ここがそもそもの問題の出発点なのです。
 そんなコトしか出来ないのだったら、100%肯定してくれるであろう民主党に応援メールを送った方がよっぽど建設的ですよと、一行ボードに書き込みをした人は言いたかったのではないでしょうか。
 
 鳩山総理は、就任期間の8ヶ月間、沖縄米軍基地問題で何も出来なかった、むしろ状況を悪化させたコトについて「自民党は10数年間杭を一本も打てなかった」と、自民党への批判で自らの責任を正当化させようとしました。
 なんという無責任さでしょうか。
 歴史を鑑みない、自らの立場をわきまえない、責任能力のない、民主党という政党の性格が端的に表れている発言と言えるでしょう。
 歴史を紐解いて「もし」で語っても無意味です。
 当時は日米関係や様々な問題などで、数ヶ月で移転できる状況ではありませんでした。
 いまなぜここまで移転が堂々と議論できるのかと言えば、それは長い年月をかけて移転について議論や折衝を行ってきた結果があるからこそであり、いまの議論はその下支えがあるからこそ出来るモノなのです。
 例えるなら、「大東亜戦争は今の軍備なら勝てた。あの時勝っていればいまこんなに悩むコトは無かった」と言っているようなモノです。
 こんなコトを言っても全くの無駄です。
 当時は当時で全力を尽くしたワケで、その上で今の総理には今どう結果を残すのか、というコトが問われているのです。
 今与えられた状況の中で全力を尽くすというのが政治です。
 過去にこうやっていれば出来たと妄想するのは、それは歴史学者やその他の人がするコトであって、少なくとも政治家の仕事ではありません。  過去のコトを言い訳にするなら政治家にならないコトです。
 
 民主党はこのように、その場限りの言葉を、無責任のままに思いつくままに吐くのです。
 しかも他人を攻撃する内容で。
 これは民主党がそうだからなのか、それとも支持者がそうだから議員もそうなのかは分かりませんが、当サイトにもそんな人がちょくちょく書き込みをしますよね。
 うんざりです。
 意見をやえに聞かせたいなら、自らの責任で書き逃げにならないようにブログやサイトを作って名指しでリンクでもしてください。
 御意見板でもいいです。
 責任ある意見を聞かせてください。
 しかし的外れな書き込みを、一行ボードで書き逃げするような形で書かれても、やえはもううんざりするしかありません。
 例えば「やえたんの消費性向と乗数効果についての見解も聞きたいな。あれだけ批判するんだから分かってるんだろ?」という書き込みがちょっと前にありましたが、これは財務大臣がそれを知らないのはさすがにまずいんじゃないですかねっていうやえの意見であって、それに対してやえがそれに詳しいかどうかはまるで関係がありません。
 やえがそれらを分からなくても、菅財務大臣が財務大臣としての資質に問題があるというコトに、まったくもって影響がありません。
 そもそもその問題について詳しい人や専門家でないと批判してはいけないなんて言いだしたら、民主主義は成り立たないでしょう。
 例えば、政治の仕組みや永田町のルールなど、全く分かっていない人の方が多いですよね。
 しかしやえは普通の人よりは詳しいつもりですが、これをもってやえには対しては永田町の仕組みについて意見してはいけないと言っちゃっていいんでしょうか。
 やえは口が裂けてもそんなコトは言いません。
 まぁこんなコトをいちいち反応しても更新の無駄ですからしたくないのですが、民主党やその支持者は、その場限りの「反論したっぽい論」を、しかもうまく相手を攻撃する形で口にするワケです。
 もううんざりです。
 「一本も杭を打てなかった」
 これだけ聞くと、何もしてこなかったかのように聞こえます。
 しかし基地移転は果たしてくい打ちだけが全てでしょうか。
 まして政権交代しなければ一年以内には工事が着工する予定だった事実があるワケで、それすら無視してのこの攻撃のための言葉です。
 この他にもこのような例はいっぱいあるワケで、その場限りの、一瞬だけの相手への攻撃文句を常に吐き続けるのが民主党であって、同時に民主党支持者も「民主党に意見を送らない=自信がない」という字面だけは相手を攻撃しているけど中身を見れば全く繋がっていない意味不明な理論的に成り立っていない一瞬だけの相手への攻撃文句を吐き続けているのです。
 繰り返しますが、当サイトに来ている人だけで全ての民主党支持者とくくるつもりはありませんが、やえが様々なところで総合的に考えた結果、やえの感じ方としては、民主党も民主党支持者もこんな人が大部分を占めていると言わざるを得ません。
 こんな「民主党的体質」にはもううんざりなのです。
 
 話はもどりますが、大音量ハクシンクン絶叫コール妨害行為を批判するというのは、別にやえは民主党の支持率を落とす目的でしているのではありません。
 このような選挙妨害は日本の政治のためにならないから、ためにならないというよりももはや犯罪的行為であるからこそ、そう指摘しているのです。
 民主党の支持率なんてどうでもいいのです。
 日本のためなのです。
 最近の一連の民主党の政治に対する姿勢のデタラメさもそうです。
 結果的に民主党の支持率が落ちるのはやえには知ったこっちゃなくて、一番言いたいのは、その行為は日本の政治にとってマイナスにしかならないのでやめるべきだと主張しているだけなのです。
 その結果支持率が落ちる結果になっても、それはそんな悪行をしている民主党の責任であって、やえが指摘しなくても悪行は悪行として行っているのですから、まずそこを反省すべきコトでしょう。
 
 でも民主党もその支持者も、そのように考えられないんですよね。
 
 全ての批判は、民主党の支持率低下の謀略とでも思っているかのようです。
 それは口蹄疫事件でも明らかでした。
 自民党の改善策申し入れに対し、民主党は堂々と「選挙パフォーマンスはやめろ」と言い放ったのです。
 なぜ日本のためにと思った行為が、支持率の話になってしまうのでしょうか。
 言ってみればこんなのは、「お前がチクったから警察に捕まったんじゃないか」と逆ギレしているようなもんでしょう。
 しかし指摘しようがしまいが、悪行は悪行なのです。
 それを行った人が悪いというのは当然の話なのです。
 それなのになぜそれが支持率の話になってしまうのでしょうか。
 民主党議員もその支持者も、こんな発想ばかりがまかり通ってしまっているのです。
 
 そしてそれを指摘しても、ジミンガーでしか反論しない。
 
 もううんざりです。
 頼みますから、そうでない民主党が主語の反論を、正統な理由を教えてください。
 選挙ゲームをしているのではありません。
 支持率シーソーを楽しんでいるのでもありません。
 日本のためにどう政治を行うのか、それを真摯に考えて欲しいです。
 
 自民党支持者が迷惑被ってますがね・・・こんな集会やりやがって
 
 はぁ。
 そう思われるんでしたら、自民党に直接メールされた方がいいですよ?
 自民党支持者が自民党のためを思って言われるコトですから、もちろん自分でサイトやブログ作って主張され体もいいですけど、実効性を求めるなら直接党にメールする方が確実でしょう。
 少なくとも当サイトの一行ボードに名無しのまま書き込むよりは何百倍もマシでしょう。
 
 やえは自民党のためにも民主党のためにもやっているんじゃありません。
 もちろん別の政党のためにやっているのでもありません。
 最近の民主党の政治に対する姿勢への批判は、このようなコトを許すと日本の政治のためにならないと思うので、広く日本国民に向かって誰でも見るコトが出来る媒体でやえの意見を公開しているのです。
 自民党がコスプレをして党員さんや支持者が迷惑しているからと言っても、そんなのやえには関係ないですよ。
 知ったこっちゃないです。
 そんなのは身内で解決してください。
 やえは自民党の候補者さんが自民党の支持者の前でコスプレしたところで、それが日本の政治に大きな影響を与えるとは全く思えませんから、やえには関係ないコトですし、無関心な話でしかありません。
 なぜやえが民主党の大音量ハクシンクン絶叫コールでの選挙妨害を取り上げたのかと言えば、そんな暴力的行為を許せば、自由な選挙は阻害され、ひいては日本の民主主義に重大な欠陥を作りかねないと、日本の政治が大きく歪んでしまうからだと危惧しているからです。
 民主党だけの、身内だけの話にとどまらないのです。
 ここのところを勘違いしてはいけません。
 
 政治のために政党があるのではありません。
 より良い政治を実行するために政党があるのです。
 あくまで政党は道具です。
 道具に愛着を持つコトは結構なコトですが、しかしその道具が使用者に危害を与える存在になっていたとしたら、ではどちらを切り捨てるのかと言えば、当然道具の方です。
 使用者を切り捨てて道具だけ生き残るという選択肢はあり得ません。
 道具に愛着を持ち、道具を良くしよう良くしようと願われるのは結構ですし、それならそのような活動をなさってもいいかと思いますが、しかしやえはそこまで道具に深く愛着を持てませんし、最後のところでどちらを選択するかと言えば当然ながら使用者を選びます。
 政党は道具であり、使用者は国民です。
 だからやえは使用者である国民に訴えます。
 「あの道具は危険である」と。
 
 道具絶対主義であるなら、まぁ他人を攻撃し貶めるコトで相対的に自分の立場を上げるという手法も有効なのでしょう。
 ですから、ウソをついてでも、それが日常的になってしまっていても、なんとかして自分の立場を上げるコトに心血を注いでしまっているのだと思われます、民主党もその支持者も。
 しかしそれは日本のためにはなりません。
 道具の道具による道具のために政治など必要ありません。
 少なくともやえはそんな歪んだ行為に荷担する気はありません。
 やえがここでやっているコトは自民党のためでも民主党のためでも他の政党のためでもありません。
 やえは使用者である国民に向かって主張し続けているのです。
 ですから民主党に直接メールを送ったりする行為など一銭の価値も見いだせません。
 そんなのは道具に愛着がある方がすればいいでしょう。
 自民党に対してもそうです。
 迷惑なら、自民党に直接そう言えばいいんじゃないですか?
 やえには関係ない話です。
 やえはいつも国民に向かってしゃべっているのです。
 
 日本のための試験や議論ならいつでもお待ちしています。
 しかし道具のための、民主党の立場を上げる目的での、もちろん自民党や他の党に対してもですが、政党ありきの意見はやえには必要ありませんし、当サイトにその目的が書き込みをされてもほとんど意味がないと言っておきましょう。
 したいなら民主党に直接メールをするか、自分のブログやサイトを作って、応援団でもしてください。
 でもやえは、民主党や民衆支持者の政治を壊すような行為をだまっているワケにはいきません。
 真面目に真摯に政治に向かってくれればいいのですが、もしそうではなく、ただ私利私欲のためだけの党利党略のためだけの行為しかしないのであれば、そう選挙妨害や議論封じをこれからも続けるというのであれば、それは国家のために国民のためにならないと判断し、批判し続けます。
 国民のためにどう考えるのか、ここが一番大切なのですから。



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