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ミサイル防衛システムきょうのみんしゅとう感情論はデータすらも捏造す少数は感情論に殺されるスペシャルオリンピックス人権擁護法案の自民党議論ミサイル防衛システムと自主防衛人権擁護法案の自民党議論2

平成17年3月2日

 ミサイル防衛システム

 
 100萬ヒット記念プレゼント企画、締め切りは予定通り10日ですので、みなさんドシドシご応募ください。
 いまのところ、当選率がとても高そうになってきているので、今がチャンスですよ。
 え?
 なぜ当選率が高いですって?
 それは、あの、まぁ、ええと・・・、みなさんふるってご応募くださいね
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 
 さて。
 
 ミサイル防衛システムって今急ピッチで開発されているじゃないですか。
 弾頭ミサイルとかを、着弾する前に迎撃するっていうシステムのアレです。
 北朝鮮がミサイルを開発してから、日本を守るためにはこれしかないと言われてて、急いで頑張って予算も付けて一所懸命になっていますよね。
 
 確かに他国からの攻撃ミサイルを防ぐにはこれしかないように思えます。
 日本国中シェルターに入れるワケにはいかないですし、バカ高い壁をつくるワケにもいきませんからね。
 また、シッカリとした軍隊を持っていて、報復攻撃が出来るような体制が整っていたとしても、ミサイルが撃たれてしまえば、後は着弾するまで眺めているしかないワケで、その間仮に撃ってきた国を滅ぼしたとしても、ミサイルが着弾するのを防ぐコト自体は出来ないワケです。
 だからこそ、強力な軍隊があったとしても、ミサイル防衛システムは、長距離ミサイルが存在する以上絶対に必要な装備となってくるでしょう。
 
 特に、専守防衛なんて不可思議な政策を取っている日本にとっては、これこそが専守防衛の華と言ってもいいぐらいの、素晴らしい装備のハズです
 今まで「敵が攻めてきたらどうするんだ」「攻めてくる国なんてない」で済んでいたモノが、北朝鮮の登場(と言っても今まで国民が見ようとしなかっただけですが)によって、やはり軍事力を高める必要性があると言われるハメになってきたのですが、しかし「攻めてくる国なんてない」と主張していた人たちにとっては、それは面白くなさすぎる話です。
 そんな中、相手を攻撃する能力が無いようなミサイル防衛システムというのは、まさに渡りに船、棚から落ちたぼた餅のごとく、神棚に飾って祭ってしまうぐらいありがたいモノのハズです。
 バシバシ政府のお尻を叩いて、ドンドン世論の声を高めて、このシステムを一日でも早く完成させるべく、応援しなければならないのではないでしょうか。
 
 しかし、なぜかこのミサイル防衛システムに反対する人がけっこう多かったりしています。
 軍事と聞くと、何も考えずにパブロフに反対するサヨクはともかく、意外にも保守の方からも反対する人がいたりします。
 曰く、「精度が悪すぎて使い物にならない上に、バカ高すぎるからダメだ」というのです。
 だけど、なんなんでしょうか、普段「損得勘定だけで動くな」なんて言っているような一部保守な人こそがこんなコト言っているんですから、どうすればいいのか、開いた口がふさがらないのです。
 
 新技術にお金がかかるのは当たり前ですし、失敗も当たり前の話です。
 たった数十年前でさえ、人類が月に行けると本気で思っていた人なんていなかったのです。
 しかし今ではその辺の本屋さんに行っても月面写真が載っている本を買うことが出来ますし、この前、日本でもロケットの打ち上げが成功しましたよね。
 もちろんそれまでには何度も失敗がありました。
 多くのお金が、宙に浮かんで消えていきました。
 だけどそれでもあきらめずに続けてきたからこそ、今につながっているのです
 もし過去に「もうお金がかかるし、無理なんだからやめよう」なんて言って宇宙開発事業を中止していたら、宇宙遊泳なんて文字通り夢で終わっていたコトでしょう。
 
 ミサイル防衛システムは、敵のミサイルを無力化させる方法として他に手段が無い以上、絶対に必要なモノなのですから、今精度が低くても、100%に近づけるために開発し続けるしかないのです。
 可能性を捨てたのでは、そこに未来などありはしません
 お金がかかるから、なんていうちっぽけな理由で、敵ミサイルが無力化できるという未来を捨てるだなんて、何を考えたらそうなるのか、やえにはサッパリ理解できません。
 
 まぁそんな人は、多くの場合において、小泉批判かブッシュ批判の徒になっちゃっているような人ばかりなので、おそらくそういうコトなのでしょう。
 なんでもかんでも小泉批判に囚われている人の悲しさは、また別の機会でお話するコトにしまして、しかし精度が低いからという未来を信じられないような人の戯れ言が、わりと一つの論として成り立っている現状に、やえはとまどいを隠せません。
 では後に残っている手段として考えたら、それは防衛的先制攻撃しかないと思うのですが、つまりそれには賛成というコトでいいのでしょうか。
 ドンドン怪しい基地を攻撃しまくればいいと言うのでしょうか。
 
 「それでも地球は回っている」のガリレオ・ガリレイを裁判にかけた宗教人達を、「精度が低いから反対派」達は決して笑うことなど出来はしないでしょう。
 
gazou/0502won/0502won.html#01@バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、ミサイル防衛システムを応援しています。
 

平成17年3月3日

 きょうのみんしゅとう

 
 おお、これいいですね
 
 毎週、「報道ステーション」出演者をはじめとする執筆陣が、気になるニュースの気になる点をあげて、あなたに問いかけます。翌週には読者投稿を掲載。ブーメラン方式の報道メルマガです
 
 うーん、ネタのニオイがぷんぷんします(笑)
 早速登録させていただきました。
 情報ありがとうございます。
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 
 さて、今日の参議院予算委員会で、またまた民主党が自爆攻撃を炸裂されましたので、ご紹介したいと思います。
 よくこんなんで「政権準備党」とか言えますね。
 無責任党の間違いなんじゃないでしょうか。
 
 
 
 
(参議院予算いいんちょ)ふくやまてつろう君。
 
 いいんちょっ。ボクは厚生労働省の考え方が気にくわないんです。あの悪名高いグリーンピアなんかに使われているお金がハッキリと書いてないんです。こんなやり方、ざいむ大臣どう思います?
 
 予算書に大まかには書いてあるわけですから、これはこれでいいんじゃないかと思います。そしてお金がどのように使われたのか、そういう細かい部分については、国会の場で議論していけばいいんじゃないでしょうか。
 
 総理。これはたいへん問題なんです。とてもたくさんお金が使われているのに、どこにも詳しく書いていないんです。こういうコトが国民に年金への不安を与えているんだと思いません?
 
 こういう議論こそが予算委員会でやるべき、いい議論ですね。私も厚生大臣の時、なんでこんな事業が必要なのか疑問だった。だから反対していたんです。それが今になってようやく分かるようになってきた。当時はみんな喜んでいたんです。ああこんな過疎地に保養地が出来る、リゾートが出来る、と。でも、これらが赤字になったら年金の積立金から使うようになっている。だから私は「こういう余計なコトはするな」と言っていたんです。
 
 いやいや、そうじゃなくて、これが年金不信になっているんじゃないかと思いませんか?って聞いたんです。
 
 私は前からおかしいと思っているので、余計なコトはするなって言ってたんです。だからこそ民間で出来ることは民間にと、これが小泉内閣の行政財政構造改革なんです。郵政民営化もそれに乗っ取っているんです。
 
 総理は自分が改革しているかのように言ってますが、グリーンピアとか作ったのは自民党ですよ。この場において自分は改革しているんだという態度をとるのはおかしいと思います。ちゃんと予算書に書いてないのはおかしいと思います。
 
 おつじ厚生労働大臣。
 
 あの、一つだけ言わさせてください。今の話ですけど、歳出の方を見てもらいますと、それらはちゃんと書いてあります。だから別に隠しているわけでもなんでもないんですよ。
 
 そう言うと思いましたよ。でもこんな風にわざとわかりにくいように書いてある役人のズル賢さが出てますよね。ところでむらた大臣、私に指さして何か言っておられたみたいですが、何かご用でしょうか?
 
 むらた国家公安委員会いいんちょ。
 
 いやあ、当時、(大蔵省官僚時代)理財局でグリーンピアなどの事業を私は反対していたんですよ。しかし当時は労働組合の幹部が天下り先として利用していた。だから当時はグリーンピアを作ることに対しては野党も賛成していた。当時はみんないいよいいよって賛成していたんですよ。あなたたちもグリーンピアが出来た事には関わっているですよ
 
 な、な、なに言っているんだー。そ、そんなこと(後ろの議員にいいんちょにつめよれと手で合図)
 
 
 −− 野党の理事たちがいいんちょにつめよる。与党の理事たちも集まる
 
 
(野党理事) 指さすとはなにごとだー
 
 速記をとめてください。
 
 
 ただいま速記を中止しておりますので、音声は放送しておりません(1時間9分頃)
 
 
 −−がやがやがや
 
 
 ふくやまてつろう君。質問を続けてください。
 
 ええと、いっぱい税金使っているんですから、責任は与党にあるですよぅ。次に郵政の改革について質問しますぅ・・・・・・・・・
 
 
 
 
 悪名高きグリーンピア建設には、野党も大賛成していた、しかも労働組合の天下り先として使われていたコトを暴露された民主党は、逆ギレして審議をストップさせてしまいました
 はぁ。
 もうホント何考えているんでしょうかね。
 しかも、村田大臣の言葉にまともに答えるコトなく、責任は与党にあるんだと、力無く捨てゼリフを残して、別の質問に変わってしまいました。
 よほどグリーンピアの問題を続けたくなかったのでしょう
 
 このやりとりは、ふくしまくんの質問開始から1時間後ぐらいにあります。
 参議院のビデオライブラリー、3/3の福山哲郎(民主)の部分を是非確認してみてください
 特にふくしまてつろう君の、審議ストップ後のショボーン(´・ω・`)とした顔と声は必見モノです。
 
 はぁ・・・。
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、自爆政党みんしゅ党を応援しません。
 

平成17年3月5日

 感情論はデータすらも捏造す

 
 まてまてまてまてええええええええええ。
 こんなミスリードが許されるのだろうか。
 これが朝日ならともかく、天下の読売新聞が行うのだから、いかに今国民が感情だけでしかこの問題を考えていないのか、これは非常におそろしいことである。。
 
 まずは記事を読んでくれ。

 女児暴行の2割が再び性犯罪
 
同庁の科学警察研究所は、82―97年に摘発した女児(13歳未満)対象強姦事件の容疑者527人のうち、死亡や行方不明の21人を除く506人の昨年6月末までの状況を追跡調査した。強姦や強制わいせつで摘発された103人の内訳は強姦が47人、強制わいせつが76人で、両容疑で摘発された容疑者も20人いた。半数近い47人は、13歳未満の子どもを再び襲っていた。
 また、暴力的性犯罪の前歴を2回以上持つ容疑者144人の場合、35・4%(51人)が再び強姦または強制わいせつで摘発されていたのに対し、1度しか前歴のない容疑者の再犯者率は14・4%で、再犯性の高さを統計的にも裏付けた。

 これ読んだら、もう中身の記事読む事もなく、「ぬおっ、やっぱりロリコンは非人道的だ。どんどん罰しなければならんな」と思う事必至である。
 そりゃ「女児暴行の2割が再び性犯罪」なんて言われたら、なんかもの凄い非人道的な犯罪が横行しとると思わずにいられんだろう。
 しかししかしよく本文を読んでくれ。
 これらの記事の根拠は、まったくデタラメである事が分かるだろう。
 
 まずタイトルにもあるこの2割という数字。
 もの凄いデタラメなのである。
 この2割とは『「82―97年に摘発した女児(13歳未満)対象強姦事件の容疑者506人」中の「昨年6月末までに強姦や強制わいせつ容疑で再び摘発されたのは103人」の割合』であり、つまり、「103/506」という計算式から20.35%という数字がはじき出されているわけであるのだが、しかし実はこの数式、分母と分子の内容が違うのである
 よくさっきの引用文『』の中を読んでみてくれ。
 分母である「506人」の内容は「女児(13歳未満)対象強姦事件の容疑者」となっているな。
 しかし分子である「103人」は「強姦や強制わいせつ容疑で再び摘発された」人間なのである。
 つまり、分母は「対象が13歳未満」であるのに対し、分子は年齢制限がなく無制限なのである
 しかも分母を「強姦」に限定ていながら、分子は「強制わいせつ」も含まれているのである
 これでは公正な科学的なデータとは言えない。
 
 以前にも書いたように、分母と分子の内容が違うと、とんでもない数字が出てしまう。
 どこかのテレビで性犯罪者の再犯率が4割とか出していた報道があったが、これは『「性犯罪前歴者」が犯した「全ての犯罪」の再犯率』であった。
 つまり、性犯罪で捕まった事のある人間が、次に窃盗で捕まってたとしても、カウントされるという数字である。
 これでは再犯率という意味において正確な数字とは言えないし、また4割という数字が高いかどうかも言えない
 4割という数字が高いかどうかを比べるなら、『「傷害罪前歴者」が犯した「全ての犯罪」の再犯率』や、『「窃盗罪前歴者」が犯した「全ての犯罪」の再犯率』で比べる必要があるだろう。
 そしてこの数字を分析する限り、性犯罪が特別高いという結果は出なかった
 
 同じ値の分子に対して、分母の数字を低くすれば、当然出てくる割合の数字は大きい物になる。
 数学上当然の話だ。
 よって正確な「再犯率」を出すのであれば、『「性犯罪前歴者」中「性犯罪」』で計算するか、『「13歳未満対象性犯罪前歴者」中「13歳未満対象性犯罪」』の計算をするべきなのである。
 
 結局、この記事にあるような計算方法で出された「2割」という数字は、悪意を持って“作られた”数字としか言いようがないのだ
 
 また、驚くことに「半数近い47人は、13歳未満の子どもを再び襲っていた」なんて一文も同じ記事も書いてあったりする。
 つまり、この記事を書いた記者は、「無意識のうちに分子と分母の内容を変えて計算をしてしまった」のではなく、意識的に悪意を持って数字を作り替えているとしか思えないのである。
 結局分子も分母も「13歳未満」に揃えるのであれば、再犯率は「47/506」で、9.28%という数字でしかないのだ
 だいたいにして、これでもまだ分母の「強姦のみ」に対して、分子は「強制わいせつも含む」なのだからどうしようもない。
 どうしようもない上に、なんだこの低い数字は
 こんなんで他の犯罪から特別視するほど高い数字と言えるのか。
 冷静な判断力を持つ人間なら、この数字をどう考えるか、敢えて言うまでもないだろう。
 
 
 読売の情報操作はまだ続く。

 一方、全国の警察が昨年、子どもを対象にした暴力的性犯罪で摘発した466人を見ると、同種の前歴を持っていた容疑者は15・9%(74人)で、傷害(20・4%)や窃盗(19・0%)を下回った。ただ、過去に何らかの犯歴のある193人に限れば、同種前歴の容疑者は38・3%を占めた。

 この記者はこの記事を書きながら気づいてしまっているのだ。
 決して性犯罪が他の犯罪と比べて特段再犯率が高いというわけではない事を。
 なんとかかんとか、性犯罪者の再犯率を高く見せるカラクリを、かなり卑怯な手で、しかも過去16年間という長いスパンで出された数字を使って出したのに、一番最新の数字を見てみると、記者の思惑には見事に答えてくれず、傷害や窃盗よりも大幅に再犯率が下回ってしまっているという皮肉な結果が出てしまっているのだ。
 しかも、またしても分母を「子どもを対象にした」としているのに対して、分子を「同種の前歴を持っていた容疑者」と年齢無制限としている可能性が高いのである。
 それでもこの数字だ。
 
 さすがにこれには記者も焦ったのだろう。
 一生懸命になんとか有利な数字を作り出そうと、「過去に何らかの犯歴のある193人に限れば」なんて数字を提示して印象操作しようとしているようだが、しかし、これまでこの問題について当サイトを読んでくれとる人なら、もうカラクリは一目瞭然だろう。
 『過去に何らかの犯歴のある人間が子どもを対象にした暴力的性犯罪を犯した割合』は38.3%かもしれないが、『過去に何らかの犯歴のある人間が傷害罪を犯した割合』は、この資料によると(注PDFファイル)39.1%である。
 ちなみにこれが詐欺罪になると、45.8%という驚異のアベレージを記録する。
 もうお話にならんな。
 
 もはや読売は先に結論を決めてしまい、その後から理由を付けているという構造になってしまっている。
 朝日のいつものパターンとそっくりそのままだ
 この記事は4日の夕刊一面に出た物で、その23面にもこの件についての解説が載っているのだが

 「女児対象強姦事件」は、最も悪質な性犯罪の一つだ。その前歴者の5人に1人が、再び強姦や強制わいせつを犯しているという調査結果は、諸外国に比べ10年は遅れているとされる性犯罪の再犯防止策の現状を物語っている。

 とか

 米国では、子ども対象の暴力的性犯罪者の再犯率は25%程度と言われている。去年一年間の日本の統計は米国より低く感じるが、軽視は出来ない。長期にわたる強姦事件容疑者の追跡調査では、20%以上が再犯を犯しており、米国の同種調査の17%程度と比べ、状況は深刻だ。

 とか、数字を無視して「遅れている」とか「軽視は出来ない」とかいう言葉だけをもって印象操作でカタを付けようとしているのである。
 しかし、数字をシッカリと読み取り、客観的冷静に考えるのであれば、性犯罪者だけを特別視するのは間違っていると結論が出るはずだろう。
 オレは、犯罪者の人権とかなんとかよくわからんような概念持ち出してああだこうだと言うつもりはないが、ただ性犯罪だけを特別視する空気は間違っとると言わざるを得ない。
 もしこれが、犯罪者全てにミーガン法のような法律を当てはめるなら、それならそれでいいんだが、そうでないのなら、それなりの根拠を示す必要がある。
 そして今それを出せないでいるのである。
 
 感情だけで物事を進めても、ロクな事はないというのは言うまでもない事であるのだ。
 その辺をよーく考えてもらいたいものである。
 

平成17年3月7日

 少数は感情論に殺される

 
 100萬ヒット記念プレゼント企画、10日で締め切りですよー。
 お早めにメールください。
 予定ではやえ抱き枕も構図程度はお見せするコトが出来ている予定だったのですが、諸事情で遅れていてもうしわけないのですが、いいものが出来ると思っていますので、是非是非たくさんの方のご応募をお待ちしておりますー。
 わはー。
 
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 
 5日にあまおちさんが書いた「感情論はデータすらも捏造す」では、客観的データを悪意を持って別解釈し、自分(社)の望むような方向に世論を誘導しようとしている新聞記事に対して、それはまったくデタラメだと反論しました。
 珍しくあまおちさんが真面目に語っていたので、次の日は雨か雪か大花粉かと思っていたんですが、どうも花粉だったようです。
 それはともかく、やはりこの問題というのは、まず結果が前提として存在してあって、それを達成されるために理由をつけているという手順を踏んでいるために、その理由付けがデタラメになっているという、典型的な例だと言えるでしょう。 
 未だに警察庁のサイトでは「性犯罪に関する再犯率」のデータを公開していないのでアレではあるんですが、ここまでされると、読売や他の新聞社だけでなく、警察の方こそが積極的に「ミーガン法もどき」を施行させたいと願っているのだと思わざるを得ません。
 
 言うまでもなく、こんなコトは本来許されるモノでは絶対ありません。
 何かを作るにせよ、作り替えるにせよ、そこには必ずなんらかの理由が必要なハズです。
 そもそも理由がなければ作る必要などないのですから、まずはそれを作るに正当な理由があるかどうかを精査するという作業を必ずしなければならないでしょう。
 まして、これが国家の国家たるゆえんである法律であるならば、なおのコトです。
 憲法9条だって、なんの理由もなく「ただ変えたいから」というで改正論議が行われているのではなく、その憲法があるからいろいろな弊害が出ているという理由が存在しているからこそ、今憲法改正の議論が盛んに行われているのです。
 同じように、ミーガン法やミーガン法もどき(警察内部に限っての性犯罪前歴者の追跡捜査)を施行させたいのであれば、やはりそれなりの理由を提示すべきなのです。
 
 
 結局、人というのは、自分でない他人、しかもそれが少数であればあるほど、どんな仕打ちも出来てしまうのです
 自分との関わりが遠ければ遠いほど、好き勝手なコトが言えてしまうのです。
 
 しかしそこには「想像力」というモノが欠如しているのです。
 必ず、「自分だけは当てはまらない」と思いこんでいるのです。
 その思いこみには根拠もなにもないんですが、なぜかそう思ってしまい、そして他人にはいくらでもひどい仕打ちが出来てしまうのです。
 
 これはどんなコトにも言えます。
 
 一時期銀行バッシングが流行った時期がありましたよね。
 世の中の人々は、採算のとれなくなった銀行はつぶれてもかまわないと言っていました。
 しかしその一方、自分や家族が務めているの会社がつぶれてしまうと、今までのコトを全て忘れて、さも全ての社会システムが悪いんだと言わんばかりな感じのコトを言い出します。
 他人にはつとめている会社がつぶれてもかまわない、むしろつぶれろと言っているのにも関わらず、しかしその言葉というのは、自分の会社がつぶれてしまうかもという想像力が全く欠如してしまっているワケです。
 
 雇用問題も、公務員の人数は減らすべきだと言いながら、一方では民間のリストラに大反対していたりしているワケです。
 そう言えば、「社会保障の充実を」と主張している社民党が、党職員の大リストラを慣行したというのは、なかなか皮肉な結果でした。
 
 タバコ税とか酒税とかを値上げする時なんかは、よく「とれやすいところからとろうとしている」という批判があがりますよね。
 本来増税なんていうのは、特に選挙が存在する民主主義の社会において最も政治家が行いにくい政策の一つなのですが、お酒や煙草に関しては、他の物に比べてけっこう頻繁に増税されていたりします。
 これなんていうのは、少数を、また立場の比較的弱い人たちを狙い打ちにするコトによって、大きな批判を起こさないようにしているいい例だと言えるでしょう。
 さすがにお酒は飲まれる方が多くて、発泡酒とかの増税には大反対が起きて、増税されなかったりしたコトもありましたが、たばこなんて、全体数が少ない上に、喫煙者は意見を言えない空気が出来てしまっているために、やられたい放題されていますよね。
 でも、たばことお酒と、増税の仕方がどう違うのかと言えば、これは全然違わないワケでして、ではどうしてこの差が生まれるかのといえば、愛好者の数が多いか少ないかだけの違いでしかないのです
 
 現在世界的に捕鯨は禁止されていますが、これもやはり根拠がない行為です。
 クジラの数が減っているというのは全くのウソ八百デタラメ八丁でして、逆にクジラは増えすぎて他の魚を食べ過ぎて困っているというのが現実です。
 しかし欧米人が鯨を食べないという理由だけで、少数の日本人に対して、捕鯨禁止という迫害をしているのです。
 自分に影響がなければ、他人には何をしてもいいと思ってしまっている典型的な例です。
 
 ユダヤ人はなぜ差別され、迫害を受けてきた(受けている)のでしょうか。
 ナチスドイツなど、明確に国家としてユダヤ人差別政策を推し進めましたね。
 それは、ユダヤ人が商売に長け、特に(何かを作り出すワケではない)金融業にて多くの人が成功していたために、他の民族から嫌われていたせいだと言われています。
 しかし本来はそんなコトでは迫害を受ける理由になりませんよね。
 そもそもユダヤ人を迫害したところで、自分たちがユダヤ人に変わって成功できるというモノでもありませんし。
 
 
 しかし、もしかしたらこのような理由で、アナタも明日から差別を受けるかもしれないのです。
 というと、突拍子もない話だと思われるかもしれませんが、そもそもミーガン法とかフィギュア萌え族とか、その手の問題というのは全く突拍子がないのです。
 性犯罪は再犯率が高いというのも全くデタラメですし、フィギュア好きは犯罪を犯しやすいというのも全く因果関係が認められない流言にすぎません。
 しかし、その場の雰囲気だけで、空気だけで、多数が少数を殺すのです
 正当な理由が無くても、多数であるという理由だけで多数が少数を殺してしまうのです。
 そんな空気の中では、明日突然理不尽な理由で差別されたとしても、それがさも当然かのように迫害されつづるしかなくなってしまうのです。
 
 例えば「社会派くんがゆく!」のお二方も、ロリコンというモノに対して、「犯罪性が内在している嗜好なのだからある程度の規制はすべき」みたいなコトをおっしゃっていたりしていますが、そんな可能性のコトを言うのであれば、お二方のトバしすぎるお話のされ方の方がよっぽど犯罪を助長する可能性が高いのではないかと思います。
 そういう犯罪を助長しような発言に対しては法によって規制する、っていうコトになったら、ではお二方はどのような反応をされるでしょうか。
 おそらくそんな法律には反対するでしょう。
 でもこれはやはりダブルスタンダードなんです。
 判断基準が、自分にかかるかどうかというところにしかなく、規制の中身については全く考えていない、きわめて個人的な、自己中心的な態度でしかないのです。
 
 だからこそ冷静に、そして想像力を働かせなければならないのです。
 もし自分がそういう立場になってしまったら、と。
 
 子供に言う小言ではないですが、自分にされてイヤなコトは他人にもしちゃいけませんっていう大原則を、もう一度よく思い出す必要があるのではないでしょうか。
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、多数絶対正義を応援しません。
 

平成17年3月8日

 スペシャルオリンピックス

 
 おめーはスポーツ好きか?
 
 え、はい。好きですよ。
 
 そーだよなー。おめーは別にやるわけじゃないが見るのは好きだよなー。
 
 いや、実際にやりますよスポーツ。格闘技ですけど。
 
 え!?
 
 対あまおちさん専用ですけど。
 
 (((( ;゜Д゜))))ガクガク
 
 冗談ですよ。
 
 ところで、オリンピックにはどれぐらいの競技があるか知ってっか?
 
 え!?うーん、有名どころでは、サッカーですとか柔道ですとか卓球ですとか野球ですとか・・・。
 
 夏だけで28競技、301種目あるんだそうだ。
 
 おー、いっぱいありますねぇ。
 
 その中で、前回のオリンピックで見たっていう競技はいくつあるよ。
 
 ええっ。そうですねぇ、さっき挙げたサッカー、柔道、卓球、野球、あとは、ああ体操の団体は感動しましたね。そうそう、気合いダーのレスリングはちょっとだけ見ましたけど、うーん、それぐらいですかね。
 
 オレはビーチバレー見たけどなー。
 
 ・・・はぁ。
 
 でだ、なんで28競技ある中で、それぐらいしか見なかったんだ?
 
 うーん、それはもう興味がないというか、見ても面白いと感じないからとしか言いようがないですね。
 
 うむ。それは正しい。スポーツも、見ている側からすれば、単なる娯楽でしかないのだから、見ていて楽しいかどうかというのが判断基準になるのは当然の話だ。
 
 やっぱりマスコミの取り上げ方も、競技によって全然差がありますよね。
 
 そうそう。例えば、馬術とか射撃とかボートとかカヌーとか、テレビ中継したのかどうかも分からないし、そもそも代表選手の名前すら分からない。
 
 確か、アーチェリーで銀メダルとりましたよね?お名前わかんないですが。
 
 あと、今回印象的だったのが、卓球の取り上げ方の今までとの格段の差だな。これはもう福原愛ちゃん一人の功績に他ならない。以前まで日本女子卓球には小山ちれっていう世界ランキング上位の「女王」がいて、五輪でのメダルも狙えるところにいたんだが、一般的なマスコミは全然伝えなかったよな。オレは昔卓球してたから知っているんだけど、小山選手のことをマスコミはどれだけ伝えたか、今これを読んでいる人の中で「小山ちれ」っていう名前を知っている人が一体何人いるか、ごく限られているんでは無かろうか。一方、愛ちゃんはまだまだメダルとれるようなレベルでは全然なかった。でもあのフィーバーっぷり。この差の開きは天と地ぐらいあると言ってもいい。たった一人のスター選手のおかげで、そのスポーツの取り上げ方が全然違うわけだ。まぁそれは悪い事だとは言わないし思わないし、これが娯楽としてのスポーツの見方として正しい姿でもあると思う。
 
 でも、オリンピックは参加することに意義がある、なんて言いますけど、でも現実的には、金メダルとった選手と予選落ちした選手とは、その扱いに格段の差があるというコトですね。
 
 そう。そして同じ金メダルでも、競技によってまた差がある。感動的な勝利を手にした柔道の山下は、拍手喝采を浴び、人々は感動を覚え、国民的ヒーローになったわけだが、しかしマイナー競技の予選落ちしたような代表選手、それでも日本の中では一番の実力者であるはずなんだが、そんな選手なんてーのは、身内や同じ競技をやっている人たち以外からは、なんらスポットライトを浴びることなく感動されることなく拍手をうけることなく、淡々と大会が行われ、淡々と幕が引かれるだけなのである。いくらキレイゴトを言ったところでこれが現実であり、感動しないものはいくら見ても感動しないように人間は出来ているんだから、この現実が間違っているとも言えないだろう。
 
 簡単な話、スポーツだけでなくても娯楽には他にもいっぱい選択肢があるんですから、楽しいと思わなければ見ないだけなんですよね。
 
 うむ。ところで、「スペシャルオリンピックス」って知ってっか?
 
 あ、一応知ってますよ。最近テレビとかのニュースなんかで取り扱ってましたから。知的障害者の人たちが出場するスポーツの世界大会ですよね。
 
 そうだ。サイトもあるぞ。で、いまおめーが重要な事を言ったんだが、この大会、今月の5日まで長野で開会していたわけだが、これってテレビでわざわざ報道するような事なのかと。そこまでの価値がこの大会にあるのかと、オレは敢えて問いたい
 
 あ、そういうコトですか。うーん、そうですねぇ。
 
 はっきり言ってだな、この大会での競技している内容を見ると、おそまつとしか言いようがない。そりゃ知的障害者がやってるんだから、普通のオリンピックに出場しているような人たちに比べれば全然レベルが違う。
 
 そしてそれは、見ていてもぜんぜん面白くないって言いたいんですね。
 
 そういう事だ。あのな、テレビなんかでこの大会を報道しとったが、それが、「とても感動した」とか「素晴らしい大会です」とか、なんか顔を上気させていっているんだよ。でも実際見てみても、全然感動なんてしないし、面白いとも思わない。だってレベルが違うんだから。つまんないものはつまらんし、感動しないものは感動しない。レポーターに向かって、なに言ってんだコイツはと思ってしまう。
 
 その方達は本当にスペシャルオリンピックスをご覧になって、面白いと感じたのでしょうか。本当に感動されたのでしょうか。
 
 もちろんこれらは主観だから、他人が否定しようもないものではあるんだが、でも、どうしてもな、オレなんかは性格がねじれているから、そんな報道(ニュース番組でやってたんだよ!)を見ると、感動を押しつけられているような気がしてならなかったんだよ。
 
 つまり、障害者がこんなに一生懸命プレイしているんだから感動しないハズはないだろう、というような感じだったというコトですね。
 
 でも感動しないよオレ。障害者だろうがなんだろうが、面白く無いもの見たところで感動しないって。だいたいオレは、障害者と健常者は同列に扱ってこそ無差別だ、と思っているから、「障害者がやっているから」という付加価値をつけるような行為というのは、逆差別だと思っとる。障害者は、そういう障害を持った一人の普通の人間であり、例えば身長150cmの人間が高いところに手が届かないのと、足に障害を持っている人が早く走れないのと、それは全く同じ事だろうと思うんだよ。
 
 たまに、障害者は天使なんだと持ち上げて、必要以上に崇め奉ろうとしている人、いますよね。
 
 それって差別なんだよ。逆差別。ふと思い出したんだがな、オレが小学生の頃、学校で絵はがきを買わされていたんだよ。障害者が描いたって触れ込みのをな。先生言ってたよ。「障害者の人が一生懸命描いたんですから、みなさん買いましょうねぇ。この絵は筆を口で持って描いたんですよ。素晴らしいですねぇ」事実上の強制だった。まぁこんなオレでもさすがに子供の時は子供並みの考え方しか出来なかったから、どこかひっかかりつつも先生の言葉に刃向かえるはずがない。だから1割り増しぐらい高かったその絵はがきを買っていたわけだが、でもこれって、今考えると明らかに逆差別んなんだよなぁ。
 
 えー、そんなコトあったんですかー?
 
 今は無いのかな・・・?これこの前きぐつさんに言ったら「うはwwwwwwwwさすが広島クオリティーwwwwwwwwwwwww」とか言われたんだが。
 
 なんでVIPPERなんですか?
 
 やっぱり無いのかなぁ。
 
 でもやっぱり、障害というモノを付加価値にするっていう行為は差別ですよねぇ。と考えたら、スペシャルオリンピックスも、もちろんそれを開催するコト参加するコトは大変結構なコトだとは思いますし、そういう場があるというコトは素晴らしいコトだとは思いますが、やはりそれは、そういう人たちだけに価値があるモノでしかなく、一般の人にはほとんど興味を持つような特別なモノではないというコトですね。一応、世界大会ですから、世界一大きな豆腐を作りましたーみたいなぐらいの報道の価値はあるかもしれませんが、素晴らしいとか感動したとか煽るほどの価値はあるのかどうかというのは疑問です。
 
 そうそう。変に障害者を素晴らしい人だというような幻想を作る事が差別を撲滅することだとは全く思わねぇんだよな。さっきも言ったが、差別のない社会とは、障害者を障害者と認識しない社会だと思う。健常者と同等だと。例えばな、この前街歩いていたら、車いすに乗っていたすごく綺麗な女の人がいたんだよ。こう言っちゃなんだが、そういう人たちって格好とか気にしない、キツイ言い方すれば小汚い格好しかしていない人が多いんだが、その女の人は、普通の人よりもよっぽど綺麗な格好をしていた。もちろん化粧もキチッとしていて、すごく美人。そういう人を見たらだな、オレなんかはすけべ人間だから、こういう人なら手助けしていいなって思ったもんよ。きたねー男なら触りたくねーが、綺麗な女性ならこっちからお願いして触らせてもらいたいもんなー。でも、それが普通の感覚だと思わないか?
 
 すけべ人間がですか?
 
 いや、そうじゃなくてだな・・・
 
 冗談ですよ。でも、まぁ例えはともかく、とにかく障害者ならなんでもやってあげよう、なんでもしてあげるべきだ、という考え方は疑問ですね。
 
 公権力が障害者にも配慮したサービスを提供する、例えば役所はバリアフリーな建物にするとかな、そういうのはいいと思うんだよ。特に日本の公というのは、上から下まで全ての人に光を当てるという考え方だから、少数のためにわざわざお金や労力を使うのはいいと思う。でもそれと、個人の接し方はまた別でな、公共性の高いものというのは、考え方が「全ての人を」という点にあるからこそ、そこに障害者が入るという考え方であり、これも結局障害者に特化しているわけじゃないわけでな、だからこそ、個人の考え方も、自分の身の丈で考えるべきなんだよ。
 
 障害者支援をされている方はもちろん立派だと思いますが、それ以上もそれ以下もないというコトですね。その人が分け隔て無く障害者にはなんでもしてあげるというなら、それがその人の信念なのでしょうから、どうぞがんばってくださいと。でもそれはアナタだけの信念であって、他人には関係ないコトですよと。
 
 うーん。その辺はもうちょっとオレは厳しい考え方があるんだがな。やっぱりそれが行き過ぎると、障害者が神聖化してしまって、障害であることが付加価値になってしまうからな。あと、なんでもやってあげるという点もな、いろいろと思うところがあるんだが、これ以上続けると長くなるから、また別の機会で。
 
 では、今回のお話のきっかけとなったスペシャルオリンピックスについてですが。
 
 まぁなんだ。一言で言えば、普通のオリンピックだって人々の興味の度合いによって格差があるんだから、差別心のない公平な目で見るんだったら、スペシャルオリンピックスは面白くもなんともない大会でしかない、という事だな、まぁスペシャルオリンピックスは、障害といっても、さらに知的障害に特化しているので、またいろいろと問題とか考え方とかはあるんだとは思うよ。体だけの障害なら、今は科学も発達しているから、例えば乙武君とか、普通の社会で生活している人もいると。しかし知的障害はなかなか難しいだろうからなぁ、とは思う。ただし、それを特別扱いするというのはやはり逆差別であるという事だけは明確に主張しておこう。知的障害者であろうと、彼らのプレイを見たところで、面白くもなんともないし感動もしない。オレの感覚からすれば、どこかの小学校の運動会を見せられる気分だ。その学校の父兄とかは自分の子供が一所懸命頑張る姿に感動するんだろうが、他人から見たら子供がよたよたと走っているだけで面白くもなんともないと。ただそれだけなんだよな。
 
 ただ、特に目立つような障害を持っている人に対して、特別視するなというのも、なかなか難しいコトではあると思いますけどね。
 
 うん。それはそうなんだけどな。で、普通と違う特異なものに対して差別心が生まれるというのも人間の性だしなぁ。
 
 難しいですね。
 
 この問題はこれからももっと考えていこう。
 

平成17年3月9日

 人権擁護法案の自民党議論


 はい。
 ついに本日、100萬ヒット記念プレゼント企画の応募締め切り日でーす。
 まだ間に合いますから、忘れていたよ!?という方も、急いでご応募下さい
 まってまーす。
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 
 各地で話題騒然となっております「人権擁護法案」ですが、これまだ法案として提出はされておりませんで、法案を作成中、言わば法案案の段階のようです。
 条文そのものは以前のモノのままだそうですけど、もう一度再提出する必要があるというコトで、扱いはまだ国会や委員会では未審議状態で、さらに自民党でもまだ正式了承はされていないという状態です。
 ですから、まずこの法案は自民党を通らなければ法案として提出できないワケでして、よって細かい条文はこれから変わっていくんじゃないかと思います。
 
 で、今日10日、自民党の法務部会・人権問題等調査会の合同会議がありましてですね、その様子のお話をちょっとお伺いしましたので、ご紹介したいと思います。
 
 結論から言いますと、反対意見ばかりだったそうです。
 怒号すら飛び交うような議論が1時間半以上続き、そして意見のほぼ9割方は反対でしめられていたとのコトで。
 キレイゴト論だけで終わったり、委員長が言えば全てが決まるような他の党では絶対不可能なような、特に若い議員さんがこの法案の執行部である長老議員に噛みついての、「ひさしぶりに“これぞ自民党”」というような、ものすごく激しい議論が交わされたそうです。
 
 さて、その中身についてですが、大きく分けて2つの点に集中されました。
 ひとつは「メディア条項」について。
 もうひとつは「人権委員会の委員」についてです。
 
 メディア条項とは、マスコミの過熱報道・メディアスクラムによる人権侵害に対して救済しようという条項がこの法案にあるんですが、しかしこれをマスコミは「報道の自由」を盾に大批判を行いまして、条文にはマスコミも対象と記載してあるんですが「凍結」という形で実行不可能にしているというモノです。
 一応数年おきに見直しするのでで、その際にこの凍結を解除させるコトも出来るのですが、少なくとも施行数年は凍結のままにする、というのが今の法案です。
 で、自民党はいま朝日新聞による報道被害に対して徹底的に戦う姿勢を示していますから、このメディア条項凍結という点に関しては、いくつか反対意見が出されたようです。
 
 ただ、大まかには、メディアスクラムについて凍結を解除して規制すべきという意見が多く出ましたが、しかしこの問題については「別法律でキチッとすべきだ」という意見も多く出されたみたいです。
 放送法という専門の法律があるワケですから、それを改正するなりして対応するのが本筋である、というコトでしょう。
 確かにそれは正論ですね。
 それはそれで期待したいと思います。
 
 むしろ今日は、「人権委員会の委員の選定」について多くの時間を割いたようです。
 簡単に言えば、朝鮮総連や部落解放同盟のような団体が委員になってしまい中に入ってしまうと、人権という言葉を盾にして、その団体の利益を追求する方向に委員会やこの法律が使われてしまうという可能性を危惧する意見です。
 そしてこれは、決して可能性だけではなく、過去に多くの実例を出してきました。
 
 やえのふるさと広島では、実際に部落解放同盟が教育の場に合法的に潜入してしまいました。
 その結果、教育の質は落ち、何人もの教育現場の関係者が自殺するような事件が起き、そしてそれをまともに操作できない警察が出来上がり、報道も出来ないマスコミが生まれてしまったのです。
 ここ数年の文部科学省本省と、国会議員地方議員、各関係者の努力によって、最近はなんとかマトモにはなってきましたが、しかしなかなかこの後遺症は簡単にとれるようなモノではありません。
 
 そしてこのような例はなにも広島だけではないでしょう。
 広島はとても分かりやすいですが、似たような例は他の地域でもあると思います。
 
 今日の部会では、執行部の方から「特定の団体のために作るワケではない」とお話がありましたが、しかしこのように実例がある以上、法案に賛成出来ないという議員さんが多かったそうです。
 法案の条文に、人権団体とある以上、朝鮮総連や部落解放同盟が委員に選ばれるの可能性はどうしても否定できないワケでして、そして解同が権力を握った時現場ではなにが起きるのか身にしみて分かっている議員さんには、とてもじゃないですけど賛成は出来ないのでしょう。
 結局、今日の部会で了承を得て上に上げ、15日には閣議決定される予定だったこの法案案は、後日また部会を開くことにして散会されたようです。
 
 
 確かにこれは大問題です。
 相手に対して「人権侵害だ」と悪魔のレッテルを貼って相手の言説を封じてしまうという戦法は、もう昔から何度も何度も、そして今でも繰り返されている、もっとも卑怯な戦法です。
 
 正直やえは、この法案に関しては、ネットでさわがれているほどたいして問題意識は持っていませんでした。
 そして今でも、ネットの活動が制限されるんじゃないかという意見に対しては懐疑的です。
 普通の感覚で言えば、例えば当サイトでは、北朝鮮の問題やら、部落の問題やら、障害者の問題はこの前もしましたね、そんな微妙な話題も普通に取り扱いますが、当サイトがそれでもって差別行為をしていると認定されるとは、とてもじゃないですけど思えません
 可能性だけで言うのであれば、現行法にも、拡大解釈すればいかようにもできるような法律はいっぱいあります。
 もしこれで差別だと一方的に断罪されるようであれば、一方的に言われるがままで済ませるワケがありません、むしろ大反撃しちゃいます
 それで捕まるようなコトがあれば、やえは堂々と捕まりましょう、堂々と牢屋の中に入りますよ、それぐらいの覚悟は持ってこのサイトをしています。
 誇りを持って「思想犯」になっちゃいます
 まぁこの法案ではそんなコトまでは出来ませんし、やえは少年法に守られていますから(笑)こんなコトにはならないですけどね。
 だから、むしろコトを大きくしてくれる方が大きな声になるのですから、望むところではあります。
 
 だけど、普通ならこんなコトにはなりません。
 明らかに人権侵害であると誰しもが思えるようなコトぐらいしか、罰せられるとは思えません。
 ただし、その委員がマトモであれば、ですね。
 
 この法律が出来れば即言論の侵害が起きる、なんてコトになるとは思えません。
 しかし、委員の選定には大きく疑問を持たざるを得ません。
 現実に解同などが現場に入ったことで大問題が起きている以上、それを繰り返させるような可能性はつぶす必要があるでしょう。
 この法案では、相手の社会的地位を失墜させるほどの力を持っているのですから、委員の選定にはもっと民意というモノが反映される方法を考える必要があると思います。
 直接的に選挙で選ぶとか、それは手間ですから、せめて中央委員会なら国会議員が、地方委員会なら地方議会が、「採決」を必要とする手続きを踏むべきです。
 そして裁判の三審制のような多重のチェックシステムや、審査の透明性も確保すべきでしょう。
 委員の選定基準をどうするか、そしてその委員をチェックさせる必要はないのか、さらに冤罪だった場合の補償問題をどうるのか、これらをシッカリと定める必要が最低限必要だと思います。
 まずはここをシッカリと明らかにしていただかない以上、やえもこの法案には反対するしか他ありません。
 
 
 今国会で本当にこの法律が成立するかどうかはかなり微妙になってきましたが、これからもこの問題に注目していきたいと思います。
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、バーチャルネット思想犯アイドルっていうのもちょっとカッコイイかなとドキドキしています。
 

平成17年3月14日

 ミサイル防衛システムと自主防衛


 労働組合の方が書かれているようなので、かなりアレな感じになっていますが、このように中央省庁の官僚の方々は、ものすごーく長時間お仕事をなさっておられるのです
 しかも、事務次官などだけが目立つのでお給料が高いように思われているようなのですが、若いウチのお給料はとても少なかったりします。
 それなりに有名な企業であれば、もちろんお給料は高いですし、残業費等もちゃんと出ていますし、いろいろと自由もききますよね。
 ま、もはや官僚に対する風当たりは感情論のレベルまで達していますから、どうこう言おうとは思いませんが、しかしこのように、夜遅く(朝遅く!?)まで官僚の方々は働いていらっしゃるというのは、これはもう紛れもない事実だったりします。
 はい。
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 
 さて。
 この前ミサイル防衛システムについて更新しましたところ、とても大きな反響をいただきまして、正直この話題がここまで関心が高いとは思っていなかったのでビックリしているところなんですが、というワケで、今日もう一度取り上げてみたいと思います。
 この問題に関してメール等を送って下さいまして方達に御礼申し上げます。
 
 この前のやえの更新を簡潔にまとめますと、ミサイル防衛システムは新技術なんですからまだまだ精度が低いのは当たり前で、研究や実験などを続けることによって完成に近づけるという行程を踏まない限り、どんな技術だって前進しないのですから、多少お金がかかっても研究を続け、そして完成させるべきだ、というコトでした。
 別にこのようなお話は、ミサイル防衛システムに限った話ではなく、新しい学説や新技術にはだいたい当てはまるお話ですよね。
 ではなぜこのような話をわざわざしなければならなかったのかと言えば、それはミサイル防衛システムに反対する人がいるからです。
 
 左巻きな、軍事を見たくない聞きたくない考えたくもないようなちょっとアレな人たちは除くとして、日本が導入を目指しているミサイル防衛システムに対して反対している人たちの中には、その理由が二通りに別れるんじゃないかと思います。
 ひとつは、どうも軍事をよく分かっていない人。
 もうひとつは、アメリカから買うというコトに対してこころよく思わない人、です。
 
 
 この前の予算で、防衛費に関して財務省がかなりしぶったという話はネットでも大きく取り扱われてまして、なんか女性主計官さんが、かなりトンデモな発言をしたとかで話題になりましたよね。
 詳しくまとめられておられるサイトさんもあります。
 こういう人たちっていうのは、基本的に「軍事」というモノを理解していないと言えると思います。
 この女性主計官は、「潜水艦は時代遅れ」とか「飛行機もMDで打ち落とせばいい」とかおっしゃっていたそうで、基本的に軍事に対する知識・理解というか、想像力が全く無いんですよね。
 近年、ハイテクの時代とか言われていますが、それでもイラク戦争を例にとるまでもなく、最後は米陸軍部隊が地上で制圧活動をしなければならなかったように、歩兵までもが必要な場面はまだまだあるのです。
 また潜水艦にしても、日本にしか視野がないような人はなかなか気づきにくいですが、日本は世界でも一二を争うような海洋国家なのですから、日本ほど潜水艦が重要な国もないのです。
 
 この女性主計官さんに限らず、軍事というモノから全く目をそらそうとしている日本という国の中には、このような想像すらも出来ないような人がいっぱいいるというのが現状です。
 財務省の重要ポストの中にもこんな人がいるんですから、ちょっと頭がクラクラしちゃいそうですが、もうこれは、教育とか常識の問題になりますから、これからの日本にとって重要な問題になってくるのではないかと思います。
 
 
 アメリカに対して、絶対的な忌避感を持ってしまっているがために、ミサイル防衛システムに反対している人も、もうちょっと現実を見てもらいたいです。
 まずは日本にとってそのシステムが必要かどうかという点を考えるのが最初であり最も重要な点であって、それをどこから提供されるのかというのは、これは二の次の問題です。
 もしアメリカ以外からシステムを輸入できるのであれば、まだ考える必要はあるでしょうが、様々な観点から今の日本の体制ではアメリカから輸入するしか手はないでしょう。
 
 そもそも、今言ったような理由は、かなり現実的なお話です。
 なんどもなんども当サイトでは繰り返しのお話になりますが、アメリカがイヤだったら、日本が独自防衛自主防衛するしか方法はないのです
 やえも、防衛だって、このミサイル防衛システムだって、日本だけで出来るのであれば、それは全く言うコトはありません。
 全面賛成です
 ですから、もしアメリカが気にくわなくて反対と言うのであれば、まず自主防衛を主張しなければならないハズなのです
 しかしこういうミサイル防衛システム反対派は、なぜか政府批判しかせず、対案も出さずに、ただ「アメリカには反対しなければならない」という言葉しか言いません。
 これではただのだだっ子です。
 
 
 結局、軍事から目をそらそうとしている人も、反アメリカ絶対信者も、日本の自主防衛体制が確立されていれば、全く問題にならない問題であるのです。
 今まで当サイトではいろんな問題について「自主防衛が出来ていればこの問題は解決する」と言ってきましたが、ミサイル防衛システムも同じように、日本人一人一人がシッカリと「自分の身は自分で守る」という意識を持てれば、全て解決する問題なのです。
 もしそうなっていれば、アメリカに頼る必要は無くなり、日本だけで開発できますし、そうなれば今よりグッと開発費も安く抑えられるでしょう。
 どのように効果的に配備すべきか、そういう議論もシッカリと出来るハズです。
 左巻きな、軍事という文字すら見るだけで震えるアレな人の意見以外は、これだけで全て解決してしまうのです。
 
 これは政府云々の話ではありません。
 国民の問題なのです。
 特に、アメリカに頼りたくない、アメリカと縁を切りたいと主張するのであれば、親米派や政府を目の敵にしたような批判を繰り返すだけでなく、なおさら“国民の弱腰を国民に向かって”批判・主張する必要があるでしょう。
 
 
 現状では現実論を着実に進めていく必要がありますが、しかし本来はそれと平行するように独自路線を考えていく必要があるのではないでしょうか。
 そしてそれは国民のレベルで意識を高める必要があります。
 それなのに、アメリカがどうだとか、中国を刺激してはならないだとか、韓国に配慮しなければならないだとか、こんなコトを言っているようではダメなんです。
 防衛というのは、「全ての国が仮想敵国」としなければいけないのです
 北朝鮮やロシアや中国はもとより、韓国だって、台湾だって、アメリカだって、いつかもしかしたら攻めてくるかもしれない、そういう考えを常に持っておかなければならないのです。
 いきなりそれらに対して実戦配備する必要はないでしょうが、もしそういう事態に陥りつつある雰囲気になったら、おたおたせずに、シミュレーション通り動けるぐらいの準備はしておく必要があるでしょう。
 それが一流国として、独立国としての責務だと思います。
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、自主防衛を応援しています。
 

平成17年3月15日

 人権擁護法案の自民党議論2


 この前お話ししました人権擁護法案の自民党での議論ですが、今日15日の朝、自民党本部で、この法案についての2回目の部会が開かれました。
 で、今回も会議のお話をお伺いするコトができましたので、またまたご報告したいと思います。
 
 ところで、おふらいんさんでご紹介されておられたのですが、どうも2chには、前回の部会の発言録がアップされていたようでして、正直こうされると敵いませんですから(笑)、今回は特に注目すべき2点をピックアップしてご報告しようと思います。
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 
 まず一点目。
 現在、自民党の広報本部長を務められ、その関係で「朝日新聞の問題報道に関する調査プロジェクトチーム」の座長もなさっていらっしゃる佐田玄一郎先生が、前回に続き今回も大演説を行われたそうです。
 そういう関係で佐田先生は、同法律のメディアも法律の対象内とする条項をマスコミの反対が強いからという理由で凍結し、しばらくは適用外のまま法律を施行しようとしているコトに対して、大反対の立場をとっておられます。
 曰く「調べたら、電話帳の厚さぐらい朝日新聞の“不祥事”が出てきた。これは明らかに人権侵害ではないか」とのコト。
 それはそれで今後の佐田プロジェクトチーム座長のご活躍を期待したいところですが、おどろくのは、この後発言された内容です。
 
 先ほども言いましたように、メディア条項に関して佐田先生はこの法案に反対されておられるのですが、前回の同部会においてそのように反対の意見を言ったところ、次の日から大量の抗議メールが佐田先生宛に送られてきているんだそうです。
 曰く「電話帳の厚さぐらい抗議メールが来ている」とのコト。
 電話帳の厚さが大好きな佐田先生ですが、しかししかし、これは一体どういうコトなんでしょうか。
 
 というのも、佐田先生はメディア条項に関して反対しておられるのです。
 それなのに、「人権侵害を救済しようとしている法案に反対するのは人権侵害だ」みたいな内容で抗議のメールが来るんだそうです。
 こんなのとても常識を持っている人がおくってくるメールとは思えません。
 日本をより良くしていこうと議論しているのに、全く中身を見ずに、ただ反対しているという表面的な結果だけをもって人格攻撃する人が、残念ながら日本にたくさんいるのです。
 もし佐田先生が、朝鮮総連や部落解放同盟などに対しての反対表明をされているのでしたら、この手の関係者からの批判は理解できないコトもないのですが、しかし佐田先生はメディア条項に対しての法案反対表明です。
 どうしてそれが「差別」になるのか、理解に苦しみますよね。
 
 そもそもこういう人たちがいるからこそ、この法案には慎重論が続出するのです
 まさに佐田先生に批判をしている人というのは、「人権」というモノを盾にして、自分たちの主張に反対する人間は全て「人権侵害者」だとレッテルを貼って、全ての異論を許さないという空気を作ろうとしているのです。
 これこそ“差別”のハズです。
 今まで朝鮮総連や部落解放同盟がやってきた悪行がまさにこのようなコトであり、だからこそ自民党の部会では、その実例をもって法案に反対していらっしゃる先生がたくさんおられるのです。
 メディア条項の佐田先生にもそんなメールが「電話帳のように」来ているのですから、おそらく亀井郁夫先生衛藤晟一先生など、正面から反対されておられる先生方にはもっとたくさんの批判メールが届いているのだと思われます。
 まさかわざとそんな「差別を盾にした人権侵害の実例」を分からせるためにこんな無茶苦茶メールを送っているワケではないでしょうし、そのメールの送り主がどのような立場の人間か分かりませんが、しかしそれが一般人だとしたら、一般人の中にも「差別を盾にした人権侵害」をしようとしている人がたくさんいるというワケでして、そしてその事実だけでも、この法案に対して慎重に考えなければならない理由になるんじゃないかと思います。
 
 いかに人権という言葉が凶器になりうるか、またここにひとつ実例が出来たワケです。
 佐田先生には、特に朝日問題に対しての応援メールもいっぱい来ているそうでして、全てご本人が目を通しているとおっしゃっていたそうですから、是非是非応援メールを出しましょうー(笑)
 
 
 さて、もう一点です。
 これは一期生の城内 実(きうち みのる)先生が出された情報でして、どうも前回の部会で反対の主張をしたところ、その主張に賛同したある方が、城内先生にこのようなタレコミメールをしてきたんだそうです。
 

                      2005年(平成17年)3月10日
 松岡 勲 他1名 殿
 
                      大阪弁護士会 会長 宮崎 誠
 
          処分結果について(通知)
 
 平成15年9月29日付、貴殿より申告の人権侵害救済申立事件について、当会人権擁護委員会において調査の結果、下記のとおり処理いたしましたので、ご通知致します。
 
                記
 
 1.高槻市立柳川中学校校長に対し、勧告書を提出する。
 
                                 以上
 
 
 
                       2005年(平成17年)3月10日
 高槻市立柳川中学校 校長 竹下幸男 殿
 
                       大阪弁護士会 会長 宮崎 誠
 
               勧告書
 
 今般、高槻市立柳川中学校の教員であった松岡勲氏、吉田英明氏から当会に対し、人権救済の申立があり、当会人権擁護委員会において慎重に調査いたしました結果、貴殿に対し、以下のとおり勧告します。
 
 第1 勧告の趣旨
 生徒の「思想・良心の自由」を実質的に保障するためには、入学式及び卒業式における「君が代」斉唱の際、斉唱や起立が強制されるものではなく、「歌わない自由」「起立しない自由」を有することを事前に説明する等して十分に指導する慎重な配慮が望まれるところ、貴殿による事前説明は実施されず、生徒の「思想・良心の自由」に関する配慮が不十分です。
 貴殿に対し、入学式及び卒業式における「君が代」斉唱につき、生徒に「思想・良心の自由」に関する事前説明を実施する等、生徒の「思想・良心の自由」を尊重して十分配慮されるよう勧告します。
 
 (以下略)

 
 
 全文はこちらに別で載せておきますが、ちょっとこれ読んでみてください。
 もの凄く滅茶苦茶な内容なんです。
 というのも、この文書は人権委員会の「勧告書」ですから、なんらかの「人権侵害」があったので改善しろという趣旨のモノなのですが、ではなんの人権侵害があったのかと言えば、なんと、中学校の校長が卒業式等の場において「君が代」を「歌わない自由」があると生徒に事前説明しなかったので、それは人権侵害である、と言っているのです。
 生徒に対して「君たちは君が代を歌わなくてもいいんだよ」と事前に言わなかったのは人権侵害なんだそうです。
 
 これはまさに、なんでもかんでも自由とか権利とか言って、そして人権とか言って、それを盾に自分の主張を押し通そうとしている、見事な例と言えるでしょう。
 
 しかしこれを、なんと弁護士会がやっているのです。
 弁護士会が正式に、国歌斉唱をしなくていいと事前説明しなかったというコトは人権侵害であると認定しているのです。
 しかもこれは、何十年も前に出されたモノではなくて、つい5日前に出されたモノなのです。
 この法律が出来たら人権委員会から不当に人権を侵害されるのではないかという危惧があって、いま慎重論がたくさん出ているワケですが、しかし実際には、法律の後ろ盾による大きな権限がないだけで、すでに今現在、人権委員の暴走による人権侵害が起こっているのです。
 もう一度言いますが、この勧告書は現在進行形の勧告書なのです。
 
 人権擁護法案では、弁護士会の役割がとても大きいモノとなっています。
 法案第22条の2では
 
 前項の人権委員会の委嘱は、市町村長が推薦した者のうちから、当該市町村を包括する都道府県の区域内の弁護士会及び都道府県人権擁護委員連合会の意見を聴いて、行わなければならない。
 
 とありますように、弁護士会が委員の選定に大きく関わりますし、また同条3では
 
 市町村長は、人権委員会に対し、当該市町村の住民で、人格が高潔であって人権に関して高い識見を有する者及び弁護士会その他人権の擁護を目的とし、又はこれを支持する団体の構成員のうちから、当該市町村の議会の意見を聴いて、人権擁護委員の候補者を推薦しなければならない。
 
 と、弁護士会からも委員を選出するコトが出来るようになっています。
 そもそもこの22条によって、どうして人権委員は人権団体の構成員から出さなければならないコトになっているのかと、それは部落解放同盟などを前提にしているのではないかと、大きな疑問が生まれているワケですが、しかししかし、その最も権限が大きな弁護士会そのものがこの体たらくなのですから、お話になりません
 このままでは、大阪弁護士会のようなイっちゃった人たちの意を汲むような常識をわきまえない自分たちの主張のコトしか考えていないような団体からの構成員からしか人権委員が選定されない可能性が非常に高いと言わざるを得ないのではないしょうか。
 
 マスコミとかはなぜか国籍条項にこだわっているみたいですが、しかし何度も言ってますように、議員の先生方は、解同などが委員に選出され、権限を持つコトによって、人権という言葉を盾にして、自分の主張への反論を封じるために、人に差別者の烙印を押すような、そんな事態が起こるのではないかという危惧を持っておられ、それが法案反対の最も大きな動機になっているのです。
 そして解同などによるこのような事例は過去にたくさんあるワケです。
 それなのに、その上に、要注意団体である解同ではなく、一番マトモだと思われていた弁護士会そのものが現在進行形でこの体たらくなのですから、こんな現状でこの法案に賛成できる方がどうかしているのではないかと言えてしまうのはないでしょうか。
 
 
 他にも、例えば、人権委員が誤って人権侵害者だと認定してしまっても、通常通りの賠償請求は出来ると今日法務省は言っていたそうですが、もしそれで問題がないのであれば、そもそもこの法案の意味は全くないワケです。
 現行法では早急に人権侵害に対して擁護できない事案があるからこそ、新しい法律を作ろうとしているのに、人権委員による人権侵害はほったらかしでいいと言ってしまっているのです。
 こんなバカな話はないのではないでしょうか。
 
 人の社会的地位を全て失わせるほどの大きな権限をこの法律は持っているワケですが、しかしそれに対して、運営の規定がかなり荒かったり雑だったり大まかだったり、人権委員会に対するチェック機能が全く無かったり、コトによっては、人権委員会に法律が大きな権限を与えるコトによって、さらに大きな人権侵害を生む可能性をこの法案は持っているワケです。
 この法案はザルだらけなのです
 これらのザルの目を一つ一つ全てを埋めない限り、この人権擁護法案は、通してはならない法案だと言えるでしょう。
 
 
 今日の法務部会では、前回に比べて3〜4割り増しぐらい議員の先生方が出席されたようで、法案賛成派の先生達も多く来られていたそうなのですが、それでも6〜7割は反対意見で占められていたそうです。
 このように、議論すればするほど、この法案の問題が噴出していますので、結局今日も、次回また部会を引き続き開くというコトで散会したそうです。
 いよいよ今国会で提出できるかどうか微妙になってきましたが、まだまだ予断は許しません。
 これからも注目していきたいと思います。
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、現状の人権擁護法案を応援できません。
 

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