☆やえニュース☆

痛み日本は激変したのか北朝鮮に逝ってよし原爆忌小泉メルマガレビュー秘書給与陰謀論罪と罰親権停止哀悼ブーム終戦記念日

平成15年8月1日

 痛み

 というワケでトップ写真が変わっています。
 なんか里見さんが夏コミで出すやえ写真集の表紙なんだそうです。
 うーん、いつのまに盗撮されていたんでしょうか。
 もし夏コミ行かれるという方がいらっしゃいましたら買ってあげてください。
 多分終了間際に行っても余ってると思いますから(笑)
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 ちなみにスペースは、3日目(8/17)東4ホール「ル−29a」だそうです。
 なんか「マリみて白薔薇本」っていうのも出すそうなんですが、やえにはよく分かりません(笑)
 
 
 さて。
 「痛み」とはなんでしょうか。
 もちろん殴られて痛いとかの痛みではなく、小泉さんがおっしゃっている「痛みを伴う構造改革」の「痛み」です。
 いったい国民はどれぐらい痛みを伴っているのでしょうか。
 
 バブルという時代がはじけて平成大不況という時代が訪れてから、やえは今まで特に生活が変わったという実感はありません
 小泉さんが総理になって「痛みを伴う構造改革」と銘打たれ、なんか政治の方では色々と動きが活発になりましたが、しかし基本的な生活の根本の部分では何ら変わったという感じはうけません。
 今思い返せば、バブルの頃はみんな妙に浮かれていたなぁということぐらいで、しかしあの時代は特殊だったと思えば、別になんてこともないいつも通りの生活をずーっと続けているんじゃないかと思います。
 
 だから、小泉さんが総理になってから急に国民の生活が苦しくなったとか、そういうのは全然感じないんですね。
 しかしマスコミや世間では、弱者に厳しいとか、不況から脱出できないとか、なんかネガティブなことばかり言われているような気がします。
 いったいこれらの正体はなんなんでしょうか。
 
 今小泉総理が言っている「痛み」というものを具体的に考えてみましたら、それを象徴するようなモノがいくつか浮かび上がったものがあります。
 「税」と「職」と「保険」です。
 
 「保険」とは医療保険です。
 ご存じのようにサラリーマンも医療保険料が3割負担になりました。
 これには家計に直撃するということで、今でも根強い反対論が起きています。
 確かにこれは「痛み」でしょう。
 でもこれって、多分総理が小泉さんでなくても、いつかはこうなることだったでしょう。
 早かれ遅かれですね。
 だから小泉さんだからちょっと早く実施されたのは確かなんでしょうけど、こういうものは社会の色々な変化や移り変わりのせいで、支出は増えるけど収入は足りなくなってしまって、このままでは運営できなくなってしまうということだから収入を増やすために保険料を値上げせざるを得ないということで、やらざるを得なかったんですね。
 やらないわけにはいかないんです。
 致し方ないんです。
 だから小泉さんに責任を擦り付けようとしても意味がないでしょう。
 
 これは年金保険にも同じ事が言えると思います。
 社会の移り変わり、つまり高齢社会となって、高齢者を支える若者層の人数が少なくなってしまったがために、一人あたりの負担料が相対的に増えてしまっているワケです。
 これも政府や小泉さんのせいでは全然ありません
 社会がそういう方向に向かっていってしまったから仕方ないんです。
 あえて責任を追及しようとするのであれば、社会全体でとるしかないでしょう。
 それとも某大臣の言を借りるなら、結婚もせず子供を作ろうとしないぷらぷらしてる女が悪い、ということにした方がいいでしょうか。
 
 次に「税」ですが、今のところ大きな所での増税はしていません。
 発泡酒やタバコの税率を上げたぐらいでしょうか。
 しかしいわゆる「弱者にばかり痛みを与えている」という言い方をする場合、端的に「弱者」と「強者」をわける基準は所得、お金を持っているかどうかということになると思います。
 で、今のところ、お金を持っていない人にだけ負担を強います、なんて政策はやってないと思うですが、どうしてこのような「弱者だけ」という言い方をされるのでしょうか。
 それはまぁお金を持っている人は持っているワケですから、多少多く取られても大丈夫、「痛みなんて無い」という理屈なんだと思います。
 しかしこういう理由でもって「弱者ばかり」なんて言い方されると、ではお金を持っている人には多く金を取るべきだ、と言わなければならないことになります。
 端的に言えば「年収5000万円以上の人たちだけ消費税が20%になります」としろってことですね。
 こんなの無茶苦茶です。
 社会主義じゃないんですから、多くお金を持っている人からは多く取っていいということには決してならないと思います
 
 所得税というものは収入が多ければ多く税を納めるシステムになっています。
 この所得税、少し前まで最高の納税率が50%になっていました。
 つまり年1億円稼いだら、実に5000万円をも税金として納めなければならなかったのです。
 しかしこれはさすがにアレだろうということで、数年前に税率が改正されたのです。
 つまり一昔前まではお金を多く持っていた人たちにはかなり多くの負担を強いていたことになります
 このような現状を見ると、安易に「弱者」とか「強者」とかわけるのはどうなのかなと思います。
 
 最後に「職」です。
 簡単に言うとリストラですね。
 最近マスコミで必要以上にあおられているせいか、どこもかしこもリストラされてしまった中年であふれかえっているような印象を受けますが、しかし冷静になって考えてみてください。
 そんな人滅多にいるモンじゃないです
 失業率5%とか言ってますが、逆に働いている人は95%もいるワケで、なかなかその中の5%を探すというのは大変なハズです。
 
 ところで失業率が5%になったばかりの頃はマスコミが騒ぎまくっていたもんですが、最近では全く言われなくなっちゃいましたね。
 今でも年々失業率は上がっているんですが、どうしたことでしょう。
 格好のマスコミのネタのハズなんですが。
 多分やえが思うに、マスコミは批判が出来ないんだと思います。
 なぜかと言えば、実は求人率も今かなりあるんです。
 今失業している人が全員就職したとしてもまだ求人が余るぐらい、求人率は高いんです。
 これはどういうことなのかと言えば、まぁ政府側は「ねじれ現象」なんて呼んでますが、身も蓋も無い言い方をすれば「就職希望者が贅沢すぎる。高望みしすぎている」ということなのです。
 最近の若者なんかを例に取れば分かりやすいです。
 「オレはこんなもんじゃないんだ。もっと大きなことをする人間なんだ。それができるんだ。そのはずなんだ
 こんな無意味な自意識が肥大してしまって、分相応の仕事には見向きもせず、身の丈以上の職を探そうとするので、結果的に失業率が上がってしまうのです。
 だから失業率の話をしようとしたら、どうしても国民批判をしなければならなくなります。
 「我が儘言わずに今ある職に就きなさい
 でもマスコミにはそんな勇気がないワケで、結局失業率の話は触れずにおこうということになるのでしょう。
 「痛み」の部分で言うのであれば、これはむしろ国民の方から痛みを選んでいるワケで、小泉さんのせいではないんですね。
 
 こうやってみてみると、「弱者」という実体もいまいち分からないですし、「痛み」というものの実体も分からないですし、むしろ国民から痛みを選んでいるフシもなくもありません。
 それなのにそれを小泉さんの責任に転嫁するというのはちょっとどうなのかなと思います。
 むしろリストラとかっていうのはバブルのツケなワケで、バブルは国民全員の責任ですから、国民全員でツケを払い続けるしかないのです
 それを政府や小泉さんだけのせいにしても仕方ないのです。
 
 あと、不況というのを必要以上にマスコミが煽っているせいもあると思います。
 最近では「ヤミ金」というものの特集をよくしていますが、アレのせいで、なんかやたらとまわりにヤミ金に手を出した人がいっぱいいるような感じを受けてしまうのですが、実際は極一部の話でしかないのです。
 
 またマスコミで、ホームレスが増えてるとか自殺者が増えているとか言われて、そういう人たちをもって弱者だ可哀想だ小泉さんは狙い撃ちしてる、なんて言いますけど、日本の社会保障というのもかなり充実していて、むしろ日本という国は昔から「上は低いけど下は高い」という文化ですから、最低限食っていけるだけは十分に保障されています
 やえは自殺というモノを全否定をする気はありませんが、経済的理由だけを持ってもう死ぬしかない、と選んでしまった人には、もうちょっと違う選択肢法もあったのではないかなと思っています。
 むしろこういうホームレスとか自殺とかの問題は、経済的問題よりは心の問題、教育とか国家論とか文化論、歴史論とかの話だと思います。
 
 さて、ちょっと長くなってしまったのですが、少なくともやえ自身、そしてやえの周りには、「小泉さんのせいで生活が苦しくなってしまった。もうダメだ」みたいな人は全くいません。
 だからマスコミとかいろんな人が「弱者にばかり痛みを押しつけている」なんて言われても、いまいち実感が湧かないんですね。
 なんか遠くの国の人の話みたいな感じです。
 
 こういうのはマスコミの過剰な宣伝がかなり大きいと思います。
 だから受け取る側としたら、テレビの中をそのまま受信せずに、等身大の自分に立ち戻って周りを冷静に見るのが大切だと思います。
 そうした時、思ったより日本は不況ではないですし、過ごしにくい時代でもないですし、普通に楽しく生活が出来ると思います。
 デフレって物が安くなるからいいじゃん、みたいなノリで全然問題ないと思います。
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、今の日本も応援しています。

平成15年8月4日

 日本は激変したのか

 東京は急に暑くなりましたね。
 涼しいときは暑くないと文句を言いますが、暑くなればなったで涼しい方がよかったと思うモノです。
 わがままです(笑)
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 
 一行ボードでまだまだ続く小泉さん論争ですが、ついでなのでやえも続けます。
 小泉さんの功罪です。
 
 功罪といってもやえは罪の方はあまり書かないと思います。
 もちろん小泉さん全てが素晴らしいと思っているワケではないのですが、しかし小泉さんへの批判ならやえが書かなくても、そこらかしこで見ることが出来るからです。
 以前、捕鯨問題について書いて欲しいと言われた時に、その問題はすでにやえが書くまでもなく(日本では)広く認知されている問題ですから書くことはないでしょう、と答えたことがあるんですが、このように、他のサイトさんや既存マスコミで普通に取り扱っているモノを、同じ内容のことを敢えてやえがココで書こうとはあまり思わないのです。
 どこに行っても見ることができるようなことを繰り返し書いても、目新しいことがないと面白くないですからね。
 ちょっと前に「選挙公約踏み絵発言」について批判したことがありますが、あれはマスコミは「踏み絵」に賛成の立場だったので、それは違うんじゃないかなと思って書いたんです。
 そのように違う視点がある時はやえも書くことはありますけど、小泉さんのにしてみても、よく言われているような批判はここでは書かないんです。
 と、やえのスタンスってこんな感じですので、決して小泉さんマンセーってワケではないんです。
 
 ただ、やはり小泉さんは歴代の総理の中でもかなり優れている人物であると思っています。
 「日本は小泉さんが総理になってから何が変わったのか」というテーマですが、これは様々な視点があると思います。
 と言いますのも、日本という国は劇的な変化をするような国ではないからです。
 日本は「和」の国ですから、一人の人間が絶対的権力を握って政治を動かすのではなく、多くの人間が話し合って決めて政治を動かすというのが、日本の政治のあり方です。
 日本には天皇という絶対的な権力者がいるのにもかかわらず、欧州やシナのようにトップの人間が一人だけで政治をやってきたワケではないのですね。
 かの聖徳太子も自らが制定した十七条憲法で、第一に「和」が大切であると説いています
 二番目には「仏教」、「天皇」は三番目にきています。
 つまり日本という国は、欧米やシナのように、“一人の天才の出現によって新時代へ導かれる歴史”ではないのです。
 「全体の力」によって、なだからかに徐々に変化していく歴史なのです。
 
 ちなみにやえは思っているんですが、日本の悠久の歴史の中での唯一の天才は、織田信長だと思っています。
 彼は先を見る目とカリスマをもって完全なトップダウン制で日本を統一した、日本史唯一の天才なのです。
 その先にもその後にも日本には天才は現れません。
 そんな信長後ですが、信長は天才だからこそ信長的な天才的な手法で政治を司ることができたのであって、結局一代でつぶれてしまった秀吉は、非天才であるのにもかかわらず天才の手法をそのまま引き継いでしまったがために、そのような結末に終わったのではないかと考えています。
 そしてそれを理解していたからこそ家康は、幕府という「和」が機能する政治機構を作った(復活させた)のではないか、さらにそれがうまく機能したからこそ数百年の繁栄をもたらしたのではないかと、やえは考えています。
 
 さて、というワケで、日本は劇的に変化する国ではないですから、「小泉さんが総理になってから日本は劇的に変化したか」と聞かれると、それはNOです。
 小泉さんであろうと無かろうと、例え民主党が政権を取ったとしても、日本が劇的に変化することはないでしょう。
 それは非自民野合で政権を取った細川護煕内閣を思い出してみても理解できると思います。
 むしろ日本は伝統的にそういう政治体系ですので、議院内閣制という、大統領制のようなトップダウンではない政治体制を選択したとも言えます。
 
 しかしそんな中でどうしてやえは「小泉さんは歴代の総理の中でもかなり優れている人物である」と言えるのかと言えば、劇的な変化を嫌う日本において“劇的な変化”をもたらしたからです。
 では、小泉さんの劇的な変化の象徴的なモノを二つあげます。
 「靖国神社参拝」と「北朝鮮訪問(拉致問題)」です。
 
 あまり政治に興味ない人にはあまり関係ない話なのかもしれませんが、しかし「総理大臣が靖国神社に参拝した」というのは、これはもう劇的に素晴らしいことだったのです。
 今まで参拝しなかった、つまり0だったものが、例え日にちをずらしたとしても1以上の“有”にしたということは、これは劇的と言って差し支えないと思います。
 中には「日本の総理が靖国に参拝するのは当然だ」と言う方もいらっしゃいますが、確かに当然の話ではあるんですけど、しかし当然のことすらできなかったのが今までの日本の現状で、それを普通の国に戻すために、批判を受けながらも礎となった小泉さんのこの参拝は大変大きな意味がありますし、当然評価されるモノと思います。
 やえは、仮にこの後8/15に参拝する総理がおられたとしても、しかしそれよりは、参拝すらできなかった状況から参拝にこぎつけた小泉さんの方が、よっぽど大変だったと思います。
 
 次に「拉致問題」ですが、これは言うまでもないかもしれません。
 しかし「喉元過ぎれは熱さ忘れる」ではないですが、どうしても今の空気が昔から続いていると思いがちなので、もう一度確認の意味を込めて書いておきます。
 昔は、小泉さんが訪朝するまでは、マスコミからは拉致問題のらの字も出てきませんでした。
 いや、一部の“良識的”なジャーナリストによって、らの字ぐらいは出たこともあったのですが、しかしほとんど全ては封殺されていたのが当時の空気だったのです。
 当サイトにまだやえが登場していなかった頃、つまり天堕さんだけでやっていた時代から、当サイトは拉致問題についての運動に賛同応援していましたし、また拉致問題について議論したこともあるそうなのですが、しかし当時の空気というモノは、拉致問題を扱えば「右翼だ」と言われるような時代だったのです。
 お決まりですが、やっぱり天堕さんは実際に「右翼だ」と言われまくったそうです。
 
 一昔前は、拉致問題は当然のこと、朝鮮半島問題すらもタブー視されていましたし、むしろ褒めることしかやってはいけないという空気でした。
 褒めなければ右翼と言われるのが、右翼とレッテルを貼ることが正義でした。
 今の現状は、そんな当時のことをハッキリと覚えている天堕さんの言葉を借りるなら、「正直とまどいを感じるぐらい」の180度の変わり様なのです。
 それまでは拉致問題など見向きもされなかった、失礼な言い方かもしれませんが、やえは、まだ問題として認知されている北方領土問題に比べれば拉致問題の方が解決は全然後だろうと思っていたぐらいだったのですが、ここまで国是になろうとは全く予想も出来ませんでした。
 これを劇的と言わずしてなんと言えばいいんでしょうか。
 
 これら「靖国神社参拝」と「拉致問題」は、小泉さんの資質によるところがかなり大きいと言っていいでしょう。
 前回の更新で語ったようなことは、これは小泉さんでなくてもなだらかに変化していったとは思いますが、しかし特に拉致問題は総理大臣という人が決断をしなければ動かなかった問題ですし、W杯などで嫌韓ブームが起きつつあったという事情を考慮したとしてもしても、しかしいきなり“北”に飛び込むとは、一歩間違えればアサヒとかに袋叩きになる可能性もありましたし、この英断はやえは素直に拍手を送りたいと思います。
 言い過ぎかもしれませんが、拉致問題だけ見てこれだけで小泉さんが総理になった価値がある、と言ってもやえはいいんじゃないかとも思っています。
 
 はじめ言いましたように、日本の政治というモノは劇的な変化を好まない性質をしています。
 しかしそんな中にあって、小泉さんはこれらのような劇的な変化も見せました。
 小泉さんは十分に実績も上げていると思います。
 政治を身近にし、難しい外交問題を取り上げ、歴史問題にも挑み、経済にしてみても三位一体ですとか、特区ですとか、今までに比べればかなり“劇的”に改革を進めている小泉さんは、やはり歴代総理の中でもかなりズバ抜けて優れていると思います。
 保守系論壇でも小泉さんの風当たりは強いですが、しかし靖国神社参拝への礎を作ったということは、それは評価すべきなんじゃないかと思います。
 もし小泉さんでなければ、まだまだ靖国神社に参拝する総理が出なかったかもしれません。
 そこを正しく評価すべきとやえは思っています
 
 以上のことから、やえは小泉さんは何もやって無いとも思いませんし、高く評価できる総理だと思っています。
 自民党総裁選、そして衆議院総選挙が近いですが、これからも小泉さんに総理大臣を務めてもらいたいと思っています。
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、らいおんはーとを応援しています。
 

平成15年8月5日

 北朝鮮に逝ってよし

 というワケで、朝更新です。
 昨日はご迷惑をおかけしました。
 故人とは直接面識はないのですが、その知人には大変お世話になっているために急遽駆けつけたのです。
 やはり日本の文化においては何よりも葬儀関係が一番大切ですからね。
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 
  北朝鮮に残されている拉致被害者の家族が「レインボーブリッヂ」というNGO団体に日本へ手紙を託した、というニュースはみなさんもうご存じだと思います。
 突然降ってきたこの話、なぜこの時期なのか、なぜ政府レベルでは一切連絡がなかったのか、なぜこのNGOなのか、かなり疑問だらけの事件です。
 さらには手紙の内容も不自然で、拉致家族や関係者は「書かされた印象がする」とか「北朝鮮の揺さぶりだろう」とおっしゃっておらてましたが、けっこう意外にも当事者さんたちの方が落ち着いているみたいでした。
 拉致家族の方々は本当に冷静で、特に蓮池さんのお兄様は頭が良くて、下手するとこの人達の影響で世論がコロッと変わってしまいかねない状況なのですが、いつもこうやって冷静に対応されておられて、とても頼もしく思えますね。
 
 さて、このニュースは当然ながら様々なメディアにて報道されましたが、我らが大アサヒ様もその例にもれずしかも一面にて扱っていました。
 ので、ちょっと覗いてみたいと思います。
 
 8月4日の朝刊に、一面と社会面にて取り上げていました。
 全文を引用したら長すぎるので、大文字のタイトルだけ引用します。
 
 ・一面
 「手紙書かされたようだ」
  蓮池さんら不信感
 
 記事的には、手紙を受け取った被害者の方の、「書かされた感じがする」等の北朝鮮に対する不信感を顕わにするコメントと、「久しぶりに子供の文字を読んで感動した」等の懐かしむコメントが中心に記事が書かれています。
 基本的に記者会見で発表したコメントをそのまま羅列して紹介しているような感じで、率直に読めば、北朝鮮への不信感がごく自然に伝わってくる記事になっています。
 被害者の主張しているような「北朝鮮ちょっとオカシインじゃないのか」「そのNGOちょっとアヤシイんじゃないのか」というトーンです。
 被害者の方々の気持ちは極当然の反応だと思いますので、この記事もまっとうなことを書いていると思います
 
 いやしかし、「北朝鮮」「NGO」「人道支援」とまさにアサヒ式な単語が出そろっているのにも関わらず、いつものアカマンセー記事でないのはちょっとだけビックリしました。
 さすがのアサヒも拉致問題解決という国是にはかなわないようですね。
 やっと普通に新聞に近づきつつあります。
 
 では次に社会面の方を見てみましょう。
 タイトルの引用です。
 
 ・社会面
 「北朝鮮の揺さぶり工作」
 「子供かえすサインでは」
 NGOの役割、評価も
 
 ・・・・ん?
 NGOの役割評価?
 えーと、なんの評価なんでしょうか?
 拉致家族の子供を政治の道具に使うような北朝鮮の手足となって、北朝鮮政府にむりやり書かされたような手紙を、なぜか拉致被害者本人のみしかいない個室の中で手渡したいとかなりぁゃιぃことを言っていた、勘ぐればもしかしたら北朝鮮のメッセージをプレッシャーを伝えようとしていたんじゃないかとスパイなんじゃないかと疑いたくなるような団体に、どう評価しろと言うのでしょうか。
 いったいどういうつもりなのでしょうか?
 
 あーあ、せっかくさっきやっと普通の新聞に戻りつつあると言ったのに、やっぱりアサヒはアサヒでしたね。
 「NGO」という甘い言葉の魅力には逆らえなかったようで、どうしてもマンセーしないと気が済まなかったようです。
 社会面の記事の中にこんな一文もありました。
 
  拉致被害者の家族の中にはあくまで政府を通じてやるべきだ、という声がある。しかし北朝鮮人道支援の会代表の吉田康彦・大阪経済法科大教授は「政府間交渉が行き詰まる中、NGOが果たした役割は評価すべきだ。北朝鮮がNGOを利用しようと言う意図も十分承知したうえで、信頼関係を保っている民間ルートを積極的に活用し、日朝関係を前進させるべきだ」と強調した。
 
 やっちゃいましたよアサヒスーパーコンボ
 お決まりの、“有識者”に語らせることによる責任転嫁と権威主義です。
 全然変わってませんねアサヒは。
 だいたい「信頼関係を保っている」んじゃなくて、北朝鮮からしてみれば飼い犬を飼っていて手紙をくわえさて「行ってこい」と命令したぐらいにしか思ってないんじゃないですかね。
 しかも定期的に食料等を“支援”しているそうで、金もくれるしシッポも振るし、ジョンイルからしてみればご満悦としか言いようがないですね。
 そうやってこういう「支援団体」が北朝鮮を延命させているから、調子に乗って核兵器開発とか言ったりやったりしているのに、それを足下から支えていると言うことが分かんないんでしょうか。
 
 そもそも「NGOの役割、評価も」というセンセーショナルな言葉に目を奪われてしまっていますが、もう一つのタイトル「子供かえすサインでは」というのもよく考えたらスゴイこと言ってます
 なんであの北朝鮮に対してそこまで希望的な見方ができるのでしょうか
 本気でそう思っているのか、そこまでして北朝鮮の手足になりたいのか、アサヒは何を考えているのでしょうか。
 
 ちなみに“世界で最も売れている新聞”読売新聞のタイトルを挙げてみますと
 
 「親心利用」北に憤り
 蓮池さん夫婦「書かされた手紙」地村さん夫婦「日本で抑留とは…」
 
 と、しごくまっとうなことを書いています。
 本文記事にも、アサヒがやっているようなNGO団体を“評価”するようなことは一切書かれておりません。
 拉致被害者のコメントや心情、北朝鮮の不信感をそのまま書いているだけです。
 当然と言えば当然なんですが、しかしその当然が理解できないのがアサヒ式です。
 何考えているのでしょうか。
 
 もしかしたらそもそもアサヒも北朝鮮の傀儡団体ですので、同じようにシッポを振り続けることこそが「評価される」ことなのかもしれません
 ジョンイル様にいかに気に入られることが評価ポイントですので、このNGO団体に対してアサヒが大拍手を送ったということなのでしょう。
 もう分かったから、北朝鮮に行ってもう帰ってこないでほしいですね。
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、ぁゃιぃNGO団体を応援しません。


平成15年8月6日

 原爆忌

 最近色々気になるニュースが多くて補足しきれないというのが現状です。
 さらに『戦争論3』とか気になる書籍も発売されていて、それの感想も書きたいですし、堅くない文章も書きたいですし、さらには某アンケートの結果報告もありますし、うーん全然追いつきません。
 そんなこんなですが、なんとかがんばっていきたいと思います。
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 
 8月6日というのは広島市民としては特別な日です
 実際広島で教育を受けた人間としましては、15日より6日の方が印象が強いです。
 それほど広島では原爆教育が徹底されています。
 まずは、原爆で亡くなられた方のご冥福をお祈り致します。
 
 広島は様々な事情で、教育とか考え方とかちょっと特殊なことになっています。
 そのことはもう有名ですから長々とは書きませんが、簡単にいえばアカっぽいんですね。
 だからやえとしては、広島のためにも、言いたいことがいっぱいありますので、徐々に言えていければと思います。
 
 原爆というものは、一生涯放射能による障害を残し、人間を人間でないものに内部から作り替えてしまう、非人道的な殺戮兵器です。
 そして広島と長崎に落としたという行為は、アメリカが行った非合法的な民間人大量殺人行為です。
 民間人を殺そうと、根こそぎ滅ぼそうとしていたというのは、それは原爆の攻撃範囲や性質から考えて、原爆を開発したアメリカが一番知っているハズです。
 どんな言い訳をしようともこの事実だけは免れようがありません
 よしりん先生も『戦争論3』で語っておられますように、あの原爆というものは民族浄化の一環なのです。
 人間がこの世の中に存在し続ける限り、このアメリカの罪は永遠に記憶され続けることでしょう。
 そしてその被害者である日本、そして広島は、永遠にアメリカに罪の追求をしなければならないハズなのです。
 
 それなのに、やはりと言いましょうかなんと言いましょうか、広島ではアメリカへの追求より、なぜか自らの反省という、理解できない方向へ向かっていってしまっています。
 単純に考えて、被害者がどうして反省しないといけないのか、全く意味が分かりません。
 それを象徴するかのように、広島の平和公園の中心には亡くなられた被爆者の方の名簿を保管してある慰霊碑があるのですが、その碑文にはこんなことが書いてあります。
 
 「安らかにお眠り下さい。過ちは繰り返しませんから」
 
 「過ち」って何なんでしょうか
 そしていったい誰の過ちなんでしょうか。
 
 では仮に「アメリカの」という言葉を置いてみましょう。
 
 「安らかにお眠り下さい。アメリカの過ちは繰り返しませんから」
 
 これではこの碑文を書いている人、読んでいる人がアメリカ人でないと意味が通じません。
 しかし当然のことながらこの碑文は日本語で書かれており、アメリカ人向けに書かれているモノではないことは明らかです。
 「アメリカの過ちは繰り返させませんから」と書くのであれば、それは重大な決意として意味が通るんですが。
 では誰に向かってと言えば、そうですね、日本語で書かれていますので日本人に向けていると解釈するのが自然でしょう。
 
 「安らかにお眠り下さい。日本の過ちは繰り返しませんから」
 
 いったい日本が何をしたというのでしょうか
 原爆を落とされたのは日本の自業自得とでも言いたいのでしょうか。
 
 実は本当にそう主張している人が広島には存在するのです。
 ウソのような話ですが本当なんです。
 「広島に原爆が落とされたのは天罰だ」なんていうセリフは、広島にいる時何度も聞いてきました。
 さらに発展して、「広島がここまで発展したのも原爆が落とされたからだ」なんて、原爆で浄化されたみたいなことを言っている人までいるんです。
 自虐史観もここに極まれりです。
 
 これは日本の「太平洋戦争は日本が起こした大罪だ」という類の自虐史観と精神構造と同じものなのでしょう。
 とりあえず自分が反省していれば戦争は起きない平和は続く原爆は使われない、と根拠無き妄想を信じ切っているんですね。
 しかし原爆に関しては「原爆=絶対悪」という図式があって、戦争であれば「攻撃されたのも日本が先に戦争を仕掛けたから」という理屈でもって「攻撃されたのは仕方ない。自業自得だ。全て日本が悪い」という方程式を作ることが出来るのですが、しかし原爆に関しては「どんな理由があろうとも原爆はダメ」という主張なので、そういう方程式が作れなくて、でも原爆が落とされたのは「アメリカのせいじゃなく日本のせいだ」と思わなければならないジレンマがあって、結局その矛盾を解消するために「天罰」とか「浄化」とか、もう人知を越えた解釈をするしかなくなってしまっているという精神構造があるのでしょう。
 これらのジレンマとか矛盾とかがさらにトンデモさを酷くしているんだと思います。
 
 人知を越えた解釈と言えば、碑文の「安らかにお眠り下さい。過ちは繰り返しませんから」の「過ち」とは「人類の過ち」である、と主張する人もいます。
 原爆は「人類」が作り、そして「人類」が使ってしまったのだから、「人類」が反省しなければならない、と言う主張です。
 実際に「8月6日を“人類総懺悔”の日に認定せよ」と主張し、毎年アポ無しで遺影とか掲げながら首相官邸に突撃しているトンデモ団体も存在していたりします。
 
 しかし、人間というものを人類という言葉でひとくくりにしたところで、それにはなんの意味もありません。
 基本的に被爆者団体というモノは「原爆反対」というものを掲げ、原爆を使わせない、そして破棄させるのが目的のハズです。
 でしたらむしろ「人類」なんてよく実態が掴めないような言葉を使っていてもそれは全く意味がないでしょう。
 広島と長崎に落とした原爆は、アメリカが民族浄化という非人間的な悪意・意志を持って行った大犯罪なのです。
 決して天罰だとか、よく分からないような運命論だけで片づけていいものではありません
 これは普通の犯罪と比較してみれば簡単に分かることです。
 この前の長崎で起きた少年殺人事件に対して、「あれは人類への天罰だったんだ、人類が総懺悔すればもう二度とあの少年は犯罪を犯さないんだ」と主張しても、それを理解できる人間が果たして存在するのでしょうか。
 こんなこと言っても、「ちょっとこの人頭オカシイんじゃない」と一笑されるだけでしょう。
 本当に今後この少年に同じ罪を犯させないようにするのであれば、少年犯に徹底的に自分が犯した事・罪を理解させ、その重大さを体に染みこませて、その罪を一生かけて償わせることが必要だと思います。
 それには異論はないと思います。
 ですから、原爆も同じ事です。
 あれはアメリカの大罪なのですから、アメリカにその罪の大きさを理解させ、永遠にその十字架を負わせ罪を償わさせることが必要のハズなのです。
 そうしてこそ、今後原爆というものを使わせない方法なのです。
 罪を犯すことが出来る人間に、その罪の大きさが理解できていないのであれば、いえ、罪とさえ思っていないのですから、またなんの躊躇もなく犯罪を犯してしまうでしょう。
 つまり、よくある被爆者団体とか広島の主張というものは、「原爆を使わさせない」という効果を全く得られていないと言えるのです。
 
 やえは、原爆を「存在悪」とは思っていません。
 というか、思わないように努力しています。
 なかなか広島の教育の呪縛から抜けるのは大変でして。
 もう核という存在をこの世から消し去ることは不可能ですから、存在する以上、それを使わさせないという現実的な努力をしなければなりません
 そして今のところ「使わさせない」有効な方法というのは、同じ核で持っての抑止力しか手がないように思えます。
 だから「必要悪」と認識するしかないんですね。
 
 近年、日本にも切実に「核の脅威」が近づきつつあります。
 だから日本も独自にその脅威に対抗するすべを身につけなければなりません
 そしてそのすべとは、核の抑止力、つまり核自体を持つことになります。
 今現在、相手の核を使わせないためには核を持つしかないとされていますので、そうするしか方法がないのです。
 もし、それ以外に核を使わせない方法があるのでしたらそれを検討すればいいのですが、今のところは核を持つしかありませんから、日本でも核武装の議論は必要です。
 広島出身のやえとしては、そう主張するのはかなり抵抗があるんですが、しかし現実に考えればそうせざるを得ないので、仕方ないのです。
 
 非核三原則なんて、核の脅威が現実的でなかった遠い昔のおとぎ話の時代の遺物なのです。
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、核兵器の本当の恐ろしさを知った上での核議論を応援しています。


平成15年8月7日

 小泉メルマガレビュー

 さて、木曜ですので小泉メルマガレビューです。
 
 
 [らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
 ● 広島、大阪、甲子園
 小泉純一郎です。
 官邸にもやっと夏らしい日差しが照りつけ、夏本番になりました。子どもたちは夏休みの真っ最中。私も金曜日の午後と月曜日に休みをとりましたが、今年の夏休みは、こま切れに4、5日取れればいいかな、というところです。休みには、セミの声を聴きながら、読書したり、音楽を聴いたりして、英気を養いたいと思っています。
 
 「私も金曜日の午後と月曜日に休みをとりました」っていうのは気になる発言ですね。
 と言いますのも、いま各議員さんたちは、近づきつつある総選挙に向けて一生懸命地元活動をされておられると思うのですが、しかし解散総選挙はなんといっても小泉さんの胸の内一つですから、この小泉さんの余裕はまだ選挙はしないぞという表れと取れないこともありません。
 まぁ小泉さんなら何もしなくても当選は確実ですから、あまり解散については心配はないのかもしれないですけどね。
 小泉さんとしてはそれよりも総裁選の方が気になるところなんでしょうが、それもなんだかんだいって、自民党からすれば今小泉さんをひきづり下ろすわけにもいかないと思います。
 今でも内閣支持率は50%あるんですけど、確かに全盛期に比べればかなり数字は落ちているように見えますが、しかし普通の内閣支持率と比べればかなり高い数字ですので、まだまだ人気は高いとみていいですし、だからこそそんな小泉さんを無理矢理ひきづり降ろしたとしたら、世論の反発がすごいことになると思われま。
 内閣支持率よりもさらに小泉さん個人の人気はもっと高いと思われますし。
 総裁選に立候補する人っていうのは、そんな大ブーイングを承知で総理になりたいと思うかどうかなんでしょうけどね。
 どっちにしてもそうやって総理になっても長くは続かないと思いますけどね。
 
 昨日(6日)、広島の原爆死没者慰霊式と平和祈念式に出席しました。広島、長崎の悲劇を二度と繰り返してはならない。式典に出席するたびに、「平和」の大切さをあらためて噛みしめます。戦後一貫して世界平和実現に向けてとり組んできた市民の願いは、「ヒロシマ」の名前とともに世界中の人々の心に届いていると思います。子どもたちのためにも、世界の平和と安全を築く努力を続けていかなければならないと決意を新たにしました。9日には長崎に行く予定です。
 
 昨日更新しました、広島での原爆忌での話です。
 「戦後一貫して世界平和実現に向けてとり組んできた市民の願い」というのも、昨日話しましたように、かなりゆがんでますからねぇ
 戦争の是非、大東亜戦争の意義というものは、最近徐々に再考察されはじめていますが、しかしこの「“ヒロシマ”の(ゆがんだ)願い」というものは、まだまだ腫れ物を扱うかのように議論することも難しいタブー視されているというのが現状です。
 この状態はあまり好ましくありませんし、現実的にも何も変わらないでしょうし、そんな中でやえは、広島出身だからこそ、ヒロシマの教育を受けて育っているからこそ出来ることがあるんじゃないかと思っています。
 
 広島での式典のあと、大阪では、厳しい状況の中でも知恵と工夫で頑張っている中小企業を視察しました。曇りにくいスキーゴーグルをつくり、世界のオリンピック選手に愛用されて世界のトップブランドとなっている企業や、1ミリの百万分の一が1ナノですが、そのナノ技術をつかって精密部品をつくっている企業の方々にお会いし、世界で評価される日本の中小企業を誇らしく思いました。
 
 おや、曇りにくいスキーゴーグルを作っていらっしゃる中小企業さんっていうのは、小泉メルマガ100号機記念でおっしゃっていたところのことですね。
 総理ご自身もそこのブラインドのサングラスを持っていらっしゃるそうで、お気に入りにブランドの視察は楽しみにしていたことだと思います。
 日本の技術は世界トップだぞと、内外に誇れるよい機会ですね。
 
 今日(7日)は、夏の甲子園大会で始球式をします。始球式にそなえて、休日に公邸の壁に向かってキャッチボールをして練習しました。どんな球を投げられるか楽しみです。
 
 公邸の壁をへこませないでくださいね(笑)
 というワケで、小泉さんの始球式を拝見しました。
 いや、見事にど真ん中ストライクでした。
 ちゃんとマウンドの上から投げてですよ。
 始球式をされる多くの方はだいたい届かずワンバウンドとかされるんですが、小泉さんは直接キャッチャーミットの中にボールが吸い込まれていきました。
 さすがブッシュ大統領とキャッチボールしていただけはあります(?)
 
 甲子園は高校球児のあこがれの聖地。予選で敗れた学校も、代表校に思いを託し、熱戦が繰りひろげられることでしょう。勝っても負けても、全力で戦う姿に感動します。かつて、西武の松坂投手が横浜高校時代、延長17回の熱戦を投げ抜いた試合には大変感動しました。今回は、義足というハンディをもちながらすばらしい活躍をしている今治西高校の選手や、久しぶりの都立高校の出場など、私も注目の選手や高校がたくさんあります。もてる力を出し切って、頑張ってほしいと思います。
 
 文化人の小泉さんは、こういうイベントも大好きそうですよね。
 プロ野球も面白いですが、一日一日に全力投球する高校野球にはいつもドラマが待ち受けてて、とても面白いです。
 やえの出身地広島からは広陵高校が出場しています。
 広陵高校は今年の春のセンバツで優勝していますから、是非連覇に向けて頑張ってもらいたいと思います。
 
 
 [大臣のほんねとーく]
 ● 8月25日から、住基ネットがさらに便利になります。
  (総務大臣 片山虎之助)
 今回は、住民基本台帳ネットワークシステムについてお話をしましょう。
 まず、ご自分の住民票の写しが全国どこの市町村でもとれるようになり、引越しの際の手続きも簡略化されます。また、希望される方には、住基カードが交付されます。この住基カードは、住基ネット端末での迅速な本人確認に利用できるほか、条例により、例えば、公共施設の予約サービスや外出先で倒れた場合の緊急連絡先などが記録された救急支援サービスなどにも利用できます。写真付きのカードを希望された場合には、運転免許証などと同じように身分証明書としても利用できます。
 
 さて、大臣さんのお話ですが、まずは悪名ばかりが先行している住基ネットのお話ですね。
 やえはこれには基本的に賛成です。
 よくある批判の「セキュリティがしっかりしていない」という批判は、これは運営上の問題であって、住基ネットシステム存在そのものには批判になっていませんので、もちろんセキュリティはしっかりして欲しいですけど、存在自体に反対する理由は見あたりません。
 むしろ片山大臣もおっしゃっているように便利な事が多いと思います。
 そもそも役所の窓口業務なんて「お役所仕事」という言葉の発祥地じゃないかと思われるようなお役所仕事の代表格で、それには批判も多かったはずですが、しかしいざ利便性を高めようとしたらそれはそれでまた反対するとは、ではいったいどうすればいいのでしょうか。
 役所の情報とか書類をまとめることによって得られる効果はとても大きいモノがあると思います。
 例えばやえは住所は東京ですが本籍は広島のままなんです。
 こういう状態でパスポートを申請しようとしたら、パスポートには住民票でなく戸籍謄本が必要なので、いったん広島にて謄本をもらわなければならないんです。
 もちろん広島にある謄本は、東京都庁ではもらえません。
 しかしネットワークで各地方自治体がつながれば、そういうめんどくさいことから開放されるかもしれません。
 実際今パスポートの申請がどうなっているのか分かりませんが、システム的には住民票とか謄本とか必要なくなるはずですから、本籍がどこであろうともカード一枚でパスポートが取れるようになると思います。
 
 住基ネットは、セキュリティーの面でも万全です。現に、昨年8月の第1次稼働以来、不正アクセスなどトラブルは一切発生していません。住基ネットで流される情報も、もともと公開されている基本4情報(氏名、生年月日、性別、住所)と住民票コード、その変更情報に限られています。さらに、すべての面で現在考えられる最高水準の個人情報保護対策を施しています。
 
 なんか最近、個人情報がもれたら死んでしまうーぐらいに思ってしまっている人が増えているような、そしてこの住基ネットによって死が近づいてくるんじゃないかと思っている人が多いような気がするんですが、そもそも個人情報なら住基ネットではなくクレジットカードの方がよりプライベートな情報が盛りだくさんのはずです。
 いつどこで何を買ったか、収入はいくらなのか、もちろん生年月日とか勤め先とか全部分かりますよね。
 そしてクレジットカードというものは、インターネットでも普通に使えます。
 うーん、危険ですね。
 
 これからも、住基ネットの安全な運用に努めてまいりますので、皆さんのご理解をお願いいたします。
 
 こちらこそ安全な住基ネットをよろしくお願い致します。
 
 
 ● 子どもと農村を結ぼう(農林水産大臣 亀井善之)
 今の子どもにとって、カブトムシやクワガタはお店で買うもののようです。私達は祖父母や両親から、米という字を分解すると「八十八」となり、これは米を作るのに八十八回の手間をかけるからだよ、お百姓さんが丹念に作ったのだから、ごはん粒を残してはいけないよ、と言われたものですが、今ではこのような会話が食卓で交わされることも少ないのではないでしょうか。
 
 クワガタムシももう完全にビジネス市場となっちゃいましたね。
 でも確かに今の都会では、そもそもクワガタが生息している林や森がないですから、仕方ないのかもしれません。
 カブト虫やクワガタ虫は、時代が変わっても少年の永遠のあこがれですからね。
 精神年齢だけが少年のおっきいお兄ちゃん達も最近増えているみたいですし。
 
 生き物を大切に、食べ物を大切にということを口で教えることも大事ですが、まずはこの夏、子どもと農村に行き、一緒にあぜ道を歩いたり、虫を捕まえたり、とれたてのスイカやとうもろこしをほおばったりしてみませんか。体験農場に行ったり、色々な体験をさせてくれる農家民宿に泊まってみるのも良いかもしれません。農村の景色や自然、その土地の食べ物に直接出会った経験は、子ども達が大人になっても必ず心と体に残ると思います。
 
 前も言いましたが、やはりこういう自然と触れ合う、自然の掟を学ぶということは、人間として生きていく上でとても大切なことだと思います。
 なぜ自分は生きているのか、なんのために生きているのか、死とはなになのか、こういうことは自然を通して自らの経験によって学んでいくモノなのです。
 
 こんな思いを胸に、我が省の若手職員がこれまでの慣例にとらわれずに自由な発想で、子ども向けの読み物「いただきますが言えた日〜卓也ともう一つの世界」をつくりました。卓也という少年が、異次元に迷い込み、農業や林業、水産業の体験をしていくというストーリーです。この夏、ぜひご家族みなさんで読んでもらえればと思います。まずは農林水産省のホームページをクリックしてみて下さい。
 
 えーと、こんなオチが待っていたとは想像できませんでした(笑)
 大臣曰く自由な発想で作った「異次元ファンタジー農林水産冒険活劇〜卓也ともう一つの世界〜」を応援しています(笑)
 
 
 ではいつもの特別寄稿です。
 今回は塩じぃさんが寄稿されておられ、新日本銀行券について語っておられるのですが、偽造防止技術の紹介とか、特に目新しいことはないので省略です。
 おじぃさんごめんなさい(笑)
 でもやえは二千円札のデザインはとても好きなので、今回の新しいお札もああいうデザインにしてほしかったです。
 
 では次の方です。
 
 
 ● 子どもたちに明るい未来を
  (作家、少子化への対応を推進する国民会議委員 鈴木光司)
 昔に比べて、女性の生き方に関する選択肢は格段に増えた。戦前、適齢期に達した女性は結婚を強いられ、結婚した女性は出産を強いられ、自由意志というより世間の目に縛られて、ひとつの選択肢しか選ぶことができなかった。
 
 はぁ。
 なんか視野が狭い人がやってきましたね。
 
 しかし、現在では、どんな選択肢も可能である。結婚するしない、仕事を持つ持たない、子どもを生む生まない、子どもは欲しいけれど夫はいらない・・・。何を選んでも、女性の生き方はしっかりと保障されねばならず、それによって不利益を被るべきではない。女性の生き方に多様性がもたらされたのは、明らかな進歩といえる。
 
 子供は欲しいけど夫はいらないなんて、そもそも生物というものの概念をも壊しそうなフザケタ御意見ですが、それでも保障されなければならないですか。
 そうですか。
 なんでも自由なんですね。
 「略奪する自由もある」(c)ラムズフェルド米国国務長官
 
 少子化の原因は、女性が結婚しようとしないことにあり、では、なぜ結婚しないのかといえば、メリットが少ないからである。女性の母、あるいは祖母が、結婚によってより幸福になったというモデルが過去にあれば、そんな風潮は生まれないはずだ。ぼくたちの母は、結婚によって家に縛られ、子どもたちの世話、夫の世話、夫の両親の世話と、三世代の世話を押しつけられ、苦労ばかりしてきた。そんな母たちの姿を見て育った女性たちが、結婚に憧れを抱かず、デメリットばかりカウントしてしまうのは当然である。
 
 アナタ可哀想な子なんですね。
 幸せな家庭に生まれることが出来なかったんですね。
 だからそんなに性格がねじ曲がってしまったんですね。
 可哀想ですね。うるうる
 
 ポイントはムード作りである。未来が少しでも良くなっていると感じられれば、ごく自然に「子どもでも生んでみようかな」という気持ちが生じる。逆に悪くなっていると感じれば、とても子どもを生み育てる気にはなれない。
 
 これを、『「子どもでも生んでみようかな」という気持ちが生じるためのポイントはムード作りである』としたら、とても・・・・・・・
 ごめんなさい(笑)
 
 これから子どもを生もうとする女性たちに、明るい未来を提示できるかどうかにかかっている。社会をよりよくすることによって、次世代への関心を高めていくべきだ。
 
 何でもかんでも社会とか政府とかのせいにするのではなく、アナタ多分男性の方と思うのですが、人生のパートナーと選んだ女性を、アナタが男として個人としてパートナーを尊重して共に幸せに生きていけるような家庭を築いていってください
 社会のせいでもなくでもなく、アナタが自分で幸せというモノを創り出していくのです。
 明るい未来とは幸せとは、自分とその周りの人間たちによって創っていくモノであって、決して与えられるモノではありません
 自分で動かなければ幸せは得られませんよ。
 
 
 どうも民間の特別寄稿される方は、ちょっとズレている人が多いですね。
 まぁこれも、だれでも発言できるという自由な小泉メルマガを象徴しているのかもしれません。
 
 というワケで、シメの安倍さんです。
 
 
 9.11テロ後、ブッシュ大統領はワールドシリーズ第3戦で始球式を行いました。「ブッシュの戦争 ボブ・ウッドワード著」によると、ヤンキースの遊撃手ジーターがブッシュに「プレートから投げますか、それともマウンドの下から投げますか」「下から投げるとブーイングですよ」と言い、さらに「マウンドから投げても、ワンバウンドならブーイングですよ」とささやきました。ブッシュはピッチャーズプレートから投げ、そして球は見事ストライクでした。
 
 投げた球一つでブーイングなんて、なんとも大変な儀式ですね(笑)
 
 総理もピッチャーマウンドから投げ込みます。ストライクでも暴投でも、高校球児や国民の皆様に小泉総理のチャレンジ精神が伝われば幸いです。
 
 小泉さんも見事ど真ん中ストライクでした。
 本気で打てばホームランになりそうなほど(笑)
 しかし改めて思ったんですが、小泉さん個人の人気はまだ凄いモノがありますね。
 登場するだけで球場全体がものすごく盛り上がっていましたし、小泉さんが発言するとものすごい拍手がおきますし、球児達も身を乗り出して小泉さんを見ていました。
 小泉さんは本当に自分を魅せるのが上手いですね。
 
 なお、来週・再来週は休刊とし、次号は8月28日に配信いたします。充電後のメルマガにご期待ください。(晋)
 
 あら、お盆休みですか。
 まぁ、お盆は閣僚さんもみんな地元に戻られるんでしょうし、お休みになられる方もいらっしゃるんでしょうから、仕方ないですね。
 というワケで、自動的にこのレビューも二週休みとなります。
 木曜日もちゃんとネタを考えなければならないということですね(笑)
 
 それでは、これからも面白いメルマガをよろしくお願い致します。
 総裁選挙で小泉さんが負けてしまったら、このメルマガも無くなっちゃうんでしょうから、ネタ的にも是非是非がんばってください(笑)
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、らいおんはーとを応援しています。


平成15年8月8日

 秘書給与

 現役の総理としては高校野球の始球式は小泉さんがはじめてだそうですよ
 ホント小泉さんはエンターテイメントですねー。
 勝って良し、負けて良し、笑って良し、泣いて良し
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 
 さて。
 秘書の給料を横取りしたとか言われているこのお二人のお話です。
 数日前に辻本さんが逮捕されたということで各地で話題になっていましたし、当サイトのweb拍手でもコメントしてください、なんて書かれていたので、やえも取り扱おうかと思っていた話題ではあります。
 でも、実はやえは辻ぴーをかばおうかと思っていたんです
 やえはもちろん社民党バリバリの辻ピーの政治思想は全く反対で、むしろ人間的にも嫌いな部類ではあるので、議員じゃなくなってよかったよかった、とは思ってるんですが、しかしこの給与疑惑というのは制度の問題であって、辻ピーの政治主張とは関係ない話でしたので、この件に関してだけは擁護しようと思っていたんです。
 だって、政治家さんって基本的にお金持ってない、というか足りないですから、その手の問題が出てきた時にマスコミなんかは「私的流用」なんて言ってはいますが、でも実際のお金の使い道は事務所経費だったり人件費だったり政治活動費だったり、「仕事」のために使われているのが実際のところなんです。
 決して政治家が「遊ぶ金ほしさ」でやっているワケじゃないんですね。
 
 と、思っていたんですよ。
 辻ピーも。
 特に社民党なんて、確かにやることは少ないですから自民党よりはお金を集める必要もないんでしょうけど、やっぱりそれに比例するように、集まるお金というのも少ないでしょうから、それなりに苦労しているんだと思っていました。
 でも実際はこれでした。
 
 辻元容疑者が詐取した秘書給与の一部を蓄財に充てていた
 
 あーあ、もうガッカリです。
 まさに自分の言葉通りに辻ピー本人が、政治家の信用を失墜させてしまったのです。
 これはアレですね。
 やっぱり社民党って、やることないんですね。
 ワイドショー見てそれだけをネタに国会討論などで大声張り上げているだけだったんですね。
 社民党なんて所詮そんな党ですか。
 
 ではもう一人の雄、田中真紀子さんはどうでしょうか。
 マキコさんは不起訴処分となったことが先日ニュースになりましたね。
 記事によりますと
 
 〈1〉公設秘書は越後交通などの社員として出向する形をとっていたが、秘書としての勤務実態はあった
 〈2〉国から支給された公設秘書給与は、越後交通などを経て、ほぼ同額が公設秘書本人に渡っており、田中元外相が流用した形跡はない
 〈3〉越後交通などから給与を渡す形にしていたのは、同社などの社員の身分を保障してほしいと、秘書側が希望していたためだった
 
 とのことです。
 ちょっと分かりにくいですが、これは多分こういうことだと思います。
 
 そもそも国会議員の秘書なんていう職業は、日本では一議員3人まで公設を置くことが出来る、つまり秘書の3人までは公務員という扱いになれます。
 公務員なんていいじゃないか、と思われるかもしれませんが、これは本当に形だけ公務員(特別公務員)であって、単に国から給料が出るという事でしかないのです。
 公務員の最大の利点は安定性だと思いますが、しかし公設秘書という公務員は、その親分(議員)が選挙にて落選してしまったら、同じように秘書も職を失います
 議員が落選したらただの人、つまり無職になりますが、それと全く同じように秘書も無職になっちゃうんです
 そして公設秘書だからといって、今の親分が選挙に落ちたらすぐ次の就職先(新しい議員)が用意されている、というワケではないんですね。
 公的にはそういう身分保障は全く用意されていません
 衆議院では2〜4年ごとに無職になる可能性を秘めているという、潰れかけの企業以上に不安定な職業なのです。
 仮に24歳で就職して、定年の65歳まで勤め上げるとしたら、その40年の間に少なくても10回、多ければ15〜20回もクビになる可能性があるのです。
 ましてそもそもこの計算、議員が自分と同年代の場合の話ですから、それまでに親分が引退とか死亡してしまったら、やっぱりその時点で強制的に無職です。
 不安定すぎます。
 
 そんな秘書さんが、安定性を求めて「同社などの社員の身分を保障してほしい」と願ったのもよく分かります。
 さらにさらに、マキコさんは秘書を下郎か使用人ぐらいにしか思ってないフシがありまして、秘書が一年も持たないことで有名でした。
 特にマキコさんが外務大臣となって大騒ぎになった時など、本当に戦争のような修羅場だったそうです。
 だから多分専属の秘書というのはいなかったのではないかと思います。
 ほとんどが越後交通から出向している人か、他の事務所(田中直紀さんとことか平沢勝栄さんとことか)から派遣させられた人だったようです。
 マキコさん、ウソかホントか、気分によって「あなたクビね」とか言うそうで、そりゃ普通の会社の社員の身分を保障して欲しいと願うのは人として当然だったのかもしれません
 
 結局マキコさんの場合は記事の通り、身分を保障するために一回お金を越後交通に通していただけで、最終的には全額秘書さんに給与が支払われていたのでしょう。
 もちろん勤務実態もあったとのことです。
 というかマキコさんの所なんか、いくら人数がいても足りない状態だったのですから、どんどん辞めていったワケですから、勤務実態がないなんて遊ばせておく状態なんて、とてもじゃないけどとれないというのが現実だったハズです。
 
 やえは、マキコさんの政治信条もあまり好きではありません。
 外で言葉吐いている分には、それは野党的ではない自民党的な現実的な良い事を言われていましたが、しかし実際に実権を握って、つまり外務大臣になられた時など、全然役に立たないというのが現実でした。
 だからマキコさんにしてみても、辻ピーにしてみても、議員じゃなくなったのはやえから見れば良いことだとは思いましたけど、でもこの問題を見る限り、やはり政治に対する姿勢というものはマキコさんと辻ピーとまったく正反対の結果が出てしまいました
 ある意味、自民党と社民党、つまり現実路線と空想路線が象徴されるような事件ですね。
 
 辻ピーは、思想以外もやっぱり辻ピーだったということですか。
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、政治のためにお金を集めている議員さんは応援しています。


平成15年8月11日

 陰謀論

 お盆も間近で、もうお休みに入られた方も多いのではないでしょうか。
 学生の身としてはお盆になると夏休みの真ん中になりますので、あと半分しかないとため息をつきつつ、宿題がほとんど手つかずで、でも後半分あるしとさっきと反対のことを思って現実逃避する毎日です。
 今年の夏は涼しいですね。
 台風も去ってこのまま秋ですかという勢いです。
 そんな夏休み。
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 
 ところで。
 前回話した田中真紀子さんと辻本清美さんの秘書給与の話ですが、東京地検特捜部がしっかりと捜査して出した結果なのにも関わらず、お上憎きありきの人たちには、この現実がどうしても受け入れられないようです
 政権政党の自民党だから権力でもってマキコさんには有利になるように圧力をかけたんだ、社民党は権力がないから簡単に逮捕できてしまうんだ、という陰謀説を盲信して愚痴を言っているようで
 しかし特捜部は過去何度も超大物の自民党議員の先生も挙げてきましたから、そんな陰謀説は通用しないと思うんですけど、まぁお花畑な人達にはそんな現実は見えないようになっているんでしょう。
 
 そんな可哀想な人たちが、予想外にもいっぱいいるみたいです。
 まずはこちらです
 
 抗議文では「4人は長時間の任意の取り調べに応じており、詐欺を構成する事実関係も認めている」と主張。不必要な逮捕を強行したとして、即時釈放を求めた
 
 スゴイです。
 犯罪を犯したと認めたら釈放しなければならないんだそうです
 近年刑務所の数が足りないと言われていますが、この人達の主張を取り入れたら、まずその問題は解決しますね。
 多分大半の服役囚は自分が犯した犯罪を認めるでしょうから。
 認めれば釈放、つまり犯罪し放題ですねー。
 いやー、まったくもってイヤな社会になりそうです
 
 そんな辻ピー逮捕に反対したり検察に抗議文を送ったりした人たちを載せておきましょうか
 
 評論家の佐高信氏・作家の落合恵子氏・評論家の吉武輝子氏・評論家の俵萠子氏
 
 まぁ適当に犯罪者支援でもやっててください。
 
 それから、やっぱりマスコミにも相変わらずお上批判が絶対主義になっている勘違いクンがいるようです。
 この記事なんてすごい意図的ですよね。
 秘書本人がそういう形を望んでいたとかそういう事実は一切書かずに「勤務実態があった」という一言で済ませて、さも実はまだ疑わしい部分あるんだぞと言わんばかりです。
 そして段落すら変えずそのまま文をつなげて「辻元容疑者については拘置期限の8日に起訴する方針」と書いて、この違いはなんなんだ、と言いたげです。
 さすがプロです巧妙です
 
 こういうプロの手法に騙されて、無意識的にお上批判をしなければならなくなってしまった人ってけっこういますよね。
 他のサイトさんでも、「自民党議員」だけ“助かった”ということで、悔しさマンマンの文章挙げておられるところがけっこうありました。
 いくら秘書が、前回話したとおりの事情があったと説明しそれが明るみになったとしても、嘘くさいとか、誰かに言わされたんだろうとか、自分の希望なんか言えるのかとか、いったい何がそんなに悔しいのか、かたくなに現実を認めようとしません
 いくらマキコさんの秘書とは言え、雇う前から使用人扱いされたらはじめから就職なんてしませんよ。
 雇う前は秘書じゃないですし。
 もうちょっと冷静に見てもらいたいモノです。
 
 この記事なんか、悔しさマンマンが全面にあふれかえっています。
 
 弁護士によると、1996年10月から98年12月にかけ、名義貸しの2人には謝礼として計約250万円を支払った。残りの約1630万円を政策スタッフ11人の人件費に充て、不足した約240万円は、寄付やカンパで穴埋めしたという。
 
 これだけ見ると、辻ピーさんは悪いことをしているようには見えません。
 お金が無かったから仕方ないんだなぁ、と擁護したくなっちゃいます。
 しかしこれはあくまで辻ピー側の弁護士さんが主張しているだけで、実体は
 
 政策スタッフ(11人)の人件費計約1900万円が支出され、残りの約600万円は金融商品「ヒット」などを購入する「貯蓄口座」に回されていた。
 
 ヒットしちゃいました
 お金が足りないのか余ってるのか、政治家なら政治のためにお金使ってください。
 いくら社民党とはいえ、凡人が政治家になったらロクな事がないですね。
 さらにこんな記事まで
 
 辻元前議員の知人の出版社捜索=かつて日本赤軍と関係−金の流れ解明へ・警視庁
 
 これ実はですね、一部では昔から有名な話なんですが、ちょっと下世話な話ですので、みなさんのご想像にお任せします。
 元日本赤軍の男と辻ピーの関係を(倒置法
 
 そして議員さんも必死です。
 
 秘書給与流用の詐欺容疑で告発された田中真紀子前外相が不起訴処分となることについて「全く問題がなかったのかと言われれば、果たしてそうかなと思う。多少、疑問が残るというのが率直な感想だ」と疑問を呈した。
 
 ( ´_ゝ`)フーン
 
 しかし極めつけは、お上批判中毒のブランド「ニュースステーション」です。
 6日の放送でこのニュースを取り上げていましたが、ものすごい意図的な報道の仕方でした。
 取り上げていたニュースはもちろん辻ピーとマキコさんご両人なんですが、その中身のほとんどの時間はマキコさんに費やされていました。
 しかも疑惑のことは「秘書の勤務実態はあったとして不起訴処分となった」と、たったこれだけで、マキコさんの秘書の本当の実体や事情など全く出てきませんでした
 疑惑についてはこの一言だけで、あとはマキコさんの昔の映像を流したり、次の選挙に出るのかとさも悪いことをするみたいな言い方をしてみたり、はてはそのことについて新潟の人に投票するかどうかをインタビューしてみたり、しかも全員の人がマキコさんに投票するという映像を流してそれでいいのかみたいな雰囲気を作ってみたり、どうしても悪い方向へ悪い方向へ誘導したいみたいです。
 これに対し辻ピーの事は、土井のおタカさんが記者会見をした映像をチラっと流しただけで、本人の映像すら全く出てこなかったという有様。
 もちろん久米さんをはじめコメンテーター陣は、辻ピーのことは無かったことにして、マキコさんのことしか触れなかったのは言うまでもありません。
 こんなの事実の報道ではなく、ただのマキコさんの出馬を取りやめさせようとしている政治演説でしかありません
 これのどこがニュースなのでしょうか。
 
 と、こんな感じで、世間にはちょっと変わった方がいっぱいいらっしゃいます。
 なんなんでしょうかね。
 お上批判しなければ、自分のアイディンティティが保てないんでしょうか
 自分はこいつらと何ら変わらない同じ人間なんだ、みたいな。
 まぁ、そう考えれば可哀想な人たちではありますけどね。
 
 はやく現実から目を逸らさずにこっちの世界に帰ってきてくださいね。
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、陰謀論を応援しません。



平成15年8月11日

 罪と罰

 というワケで、今日は二本立てです。
 暑くてもがんばりますよー。
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 
 うーん。
 やっぱりトンデモナイ親だったんでしょうか。
 
 親類の謝罪申し出を断る 駿ちゃん事件「まず両親」
 
 例の長崎の少年殺人事件ですが、その被害者の親御さんに、少年犯の親類が謝罪したいと申し出たところ、被害者の親御さんは「まず少年犯の両親が先」ということで断ったそうです。
 その気持ちは凄く分かるんですが、しかしこれ、アレですよね。
 つまり、少年犯の親はまだ全然謝罪していないということですよね
 
 こんな記事もあります。
 
 <長崎幼児殺害>加害少年の中学校長が弔問申し出 遺族は拒否
 
 こういう言い方もアレですが、この事件は特に学校が何か問題があったというワケでもなく、たまたまこの学校に少年犯が通っていたというだけで、この校長先生にはなんの罪も責任も無いハズです
 またこの学校の生徒にしてみても、もしかしたらあの犯人と同じ学校だという理由だけで、色々と精神的に良くない事も起きているかもしれません。
 特にこの記事を見る限り、校長先生には全く責任はないのに人一倍責任を感じているのではと想像でき、どうしてこんなことになってしまったのか、理不尽さばかりを感じます。
 
 それなのにそれなのに、当の少年犯の親は、全く謝罪し無いどころか公の場にも全く出てきていないというのです。
 なんていう無責任なんでしょうか。
 なんていう身勝手なんでしょうか。
 この学校の校長先生の責任感を、親族の負い目を、学校の生徒の精神的負担を、いったいこの親はどう思っているのでしょうか
 一番責任を感じなければならない少年犯の親は、何を考えながら生きているのでしょうか。
 
 未確認の情報なんですが、この少年犯の親は、今逃げ回っているという話があります。
 ホテルを転々としているとか、親しい友人にかくまわれているとか、逃げ回っているとのことです。
 無責任にもほどがあります
 身勝手にもほどがあります
 自分の罪を、学校の校長先生に、親類に、学校の生徒に擦り付けて、自分はのうのうと逃げ回っているのですか。
 
 親も、これだけ全国から白い目で見られたらさすがにいたたまれなくなって、人間としては逃げ出してしまうのも当然だろう、という意見もあると思います。
 しかしだからといって被害者にさらに精神的苦痛を与えていいというワケには決してなりません
 未だに謝罪すら聞かれない、被害者の親は今どんな気持ちで毎日を送っているのでしょうか。
 忘れてはいけません。
 少年犯の親は加害者の立場なのです
 加害者なのですから、被害者のその苦痛を和らげるために、いくら自分が苦痛を負おうとも、その努力を惜しんではいけません
 それが償いなのです。
 罰なのです。
 罰は苦痛が伴うからこそ罰なのです。
 楽な罰など罰ではありません。
 少年犯の親は罪を償わなければなりません。
 
 その責任から、文字通り逃げ回っているこの親、さらに結果的には無関係の校長先生とか親類とかに、責任を擦り付けているのです。
 この現状を当の本人はどう思っているのでしょうか。
 それでも責任から逃げ続ける気でいるのでしょうか。
 この重さを感じられないのでしょうか。
 
 某大臣が「加害者の親は市中引きずり回しの上打ち首」なんて言ってましたが、あながち暴論でもないのかもしれません。
 この親はここまでされないと罪の深さを理解できないのかもしれません
 そして、そんな親だからこそ、こんな子に育ったのかもしれません。
 前回の長崎少年殺人事件について触れた更新でも、我が儘に育ってしまった少年犯と、そう育ててしまった親について書きましたが、そこで紹介した記事からも垣間見れたように、やっぱりこの親が一番我が儘で自分勝手で無責任な人間だったのでしょう
 だからこそゆがんだ子供に育ったのでしょう。
 なんとも腑に落ちない事件です。
 
 そして少年犯の親は、はやく自分の罪を自覚して責任を全うしてください。
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、罪と罰を応援しています。


平成15年8月12日

 親権停止

 高校野球の鳥取県代表の八頭高校って、校名が凄くカッコイイですね。
 これはもうほぼヤマタノオロチからきているんだと思います。
 ユニフォームのロゴにも西洋文字なんかじゃなく漢字で「八頭」と書いてありますし、とってもカッコイイです。
 がんばってほしいです。
 今試合してますが、なんか負けそうですが。
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 
 まずはこのニュースをご覧下さい。
 
 治療拒否で親権停止 異例の請求、家裁認める
 
 『ブラックジャックによろしく』の世界を地でいってます。
 これ、スゴすぎます。
 さらに特筆すべきは、この事件があったのは3年前の2000年のことであったということです。
 『よろしく』が始まる前の話です
 
 さらにさらにスゴいのが、親権停止に至った経緯です。
 記事によりますと
 
 関係者によると、児童相談所が動き始めたのは地元保健所の連絡がきっかけ。男児には先天性の心臓病の持病があったが、ほとんど通院しておらず、入浴や食事の世話も不十分だった。
 
 とのこと。
 『よろしく』でもダウン症の子供の手術を拒否した親が画かれていますが、この場合、ほとんど死亡させるのが目的で手術を拒否していました。
 殺すのが目的でも親権停止には至りませんでしたが、しかしさらにこの記事の場合は、かなりトンデモですが親は子を直す意志はあったようにも見受けられますし、つまり『よろしく』のパターンよりもさらに踏み込んだ行動なのではないかと思われます。
 事実は小説より奇なり、とは言いますが、いやはやなんともスゴイことです。
 
 しかし最も気になる部分がこの記事ではさっぱり分かりません。
 『よろしく』で一番問題だった部分、つまり親権停止した後の子供の新しい保護者はどうするのかという部分がクリアされたのかどうかです。
 親権停止とは、文字通りその子の親ではなくするという事ですので、その後この子供の新しい親が必要になります。
 『よろしく』ではそれが最大の問題となって、途中主人公とその恋人が親になろうかと話し合ったりしていましたが、結局親権停止には至らず、手術もできませんでした(最後には父親と離婚した母親が手術依頼しましたが)
 この記事の場合は新たな親の問題はどう解決したのでしょうか。
 
 『よろしく』ではいつものごとく主人公が子供じみた熱血漢で突っ走りましたが、そもそも医者がそこまでの責任を負うのは現実的ではないと思います。
 医者だからという理由だけで子供を引き取っていたら、医者という仕事柄、同じようなケースはいくつも出てくるでしょう、なんか矛盾していますが、キリがなくなってしまいます。
 経済的負担も高いですし、そもそも見ず知らずの子供をただ担当していたというだけでその場の雰囲気だけで引き取ってしまったら、その後、一時の熱が冷めた時に医者がその子供を愛せるのかどうかも疑問です。
 さらに、親権停止に踏みきってその後その医者が子供を引き取るというのが半ば公然化してしまったとしたら、その負担の大きさから、こういう記事のようなケースが起きたとしても親権停止にむしろ医者の方が動かなくなってしまうことになりかねないですし、さらに悪質な想像をすると、ボンクラな親が「子捨て」のために悪意を持ってこの“制度”を利用する可能性もあります。
 様々な可能性を考えれば、問題はいくつでも出てきちゃいます。
 そう考えたら、いったいどうすることが一番正しいのか、全然分からなくなってしまいます。
 医者というだけで、そんな特異な例まで医者が責任を負わなければならないのか、何も知らない方が得なのか、知らなければ責任は負わなくていいのか、むしろ知らない事の方が正しいのか正義でいられるのか、と言われたら、返す言葉は何も出てきません。
 
 『ブラックジャックによろしく』を扱った回で、もし障害がある子が生まれてきたらその子を無条件に愛せますか、という問いかけをしました。
 未だ答えが出ない、いえ、答えなんかでない問題なのかもしれませんが、だからこそ、まぁこの記事のケースの親はちょっとデンパ入っちゃってますが、それを理由に医療措置の拒否をする人を完全否定する気はありません。
 できません
 だから、親権停止してしまって、新しい親の元で育っていくというケースも否定はしません。
 しかしただ、やはり医者が全ての責任を引き受けるというのは絶対に現実的ではありませんし、むしろそういう前例を作ってしまうのはあまり良くないことだと思います。
 だから、ちょっと視点を変えて、今子供が欲しくても授かることが出来ずつらい不妊治療を受けている人たちもたくさんおられますし、そういう人たたの中で受け入れてもいいと思う人もいらっしゃるかもしれませんので、そういう道の方向の方がいいのかもしれません。
 こういうケースの場合、子供の意志というモノは確かめようのないことですから、関わる人全員がその一生をかけて精一杯考えて、どうにか全ての人が良い方向に生きていけるように結論を出して欲しいと思います。
 
 命の問題は本当に難しいですが、だからこそ考える必要があり、だからこそ考える価値があると思います。
 自分が生きていくために。
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、この子供の未来を応援しています。


平成15年8月13日

 哀悼ブーム

 国歌は文句言うのに校歌はいいんだよな
 
 大アサヒ様ですか?
 
 高校野球の主催はアサヒだからなー。国歌は忌み嫌うのに、校歌は学校の誇りとして勝利の後に歌わせるんだから。この違いはなんだというヤツだな
 
 オリンピックで優勝したら国歌流しますし、W杯とかでは観客が国旗を振って応援していますが、ああいうのはアサヒ様はわざわざ特集を組んでまで否定的な記事を書いていますよね
 
 サッカーの中田を「反君が代の人」に捏造して仕立て上げたりなー
 
 校歌と何が違うんですかね。単位の違いしか変わりはないような気がするんですが
 
 どうせ深い考えなんて無いんだろ。「国家」はダメなのに「市民」は正義なんて、意味わかんないもの。じゃあヤツらが言う世界連邦とか作って、自治権がある日本市とかアメリカ市とかになったらいいのかな。オレらは日本市民という立派な「市民」になれるわけだ。そしたらアサヒは「連邦はダメだー。市民レベルが大切なんだー」とか言うのかな。それって普通にナショナリズムだけどな(笑)
 
 ただの言葉遊びでしかないということですね
 
 
 
 
 この時期といえば、どうしても終戦記念日、そしてその前の広島長崎の原爆忌と戦争関連の日が続くよな
 
 広島の原爆忌についてはやえも広島出身ということで、その想いを先日更新させていただきました
 
 ところでだな、そういう祈念更新といえば、去年の9月11日は各他サイトはすごかったなー
 
 そうですね。どこに行っても「ご冥福をお祈りします」っていう文字が見えましたね
 
 そんな中で、その手の話題を最も扱う思想サイトである当サイトでは、あえて9.11にはそのような更新はしなかったワケだが
 
 でその後、なぜ扱わなかったのかの説明と、無関係の人間がわざわざ公の場にそのような言葉を発する事についての苦言を呈しましたね
 
 「結局アレはアメリカの政治的な意図でしかないし、アメリカ国益のためだけにやっている。だからそういう言葉を無関係の人間が発することはアメリカの政治的意図に乗ることに他ならないんだ」という趣旨だったな
 
 はい。そしてそれに対しての「政治とかそういうモノは抜きにしてただ単に個人に対して哀悼の意を示しているだけ」という意見に対しては、「ヒューマニズムの問題だったら世界中が8/6に黙祷しなければならないはずです」という反論を提示させていただきました
 
 うむ。でな、その8/6があったワケだが、やっぱり他のサイトを見ても、広島のことを扱ってるところなんて皆無だったよな。もちろんオレは全部のサイトを見て回ったワケじゃないから全くないとは言い切れないんだが、オレが見ただけでは無かったな
 
 去年の9.11とは全然違いますよね
 
 結局、ヒューマニズムの問題でもなかったということだ。まぁほとんどのところが無意識にやっていたんだろうけど、しかし酷なこと言うと、無意識の中で脅迫観念的に義務感でやっていたんだろうと言えるんだが
 
 と、言いますと?
 
 だから、一応公の場で言葉を発信している以上は、あの大事件に対して何か言っておかなければならないんじゃないか、っていう義務感みたいなものが湧き出たんだろう。特に日本人は死に対する儀式を最も重要視する文化だしな
 
 つまり、日本では葬式も義務感的に行く場合なんてよくありますけど、それと同じ感覚ということですか
 
 そんなもんだな。あと、やはりどうしてもあのショッキングな映像が効いているんだろうな。つい一年前だったっていうのもあるだろうし
 
 貿易センターに飛行機が突っ込んだ映像ですね。確かにアレは衝撃的でしたし、死もリアルでしたから、60年前の広島の原爆雲とはやはり印象が違いますよね
 
 だから結局イメージの違いでしかないんだよな。人が死んだから黙祷とか、いっぱい死んだから哀悼とか、そういうのじゃなく、衝撃的な映像が鮮明に頭に残ってしまってだから義務感的に言葉を発しなければならないんだと思いこんでしまっていたのだろう。仕方ないと言えば仕方ないんだろうが
 
 でもあの映像って、やっぱり政治的な意図で使われることが多いですよね
 
 そうなんだよな。やはりそこが一番問題。以前の更新でもやえもこう書いているよな。「そういう意味でも、米国は様々な観点を巧みに政治的意図に利用し、米国だけにならず全世界の世論を操作しようとしていると言えます。そして最も米国の利益になるように仕向けているのです」
 
 この後アメリカはアフガニスタンへの報復攻撃。そしてイラクへの戦争に突き進んでいったワケですが
 
 これらアフガニスタンやイランを含めた一連は、全て9.11から始まって、その原動力はあの衝撃的な映像だったんだよ。結局だな、去年の9.11に世界中があれだけ大規模なセレモニーをしてしまったために、それがアメリカ支持のようになってしまって、そのまま戦争に突入していったということだ。ブッシュも「世界中が俺の味方だ」なんてさぞかし悦に入っていたことだろうよ
 
 あの頃の“追悼ブーム”は凄かったですからね。もうオリンピックすらも貿易センターの廃墟の中から出てきた星条旗に沈黙してましたからね
 
 いくら「政治とは無関係だ」と言っても、死者を盾にすれば政治をごり押しできてしまうといういい例だし、そして無意識すらも政治に利用できるといういい例でもある。あの時の大キャンペーンでアメリカは大きな自信を持てたし、あの時の支持をブッシュはその後もずーっと脳内リピートしていたんだろうし、それが戦争への原動力になったということだ
 
 他のサイトさんも哀悼意を示したことで、アメリカの政治的意図に利用されたということですね
 
 結果的にはそういうことだ。だいたい天災とかならまだしも、あれはそもそもが政治から生み出された政治・民族・宗教闘争なんだから、そこに政治的意図が絡まないわけがないんだよな
 
 テロルだって戦争だって、未だにアメリカvsイスラム諸国という図式で成り立っているワケですからね。形式上な「国家vs国家」ではないというだけであって、そこに存在する思想的対立とか宗教的対立とか利権的対立という図式は9.11以前から全然変わってないですから、それはやっぱり今まで人類が繰り返したきた「戦争」なんですよね
 
 いまは反アメリカ・反戦ブームだから、戦争反対・アメリカ反対なんて事をサイトにかいている人もたくさんいるけど、そんなサイトの中にも9.11で哀悼の意を表明していたサイトがいっぱいいるんだよな。それって結局自分もアメリカの戦争へ続く道に少しでも後押してしまったということなんだが、そういうことを公の場所に文章を書くのであれば、少し考えてみてもらいたいと思う
 
 今年の9.11もまた大規模な哀悼デーになりそうですが、どうなることでしょうか


平成15年8月17日

 終戦記念日

 8月15日は終戦記念日です。
 我らが愛する祖国と、我々子孫のため、命を張って守っていただいた英霊達に感謝の気持ちと哀悼の意を捧げます。
 先輩達、これからも日本をどうぞお守り下さい。
 我々もこの日本を、子孫達のためによりよく遺し伝えてていきたいと思います。
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 
 雨の中、武道館で行われた「戦没者追悼式」に参列して参りました。
 天皇皇后両陛下をはじめ、内閣総理大臣、衆参両議院議長、最高裁判所長官の三権の長、国務大臣、各党党首、国会議員、商工会議所会頭、連合会長、そして遺族の代表の方々などが参列されておられました。
 ただ、社民党は参列しておられましたが、共産党は参列していませんでした。
 そんな党は日本に必要ないので消えて欲しいモノです
 
 やえははじめて間近で両陛下を拝見致しました。
 いつもの穏やかな表情をずっと崩さず座られていた両陛下からは、得も言われぬ圧倒的な存在感を感じました。
 国会議員さんも、やはり実際会ってみるとずいぶん印象は変わるもんですが、天皇陛下ほどのお方になると、桁違いのオーラを発しておられました。
 
 また、小泉総理も相変わらずの人気で、さすがに場が場ですから拍手や歓声は鳴りませんでしたが、総理が登場した時には他の有名議員さんとは桁違いなざわめきが起きていました。
 
 式は、厚生労働副大臣の開会の挨拶をはじめに、国歌の斉唱、総理の式辞、天皇陛下のお言葉、献花等が滞りなく執り行われました。
 やえ的には、総理等の式辞で「アジア諸国へ多大なご迷惑をかけた」なんていうくだりがあったのが気に入らなかったのですが、まぁこういう場だから仕方ないといえば仕方ないのでしょう。
 
 遺家族会の全国大会に出席した時にも書きましたが、やはりこういう場での「君が代」は、ものすごいパワーを持っています
 本当に国を愛している人たちが歌う君が代は、文字通り身震いするほどの涙が出てきそうになるほどの感動を覚えました。
 何かのイベント等で義務感的に歌う君が代とは全くの別物です。
 言霊とはよく言ったモノで、あの旋律と歌詞に魂が入ってこそ君が代の完成なんだと、つくづく思い知らされました。
 この魂の入った君が代を聴いたこと無い方は、絶対に聞いてみるべきです。
 印象が全く変わります。
 この素晴らしいウタをどう後世に遺していくか、ただ教科書的に教えるだけでは遺らないだけに、とても難しくとても重要な課題だと思います。
 
 課題といえば、今年も「靖国神社に参拝する議員連盟」さん達が、追悼式の前に靖国神社に参拝なさっておられましたが、そこに大臣か副大臣さんもおられたらしく、マスコミに「公人としてですか、私人としてですか」なんてバカ丸出しの質問を投げかけていました。
 マスコミは毎年毎年、自分で自分がアホウだと思わないのでしょうか。
 確かその大臣さんは「日本人として」と上手いことを言ってましたが、こういうウジ虫みたいな輩を排除することも、今後の日本にとってとても重要な課題となるでしょう。
 
 真の日本を取り戻すための動きはまだまだはじまったばかりです。
 やえも出来ることは精一杯やっていきます。
 どうぞ英霊達におかれましては、我が愛すべき祖国を見守っていただきたいと思います。
 全てのご先祖様と、全ての子孫達のために。
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、日本を愛しています。


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