☆やえニュース☆

  見せ物としての障害者天皇は日本の守り神表面だけ見ても何もならんぞ総裁選突入小泉メルマガレビュー年金も他人のせい小泉メルマガレビュー先祖返り?

平成18年9月4日

 見せ物としての障害者

 あまり反応の少ない当サイトですが、やはり命の問題、障害者の問題にはいろいろと思うところがある人が多いようで、コメント欄で様々なご意見を頂きました。
 その中でもこちらのトラックバックを頂きましたこのご意見をまずご覧下さい。
 
 障害者プロレス、やえはその存在を知っています。
 やえはプロレスファンですし、障害者プロレスも、すごい昔のよしりん先生の『(旧)ゴーマニズム宣言』で紹介されたコトもありますので、存在は知っていました。
 また、一守大輔さんがコメント欄でおっしゃっていますように、過去においては障害者を見せ物として商売にしていたという時期もありました。
 こういう人たちや存在をどう考えるのか、前回の更新で扱ったテレビとの関係もあわせて、もう一度考えてみたいと思います。
 
 意識の違いというモノが大きいのではないかとやえは思います。
 というのも、障害者プロレスに出ている人というのはハッキリと自分の意思で障害を売り物にするという覚悟があってやっている人たちなワケです。
 しかし、24時間テレビに出ている人というのは果たしてそこまでの覚悟があるのかどうかは疑問を感じずにはいられません。
 障害者プロレスの人たちというのは、障害を笑いに変えているわけで、さらに言うなら障害者プロレスの人たちは“笑われる”ためにプロレスをやっているワケです。
 当然障害者プロレスは普通のプロレスのような高い技術を見せるコトは出来ませんから、興行としてのウリは必然時にそこになってしまいます。
 もちろん感動部分が0とは言いませんが、どちらにしても障害がウリであって、障害無しには成り立たない興行であるというのは言うまでもない事実です。
 しかし果たして24時間テレビに出ているような人は、「障害者だから」というコトで自分を見てもらいたいという覚悟を持っているのでしょうか
 
 なぜそう言えるのかと言えば、やはり24時間テレビ出ている人たちがやっているコトというのは、普通の人がやっているコトと変わらないからです。
 ピアノにしてもトライアスロンにしても、普通の人が出来るコトを障害者がやっているに過ぎないので、その人はやっぱり「自分を普通の人と同じような目で見てもらいたい」という意識があるんじゃないかと思わざるを得ないのです。
 そこには、「障害があってもハンデがあっても普通の人と同じようにできるんだ」という、なにか「むしろ障害者として見ないで」という感情があるようにも思えるのです。
 
 ここに障害者プロレスとの決定的な違いがあります。
 やえは24時間テレビに出ているような人を見ても感動しないどころか、むしろ後ろめたい感情が否が応でも出てきてしまうのです。
 健常者と同じコトをチャレンジするコトによって、障害をウリにしつつも障害者として見ないでという矛盾したメッセージが、どうしても人間の後ろめたさをくすぐっている気がしてならないのです。
 そしてその感情を隠すために、「よくがんばったね」という感動として外に流してしまっているのではないでしょうか。
 前の更新でも言いましたように、それらのトライアスロンとかピアノの正統的な技術は、どうやっても健常者に敵うわけもないのです。
 それなのに、その程度の技術を見せつけられてもそれを健常者がやっても感動するべくもないのに、しかし障害者だから感動するというこのゆがみは、所詮どこまでいってもゆがみとしてやえの心をえぐり、否応なく後ろめたさを揺り動かせられてしまうのです。
 
 障害者プロレスと普通のプロレスは、全くの別物です。
 普通の人が障害者プロレスの真似をしても面白くないでしょう。
 ですから、ここまで自分の障害を個性としてウリにするのであれば、いいのかもしれません。
 ただ、それでも、やえはやっぱりこれを見ようとは思わないんですね。
 それはやっぱり障害というモノをウリにしてしまっているからなんだと思います。
 
 残念ながら、障害に対してはどうやってもマイナスの感情しか生まれません。
 例えばジャンボ鶴田さんとか三沢光晴さんとか小橋建太さんとか武藤敬司さんとか、そういうトップレスラーには憧れの感情を抱きます。
 出来るならそういう選手になってみたいという感情もおこります。
 しかし、障害者プロレスの選手に対してはどうでしょうか。
 申し訳ありませんが、少なくともやえはそうなりたいとは思えません
 障害を持って生まれたかったとはどうしても言えません。
 だから、こう言うと障害者プロレスの選手達は怒るかもしれません、それを覚悟で敢えてやえは言いますけど、やえは笑われるためにプロレスをしたいとは思いませんし、哀れみという感情を0にして笑われる覚悟のある選手達を無心で笑うというコトはできないと自分で思っています。
 
 この辺はあまおちさんの方がよく語られていて、こういう更新もされているところですが、障害者に対する感情というものはとても複雑です。
 もしかしたら、見せ物小屋があった当時の方が、人々の心は大らかだったのかもしれません。
 もちろんイヤでイヤで仕方なかったのに無理矢理見せ物にされていた人にはそういうコトをしてはならないのは当然ですが、しかし自ら進んで見せ物として商売にした人というのも存在していたのは確かのようです。
 そしてそれを昔の人たちはそのままを受け入れて、時には大笑いし、時には畏怖を感じていたのでしょう
 本来なら、このように障害も一つの個性だと大らかに思えた方がいいのかもしれません。
 健常者だって笑われるコトをウリにしている人もいます。
 やえはそういうタイプの芸人さんは好きではありませんが、それはやはり健常者でも障害者でも、卑下されるコトをウリにして生きていくというのも選択肢としてあり得るというのは動かしようのない事実だと思います。
 ですから、「そういうのもアリだ」というおおらかな心を全ての人が持てればもしかしたら障害者の問題などは出てこないのかもしれません。
 しかしまだやえはその心を持てない、もしくはどこかに追いやられてしまっているのかもしれません。
 
 話を24時間テレビに戻しますと、やはり意識的に障害をウリにしている人と24時間テレビに出ている人とは違うとしか言いようがありません。
 24時間テレビに出ている人は、自分が卑下されてまで感動を与えるという役割を意識して覚悟を持ってテレビに出ているのかどうかは疑問でしかありません。
 そして、そういう人たちをテレビに出して“無理矢理感動させる”という手法に対しては、どこまでいっても違和感しか覚えないのです。
 もしかしたらこういう番組が逆に障害者プロレスのようなモノを純粋に笑えなくしている要因になっているのかもしれませんが、ハッキリとこうだとはまだまだやえには言えません。
 そして障害に「価値」があるかどうかも、障害者プロレスのコトを考えても、まだやえの中では疑問でしかないのです。
 

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平成18年9月7日

 天皇は日本の守り神

 親王様がお生まれになって、日本中が祝賀モード一色になっています。
 しかしその一方、仕方のないコトかもしれませんが、あまり天皇という存在を考えたコトの無い人によってはまた別の感情を抱く人もいるようです。
 おそらく当サイトにお越し下さっている方の多くは、その辺はすでにキチンと整理されておられる、卒業している方ばかりとは思うのですが、今日は当サイトを普段はあまり見ていないような人に向けてという思いで文章を書いてみたいと思います。
 
 「男の子だったからよかったって言っている人が多くてうんざり。男の子でも女の子でもどっちでもいいじゃん、生まれてきたコトそれ自体が幸せであって、そうじゃないと言うのは子供を傷つけるし、親だって傷つく」
 こう言う人が最近けっこういます。
 確かに、文字通り額面通り取れば、このコトに異を唱える人はあまりいないでしょう。
 しかしやっぱりそれを天皇というとても特別で特殊な立場にある方達にそのまま当てはめてもうまくいかない部分があるというのも現実であるワケです。
 というか、人はどうやっても「ただの人間」という存在にはなれません。
 社会があるからこそ人間は人間であるワケで、他人との関係があるからこそ人間は自分というものを感じられるワケです。
 そして他人が存在する社会が天皇という存在も生み出しているのです。
 まずは天皇とはどういう存在なのかというコトをまず認識するコトが大切でしょう。
 
 そもそも「生まれてくるコトそれ自体が幸せで、生まれてからのコトはその後考えればどうとでもなる」というような考え方は、それは今の日本に生まれているからこそ出来る考え方です
 おそらくそう考えられる社会が今あるというコトは、とても幸せなコトだと思います。
 それが「人間本来」というような形容詞で表現できるかどうかは疑問が残るところではありますが、しかしそれが不幸な出来事だとは言えないでしょう。
 ですから、一般的には「男の子でも女の子でもどっちでもいいじゃん、男の子産めと強制するな」と言えている社会に生きている人というのは、少なくとも自分の周りではそう思って生きていけばいいと思います。
 
 しかしそれは、結局日本の社会のにおんぶされて言えている幸せでしかないというのも事実なのです。
 今あるそういう幸せは、日本の悠久の歴史の中で、先人達が血を流して勝ち取ってきた、守ってきたモノだというコトを、現代人はあまりにも忘れすぎています
 日本人が日本人であるために、多くの先人達が血を流してきたのです。
 そして先人達が守ってきたという日本という曖昧な存在を象徴するモノが天皇です。
 日本列島に住んでいる人間が2600年もの間ずっと“日本人”だったためにこういう言い方だとピンと来ない人もいるかもしれませんが、あらゆる意味で“日本人”という存在が2600年も続いているというのはとても奇跡的な事実であって、しかもそれは偶然ではなくて、必然的に天皇という存在があったからこそなのです。
 
 日本人とは何か、という質問をぶつけられたらなかなか困る人が多いと思いますが、その問いはそれぐらい難しい問題です。
 しかしその究極的に難しい問題に対し、明確に答えを出せる存在として天皇がいらっしゃるのです。
 ただ、安易に例えを出して、それだけが日本人と思われると困るのですが、しかしそれでもこれだけだとあまりにも抽象的すぎるので、ここで敢えて例えを出してみましょう。
 
 例えば朝鮮半島などは、残念ながら可哀想な歴史を歩んできました。
 朝鮮半島の歴史の大部分は中国大陸に存在していた歴代の国に支配されてきた歴史であり、特に元の時代などは完全に国の一部とされていました。
 朝鮮半島の国は中国大陸の国無しでは自らの歴史を語るコトは出来ず、独自の文化もあまり持ち合わせていない、文字も近代ぐらいにならないと独自のモノが出てきませんし、いえむしろ漢文字以外は野蛮だと言ってたぐらいですし、名前ですら今では完全に中国式になってしまっています。
 しかもそれらは朝鮮半島人が自らすすんでその道を選んできたワケです。
 最近はそれを安易にあざ笑う人たちが増えてきてしまっていますが、しかし下手をしたら日本だってそのようになっていたかもしれないのです。
 なぜ日本がそうならなかったかと言えば、それは早い時期から中国の冊封体制(=中国の国の皇帝をトップとして、隣国は属国でしかないという考え方)を離脱して、独自の文化を歩んできたからなのです。
 そしてその象徴が天皇だったワケです
 つまり天皇は中国大陸の国の皇帝と同格であって、よって国同士の関係も同格であると、そう聖徳太子の「日出ずる国の天子・・・」という書簡でハッキリと表明したのです。
 それは外向的な意味合いももちろんありましたが、同時に文化的内面的な部分においても“日本人”を強く意識させるキッカケにもなったでしょう。
 そもそも日本は古来から独自の文化を創ってきた国ですから、形的にもいつかはハッキリさせておく必要があったのだと思います。
 一方朝鮮半島は、逆に「いかに中国に似られるか、中国になれるか」というベクトルに進んでいき、そのような歴史を歩んでいくコトになります。
 そんな自分たちの国の歴史と、真反対の道を歩んできた隣国の歴史を、どう読み取るべきでしょうか。
 
 もうひとつ例えを挙げてみましょう。
 日本という国は歴史的に分裂をしたコトがない国です。
 というか、南北朝時代の例外を除けば、分裂の危機すら起きなかった国です。
 というのも、日本のすぐそこには中国という古代においては世界一の大国があったワケで、普通なら、自分が天下を取るために巨大な外国の力を利用するという戦法をとろうとする人間がだいたい出てくるモノなのですが、日本はそういうコトはありませんでした。
 またまた朝鮮半島と比べて恐縮なのですが、朝鮮半島は5世紀の高句麗や百済といった国の時代から、朝鮮戦争の時代まで、半島が分裂すれば中国大陸の国の手を借りる国と、その他の国の力を借りる国とが、ほとんどどの場合出てきていたワケです。
 しかし、日本有史の中でも最大級の外国の驚異を感じたのは幕末の時ですが、あの時でさえ、外国の力を借りて、つまり属国や服従国や冊封国になってもいいから日本国内だけは自分が王となろうと企んだ人間というのは、表に出るぐらいの規模では出てきませんでした
 開国派であれ、尊王攘夷派であれ、佐幕派であれ、全て「天皇の国日本」という枠だけは共通していて、違っていたのは外国と戦える力はどうすれば得られるのかという方法論だけだったのです。
 戦国時代だってそうです。
 織田信長でさえ、日本という枠組みの中で争っていたに過ぎません。
 第二次世界大戦時だって、天皇陛下の御聖断があってこそ、今も日本として存在し続けられているのです。
 終戦直後の日本人にとって、天皇陛下の存在がどれだけ勇気づけられたコトか。
 これら全ては天皇を戴く日本という枠組みがあってこそです
 日本は遙か昔から天皇という日本の枠組みの象徴を戴いていたからこそ、いつの時代だって、どんな国難の前だって、決して日本という枠組みは忘れなかったのです。
 
 天皇のコトを象徴と言うと、どうしても戦後憲法のコトを考えてしまう人が多いかと思いますが、しかしそれは単に明文化されただけであって、もともと天皇は日本を代表し日本を象徴する存在です
 外国の王や皇帝とかとはまた性格が異なります。
 今回はその辺を言うと長くなりますので省略しますが、天皇は、「何をもって日本を日本と言いますか」という簡単には答えられない問題があるからこそ必要だったのであり、つまりその問いには、唯一「天皇を戴く国が日本です」という明確な答えを導き出すための、日本という国にとって必要不可欠な存在であるワケなのです
 いつの時代も、天皇がいらっしゃるからこその日本であり、日本統一統合の象徴なのです。
 どんな国難の前にも、この具体的に意識できる日本としてのアイディンティティを戴いていたからこそ、常に分裂をせず分裂の危険すらほとんど起きず、日本は2600年もの長い歴史を育んでこれたのです
 
 今の日本が、そして日本人が、平和な幸せな考え方が出来るのも、そうした歴史があったからこそです。
 だからこそ、今に生きる日本人は、その素晴らしい財産を次の世代に受け渡す義務があるのです。
 今の幸せが空気のように普通に享受できるのは本当に素晴らしい幸せなコトですが、しかしだからといって今の世代で使い潰していいというワケには決していきません。
 いま日本人の多くが「生きているコトそれ自体が幸せ。生まれてくるコトそれ自体が幸せ」と思えるのであれば、むしろ日本の歴史をシッカリと受け止め、次の世代も同じようにその幸せを感じられるよう継承していかなければならないのです
 
 天皇という存在は、そんな大切なモノの柱です。
 日本の今までの悠久の歴史をひとつのまとめている象徴です。
 天皇無くしては今までの日本を語るコトは出来ません。
 一方「生きるコトそれ自体が幸せ」という考え方は所詮今の世代が感じているここ2、30年程度ぐらいの考え方は今だけの考え方でしかなく、それを空気のように感じられているコトはとても幸せなコトですが、それが100年後200年後1000年後も同じように通用するかどうかは分かりません。
 だけど、悠久の歴史を包み込む天皇というアイディンティティを持つ日本という存在は、1000年以上は確実に実効的に上手く機能してきたという実績があります。
 だったら今を生きる我々も、1000年後の日本人達のためにそれを継承していくのが一番確実に幸せを与えられる道なのではないでしょうか。
 日本ほど歴史の長い国は類を見ません。
 これほどの実績、歴史を、どうして簡単に投げだせられるでしょうか。
 
 天皇は、そんな果てしなく重い2600年の日本人の想いを代表して受け継いでこられている存在です。
 そしてそれは、天皇という運命によってとしか言いようのない巡り合わせの元に、我々の幸せのため天皇としてあり続けていらっしゃるのです。
 今の感覚、おそらく30年ぐらい程度の短い時間に生まれ出てきた感覚でしょう、たったそれだけの小さな価値観程度のためだけに、日本を捨てるワケにはいきません。
 天皇は日本人のために日本の歴史と運命を一身に背負っていらっしゃるワケで、こういう言い方が適切かどうかはアレですが、天皇は日本のためにある意味犠牲になってくださっているワケで、日本人はそれに感謝申し上げなければならないのです。
 個人がとか権利がとかいう概念など、日本の2600年の歴史の前にはちっぽけな考え方でしかありません。
 この2600年の歴史を守ってきた重みと、そしてそれをさらに100年200年500年1000年2000年と継承していくために、日本人は日本人として全てを受け止め、天皇は天皇として受け止めていただいているのです
 国民は天皇の重みと歴史を受け継いでそれを支え、天皇は国民のために色々な思いはもちろんあるのでしょうがそれを超えて存在し続けてくださっているのです。
 どっちがどうというような簡単な問題ではないのです。
 
 なぜ天皇は男系でないといけないかというのは、今まで散々言ってきましたので、ここで改めては言いません。
 詳しくはこちらをご覧下さい
 ただひとつ言えるコトは、男系であるコトが歴史的にも天皇家のアイディンティティであったワケで、血が流されても代々それだけは守ってきたワケで、天皇家の核は男系であるのですから、これを守るコトが天皇家を、そして“2600年間続いてきた日本”を守るコトに繋がるのです
 何度も言いますが、今の日本人が「生まれてくるコト自体が幸せ」と空気のように思えるコトはとても素晴らしいコトではありますが、その考え方を守るためにも天皇を天皇として日本人は守っていかなければならないのですし、天皇は存在それ自体が日本の守り神でいらっしゃるのです。
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、そういう日本を大切にしていきたいと思います。
 

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平成18年9月9日

 表面だけ見ても何もならんぞ

 <消費者金融業界>パーティー券、年々増額…05年23議員 (※すまん、ミクシィ内)
 
 いわゆるグレーゾーン金利など規制強化の論議の渦中にある消費者金融業界がパーティー券購入額を年々増やし、政界工作を強めていることが、05年の政治資金収支報告書や業界の内部資料で分かった。業界団体でつくる全国貸金業政治連盟のパーティー券購入を中心とする「渉外費」は04年に966万円だったが、05年は1216万円。さらに、06年予算で1400万円を計上しており、「業界への理解者を増やすため、政権政党を中心に野党にも協力していく」としている。

 サラ金と一番癒着してるのってマスコミだろ。
 いまテレビの広告の何パーセントがサラ金だよ。
 こうやっていつもマスコミは政治家を使って自らの批判をそらそうとするんだよな。
 
 そもそもサラ金だってニーズがあるから存在するわけだ。
 これは仕方のない現実。
 サラ金で首をくくったやつはいるだろうが、サラ金がなければもっと早くに首をくくったやつもいるだろう。
 銀行が金かさないからサラ金に手を出すわけで、サラ金があるから金借りてるんだ、サラ金がなければ首くくるやつはいなくなるんだという単純な構造ではない。
 銀行からの貸しはがしやなんやらで首くくるやつもいるだろうしな。
 銀行でもサラ金でも、首くくるやつの心情の根本は同じこった。
 たまに犬買うためにサラ金に手を出すバカはいるが、それはバカの例外でいいだろう。
 つまりこの問題はサラ金だけを攻撃すればいい、政治家を攻撃すればいいという単純な問題ではなく、近代の世界にとって必要不可欠な金融システムの一つとして金を借りなければならない人が多く存在し、そして借りられない、返せない人がそれなりにいるという現実があるのだから、この問題を構造的にとらえて、根本から解決しようとしなければ無意味だろう。
 
 もしかしてそれを一番阻害しているのはマスコミなのではないか?
 そしてこんな記事をを安易に鵜呑みにする国民ではないか?

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平成18年9月11日

 総裁選突入

 なにやら今朝方東京地方では大雨が降ったそうですが、やえは全然気づきませんでした。
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 
 以前、「なぜ今回の自民党総裁選では派閥が機能していないのか」というコトで、麻垣康三の絶妙かつ微妙なバランスの元で成り立っているの四人の関係をもとにお話をさせていただきました。
 しかし、その話も今は昔、福田康夫先生は立候補を見送り、結局、安倍晋三先生、谷垣禎一先生、麻生太郎先生の3人での総裁選になってしまいました。
 つまりこれで絶妙かつ微妙なバランスは崩れてしまったのです。
 
 ただし、今回に限り派閥的な動きはあまり見られません。
 唯一、候補者の一本化に成功した清和会(森派)だけは一致団結して行動していますが、候補者二人を抱えている宏池会系(丹羽・古賀派、谷垣派、河野派)、始めから候補者を出せなかった平成研(津島派)や、頭がいなくなって大丈夫かなと心配な志帥会(伊吹派)など、どこも今回ばかりは派閥としての役割を果たせていません。
 これは、絶妙かつ微妙なバランスが保たれていた時は派閥が機能しておらず、その時から各議員さんが派閥ではなくそれぞれがそれぞれに動いていた時期があったワケで、いくら福田さんが出ないと決めたからといって、今さら今までの動きを無かったコトにするコトなど出来なくて、ズルズルと今のまま行っているワケです。
 さらに言うなら、福田さんを応援していた人たちも、もうここまでくれば安倍さんが勝つのが分かっているので、安倍さんでも応援しておこうかぐらいの議員さんも多いのでしょう。
 一方安倍さんの対抗馬となる麻生さんや谷垣さんは、もしここでどちらかが立候補補やめておけば、宏池会系の議員さんと、安倍さんには反対しておきたい旧福田陣営の先生方が応援するでしょうから、ここまで一方的な総裁選にならなかったと思われます。
 結局今回のゴタゴタで一番得をしたのが森派であって、もしかしたら一般的にはあまり評判も評価もよろしくない森元総理こそが、実はとても優秀なキングメーカーだったという結論になってしまうのかもしれません。
 ま、裏で活躍する人は、表では無能ぐらいに思われていた方がいいというのは、ある意味王道ですしね。
 
 そんなこんなですでに結論の見てしまっている自民党総裁選挙ですが、実は世間が思っている以上に永田町では今回の選挙はすでに終わっているという雰囲気になっています
 麻垣康三の時代は「安倍さんvs安倍さん以外」という構図で、実際の投票も安倍さんが過半数を取れなければ決選投票となって、決選投票の時に反安倍で団結して・・・という思惑を持っていた人が多かったワケなのですが、福田さんが不出馬を決めてからはそれすら叶わぬ夢となっていました。
 よってもはや永田町では本気で安倍さんを倒そうとしている人は、麻生さんと谷垣さんとその僅かな陣営を除いて、もはやほとんどいないと言っても過言でありません。
 
 その代わり、本選ではないいま行われている永田町での鍔迫り合いが2つあります。
 ひとつは、人事争いです。
 早い話、この選挙で安倍さんに恩を売っておいて、「自分はこれだけ選挙で貢献したんだからいいポストに就けてくれ」という、そういう争いです。
 手柄争いですね。

 閣僚人事では、派閥横断で安倍氏支持の流れを作った甘利明・元労相(山崎派)の再入閣、「再チャレンジ支援議員連盟」会長の山本有二・党経理局長(高村派)の初入閣が検討されている。

 という記事が示すとおり、いま永田町では「自分こそが安倍支持だ」といかに声を大きくするかの争いが起きいているワケです。
 これは当の安倍さんがどう評価するか分からないですから、いまのところ何とも言えません。
 ただ、最初の人事で今後の安倍さんの手法のある程度の道筋が決定されますから、総裁選よりも党三役と閣僚の人事は注目です。
 
 もうひとつの争いは、実は「次の総裁選挙」の争いです。
 いま立候補している安倍さん以外のお二方の間もだいぶ政策のスタンスが違ってきています。
 簡単に言うと、麻生さんが安倍寄りで、谷垣さんが反安倍、という形です。
 つまりですね、だいたい永田町の評価では、安倍さんはそこまで長期政権にはならないと言われていて、少なくとも小泉さんのような超長期政権にはならないでしょうし、小泉さんほどの影響力を発揮した人の後というコトだけでもやりにくさというのは計り知れないワケですから、下手をしたら安倍政権は来年夏の参議院選挙で大敗北を喫してしまいそこで終わってしまうのではないかと見ている人も少なくはありません。
 長期政権になれば時代も変わって世代交代になってしまいますが、安倍政権がそのような短期政権になった場合には、やはり今立候補している人が代わりの総理総裁として取り上げられるコトになるでしょう。
 つまり、安倍さんが早めにこけた時に、安倍さんの後を引き継ぐという形で天下を取ろうとしているのが麻生さんであり、安倍さんのやり方をやり直すという形で天下を取ろうとしているのが谷垣さんなのです。
 
 特にそれを顕著に表しているのが谷垣さんですね。
 靖国神社の問題やアジア外交の問題では極端に正反対の政策を打ち出し、そしてそれを一番の訴えどころとして連日主張しておられます。
 おそらくこれでは安倍政権では完全に干されるでしょうけど、それを覚悟で谷垣さんは次に賭けているワケです。
 これで安倍さんが谷垣さんを重用したら、ある意味たいしたものですけどね。
 
 ただし、さっきも言いましたように、これは安倍政権が短期に終わったときの話です。
 もし中長期的に続いてしまうと、おそらく派閥も体制を立て直せるでしょうから、そうなってしまうと平成研や志帥会も黙っていないでしょう。
 そういう意味ではまだまだ小泉さんの「自民党をぶっ壊す」は生きていますし、それがいつまで続くかというのも絶妙かつ微妙なバランスにかかっていると言えるワケです。
 
 今回の自民党総裁選挙は面白くない面白くないとよく言われているところですが、こういう視点で見てみると、また違うおもしろさがあったりします。
 

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平成18年9月12日

 小泉メルマガレビュー

 リクエストされましたので、今日はメルマガレビューをお届けします。
 リクエストありがとーございまーす。
 
 小泉内閣メールマガジン 第248号 ========================== 2006/09/07
 ★☆ ご愛読感謝特別号! ☆★
 
 [らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
 ● 親王殿下ご誕生を祝して
 小泉純一郎です。
 親王殿下のご誕生を心からお祝い申し上げます。
 秋篠宮妃殿下、親王殿下、母子ともにご健康という知らせ受け、「よかったですね。」といううれしい気持ちでいっぱいになりました。明るい知らせに、国全体がなごやかな雰囲気に包まれたことと思います。
 喜びを国民のみなさんと分かち合い、親王殿下のお健やかなご成長をお祈り申し上げます。
 
 こう言うとまたなんか言われそうですけど、やえは秋篠宮妃殿下がご懐妊された時から親王様と確信していました。
 日本の運命的に親王様しかありえないからです。
 そういう意味で、親王様は太陽のような方と、やえは僭越ながら思っています。
 お名前は悠仁(ひさひと)様と決まったそうで、とてもよいお名前ですね。
 
 9月に入り、日中の日差しは相変わらず厳しいですが、朝晩は涼しさが感じられるようになりました。
 1日の「防災の日」には、早朝、東京湾を震源にマグニチュード7.3の地震が発生したとの想定で防災訓練を行いました。
 直ちに全閣僚が官邸に集合、緊急災害対策本部を設置しました。石原東京都知事もテレビ会議に参加して、首都中枢機能、経済中枢機能の被害の確認や復旧策について協議し、午後には、降りしきる雨の中、荒川河川敷で、8都県市による水路輸送訓練や救護訓練などが行われました。
 
 ごめんなさい。
 真剣に訓練されているのは重々承知しているのですが、個人的にはどうしても、小泉さんと石原都知事がどんな会話をするのかがとっても気になっちゃいます(笑)
 石原さんは国会議員時代は元々清和会(森派)の人でしたが、小泉さんとは同じ議員時代があったんでしたっけ?
 
 総理大臣として防災訓練に参加するのは6回目。本番さながらの訓練で、参加者のみなさんの緊張感のある機敏な動きを見て、頼もしく感じました。
 「備えあれば憂いなし。」いつもこの気持ちを忘れずに、災害に備えていきたいと思います。
 
 もう、いくら東京は地震が多いといっても、やっぱりグラッと来るとドキッとしますもんね。
 しかも地震を無くすコトなど人間には出来ないワケですから、こうやって備えるしかないんですよね。
 
 先週土曜日東京のお台場で開かれた「アフリカン・フェア」の開会式に出席しました。このイベントは、アフリカの国々の特産品を発掘、改良して紹介する「一村一品」運動の一環として開かれたもの。色鮮やかな織り布や木工細工、コーヒーやシアバターという植物油を使った石けんなど、とても魅力的な品々がたくさんならんでいました。となりでは、アフリカの布を使ったファッション展も開かれていました。
 私は、5月にエチオピアとガーナを歴訪しましたが、エチオピア産のコーヒーはイエメンのモカという港から出荷されていたので、モカ・コーヒーと呼ばれていたということをそのとき初めて知りました。それ以来、官邸でも時々エチオピア・コーヒーを楽しんでいます。
 ガーナで泊まったホテルには、木彫りの人のかたちをした電気スタンドが床においてあり、素晴らしいデザインだなと思っていたところ、先日ガーナの大使が持ってきて下さったので、官邸の部屋に飾ってあります。
 
 それはそれは異国情緒溢れる展示会になったコトでしょう。
 なんなかアフリカと言われても特産物をパッとは思い浮かばないですから、こういう催し物もいいかもしれません。
 正直やえも、アフリカと言われても、コーヒーか金かDIO様の館ぐらいしか思い浮かびませんっ、ごんめなさいっ。
 
 アフリカには私たちの知らない素晴らしいものがたくさんあります。いい品物をつくって、日本でも売れるように努力してもらうことによって、国づくりにも役立てていただき、日本とアフリカがより友好的な関係を築いていけるようになれば素晴らしいと思います。
 今週号には、アフリカ連合のコナレ委員長から寄稿していただきました。アフリカは、紛争、貧困、伝染病などに苦しみ、国際社会の暖かい手を必要としています。日本の支援、日本の思いがアフリカの人たちにもっと届くように、アフリカの国々が自らの力で発展できる力を養えるように、これからも協力をしていきたいと思います。
 
 いいですね。
 なにがいいって、小泉さんの最後の言葉、「アフリカの国々が自らの力で発展できる力を養えるように」です。
 なんかアフリカとか途上国には援助援助ばかりで、言ってみればそれは甘やかしにしかならないのではないか、最終的にはその国のためにはならないんじゃないかとやえは思っているんですが、しかし小泉さんの言葉を意識しながら援助していけば、いつかいい方向に向かっていけるでしょう。
 そして日本としても相手に自立をしてもらってこそ利益が出るというモノですから、そういう意識を持ちながら援助し友好していきたいですね。
 
 今日は午後からアジア欧州会合(ASEM)に出席するため、フィンランドに出発します。アジアと欧州の地域を越えた対話と協力の場として始まったこの会議は設立10周年を迎えます。38カ国の首脳が参加する今回の会議の中で、国際社会の責任ある一員として、政治、経済、文化など様々な分野について、世界のリーダーたちと話し合ってまいります。
 フィンランドといえばフィンランディアを作曲したシベリウスを思い出します。シベリウスの音楽が生まれた雰囲気に触れるのも楽しみのひとつです。
 
 やっぱり小泉さんは文化に触れる方が好きなようで、そっちこそ楽しみなんでしょうね。
 最近、小泉さんは外遊ばかりしているじゃないかと批判めいたコトを言う人がいますが、それはなんか結構メチャクチャな物言いでしょう。
 相手の国に行くコトこそが最も相手国と親密になれる外交なのですから、外交が大切と言うのであれば、それを批判するのはあまりにも筋違いです。
 それとも中国と韓国だけが外国とでも思っている人が増えているのでしょうかね。
 小泉さんの任期もあとわずかですが、最後まで頑張ってください。
 
 
 
 [ご愛読感謝特別寄稿]
 (編集部注)小泉内閣もあとわずかとなりました。今週号から小泉内閣5年間の出来事や小泉総理との思い出について、各界の方々からお寄せいただいた"ご愛読感謝特別寄稿"を掲載いたします。

 
 ● 日本とAU(アフリカ連合委員長 アルファ・ウマール・コナレ)
 最近、日本は、アフリカとの協力関係を強化するとともに、アフリカの経済社会開発のために国際的な支援が結集されるよう様々なリーダーシップを発揮しています。開発のためのアフリカ自身の取り組みを促してくださっていることは賞賛に値すると思います。
 
 こんにちは、はじめましてー。
 やえです。
 
 日本がアフリカを支援する中で(1)民主化プロセスの推進、(2)経済改革の実行、(3)人的資源の開発、(4)環境保護の4分野を重視しているのは心強いことであり、これらの分野は、アフリカ連合(AU)や「アフリカ開発のための新パートナーシップ(NEPAD)」が、優先している分野と一致しています。
 日本がアフリカの開発のために実施した様々な取り組みの中でも特に、日本とアフリカとの関係を強化した1993年10月の「第1回アフリカ開発会議(TICAD)」は重要な出来事でした。日本政府はこの会議を契機に、さきほどの4分野を中心とした様々な支援をしてくださっています。
 第1回TICADで採択された「東京宣言」は、アフリカの開発を成功させるためには政治経済改革、地域協力や地域統合、民間の役割が重要であると結論づけています。アフリカ連合はこれを支持し、加盟国に対して、アジアの国々での開発の成功例に学び、南南協力を推し進めるよう訴えています。
 
 アフリカ開発会議って毎回日本で開催されているんでしょうか?
 いつぞや小泉さんが提唱した野口英世賞の表彰式も日本でされるんですよね。
 まぁそれだけアフリカは日本と友好な関係を築いていると言えるのでしょう。
 
 こうした重点分野に加え、実際に日本と日本人がアフリカを支援してくださっていることが、アフリカを勇気づけています。
 緒方元国連難民高等弁務官(現JICA総裁)、松浦UNESCO事務局長のように、国連機関の重要な地位にある日本人の模範的なリーダーシップは素晴らしく、また、JICAや多くの日本人ボランティアのアフリカでの活躍はアフリカで深く感謝されています。
 特に、故野口英世博士の功績は注目すべきでしょう。また、G8沖縄サミットの際、日本政府はG8サミットにアフリカを招待してくださいました。
 
 へー、それは知りませんでした。
 ずいぶん日本はアフリカを重視しているんですね。
 でも確かに、あのアフリカの国々が、ある程度でもいいので発展すれば、それはもう様々な意味で大きな力になるでしょうからね。
 
 日本の開発支援の例をいくつかあげてみましょう。まず、稲の新しい品種である「ネリカ」の導入です。この品種はアフリカの食糧の自給化に大きく貢献することでしょう。
 さらに、2006年7月に正式に発表された故野口英世博士を記念した賞の創設です。この賞は、今でもガーナの人々から愛され、対アフリカ協力の先駆者として、高く評価されている故野口英世博士にちなんだ賞で、アフリカにおける疾病対策を支援するものです。故野口英世博士は今なお、アフリカ人と日本人の双方にとって、人類の団結の模範となっています。
 
 稲の品種改良はおそらく日本が世界一の技術を持っているでしょうからね。
 そもそも稲は温暖気候で育つ作物だったらしいのですが、日本人は昔から苦労して努力して東北地方でもしっかりと育つよう品種改良に成功したのです。
 いまでは東北こそが米どころになっていますしね。
 ですから、そんな日本の技術力をもって、アフリカでもしっかりと育つ品種に改良したのでしょう。
 やっぱり国の基本は農業ですから、これはぜひ成功してほしいですね。
 
 これらに加えて、アフリカと日本の協力関係は、以下のような新しいプロジェクトを生み出しています。
 ○社会資本の整備
 ○平和の確保の鍵となる人間の安全保障
 ○環境保護の推進(京都議定書の履行)
 ○エネルギー安全保障
 ○恒常的な政治対話、特に国連安全保障理事会においてアフリカと日本がそれぞれ常任理事国の議席を確保することに資する国際連合の改革。これはアフリカにとって最も重要なプロジェクトです。
 
 国連改革は日本にとってもアフリカにとっても大切ですよね。
 打算的ではありますが、国の数から言えばアフリカは大票田ですから、ある意味、どうせ反対のための反対しかしない特定アジアなんかを説得する時間があるのであれば、アフリカともっともっと仲良くしておいた方がいいでしょう。
 
 アフリカと日本との協力・友好関係の発展を振り返るとき、すぐに2人のお名前が思い浮かびます。まず、アフリカと日本との関係の扉を開けてくださった森前総理大臣です。森前総理は、アフリカの真の友人であり、日本・アフリカの関係の守り主です。
 
 森さんきたー(笑)
 はー、この日本のアフリカ重視の姿勢は森さんが築かれたんですね。
 しかし守り主とはまたすごい表現です。
 
 次に、森前総理の歴史的な取り組みを引き継がれた、同じくアフリカの友人である小泉総理大臣閣下です。小泉総理は、アフリカ、そしてアフリカ連合の本部を訪問され、2003年には、東京でTICADIIIを開催し、48時間の間に23人のアフリカの大統領と会談を行いました。
 
 閣下きたー(笑)
 このレビューではもう何度も何度も言ってますが、日本人とマスコミは、外交と言えば特定アジアとアメリカしか目を向けようとしませんが、こういう事実があるというコトをしっかりと見てもらいたいですね。
 
 小泉総理は日本の成功をアフリカと分かち合いたいと考えておられます。これは人間そして人々の間に生まれる絆に対する小泉総理の強い想いや勤勉さ、優れた政治手腕などをよく表しているといえます。小泉総理の行動には、独特で魅力的なスタイルがあります。小泉総理は思慮深く、注意深く、決断力があり、成功を収めて、人の師たらんとする強い意欲を有しておられます。
 小泉総理は森前総理の協力の下で成し遂げられた功績を、次の総理に引き継がれ、そして2008年、TICADIV及びG8サミット開催時にはアフリカのサクセス・ストーリーが始まっていると信じております。
 アフリカが小泉総理への感謝の気持ちを忘れることは永遠にありませんし、小泉総理もまた、アフリカと共に在り続けて下さるでしょう。
 
 アフリカにしてみれば、もっと小泉さんの総理でいて欲しいと思っているのでしょう。
 残念ながら小泉さんは近々やめてしますが、でも次の総理はおそらく安倍さんで、安倍さんも森派ですから、アフリカ外交に関しては森さん−小泉さんのラインをしっかりと受け継いでくれると思います。
 ぜひぜひアフリカ諸国におかれましては、日本としてもしっかりと援助できる部分はしていきたいですから、自身も頑張って成長するんだという気概を持って、サクセスストーリーを成功させて欲しいと思います。
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、アフリカを応援しています。
 
 
 
 ● 小泉政権5年をこう見る(防衛大学校長 五百旗頭真)
 小泉純一郎は類例のない政治家である。
 戦後の自民党政府は、党と官僚機構を2大マシーンとし、下に支持母体となる多くの巨大利益集団をかかえ、旺盛な派閥政治を恣いままにしてきた。小泉はそれらの世話にならず、国民との共感を築くことによって首相となった。
 
 と、いきなりごめんなさい。
 やえは決してそうは思いません。
 だってそれだけでは決して自民党だけで常に過半数を維持できてきたとは思えないからです。
 先の衆議院選挙では確かに自民党は大圧勝しましたが、しかし過去の選挙においてはそれ以上に議席を獲得したコトもあるワケで、その結果というモノは決して利益集団だけではなし得ない、国民の支持無くしてはあり得ない結果だったハズです。
 しかもそれを何十年も続けてきたのですから、紋切り型に「党と官僚機構を2大マシーンとし、下に支持母体となる多くの巨大利益集団をかかえ、旺盛な派閥政治を恣いままにしてきた」と言うのは違うと思います。
 
 小泉首相は、圧倒的な支持率を背景に、長く続いた派閥政治と既得権政治を打破する役回りを演じた。派閥の拘束なしに閣僚人事を思いのまま行ったのは、戦後史にあって吉田茂と小泉のみである。それでいて、「ワンマン吉田」が政権末期には不人気をきわめたのに対し、5年の政権を全うする小泉首相の国民的人気は衰えを見せない。奇跡の人と呼ぶ他はない。
 
 奇跡の人というのはその通りでしょうね。
 そして小泉さんほど、自分の政治心情を政策として実行できた政治家は珍しいと思います。
 
 小泉の政治改革は3つの要素から成る。一は新自由主義的な民営化と小さな政府化の推進である。二は国際的役割の拡充であり、リスクをとって自己主張し行動する外交展開である。三はこれらを可能にする官邸の機能強化である。
 
 そうですね、官邸の力は大きかったでしょう。
 いくら総理大臣とはいえ、ひとりの人間が発揮できる力というのはそこまで大きく成り得ないですから、やはり大きなコトを成そうとするのであればそれを支える多くの人間が必要です。
 そして小泉さんを見事に直接下支えしたのが官邸でしょう。
 同じ官僚でありながらも、各省庁の言うコトよりも、なにより小泉さんの言葉を実行するという気概を官邸に持たせたというのは大きな功績だと思います。
 
 小泉首相が余りに魅力的であり、時代の表現を独占しているため、よいことだけでなく、まずいことまで国民的に了承されるところがある。「あばたもえくぼ」症候群である。外交面にそれが顕著であると、私は見ている。
 たとえば靖国参拝一つで、どれほどアジア外交を麻痺させ、日本が営々として築いてきた建設的な対外関係を悪化させたことか。
 侵略戦争を行ったうえ敗北した日本に対する不信は、世界に、とりわけアジアに根深かった。しかし戦後日本は平和的発展主義をとり、世界で最も格差の少ない豊かな社会を築いた。さらに民主主義社会を確立し、そして途上国の国づくりへの協力を重ねた。これを見て、世界は日本を信認するようになった。
 東南アジアは90年代には日本の友人となった。難しかった韓国との間も、金大中−小渕恵三の時代に転機を迎えた。江沢民の中国はもっとも厄介であったが、それでも世紀転換期には日本重視路線に転じた。
 これら積み立てられた信用という対外資産は、小泉首相が靖国参拝にこだわったことによって、大きく損なわれた。しかし小泉首相のあり余る魅力と国民的人気が、アジア外交への批判を封じているのである。
 
 なんかこの人、型にはまっている紋切り型な人ですね。
 そうじゃなくてですね、日本人は気付いたんです。
 決して外交とは、相手の言い分を平身低頭いつまでも延々に聞き入れるモノではないと、気付いてしまったのです。
 では日本は、中国に「南京虐殺30万人紀念館」なんていう施設があるから主席とは会わない、韓国とは竹島の問題があるから大統領と会わない、アメリカともBSEの問題があるから会わない、こういう態度をとっていいというコトでしょうか。
 靖国の問題を外交にかけて批判する意見は、結局はこういうコトです。
 もしこれらも全てその通りだと言うのであればまだ矛盾していませんが、しかしやえはそう言っている人を見たコトがありません。
 この問題に関しては、小泉さんの魅力とか人気とかは関係ないでしょう。
 これは原則論なのです。
 
 小泉外交は全体的に見てどうか。やはり高い得点をマークしている。
 とりわけ大きな業績は、対米関係の高水準化である。日本外交にあって対米関係が単独過半数的地位を有するだけに、その劇的な改善は大きな成果である。首相は9.11テロに傷ついた米国に飛び、ブッシュ大統領と並んで「日本はアメリカと共にある」と言明した。
 世界的に不人気なイラク戦争をブッシュ政権が発動したとき、小泉首相はいち早く「支持」を表明した。イラク占領後に戦乱状況が拡がり、日本人外交官も犠牲になる中で、首相は自衛隊の派遣を決断した。「たとえ犠牲を伴うとしてもやらなければならないことがある。」危険を冒しての外交行動も、やはり小泉にとってタブーを超える感動のドラマなのである。
 ちなみに私はイラク戦争が間違った戦争であると判断し、筋目の悪い戦で米国と一緒してもきっと後味悪い結果になると憂慮した。間違った戦争であることは、その後ますます明瞭となったが、イラクに派遣された自衛隊に悲劇は起こらなかったし、日米関係も悪化しなかった。
 
 自衛隊を派兵する時にも言いましたが、これ、アメリカの戦争が善か悪かという問題と、派兵するかどうかという問題はそこまでリンクしません。
 日本にとって重要なのは、派兵するかどうかという事実だけです。
 自衛隊が海外で、しかもすぐそばで戦闘を行っている地域に行って活動したという事実は、これは後々の日本にとって大きな財産となるでしょう。
 日本がこれから普通の軍隊を持っている普通の国になるための大切な第一歩だったのです。
 
 小泉外交は戦後日本になかった「リスクをとる外交」である。首相自らがあの北朝鮮を訪問し、拉致を認めさせ、問題解決の大筋を共同声明に示す大業は、小泉以外の誰にもできなかったであろう。
 内政にも外交にも、小泉政治には勇気と感動のドラマがある。不世出のリーダーといってよい。アジア外交の失点は小さくないが、それは小泉首相が再浮上の機会を後継者たちに残したものと考えて対処せねばなるまい。
 
 ではところでアジア外交に関して、では中国と韓国と政治的に仲良くしておいて何か得があったのかと考えたら、これはちょっと頭をかしげてしまいます。
 なにかあります?
 経済は政治が険悪でも今でも成長しているワケですから関係ないですし、領土問題はどうであろうと紛糾するモノですし、そもそも中国韓国は自分たちの主張を一方的に通してこそ笑顔になっていたのですから、それで日本の利があったとはとても思えません。
 「アジア外交の失点は小さくない」と言う人が多いですが、では具体的にどう失点しているのか、まずそれを教えていただきたいモノです。
 
 
 
 [編集後記]
 本日、これからアジア欧州首脳会合に出席する小泉総理に同行してフィンランドに向かいます。今回が小泉総理の51回目、そして最後の海外出張です。
 国際化、グローバル化が進む国際社会の中で、日本の存在感を示すことは、極めて重要になっています。小泉総理は、国内の日程が過密な中で、歴代の総理として海外で最も多くの外国の首脳と会談し、しばしば厳しい交渉に臨まれてきました。
 多岐にわたる難しい課題を話し合い、決断をせまられる首脳外交は、その華やかな舞台とは裏腹に相当な重圧があります。私も、何回か同行し、過密なスケジュールとともに、大変な重労働であることを実感しました。海外でも国内と同様に超人的に働かれる小泉総理には、いつも感服します。
 この出張から戻る9月12日時点で見ると、小泉総理の外国出張は220日にものぼります。この5年間の小泉総理の外遊記録をまとめましたので、ご紹介させていただきます。各地を訪れた写真の壁紙プレゼントとともに、お楽しみください。(じんえん)
 
 既存メディアでは「歴代の総理として海外で最も多くの外国の首脳と会談」したという部分をさっぱり伝えませんよね。
 どうしても小泉さんの外交の功績を認めたくないのでしょう。
 特定アジアとの外交だけを全ての外交だと国民に思い込ませたいのでしょう。
 そういった思い上がりがマスコミにある以上、もっともっとこういうメルマガとか政府が直接国民に訴えられるメディアが重要になってくるんだと思います。
 じんえん先生も任期があとわずかです。
 どうぞ最後までかんばってください。
 
 
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平成18年9月13日

 年金も他人のせい

 昨日の朝でしょうか、なにかの番組で年金の問題を取り上げていたんですが、なんなんでしょうか、若い人にモザイクをかけてこんなコトをしゃべらせていました。
 
 「年金制度なんてもう破綻している。どうせ自分たちはもらえないんだから払わない」
 
 テレビに出ている人はこの言葉には何も言わずに、政府批判ばかりに終始していましたけど、これ順番が逆なのではないでしょうか。
 実際は、「払わない人が多数いるから破綻しかけている」のではないのですか?
 単に自分が払いたくないのを他人のせいにしていませんか?
 
 こういうコトを言っている人もいました。
 
 「年金に払うお金があるなら服が買いたい」
 
 そもそも年金という強制的な制度は、こういう先を見ないような人のためのモノではないのでしょうか
 はじめから計画的な人ばかりであればこういう年金制度も必要ないワケで、しかしそうでない人が多くいるからこそ、そんな人が老後になって生活できない老人ばかりになってしまうと国家としても大変問題だと、そういう意味から強制的な年金制度があるハズなのです。
 結局貯金も何も無くて、しかし長生きだけはしてしまった後になってから、いろいろ文句言われても困るワケです。
 
 また、所得の再分配という性格もあります。
 医療費など、保険料を0にして医療費を100%にするという選択肢も無いワケではありません。
 まぁ実際は税金も入ってますから、50%とかでもいいかもしれませんが、それでもし「自分のコトは全部自分でする。その時のコトは自分でする」と言うのであれば、医療費もこうしてしまえばいいのです。
 しかし社会保障はそういうモノではありません。
 今は必要でないかもしれないけど、今必要な人もいるのだから、それはみんなで支え合いましょう、もしいつか自分が困る時が来たら、その時はみんなが支えますよ、という助け合いの精神も社会保障には含まれているのです。
 そして税金も、ある程度は所得の多い人から多く負担してもらう制度にもなっているワケです。
 
 年金にしても医療費にしても様々な社会保障は、誰も分からない将来のコトに備えられない人にも備えさせるモノであり、そして自分が自分がというだけの視点ではなく、みんなで支え合う制度なのです。
 
 もし上記のような自分だけの視点がまかり通るのであれば、それこそ払わない人のせいで破綻してしまうのですから、そうするのであれば全部自己責任にすればいいんです。
 医療費もなんもかんも100%にすればいいんです。
 それこそ好きなときに好きなだけ服を買って、いざという時お金が無くても野垂れ死にするのも仕方ない社会にすべきなのです。
 
 でもやえはそれが正しいとは思えません。
 そしてもし100%なんてとんでもないと思うのであれば、上記のような考え方は否定しなければならないでしょう。
 
 だけどマスコミはこういう自分勝手な考え方を肯定したりするんですよね。
 

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平成18年9月14日

 小泉メルマガレビュー

 小泉内閣メールマガジン 第249号 ========================== 2006/09/14
 ★☆ ご愛読感謝特別号! ☆★
 
 [らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
 ● フィンランド訪問
 小泉純一郎です。
 先週後半から今週火曜日(12日)までフィンランドを訪れ、首都ヘルシンキで開かれたアジア欧州会合(ASEM)に出席しました。
 アジアとヨーロッパの対話と協力を目指して始まったこの会議は、今年で10年目。アジアからは日中韓とASEANの13カ国、ヨーロッパからはEU加盟25カ国と欧州委員会、合計38カ国と1つの国際機関のリーダーたちが一堂に顔をそろえました。
 
 やえです。
 2日ぶりのメルマガレビューでーす。
 
 日曜日(10日)の昼過ぎから始まった会議の冒頭、私から、テロや核の不拡散、海賊などの国際的な広がりをもつ非人道的な問題に対して、国際社会が一致して取り組むことが必要であると訴えました。
 北朝鮮による拉致の問題についても、国際社会が協力して取り組まなければならない重大な問題であることを強く主張しました。
 
 中国や韓国の首脳が苦虫を噛んだような顔をしているのが見て取れそうです。
 しかし小泉さんはいつでもこの問題を国際会議の場で訴え続けていますよね。
 こういう、小さいかもしれませんが継続する努力こそが解決への確かな道だと思います。
 
 その日の夕食と翌日の昼食の時間を含め、月曜日(11日)の夕方まで、異なる文化・宗教間の対話、エネルギーと環境問題、経済問題と科学技術政策など幅広い話題について、二日間、熱心な議論が続きました。
 会議の合間をぬって、スペインのサパテロ首相、ベトナムのズン首相と個別に会談。会議前日の土曜日(9日)には、フィリピンのアロヨ大統領と、貿易の自由化や外国人労働者の受け入れなどを内容とする日本とフィリピンとの間の経済連携協定(EPA)に署名しました。
 
 確かフィリピンとは、看護師の受け入れを決めたとかなんとかでしたっけ?
 なにかで読んだか聞いたかしたんですが、確かフィリピンでは、看護師になる人が多いわりに、いや多いからと言った方がいいのかもしれませんが、本国ではあまり労働条件がよくないらしくて、だから多くの看護師さん達は外国に出て働きたいと望んでいるんだとか。
 日本は世界一賃金の高い国ですからね、来たいと望む人も多いでしょう。
 もちろん質の水準の保持や、日本語能力の有無の確認などは絶対条件ですが、それさえクリアすれば、いいんじゃないかとやえは思います。
 まぁいつかあまおちさんが言ってましたけど、看護師さんはやっぱり女の人がいいなぁというのはあるとは思うんですけどね。
 
 会議の参加者は、これまで何度もお会いしたことがある首脳がほとんどでしたから、フランスのシラク大統領、タイのタクシン首相、マレーシアのアブドゥラ首相始めたくさんの方々と、立ち話ではありましたが、たのしい会話をすることができました。
 
 5年というとけっこう長いですからねぇ。
 顔なじみと言ったところでしょうか(笑)
 でもやえは思うんですが、例えばアメリカの大統領は任期が4年ですから、最低でもこれだけは大統領を務めるワケで、任期は二期までですがから二期になると8年もの間だ大統領を務めるワケで、そして再選するというのは珍しい話でもないですからね、それに比べれば日本では5年は長いなぁと言ってしまうのは、ちょっとどうなのかなと思わなくもないのです。
 日本は、というか日本の総理には任期がないので実際のところは日本人の感覚と言うべきでしょう、もう少し着実な仕事をしてもらうためにも、もうちょっと長い期間総理大臣は仕事をさせるべきないのではないでしょうか。
 ちなみにフランス大統領は1期5年で2期まで。
 イギリス首相は調べたのですが分かりませんでしたので、おそらく日本と同じように規定された任期はないのでしょう、しかし今の首相のブレアさんはすでに9年ですから、やっぱり長いですよね。
 内政はともかく、外交はやはり個人的な繋がりというモノは大きなファクターを占めますから、ある程度の長い期間は最低でも保障するようにした方がいいのではないかと思います。
 
 EU議長国で本会合のホスト役を務めたフィンランドのヴァンハネン首相とハロネン大統領には、ヘルシンキに到着して最初にお会いしました。
 フィンランドは、サンタクロースとムーミンの国、最近では携帯電話などのハイテク産業が盛んなことで有名ですが、私にとっては、大好きな作曲家シベリウスの母国として格別な感慨があります。
 
 ねぇムーミン、こっちむいてー。
 確か携帯電話の雄ノキア社があるところでしたっけ。
 そして音楽好きの小泉さんの本領発揮。
 なんとヴァンハネン首相に「小泉首相は多くのフィンランド人よりシベリウスをよく知っている」と言わしめさせたほどです。
 さすがです。
 
 ヴァンハネン首相は、私との会談の後、ヘルシンキ郊外にある、シベリウスが過ごし、数々の名曲を作曲した邸宅「アイノラ」を、自ら案内してくださいました。
 「アイノラ」では、地元の若い弦楽四重奏団の演奏がありました。シベリウスといえば、フィンランディアがフィンランドの第2の国歌として有名ですが、シンフォニーも1番から7番まであり、全部持っています。バイオリン協奏曲もよく聴きます。
 ヴァンハネン首相から、「あなたはフィンランドの人よりもシベリウスに詳しい。」と言われましたが、この弦楽四重奏曲は初めて耳にする曲。思いがけず好きな作曲家の新しい曲を聴くことができて、とてもうれしいひとときでした。
 静かな森の中にたたずむシベリウスの家の前に立って、「こういう雰囲気の中で、数々の名曲が生まれたのか。」と、しばしゆったりとした気持ちになりました。
 
 おっと、失礼しました(笑)
 しかし、いつもいつもメルマガレビューでは言ってますけど、フィンランドでもこのように格別の配慮を小泉さんは受けているワケで、日本のマスコミはアメリカ大統領の私邸に行ったとかばかりをとりあげるのではなく、このように様々な国で特別な関係を築いているというのを、日本国民もちゃんと知るべきでしょう。
 そしてリラックスする小泉さん。
 国内だと気の休まるときがないでしょうからねぇ。
 
 ヘルシンキには、市内に多数の核シェルターがあることを知り、お願いして見せてもらいました。地下50メートルにある司令室では、24時間体制で危機管理に備え、56カ所のシェルターや民間の施設を含め80万人分の避難施設があるそうです。道路からトンネルにもぐるとそこには巨大な空間がひろがり、普段は、スポーツ施設などに使われていました。
 「備えあれば憂いなし」と言いますが、これほどの「備え」にはさすがに驚きました。危機管理に向けて見習うべきことはたくさんあるものだとの思いを強くしました。
 
 へー、それはすごいですね。
 確かにこれはお願いしてでも見てみる価値はあるでしょう。
 日本では「核」シェルターなんて言うとパブロフの犬のようにかんしゃくを起こす人がいますけど、でもこれ、核以外でも、大災害とかで役立ちそうですね。
 台風でも火事でも、おそらく地震がきても、ここに入れば安全でしょう。
 検討する価値はあるかもしれません。
 
 土曜日(9日)の朝には、冷たい小雨がふるなか、フィンランド湾の入り江に浮かぶスオメンリンナ島を視察しました。18世紀に建てられた城塞は、世界遺産になっています。
 風雪に耐えてきた城塞の中に、裏千家の茶室がしつらえてあり、和服を着たフィンランドの男性がたてたお茶を楽しむことができました。
 
 えええええええ、なんでですかー?
 その辺の理由を詳しく語って欲しかったですが、これ以上の記述はありません。
 どうしてでしょうか、とっても気になります。
 ので調べてみました

 千 玄室大宗匠は、6月14日から19日までフィンランドを訪問。
大宗匠が会長を務められる関西日本・フィンランド協会では創立20周年記念事業として茶室建築を決定。このほど、茶室「徳有庵」が完成し、その茶室披きのため、大宗匠の訪問となりました。

 という事情らしいです。
 特に古い歴史的な事情があったワケじゃないんですね。
 でも小泉さんも、なんでこんなところにとびっくりされたコトでしょう。
 
 城壁からこぼれ落ちたのでしょうか、小石を1つひろいました。お許しをえて、お土産にもち帰りました。普通の人にはただの石コロかもしれませんが、私の最後の外遊の地フィンランドの世界遺産でひろったこの石は、私にとって思い出深い「宝石」になりました。
 
 風流人は違いますね。
 そして「最後の外遊」というのも、ちょっとどこかさみしげな感じです。
 もうカウントダウンになっちゃいましたね。
 
 
 
 [ご愛読感謝特別寄稿]
 (編集部注)先週号に引き続き、小泉内閣5年間の出来事や小泉総理との思い出について、各界の方々からお寄せいただいた"ご愛読感謝特別寄稿"を掲載いたします。
 
 ● 薬物乱用はダメ。ゼッタイ。
  (薬物乱用防止キャンペーン・キャラクター 松浦亜弥)
 
 皆さんこんにちは、松浦亜弥です。
 
 あややーーーーーーーーーーーーーーーー。
 
 うわっ、なんですか、メルマガレビューまで出てこないでく・・
 
 うるさいっ、これでもくらってろっ
 
 ーーーーーーっっっ!?
 
 あっやっやー、あっやっやー
 
 今年4月より、薬物乱用防止キャンペーン・キャラクターとしてお手伝いをさせて頂いています。
 現在では乱用される薬物の種類も増え、特に小学校高学年から中高生の間で、薬物乱用に対する警戒心や抵抗感、さらに罪悪感が希薄化し、薬物乱用の低年齢化が深刻化していると知りショックを受けました。
 そんな悲しい現状を少しでも変えていくためにも、私が呼びかけることで多くの若い人たちに伝わるのなら、これからも訴え続けていきたいと思っています。
 
 そうだっ。
 駄目だぞ薬物はっ。
 あんなものは己に自信を持てない阿呆がやるものだ。
 自分の脳みそは自分で使うものなんだぞ。
 
 本年6月16日、薬物乱用防止キャンペーン・キャラクターとして小泉首相のもとに訪問させて頂きました。
 颯爽と現れた時の首相の印象は、スマートで品格を感じましたが、かといって非常に親しみやすい笑顔で優しい雰囲気が漂っていました。
 テレビで見ているより小柄でビックリです。
 
 オレもあややに会いてぇぇぇぇぇぇ。
 会いに来てー
 
 さすがに少し緊張しましたが、首相は気さくな一面も持ち合わせていて、短い時間でしたが楽しく過ごさせて頂きました。私の体の心配をしてくださったのか「食事は健康のもとなのに、最近の女性はやせ過ぎだ。身長160センチなら体重は60キロが最適サイズなんだ」とアドバイスを頂きました。
 「え〜」なんて返事をしましたが、そんな楽しいおしゃべりの中、首相から「薬物は自分が駄目になるだけでなく、人にも迷惑を掛ける。しっかりキャンペーンしてください」と真剣なお顔で言われ時には、私も日本の若者を代表して多くの人たちに、薬物乱用は一度でもしてはダメ。ゼッタイ。ということを広く伝えていこうと改めて誓いました。
 
 あやや可愛いよあやや。
 健康に気をつけるんだぞー。
 160センチで60キロというのはどうかと思うが(笑)
 
 そして、直接私から若い方に「薬物乱用はダメ。ゼッタイ。」というメッセージを伝えられればと思い、6月24日と25日に新宿厚生年金ホールで行ったコンサートでは、キャンペーン・ポスターを会場に貼らせて頂き、また会場に募金箱も設置しました。
 ファンの皆様に「薬物乱用は一度でもダメ。ゼッタイ。」ということを伝え、国連支援募金へのご協力をお願いしたところ、多くのファンの皆様が快く募金に協力して頂けました。
 
 ぬ?
 薬物禁止と募金とはどういう関係があるのだろうか。
 って確か祐実ちゃんもキャンペーンガールになってたよなー。
 三代目だったかな?
 
 これからも今まで以上に、薬物乱用防止を推進するために間違った知識や興味本位で薬物に手を出そうとしている若い人たちに『ダメ。ゼッタイ。』とメッセージを発信し続けていこうと思っています。
 今回、小泉首相とお会いできたことは私の一生の自慢と思い出です!!
 
 ぜぜぜぜぜぜひ、オレと会って一生の思い出として忘れられない夜を
 
 ボガッ
 
 はぁ、はぁ、はぁ。
 た、大変申し訳ございません。
 害虫はただいま駆除しましたので、放送上失礼な発言があったことをお許し下さい。
 ま、まさか、メルマガレビューにまで侵入してくるとは、油断しました。
 ええと、松浦亜弥さんの小泉総理表敬の様子は、政府インターネットテレビでご覧になれますので、興味ある方はこちらからどうぞ
 
 
 
 [編集後記]
 7日から12日まで総理に同行してフィンランドで開催されたアジア欧州会合に行って参りました。会議場では外国首脳が近く退任する総理に駆け寄って敬意と慰労を述べておられました。また、内外記者会見で、質問に立った外国人記者が、総理に対し称賛の辞を述べたのも印象的でした。小泉総理の最後の外国訪問にふさわしい情景でした。
 
 へー。
 小泉さんが退任されるのはもう外国でも知れ渡っているんですねぇ。
 しかし記者が褒める内容を言うなんて、日本では考えられませんね。
 日本のマスコミは政府などにはなんでもいいから、いちゃもんでもいいから文句をつけるコトが中立だと勘違いしていますからねぇ。
 
 お陰で自然に恵まれたフィンランドを見聞することができましたが、フィンランドのカラスは黒くないというのは驚きでした。日本語名では「ハイイロガラス」というそうですが、白と黒がまざった鳥がフィンランドのカラスなのです。
 また、今年話題になったフィンランドを舞台にした日本の映画「かもめ食堂」の撮影に使われたカフェとレストランにも行くことができました。フィンランドは親日的な国であり、さらに友好が深まることを期待したいものです。
 
 世界にはいっぱい親日国があるのです。
 ちょっと頭がアレな人は、日本は世界で一番嫌われている国だと信じ切ってそれを喧伝する有様ですが、事実は事実としてこういう国もあるんだと知るべきでしょうね。
 
 小泉政権も残り2週間弱。小泉総理のメッセージは次週が最後となります。先週から特集号を組んでおり、小泉内閣5年間についてのご意見をたくさんいただいております。引き続き皆さまからのご意見をお待ちしております。私も最後まで気を引き締めて仕事に取り組みたいと思います(じんえん)
 
 ああああああ、ついに次回で最終回ですか。
 途中からとはいえ、それなりの長年レビューし続けてきたやえとしてはさみしくもあり感慨深いモノがあります。
 来週は、いろいろなコトを思い出しながらのレビューとなりそうです。
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、らいおんはーとを応援しています。
 

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平成18年9月16日

 先祖返り?

 自民党関係者の中には、元自民党の幹事長だった小沢一郎さんの手腕に恐れおののいている人も少なくありません。
 それは自民党の内情を小沢さんがよく知っているからであって、同時に自民党の手法もよく知っているからです。
 実際、小沢さんはこのような活動を行っているようです。

 農村部1人区照準 小沢民主、農政PR
 
 自民の金城湯池に触手
 民主党が、来年夏の参院選で勝敗の鍵を握る1人区対策として、農業政策に力を入れている。1人区には農村を抱える地域が多く、自民党の金城湯池で票を切り崩し与党を過半数割れに追い込むねらいがある。小沢一郎代表は山田正彦「次の内閣」農水相に、農政に関する新計画を今秋までに作成するよう指示。1人区行脚を通じ農業政策をアピールし、票の掘り起こしにつなげる。
 実際、小沢氏は代表就任後、参院選1人区の山形や香川など7選挙区を訪問し、自民党の票田である農業関係者らと個別面談を繰り返している。

 こういうコトをされると自民党側にとっては、それは脅威でしょう。
 だって今まで自分たちの支援者だった人たちが取られてしまう、シマを荒らされてしまうのですから、しかも自民党のやり方をそのまま踏襲しての小沢流ですから、自民党が焦るのはむしろ当然です。
 特に小沢さんは民主党代表になる前から「自民党のように普段から足を使って選挙区をまわらなければならない」と民主党議員の選挙活動に注文をつけていたぐらいですから、代表になった今、全議員にそれを徹底されてしまう危険性が高いワケです。
 そして、今までそのようなコトをしなくてもある程度民主党は議席を獲得していたワケで、その中でさらに地元を丹念にまわられると、これは一体どうなってしまうのだろうと、自民党関係者は恐怖しているワケなんですね。
 
 しかしやえは、これは面白い現象だと見ています。
 というのも、当の自民党はすでにこのような選挙手法からの脱却を図っているからです。
 図っているというか、違う方法もあるんだと気付いてしまったと言った方が適切かもしれません。
 
 そうです、小泉さんの登場によって、地道に地元に通い企業や団体などの支持を得て選挙活動をすすめていくという手法から、党が大きな政策を打ち出しそれをYESかNOか国民に判断してもらうという政策委任型の方が効果的だと、自民党は気付いてしまったのです。
 それからというもの、自民党のホームページを見ても分かるように、どんどん一般国民向けに情報を公開し、政策を判断してもらおうと、そういう体制作りを自民党は進めてきています。
 そしてその集大成が、郵政選挙での反対議員の首切り、刺客を送っての党政策純正的な候補者などの、政策が分かりやすい党一極体制の選挙だったワケです。
 
 これらを見ると、どうも自民党と民主党の選挙方法が逆転してしまっていると言えるでしょう。
 しかも、時代の流れを見ると、郵政選挙での大圧勝を考えれば政策を訴える方が効果的だと言えるかもしれません。
 そんな中で小沢さんが敢えて足を使う戦法に出たのは、それはやはりこの方法の方が長期的に見れば効果的だと踏んだのか、それともこの方法しか知らないからやりようがないだけなのか、その辺は分かりませんが、どちらにしても興味深い動きだと思います。
 やえからしても、やはり選挙区をじっくりとまわって、一番近い位置で国民の意見を汲み取るという行為は大切だと思いますので、足蹴にそれが時代遅れだと言うつもりもありません。
 
 もちろん自民党側だって小沢さんの行動を指をくわえて待っているだけのハズも無いですから、今まで以上に選挙区まわりもしっかりとやっていくでしょう。
 ただ、小沢さんは政策の面では民主党の迎合してしまって反対のための反対の立場を取ってしまいましたので(それは前原さんの失敗も影響しているのかもしれませんが)、民主党の政策は反対のための反対で選挙方法は自民党方式、自民党は政策をどんどん推し進めての政策委任型選挙、この図式はなかなかに面白いと思います。
 

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