なんだか、水曜日の文章で未だに一行でいろいろと言っているみたいなので、ちょっとまとめておきたいと思います。
あのですね、17日の文章は、切込隊長さんが「外国人参政権問題に反対するコトは、在日外国人問題をないがしろにしている」という意見に対する文章でして、そしてやえは「外国人に参政権を与えるという手段に対して反対しているだけにすぎない。在日問題は関係ない」と言っているのです。
つまり17日の文章の主題は、外国人参政権のお話ではないのです。
その上であの例えは、民間人がロケットランチャーを所持していいというコトに対して反対したとしても、それでもって警官増員の議論が「まったく進歩しないままでよろしかろうという不毛な結論しか導き出せ」なくなるのではないのと同じように、外国人参政権に反対しても決して在日外国人の問題をないがしろにしているワケではない、というコトであって、ロケットランチャー=外国人参政権としているのではなく、手段を批判しても目的を阻害するコトにはならない、というコトなのです。
ちょっとわかりにくかったですかね。
右も左も逝ってよし!!
バーチャルネット思想アイドルのやえです。
おはろーございます。
さて。
多サイトさんに対する言及というのは、当サイトをごらんになっている方々にしてみればおもしろいのかどうかなのか、当サイトでは滅多に多サイト言及をしないので分からないのですが、しかし他のサイトさんからリンクされた形で名指しされれば反応しないのも失礼だろうと思っているので、されれば反応しますけど、というワケで、天堕さんのアカの人のブログ以来、多サイトさんから言及されたので、今日はお返事を書いてみたいと思います。
こちらです。
じゃん。
「ダメなものはダメ」日記
ダメなもの「安易なバランス感覚」
15日に書いていただいていた模様なんですが、いろいろあって反応が遅くなってしまってごめんなさい。
ではいってみましょう。
まずはですね、いきなりこんなこと言って恐縮なんですが、あのですね、なんかやえにすごい反論したいっていう気持ちはすごく伝わるんですが、しかし結局何を伝えたいのか、どうしてほしいのか、そして読んでいる人に何を考えてほしいのか、そういうのがさっぱり分からないんです。
だっしーさんご自身は
究極的にはやえの主張と小林の主張は(そして私の主張も)ほとんど変わらないと思う。米軍に依存している現状に忸怩たるものを感じ、向こう50年、百年かかっても自主独立すべきだと思っている点で基本的に合意しているはずだからだ。
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とおっしゃっているので、結論的な部分には特に異論を持っておられないのでしょうから、基本的には反論ではないのかもしれませんが、どうも雰囲気は伝わるんですが、おっしゃりたいコトがよく伝わらない、という感じです。
では、だっしーさんは、やえに何を伝えたかったのでしょうか。
たぶん「バランスをとる支点には竿と両方の錘の重量を支えるだけの力と安定感がいることをもう少し意識すべきである。」と最後におっしゃっているのを見るに、そしてこの文章のタイトルが「ダメなもの「安易なバランス感覚」」とあるのを見るに、やえの「バランス感覚」というモノを批判しているんだと思います。
それは妥協をしているにすぎない、と。
しかし、そう言われても困ります。
というか、この文章全体を読みますと、どうもやえが「意識してバランスを真ん中にとろうとしている、保とうとしている」と言わんばかりのようですが、そしてその「安易」な「バランスの取り方」が「ダメなもの」とおっしゃっているんでしょうけど、そう言われても困るんですね。
だってそんなコト、意識もしたコトがないんですもん。
やえは自分のコトを、「バランス感覚に優れている、いつも中道的中庸的な意見を言っている」なんて思ったコトありません。
むしろ他人からは、「極右」とか、時には「どっちかと言えば右」とか、人によってそれぞれですし、まただいたい偏って言われていますし、否定するつもりもありません。
気にもしませんね。
やえはやえが主張するコトを一番に信じて意見を言っているワケで、それが正しいと思っているからこそ、こうやって公の場で主張しているワケですから、「こっちの意見がこれぐらいあって、逆はこうだから、その真ん中はドコかな」なんてコトは全く考えていないのです。
ですから「自分では現実と理想のバランスをとっているつもりでも」と言われても、そんなつもりはありませんから、なんとも言いようがないんですね。
やえはやえの信ずる思想を主張しているだけなのです。
ちょっと、「バランスをとるコトを意識している」ありきで文章を進めているフシがありますので、そう言われると、なんとも言いようがないというのが正直なところなのです。
全体的に、これを前提で書かれていらっしゃるので、やえがこうやって反応するのも、ちょっとギクシャクしてしまうのですが、中身についてもいくつか相違点があるようなので、そちらにも反応しておきたいと思います。
親米保守派は日本の安全保障のためには日米同盟が必要だと言っている(はずである)。そして、沖縄に基地が集中しているのは地政学的な要因の方が大きいが、基地だけでなく米兵のレイプ事件や今回のヘリの事故など沖縄にかなりの負担があるのは偽らざる現状である。
そんな沖縄の現状は客観的に見れば「国防のために沖縄を犠牲にしている」ことに他ならず、それに対して無関心を決め込むことを「沖縄は日本国に常に利用されるだけ、捨て石にされるだけでも構わないというのなら、沖縄は守るべき日本国ではない、と言っているに等しい」のではないかと批判しているのである。ちょっと荒っぽい論理運びではあるが、論理的に展開させていけば親米保守派は口には出さないまでも言外にそういう態度を示していることになる。
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このご意見が、だっしーさんのご意見がどうかは、文脈から断定できなかったのですが、一応そうだと仮定してお答えします。
これはつまり「切り捨てる」という言葉をどう捉えるかによるでしょう。
もし本当に親米保守の人が「沖縄なんてどうなってもいいんだよ。日本のために死ねよ。ぐへへへへへ」とか思っているのでしたら、さすがに切り捨てていると言えるのでしょうけど、やえはそこまでひどい人がいるとはちょっと思えないのです。
現状的にはいろいろと沖縄に負担を強いているのでしょうけど、これを変えなければならないという思いは親米保守でも持っているんじゃないかと思っているのです。
もちろん、少なくともやえは「どうにかなければならない」と思っています。
そのためには、自前の軍隊を持ち、本当の意味での自主独立をしなければならないと、やえはずーっと前から何度も何度も言っているワケです。
まぁ親米保守派と言っても多くの人がいますから、全ての人をひっくるめてどうこう言うつもりはないですし、言いようがないでしょうし、やえはいつも最後にはやえの意見を言っているつもりですから、まぁやえにはだっしーさんのこの部分の意見は当てはまらないのかなと思っています。
もしかしたら結論的には、「じゃあ翻ってやえの方はどうなのだろうか。本当にやえは「耐えがたきを耐え」ているのだろうか。」と言う部分にこれは繋がっているのかもしれません。
しかし、正直言いましして、まさか今更そんなコトを言われるとは、ごめんなさい、思いませんでした。
日本が戦後どれだけ多くのコトを耐えてここまでやってきたかというのは、もう何度も当サイトで扱ってきた事柄です。
そして「これからの日本の国家ビジョン」という文章で、ある程度の形としてそれをまとめています。
ですから、「やえの方はどうなのだろうか」と言われても困ります。
このたびのやえの文章は、主によしりん先生を例にとった、批判の仕方の方法論が間違っているというコトを言いたかった文章です。
それなのに、「自主独立の精神はどうなのか」というコトを聞かれましても、それは主題ではないのでただ言及しなかっただけで、むしろなんでもかんでも入れると文章がごちゃごちゃになりますから入れる必要もないと思いますし、そもそもそんなコトは以前からしつこいぐらいに言っていますので、聞かれるとも思っていなかったワケです。
やえが思っている以上に、欺瞞は精神を腐らせるのだ。それは極端な物言いだとしても、現状に忸怩たるものを感じながら耐えがたきを耐えるのはやえが思っている以上に精神的なねばり強さを要求されることだけは確かである。
たいていの人はすぐに楽な方へ流れていく。対米追従や感情的な反米・反戦というわかりやすい主張(極論)は、わかりやすいだけにすがってしまいがちである。その中で、不満足な現実を認識し、ねばり強く一つづつ理想を現実化させていくことは一番困難ではないか。少なくともやえの文章には、「耐えがたきを耐え」ることの困難さ、ましてそれが自分だけでなく国民一般にも共有しようとすることの困難さに対する自覚と覚悟が備わっているようには感じられない。
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これがだっしーさんの今回の文章の主題なのでしょうけど、そんなコトを言われましても、うーん、困りましたねぇ、というのが正直な感想だったりします。
たぶんこの辺も「バランス取り」ありきで考えていらっしゃるので、こうなっちゃっているんだと思うんですけどね。
ええと、これでお返事になったのかちょっと判断がやえではつきにくいところがあるんですが、これでお返事とさせていただきます。
もし、だっしーさんが、よしりん先生を例にとった反論の方法論の批判に対する反論がしたいのではなく、日本はこれからどうすべきなのかやえの考え方が聞きたかったと思っていらっしゃるのであれば、まずは「これからの日本の国家ビジョン」をごらんになってください。
バランス感覚については、これはもう個人個人の印象の違いとしか言いようがないでしょうから、これ以上は何も申しません。
やえはそんなコトは気にもしたコトはありません、だけですね。
バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、反米ありきではない日本の精神的独立論を応援しています。
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