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平成16年11月16日

 経済制裁発動!?

 

 
 今日は地方分権制度について書こうと思っていたのですが、拉致問題についての日朝実務者協議の情報がいろいろと明らかになってきて、それに対する家族会や世論の反応がいろいろと出てきましたので、今日はそれについて書きたいと思います。
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 まずは記事をご覧ください。

 経済制裁発動求め声明 拉致被害者家族会など
 北朝鮮による拉致被害者家族会、救う会、拉致議連の3団体は16日、平壌で9日から開かれた日朝実務者協議について「北朝鮮側が提供した情報からは誠実さを感じることができず、日朝平壌宣言が順守されているとはいえない」として、経済制裁発動と残りの食糧支援の凍結を政府に求める声明を発表した。

 いよいよ北朝鮮に対する経済制裁の発動が現実的になってきました。
 日本の世論も、そしてめずらしく外務省までもが、超強気に「次はないぞ」と言っていたのですが、それでも北朝鮮はたいした情報を出してきませんでした。
 
 まぁ向こうの事情を考えるのであれば、日本では犯罪行為でも、向こうからすればご褒美モノの行為だったりするワケで、拉致なんていうのも、北朝鮮の常識からすれば特進モノの功績なのでしょう。
 ですから、ジョンイルが口では「関係者を罰した」と言っても、もし本当に罰してしまえば、それは自らの政策が間違っていたと自ら認めるようなモノですから、実際にそれを行うことは不可能ですね。
 また、横田めぐみさんの元旦那と言われている人は、どうも工作員だというコトですので、もしかしたらめぐみさん自身も工作機関に関わっている可能性があります。
 田口さんはそうですよね。
 ですから、ますます外国に出せないワケです。
 こういう北の国内の事情と、日本に向けた対外的な方便が、どうしても折り合いがあわずに、何とか矛盾させないような方向で答えを出そうとするので、こんな中途半端な回答しかしてこないのだと思われます。
 
 変な話、蓮池さんとかは、そういう北の「暗部」を知らないような人でしたから帰したのでしょう。
 そもそも北とすれば全員を日本に帰せば多大なる支援を経済大国日本から受け取れるのは確定しているので、そっちをとる方が利益は大きいと北自身も理解してるハズで、本当なら全員日本に返したいという思いもあるのだと思います。
 しかしさすがに「暗部」を外部に漏らすコトは出来ないので、このような結果になっているのだと思われます。
 
 しかしもちろん、それは北の事情であって、日本側がそれらに考慮してあげる必要なんて全くありません
 北との一連の外交は、普通の外交折衝と違い、そもそもは北朝鮮の犯罪からはじまったコトなのですから、北の事情を日本が考慮しなければならない理由なんか一つもありませんね。
 
 で、そういうスタンスで今まで日本は北と交渉してきたワケですが、冒頭にも言いましたように、ついに経済制裁にまで行き着いていきそうな雰囲気です。
 だけど一つ考えてほしいのは、もし本当に経済制裁をするのであれば、それは政府の今までの態度とは、性格が変わってくるというコトです。
 
 つまり、今までは基本的に「拉致被害者を救出する」というほとんど唯一の大目標を基本に北と接していたのですが、しかしそれを経済制裁に切り替えるというコトの意味は、言わば「日本をナメんなよ」という意味合いのモノであり、日本の国家としてのメンツを守るためにこれからは交渉していくというコトになるのです。
 
 もちろん、もはや手詰まり感が否めないので、この状況を打破するためという意味合いも確かにあるでしょう。
 だけど本当に拉致被害者の生命だけを最優先に考えるのであれば、ジワジワじわじわ、真綿で首を絞めるように北朝鮮を追いつめるしか手はないと思います。
 生きるか死ぬかのギリギリの線で北朝鮮を追いつめるコトによって、暴発させることなく、もう勘弁してくださいと言わせられてはじめて、安全且つ確実に被害者全員を奪還するコトが出来るでしょう。
 
 しかしそうするのではなく、経済制裁をするというのであれば、ほとんど「一か八かコレで帰ってきてくれればラッキー」ぐらいの確率になってしまいます。
 下手したら戦争にもなりかねませんし、そうなればもし今被害者が生きていたとしても、北の政府によって殺されてしまうかもしれません。
 いや、もっと悲惨なコトになってしまうかもしれません…。
 それを踏まえた上で、もし「これ以上日本人の言うことを聞かないのだったら、恐い目に遭わせるしかないな」と言うだけの段階であるのなら、それは交渉の段階ですので実利的な面を追求していると言えるのでしょうが、しかしそれを超えて実際に行動するというのであれば、その意味は「シメシをつけとかないといけないな」というメンツの問題になるワケです。
 もちろん今後のためという面もあるでしょうが、それでもやはり「日本をナメたら痛い目に遭うぞ」とおどしているという体面的な意味合いが強いワケです。
 
 こういう選択を、被害者の家族さん達に突きつけようとは決して思いませんが、しかし拉致問題を解決し家族の方々を応援したいと思っている人には、是非この辺をちゃんと理解してから、モノを言ってもらいたいと思っています。
 経済制裁とは、日本国家と日本人と拉致被害者家族の面目メンツを守るためであり、同時に日本が戦争になってしまうかもしれないという諸刃の剣であるのです。
 
 もしかしたら家族の方々はもう覚悟を決めているのかもしれません。
 経済制裁と口に出した時から、最悪のコトを念頭に置いているのかもしれません。
 それは当事者のお気持ちですから理解できますし、尊重もしたいと思います。
 しかし当事者でない人は、立場が違います。
 もし経済制裁しろと口に出しているのであれば、それは拉致被害者の救出を第一に考えているのではなく、日本というモノのメンツを守ろうとしているコトに他ならないというコトを、ちゃんと自覚してもらいたいと思います
 もしくは北朝鮮を攻撃したいと願っているか。
 
 やえはそんな態度を否定するつもりは全くありません。
 むしろやえは、日本人をナメまくっている北朝鮮に鉄拳制裁さえしても良いと思っています。
 もちろん現実的にはそうはいきませんので、鉄拳制裁しろとは言いませんが。
 まぁ鉄拳制裁はアレとしても、しかしちゃんと自分の中で優先順位というか、何を持って拉致問題に対して意見を言っているのかというコトを整理をしておかないと、いずれは理想論ばかりに目を取られてしまって、現実で起こった事象を捕らえきれなくなってしまい、いつの間にか的はずれなコトしか言えなくなってしまっているという結果になりかねないのではないかと思うのです。
 
 やえは、拉致被害者は同情すべき点もすごくあるとは思っていますが、でもやえは被害者でもその家族でもないですし、どうやってもそうなれるワケもないワケで、一方、いつか更新で書いたことがありますように、拉致被害者よりもっと不幸な人が日本の中には確実に存在しているワケで、そういう人全てに同情していたらキリがないですから、結局やえは、むしろ日本をバカにされているという点、言い換えるなら日本の主権の問題の方が腹が立ってるというスタンスであり、そして重要だというコトなのです。
 
 ちょっとだけ冷静になって考えてもらいたいのです。
 さも自分の家族が拉致されたかのごとく猛然と怒りをわめき散らしている人やサイトがあったりしますが、その感情はどこから来ているのか、どういう思いから来ているのか、ちょっと考えてもらいたいと思います。
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、他人のコトを想う時こそ自分の足下を見つめるべきだと思っています。
 

平成16年11月17日

 ソレとコレとは別議論
 

 
 最近ずいぶん寒くなってきましたね。
 やえは冬の方が好きなのでいいんですけど、風邪だけはひかないように、夏は倒れてしまいましたから、気をつけなければなりません。
 こなさんも気をつけてくださいね。
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 
 さて。
 今日は、議論板で紹介されていた俺様キングダム 切込隊長BLOGさんの文章を元に、文章を書いていきたいと思います。
 まずは紹介されていたこの記事をお読みください。
 
 で、この文章、けっこう手広く広範囲にまでお話を広げていらっしゃいますので、結論としてはどうなのかっていうのがどうも分かりづらいなぁとやえは感じたのですが、たぶん冒頭に「強いて言うなら、地方参政権付与には消極的賛成といったところか」と書いていらっしゃるので、そうなのでしょう。
 ただ、全体を読むに、切込隊長さんの主題は、どっちかと言えば参政権問題ではなく、在日外国人の問題に焦点を当てていらっしゃるので、これだとやえの主張とは、話そのものが違ってくると思います。
 
 しかし、なぜ切込隊長さんが在日外国人の問題を中心に話をされているのかと言えば

 本質的に、在日三国人の問題がメインに来ているが、参政権の問題より先にこいつらの国籍をどうするのかという課題があるのであって、既に日本で経済活動をして何世代にも渡って日本に住んでいながら日本国籍を取得しない、もしくはしづらいという状態がまずい。参政権付与の互恵主義とかそういうレベルの問題ではない。

 と言っておられるように、参政権の話の前に在日外国人の話をしなければならないと、考えていらっしゃるからなのでしょう。
 ここに基本的にやえのスタンスとの大きな差異が生まれるワケです。
 
 SAVEニッポン、外国人参政権付与法案反対バナー運動の、公職選挙法委員の先生方に送ろうというメールのテンプレートを見ていただきたいのですが、当サイトのスタンスとして、基本的に全ての外国人に対しても参政権を与えるべきではないとしています。
 他のサイトさんでは、特に中国や韓国(朝鮮)人に対するいろいろなコトを書いていらっしゃるところが多いのですが、それはまぁ法案が「永住外国人」と限定しているので間違いではないのでしょうけど、しかしそうしてしまうと、「外国人に参政権を与えるべきかどうか」という問題と、「永住外国人をどうするか」という問題がごっちゃになってしまう可能性が高くなるんです。
 だからなのでしょうか、サイトによっては、参政権の問題ではなく、中国人や韓国人を攻撃したいがために反対しているのではないかとしか思えないような文章を挙げているところもままあったりします。
 
 ハッキリ言って切込隊長さんも二つの問題をごっちゃにしてしまって、「参政権の問題より先にこいつらの国籍をどうするのかという課題がある」とおっしゃっているんですが、しかしやえは、それはそれで議論すべきだと思いますが、それとは別に、外国人には参政権を与えるべきではないと考えているワケです。
 
 どう別なのか。
 「永住外国人をどうするか」というコトは、本質的に解決すべき問題なのですが、「外国人に参政権を与える」というコトは、これは手段の問題なのです。
 この二つは主従の関係にはなるかもしれませんが、同列に置く問題ではないのです。
 例えば「永住外国人をどうにかするために参政権を与えるべき」という主張は間違っていなくても、「参政権の付与に反対するコトは、永住外国人の問題を考えていない」という主張にはならないのです。
 手段にだけ反対しているのであって、その手段は取るべきじゃないと言っているだけであって、おおもとの問題を否定しているワケでは決してないのです。
 
 そしてやえは、この手段が間違った手段であると主張しているワケです。
 
 この問題を例えるならば、包丁を持って振り回している犯罪者に対して、警官でない一般人がロケットランチャーをぶっ放してしまう、と言えるでしょう。
 こんなの、いくら犯人が悪いからといって、普通の一般人がロケットランチャーなんてぶっ放していいワケないですし、そもそも持っているコト自体が違法です。
 確かに包丁を振り回しているような輩を野放しにしてしまっている現状はどうにかしないとけないでしょうけど、それに対して民間人がミサイルランチャーを持っていいと言ってしまうのは、あまりにも乱暴すぎる方法論ではないでしょうか。
 さらには、「民間人がミサイルランチャーを持っているのが違法なら、法律を変えて合法にしてしまおう」という動きが出てきてしまっているっていうのが現状でして、それに対し、法律で合法化すること自体が国家のあり方として間違っている、と、やえは主張しているワケです。
 
 切込隊長さんは「参政権に反対することでさらに重大な議論をさせられる可能性があることを忘れている。現実的に既に日本国内に定住している三国人を追い出したいのかまともにしたいのか大人しくさせたいのかといった落としどころがないまま「三国人に参政権をやるな」といっても、では三国人をどうしますか、現状維持ですか、という話になり、政治的にはまったく進歩しないままでよろしかろうという不毛な結論しか導き出せないことを恐れるわけだ」とおっしゃっていますが、これは「民間人がミサイルランチャーを所持し使えるようにすることに反対することで、包丁を振り回す輩をどうするかという問題には全く進歩しないままでよかろうという不毛な結論しか導き出せない」と言っているようなモノなのです。
 参政権に反対するコトが、永住外国人の処遇問題の議論を妨げるコトにはなりません
 やえが主張しているコトは、方法論が間違っていると主張しているのであり、「外国人に参政権を与える」というただ一つの事象に対して反対しているだけです。
 
 永住外国人の問題は問題として別で議論の必要があるのです。
 包丁を振り回す輩がいるということに対して、警官の増員とか、近所付き合いの連携を強化すべきだ、という議論はするべきでしょうし、そしてそれは、民間人がロケットランチャーを所持していいというコトに対して反対したとしても、それでもって警官増員の議論が「まったく進歩しないままでよろしかろうという不毛な結論しか導き出せ」なくなるとは決して思いません。
 だからやえも機会があれば永住外国人の問題も扱ってみたいと思います。
 
 しかしそれと外国人参政権付与問題とは別問題です。
 やえは、永住外国人問題とは全く別の動機で、微力ながらこの外国人参政権付与法案を全力で阻止したいと思っているのです。
 
 
 
 これだけでけっこう長くなってしまったのですが、もう一つ短めに語っておきたいコトがあります。
 一番最初に挙げた、議論板の参政権問題スレでの、1の王待春さんのご意見です。

 「その国や地方の歴史を伝え」という意見もあるようですけど、気にした事あります? 郷土史とか。日本史は中央政府の国策ですから、教えなきゃダメですけど。
 別に、そんな堅苦しいこと言わなくても、社会を乱さず、納めるものを納めてくれれば、それで良いと思うのですよね。
 その内、染まる。

 残念ながら染まりません。
 我こそは世界の中心と思いこんでいるシナ人や、ウリナラマンセーの韓国人なんかは、むしろ日本の中に小中国・小韓国を作ってしまっていますね。
 染まらないんです。
 
 そもそもですね、「気にした事あります?」と思ってしまうコトが、日本というモノをよく表しているんじゃないでしょうか。
 
 つまり、日本に生まれた日本人は、だいたいどこの地方に行っても、それなりにすぐ馴染むコトが出来ます。
 これは日本人が歴史や文化を、気づかないうちにでも、継承しているコトに他ならないからです。
 それは教育だけのたまものではなく、無意識の中にまで潜り込んでいる常識や感覚を日本人として共有できているからなのです。
 
 気にしたコトがないというコトはいいことです。
 日本の素晴らしいところだと思います。
 しかし、外国人のように、それを気にしなければ継承できない、違う文化や歴史を継承してきた人達に対しては、「これからは日本の歴史を継承するように誓うという儀式を受けてください」、と言うべきであるというコトなのです。
 
 
 というワケで、永住外国人の問題を考えるのは必要なコトだとは思いますが、それはそれで別問題として、やはり外国人にはなんびとたりとも参政権を与えるべきではないのです。
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、外国人参政権付与法案を応援していません。
 

平成16年11月18日

 小泉メルマガレビュー
 

 
 小泉内閣メールマガジン 第164号 ========================== 2004/11/18
 
 [らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
 ● イラク、原潜、北朝鮮
 小泉純一郎です。
 イラクの人道復興支援を実施するため、自衛隊が現地に到着してから9カ月たちました。イラク人が自らの国を立ち上げようと努力しているときに、日本もできる限りの支援をしよう、イラクが復興して平和になることは、世界のためになるばかりでなく、日本のためでもある、ということで支援を開始しました。
 
 やえです。
 この辺、しっかりと「日本のため」と明言できる総理というのは、意外とめずらしいんじゃないかと思います。
 ちょっと前までなんて、「いかにイラク人が望んでいる復興支援をするのか」という議論があったワケですし。
 もちろんイラク人が望むような支援をしなければ恩は売れないワケですが、それにしても「イラク人は職を求めている。それに対応できない自衛隊は行くな」とか言うのは滅茶苦茶すぎると思うんですけどね。
 
 国連が全会一致でイラクへの支援を各国に求めているなかで、日本は、人的な支援と資金的援助を車の両輪として行うことにしました。現在のイラクの厳しい環境の中で、通常の民間人や公務員では活動が難しいので、自衛隊の諸君に人的な支援活動を担当してもらっています。
 
 戦争開始の時に「国連決議を」とか言っていた人があれだけ多かったのに、いざ決議が出ると、今度はよく分からない理屈を持ち出してダダをこねるワケです。
 でもちゃんと決議が出ているんですから、「国際協調」のためにも、自衛隊は行くべきなのです。
 自衛隊員さんが命をかけて働いてくださっているのですから、もうちょっと応援すべきなのではないでしょうか。
 
 これまでに、延べ約1700人の自衛隊員諸君が、交代でイラクにわたって支援活動に従事しました。サマーワの病院で医療技術支援をしたり、診療所を応急修理すること、ユーフラテス川につながる運河から水をくみ上げ、日本から持っていった浄水装置と給水車を使って水不足の地域に給水すること、こわれた学校を補修したり、人道支援物資を輸送することなど、自衛隊の活動は、日本人の善意を代表するものとして、イラク人から高く評価されています。
 
 派遣当時は、現地の人は全然感謝していない、自衛隊は全く役に立っていない、と言っていた人がけっこういたのですが、今や現地からいろんな人が日本に来られ、そして感謝の言葉をくださったりしています。
 もちろん全ての人が感謝しているとは言いませんが、しかし感謝している人も確実にいるワケで、「感謝している人なんていない」と言っていた人は大嘘を言っていたというコトになるワケです。
 
 このほか、難民用のテントの供与、発電所の復旧支援、病院の復旧計画への資金援助、教材や学用品の支給、港湾整備やイラク支援に活躍するNGOへの支援など、資金援助の形で幅広く支援しています。
 イラクのテレビでアラビア語で「おしん」を放映したり、イラクの少年たちにサッカーボール1000個を送ったり、自衛隊がサッカーチームをつくって地元の中・高校生のサッカーチームと交流試合をするなど、文化、スポーツ面での協力や交流も進めてきました。
 
 おしん!!
 おしんですよ。
 日本復興と高度成長の象徴であるおしんです。
 えーと、ごめんなさい、やえは見たこと無いのでこれ以上コメントできませんっ(笑)
 
 この結果、水や衛生面では延べ200万人に、教育の面では合計600万人の生徒、学生に日本の支援の手がさしのべられました。
 
 日本人の衛生観念は古来から世界一ですからね。
 そして教育が国家の最も基本的な部分であるというコトも言うまでもないコトです。
 基礎の部分は日本が支援してあげ、そこから成長するのはイラク人自身の手によって成長してもらいましょう。
 そして感謝してもらいましょう。
 
 イラクの人たちは、暫定政府のアッラーウィー首相をはじめ、日本の人道復興支援活動を高く評価しています。官邸を訪ねてきたイラク・ムサンナー県のハッサーニ知事からは、深い感謝の言葉がありました。
 自衛隊の活動は、12月14日に期限が来ますが、そのあと活動を継続するかどうかは、今後状況をよく見極め、総合的に判断したいと思います。
 
 あれ?
 期限は延長したんじゃなかったでしたっけ?
 あれれ?
 やえの思い違いですかね。
 まぁ、ここでもう撤退してもいい気もしますけどね。
 やるだけのコトはやったような気がしますし。
 ただ、他国が残る中、日本だけが撤退したら、それはそれで感謝されるという目的からは中途半端になってしまいますから、できるだけ恩が売れるような撤退の仕方を考えるのがいいのではないでしょうか。
 
 先週日本の領海に侵入した潜水艦は、中国海軍に所属する原子力潜水艦であることが明らかになりました。日本政府は中国政府に抗議し、中国側からは、訓練中に誤って領海に入ったものであり、遺憾であるとの説明がありました。
 このようなことが今後起きないよう、また、こういう事件が今後の日中関係に悪影響を及ぼさないように、中国に対して再発防止を求めていきます。
 
 誤って領海侵犯したなら、警告の時点で浮き上がって国旗を掲げるべきなんですけどね。
 相変わらずナメたコト言っちゃってます。
 次やったら、威嚇でもいいから射撃すべきでしょう。
 しかしこのおかげで、サッカーのアジアカップの時だけの一過性じゃない、中国に対する危険視する見方が一般の人に広まっているようなので、そういう意味ではいいタイミングではありました。
 そろそろマスコミも、中国は北朝鮮をかばっていると、大々的に報道すべきなんじゃないでしょうかね。
 
 先週から今週まで予定を延長して行われた日朝の事務レベル協議では、安否不明の10人について、さらに調査がなされました。今回は、北朝鮮側の努力のあとも見られましたが、結果は納得できるものではありません。持ち帰った資料をよく精査して、今後さらに調査を進めていかなければならないと思います。
 
 写真をねつ造する努力だったんですけどね
 
 北朝鮮との関係については、「対話と圧力」の考え方に立って、日朝平壌宣言に基づいて、拉致の問題、核の問題、ミサイルの問題を包括的に解決し、国交正常化を目指したいという基本姿勢に全く変わりはありません。
 
 まぁトップとしてはこういう言い方が妥当でしょう。
 トップ自らが対話のルートをつぶしてしまうと、後は被害者の救出には戦争しか手はなくなりますからね。
 あとは、後ろでヤクザのように、脅しかける役を安倍さんとかにやってもらえばいいでしょう。
 「もうオレにはこれ以上経済制裁を止められないよ。後はアンタにかかっているんだよ」というのが正しい交渉術ではないかと思います。
 
 私は、今週金曜日に日本を出発して、アジア太平洋経済協力会議首脳会議に出席するため、チリのサンティアゴに向かいます。サンティアゴでは、ブッシュ大統領はじめ各国首脳と会談することにしていますが、アジア太平洋地域の経済発展のみならず、平和と安全の問題についても話し合うことになるでしょう。
 
 あら、また外国ですか。
 大変ですねぇ。
 最近急に寒くなりましたから、お体には十分お気をつけくださいね。
 あと、選挙で恩を売ったブッシュさんに、十分根回ししておいてください。
 
 
 ごめんなさい、今日はなんだか調子が悪いので、あとちょっとだけ紹介して終わりにしたいと思います。
 なんだか小泉さんの言葉に対するレビューも、いつもよりキレが悪い気がしますし。
 
 
 [特別寄稿]
 ● 「真心支援」をモットーに
  (第3次イラク復興支援群長 1等陸佐 松村五郎)
 近くの小さな町で修復を終えた小学校の竣工式を実施した際、児童代表の女の子が私たちに贈ってくれた次の言葉は、私たち隊員の胸を強く打ちました。
 「私たちは、子どもに対する日本人の優しさを見ることができました。(中略) 私たちは、人類の文明発祥の地ウルクに住んでいます。あなた方日本人は、私たちに再び文明を取り戻させてくれました。テロは悪いことです。新しいイラクに彼らの居場所はないでしょう。私たちは、すべての国の自由と平和を望みます。」
 彼女の言葉には、歴史あるイラクの人々の誇りと、圧政と戦争に苦しんだ末、今やっと見えてきた未来への希望が、凝縮されていました。彼女たちのキラキラと輝く眼に見つめられ、私たちも、この子どもたちの未来のために頑張ろうという決意を新たにしたのでした。
 
 この女の子の歴史に対する誇りはすばらしいと思います。
 こう言うのもアレなんですけど、どうもあの辺の人たちって、歴史を作るっていうコトに対して意識が希薄なんじゃないかと思うんです。
 しかし国家というモノは歴史こそがその基幹です。
 歴史があってこそ、その国家は繁栄するのです。
 この女の子が言うように、古代メソポタミア文明を自分たちの歴史と意識出来るのであれば、それを元に歴史を再編成し、国民としての意識を持ち、そして自分たちが歴史を継承していくんだと思えるでしょう。
 これからのイラクの将来は今の人たちにかかっています。
 がんばってくださいね。
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、らいおんはーとを応援しています。
 

平成16年11月22日

 安易なバランス感覚?
 

 
 なんだか、水曜日の文章で未だに一行でいろいろと言っているみたいなので、ちょっとまとめておきたいと思います。
 あのですね、17日の文章は、切込隊長さんが「外国人参政権問題に反対するコトは、在日外国人問題をないがしろにしている」という意見に対する文章でして、そしてやえは「外国人に参政権を与えるという手段に対して反対しているだけにすぎない。在日問題は関係ない」と言っているのです。
 つまり17日の文章の主題は、外国人参政権のお話ではないのです。
 その上であの例えは、民間人がロケットランチャーを所持していいというコトに対して反対したとしても、それでもって警官増員の議論が「まったく進歩しないままでよろしかろうという不毛な結論しか導き出せ」なくなるのではないのと同じように、外国人参政権に反対しても決して在日外国人の問題をないがしろにしているワケではない、というコトであって、ロケットランチャー=外国人参政権としているのではなく、手段を批判しても目的を阻害するコトにはならない、というコトなのです。
 
 ちょっとわかりにくかったですかね。
 
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 
 さて。
 多サイトさんに対する言及というのは、当サイトをごらんになっている方々にしてみればおもしろいのかどうかなのか、当サイトでは滅多に多サイト言及をしないので分からないのですが、しかし他のサイトさんからリンクされた形で名指しされれば反応しないのも失礼だろうと思っているので、されれば反応しますけど、というワケで、天堕さんのアカの人のブログ以来、多サイトさんから言及されたので、今日はお返事を書いてみたいと思います。
 
 こちらです。
 じゃん。
 
 「ダメなものはダメ」日記
 ダメなもの「安易なバランス感覚」
 
 15日に書いていただいていた模様なんですが、いろいろあって反応が遅くなってしまってごめんなさい。
 ではいってみましょう。
 
 
 まずはですね、いきなりこんなこと言って恐縮なんですが、あのですね、なんかやえにすごい反論したいっていう気持ちはすごく伝わるんですが、しかし結局何を伝えたいのか、どうしてほしいのか、そして読んでいる人に何を考えてほしいのか、そういうのがさっぱり分からないんです。
 だっしーさんご自身は

 究極的にはやえの主張と小林の主張は(そして私の主張も)ほとんど変わらないと思う。米軍に依存している現状に忸怩たるものを感じ、向こう50年、百年かかっても自主独立すべきだと思っている点で基本的に合意しているはずだからだ。

 とおっしゃっているので、結論的な部分には特に異論を持っておられないのでしょうから、基本的には反論ではないのかもしれませんが、どうも雰囲気は伝わるんですが、おっしゃりたいコトがよく伝わらない、という感じです。
 
 では、だっしーさんは、やえに何を伝えたかったのでしょうか。
 たぶん「バランスをとる支点には竿と両方の錘の重量を支えるだけの力と安定感がいることをもう少し意識すべきである。」と最後におっしゃっているのを見るに、そしてこの文章のタイトルが「ダメなもの「安易なバランス感覚」」とあるのを見るに、やえの「バランス感覚」というモノを批判しているんだと思います。
 それは妥協をしているにすぎない、と。
 
 しかし、そう言われても困ります
 
 というか、この文章全体を読みますと、どうもやえが「意識してバランスを真ん中にとろうとしている、保とうとしている」と言わんばかりのようですが、そしてその「安易」な「バランスの取り方」が「ダメなもの」とおっしゃっているんでしょうけど、そう言われても困るんですね。
 だってそんなコト、意識もしたコトがないんですもん
 やえは自分のコトを、「バランス感覚に優れている、いつも中道的中庸的な意見を言っている」なんて思ったコトありません。
 むしろ他人からは、「極右」とか、時には「どっちかと言えば右」とか、人によってそれぞれですし、まただいたい偏って言われていますし、否定するつもりもありません。
 気にもしませんね。
 やえはやえが主張するコトを一番に信じて意見を言っているワケで、それが正しいと思っているからこそ、こうやって公の場で主張しているワケですから、「こっちの意見がこれぐらいあって、逆はこうだから、その真ん中はドコかな」なんてコトは全く考えていないのです。
 ですから「自分では現実と理想のバランスをとっているつもりでも」と言われても、そんなつもりはありませんから、なんとも言いようがないんですね。
 やえはやえの信ずる思想を主張しているだけなのです。
 
 ちょっと、「バランスをとるコトを意識している」ありきで文章を進めているフシがありますので、そう言われると、なんとも言いようがないというのが正直なところなのです。
 
 全体的に、これを前提で書かれていらっしゃるので、やえがこうやって反応するのも、ちょっとギクシャクしてしまうのですが、中身についてもいくつか相違点があるようなので、そちらにも反応しておきたいと思います。

 親米保守派は日本の安全保障のためには日米同盟が必要だと言っている(はずである)。そして、沖縄に基地が集中しているのは地政学的な要因の方が大きいが、基地だけでなく米兵のレイプ事件や今回のヘリの事故など沖縄にかなりの負担があるのは偽らざる現状である。
 そんな沖縄の現状は客観的に見れば「国防のために沖縄を犠牲にしている」ことに他ならず、それに対して無関心を決め込むことを「沖縄は日本国に常に利用されるだけ、捨て石にされるだけでも構わないというのなら、沖縄は守るべき日本国ではない、と言っているに等しい」のではないかと批判しているのである。ちょっと荒っぽい論理運びではあるが、論理的に展開させていけば親米保守派は口には出さないまでも言外にそういう態度を示していることになる。

 このご意見が、だっしーさんのご意見がどうかは、文脈から断定できなかったのですが、一応そうだと仮定してお答えします。
 これはつまり「切り捨てる」という言葉をどう捉えるかによるでしょう。
 もし本当に親米保守の人が「沖縄なんてどうなってもいいんだよ。日本のために死ねよ。ぐへへへへへ」とか思っているのでしたら、さすがに切り捨てていると言えるのでしょうけど、やえはそこまでひどい人がいるとはちょっと思えないのです。
 現状的にはいろいろと沖縄に負担を強いているのでしょうけど、これを変えなければならないという思いは親米保守でも持っているんじゃないかと思っているのです。
 
 もちろん、少なくともやえは「どうにかなければならない」と思っています。
 そのためには、自前の軍隊を持ち、本当の意味での自主独立をしなければならないと、やえはずーっと前から何度も何度も言っているワケです。
 
 まぁ親米保守派と言っても多くの人がいますから、全ての人をひっくるめてどうこう言うつもりはないですし、言いようがないでしょうし、やえはいつも最後にはやえの意見を言っているつもりですから、まぁやえにはだっしーさんのこの部分の意見は当てはまらないのかなと思っています。
 
 もしかしたら結論的には、「じゃあ翻ってやえの方はどうなのだろうか。本当にやえは「耐えがたきを耐え」ているのだろうか。」と言う部分にこれは繋がっているのかもしれません。
 しかし、正直言いましして、まさか今更そんなコトを言われるとは、ごめんなさい、思いませんでした。
 日本が戦後どれだけ多くのコトを耐えてここまでやってきたかというのは、もう何度も当サイトで扱ってきた事柄です
 そして「これからの日本の国家ビジョン」という文章で、ある程度の形としてそれをまとめています。
 ですから、「やえの方はどうなのだろうか」と言われても困ります。
 
 このたびのやえの文章は、主によしりん先生を例にとった、批判の仕方の方法論が間違っているというコトを言いたかった文章です。
 それなのに、「自主独立の精神はどうなのか」というコトを聞かれましても、それは主題ではないのでただ言及しなかっただけで、むしろなんでもかんでも入れると文章がごちゃごちゃになりますから入れる必要もないと思いますし、そもそもそんなコトは以前からしつこいぐらいに言っていますので、聞かれるとも思っていなかったワケです。

 やえが思っている以上に、欺瞞は精神を腐らせるのだ。それは極端な物言いだとしても、現状に忸怩たるものを感じながら耐えがたきを耐えるのはやえが思っている以上に精神的なねばり強さを要求されることだけは確かである。
 たいていの人はすぐに楽な方へ流れていく。対米追従や感情的な反米・反戦というわかりやすい主張(極論)は、わかりやすいだけにすがってしまいがちである。その中で、不満足な現実を認識し、ねばり強く一つづつ理想を現実化させていくことは一番困難ではないか。少なくともやえの文章には、「耐えがたきを耐え」ることの困難さ、ましてそれが自分だけでなく国民一般にも共有しようとすることの困難さに対する自覚と覚悟が備わっているようには感じられない。

 これがだっしーさんの今回の文章の主題なのでしょうけど、そんなコトを言われましても、うーん、困りましたねぇ、というのが正直な感想だったりします。
 たぶんこの辺も「バランス取り」ありきで考えていらっしゃるので、こうなっちゃっているんだと思うんですけどね。
 
 
 ええと、これでお返事になったのかちょっと判断がやえではつきにくいところがあるんですが、これでお返事とさせていただきます。
 
 もし、だっしーさんが、よしりん先生を例にとった反論の方法論の批判に対する反論がしたいのではなく、日本はこれからどうすべきなのかやえの考え方が聞きたかったと思っていらっしゃるのであれば、まずは「これからの日本の国家ビジョン」をごらんになってください。
 バランス感覚については、これはもう個人個人の印象の違いとしか言いようがないでしょうから、これ以上は何も申しません。
 やえはそんなコトは気にもしたコトはありません、だけですね。
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、反米ありきではない日本の精神的独立論を応援しています。
 

平成16年11月23日

 これからの日本防衛構想
 

 
 こちらとかこちらとかこちら黒板ぽさんより)で見たコトなんですけど、なにやら秋葉原で警官がやたらめったら職務質問をはじめたとか。
 リンク先の話は、ところどころ大げさな部分、例えば警官が殴ることはまず無いですから、というかそんな目立つところで殴ったらマスコミも無視できない大問題になりますから、まぁそれはないとしても、しかし手荷物検査はしているようで。
 職質もアキバも天堕さんの方が得意分野なのですが、一応アレです、職質での手荷物検査はあくまで「任意」ですので、もしえっちでよくないモノを持っていて見られたくない人は、毅然と拒否しましょう。
 警官の方も職質する権限は持っていますが、そもそもそれを受けるかどうかも完全に任意ですから、拒否する権利は国民にあります
 でも警官はちょっと頭がおかしい人も多いので、職質や手荷物検査を強制できる権利だと思っている人もいますから、たまに尊大な態度を取ったり、時には腕をつかんでくる犯罪者もいます。
 そんな態度に出られたら、大声で助けを求めちゃいましょう。
 アキバという目立つ場所ではさすがにそうされると警官は何も出来ないでしょう。
 強制権は何もないワケですからね。
 
 ま、天堕さんの確認したところ、まだ天堕さんご自身はそういう目にあってないし、そういう所を目撃したコトもないそうなんで、まだ断定は出来ませんが、もし実際に見たら天堕さんから報告してもらいますね。
 来週アキバに行くって言ってましたし。
 
 そして天堕さんは職質されやすい体質みたいですし(笑)
 
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 
 さて。
 ひっそりとアンケートを再開させていたワケでありますが、みなさんはどうお考えでしょうか、「これからの日本防衛構想」
 前回のアンケートではこのような結果になりました
 
 1.従来通り (24票/7.5%)
 2.米国集団自衛権 (126票/39.1%)
 3.日本一国自衛 (45票/14.0%)
 4.東亜軍事同盟 (26票/8.1%)
 5.日本盟主東亜同盟 (70票/21.7%)
 6.日本軍含む国連軍 (20票/6.2%)
 7.その他 (11票/3.4%)
 
 ダントツで米国集団自衛権がトップです。
 ポチとかなんとか言われようとも、冷静に考えれば、やはりこれしかないというコトなのでしょうか。
 もしかしたら当サイト的には親米っぽい立場をとっていますので、そのせいかもしれませんけどね。
 
 次は日本盟主東亜同盟がつづいています。
 やるからにはここまでって感じですかね。
 現実的に可能かと考えれば、むしろ国連軍より難しいかもしれませんが。
 
 意外と多かったのが「従来通り」です。
 ハッキリ言ってしまえば、軍事なんていうめんどくさい仕事を外国に押しつけているワケですから、今まで通りが楽っていえば楽なんでしょうけどね。
 ただコメントを見ますと「憲法改正で自衛隊を正規の軍隊と明記した上で日米安保を持つことが、多分一番現実的だと思う。」とありますように、軍事的には日本も他国並みに引き上げ、その上で、安保体制を続けるっていうコトなんでしょう。
 
 今の日本の防衛構想を考える上で、アメリカとの安保体制を無視しては議論出来ません。
 それらをふまえた上で、もう一度アンケートを設置してみました。
 今回の項目はこれらです
 
 「従来通り」は従来通りです。
 
 「日米対等軍事同盟」は、アメリカと共に集団的自衛権が行使できるぐらいの軍事力を日本がハード的にもソフト的にも整える必要があります。
 どの辺をもって「対等」と言うのかがまたポイントになると思うのですが、例えばアメリカと共に「世界の警察」となるまで対等になるのか、それとも9.11テロルに対して、集団的自衛権により、アフガニスタンの攻撃も共に行動する程度におさめるのか、これぐらいの範囲の中になるでしょう。
 アフガン攻撃に参加できないようでは対等とはとてもじゃないですけど言えないでしょうからね。
 つまり日本が自衛できるまでの戦力の保持だけでなく、他国に対して攻撃できうるまでの攻撃力を保持しておく必要が最低限あるワケです。
 また、例えばイギリスやフランス並みに戦力を保持したとして、それだけで沖縄とかの米軍基地が返還されるかと考えれば、それはそれで疑問です。
 全ての面において対等となるためには、アメリカから「日本と同盟を結んでおかないと危険だ」と思わせるぐらいの存在力が必要になるのではないでしょうか。
 ここまで考えて、対等軍事同盟はどうなのか、考えてみてください。
 
 「環太平洋軍事同盟」ですが、これは前回のアンケートには無かった項目ですね。
 これ、ふと思いついたんですが、もしかしたら一番現実性があり、かつ、一番有効的な手段なのかもしれません
 基本は日米同盟になります。
 その上で、「環太平洋」という名目をつけた同盟構想をたてれば、例えば二国間だけならどうしても主従の関係が出来がちですが、複数の国がいればそれなりにクッション材になったり、逆に混乱して、少なくとも見た目だけでもポチにならずに済むんじゃないかなっていう感じです。
 環太平洋といえば東南アジアも含むワケで、その辺の国々を日本の手下にしておけば、それなりにこの同盟は日本にとっていい感じになれるんじゃないかと思います。
 また、ヨーロッパにおけるNATOに対しての環太平洋同盟と考えれば、ヨーロッパに対しても、また他の地域に対しても、それなりに牽制力にはなるでしょうから、その面からしても、なかなか良い同盟になるんじゃないかと思います。
 この場合、日米安保はいったん破棄し、「環太平洋軍事同盟」という形で、再度結ぶのが適当になるでしょうか。
 
 「極東アジア軍事同盟」は、今まで当サイトでは何度も話題に上ってきた同盟の形です。
 前回のアンケートでは、日本が盟主的な立場を取るのと取らないのと分けたのですが、今回は分けませんでした。
 どちらにしても、これは日本の行動によって変わってくるコトでしょうから、はじめから考えても仕方ないと思ったからです。
 で、やはりこの構想は「新大東亞共榮圏」というロマンですね。
 この場合、アメリカとはいったん手を切るコトになるのでしょう。
 ヨーロッパの同盟や、アメリカの軍事力と対等な力をこの同盟で得るコトによって、それらと新たに同盟を結び、世界三国関係を作るのが望ましいと思います。
 もちろん問題なのは、中国とか韓国ですね。
 正直、これらの国がある限り、ヨーロッパのEUのようにはいかないと思います。
 成功すればこれほどいい同盟もないのでしょうけど、一番ムズカシイのではないでしょうか。
 
 最後に「日本一国軍事体制」です。
 まぁ説明の必要もないでしょう。
 ただ、日米対等同盟と分けている以上、アメリカとの同盟も結ばない、もしくは平和条約とか、不可侵条約とか、薄い関係での条約締結になるでしょう。
 こうなると、アメリカとヨーロッパと、また中国ともにらみ合いながらの国際関係となるでしょう。
 しがらみが無い分、それはそれで大変なコトになるかと思います。
 
 ところで、今回は「国連軍」は入れませんでした。
 どうしてもやえの中で、それは全く現実的でない、やもすれば「全ての国が軍隊を放棄する形での平和」というモノと、同じぐらいのレベルのような気がしてならなかったからです。
 もし、国連軍を支持したい方がいらっしゃいましたら、その他に投票し、コメントに国連軍に対する思いを書き込んでください。
 
 
 全体的に、どうしてもアメリカとの関係を考える必要があると思います。
 まずそこを整理しないと、この質問にも答えられないかもしれませんね。
 アメリカについては、またじっくりと考察&アンケートをするかもしれません。
 
 というワケで、このアンケートは無期限で左の柱においておきますから、よーく考えて投票してみてください。
 ある程度道筋が見えてきたら、それはそれで何かしらの意味があるんじゃないかと思っています。
 よろしくお願いします。

平成16年11月24日

 やえとあまおちの師弟対話1
 

 
 オレだー。
 
 誰ですか?
 
 ・・・・・・。
 
 ・・・ウソ、ウソですよ。冗談ですからそんなに泣かないででください、テンダさん
 
 ・・・あまおちダー。
 
 分かってますよ(笑)
 
 
 ところでどうしました、ここのところやたらめったら出てこなかったですから、捜索願を出そうと思っていたところですよ。
 
 その「やたらめったら」ってなんだ?マイブームか?
 
 まぁそんなところです。
 
 あっそ、別にいいけど、いやな、なんだ。まぁたまには語らせろよ。
 
 うわ、理由になってないですよそれ。ドラえもんの声優が変わるからって、ジャイアニズムはどうかと思いますよ。
 
 すんごい意味わかんねぇ。
 
 やえにもワカリマセン。トランプマンが今どこにいらっしゃるのかもワカリマセン。
 
 ・・・。
 
 ・・・。
 
 
 ■公的と私事(わたくしごと)
 
 政治っていうのは大儀的には最もパブリックな公的なものであるわけだろ。
 
 うわっ、いきなり語り始めちゃいましたね。
 
 しかしだな、民主主義における政治で最も重要な存在は国民とされているわけだ。国民が選挙をするからこそ民主主義であり、選挙のない政治体制は民主主義ではないわけだ。
 
 どの政治体制でも政治家は必ず存在しますけど、例えば王制なら王様が政治家ですね、しかし民主主義にだけは国民主権と謳われ選挙が存在していますね。
 
 で、しかし、今の国民、いやあえて大衆と呼ぼうか、大衆はだな、政治を考える上で果たして公的な立場を考えながら政治を考えているのか、投票をしているのか、それはすごく疑問なわけだ。
 
 というと、つまり、パブリックではなく、私的な理由だけで政治を考えているというコトでしょうか。
 
 そうだ。例えばだな、一番わかりやすいのが消費税の問題が象徴しているんだが、宮沢御大の内閣の時にこの法律が成立したわけだが、なんだ当時はものすごい反対の声だったろ。もう国民もマスコミも野党も一致団結してるんじゃねぇかと思うぐらいの大反対。かの伝説的戦術牛歩戦術がもてはやされたんだからすごい有様だ。確か流行語になったんじゃなかったかいの?
 
 でも今は消費税は正しかったというコトになっていますよね。しかも知識人の中には「消費税を20%ぐらいにしないとダメだ」なんてコトを言っている人もいらっしゃいます。当時からはとてもじゃないですけど考えられませんよね。
 
 結局大衆は「自分の買い物の時に払う金が多くなるからイヤだ」という私事だけで消費税を否定したわけ。でも公的には絶対に必要な制度だったわけだ。こういう例はもういっぱいあるわけで、道路公団の改革が国論になって「採算性を採れ」とか言われていたとき、当時の扇国交大臣が「首都高も値上げします」とか言ったらさ、今度は国民、たぶん首都圏に住んでいる人だけなんだろうけど、ものすごいバッシングをしはじめた。でも採算性を第一に考えるのであれば、万年渋滞の首都高なんて需要と供給のバランスを考えるなら値上げするのが適切なわけだ。採算性とはそういうことのはずなんだからな。でも、自分の懐が痛くなるのはイヤだと、私事だけで反対してしまってる
 
 ちょっと昔の話になりますけど、原発はんたーいとか言いながら、自分はエアコン完備の家に暮らしていたワケですからね。じゃあアナタのエアコンとか電気機器全てを使えなくしますとか言っちゃったら、たぶん猛烈に怒ると思うんですが。
 
 結局、大衆の政治観なんて私事のチリの山でしかないわけ。自分に関係ない話にだけは急に倫理ぶってパブリックな話をしはじめるんだけど、それは自分にだけは絶対にかからない。銀行はつぶせと言っても、自分の会社とかダンナの会社とかがつぶれたら、主張が180度変わる。他人にだけパブリックを押しつけ、自分にだけは私事の中から出ようとしない。これが大衆の国民の基本的な政治観であるわけだ。
 
 まとめますと、政治というのは公的こそが基本であるハズなのに、民主政治におけるもっとも基本の部分を形成している国民が一番私事で政治を考えている、と。
 
 そういうコトだ。
 
 
 ■私事政治と政治家の関係
 
 でも、私事をまとめて公的にするタメに政治家さんがいらっしゃるんじゃないんですか?
 
 確かにそういう面もある。本当にそういう意味だけで政治家が存在するならまだマシなのかもしれんが、しかし今の国民の意識っつーのは政治家を「国民の代弁者」としか捉えていないのが問題なんだな。
 
 時には国民の意見を無視してでもやらなければならないことはするべきだ、という考え方が支持されていないというコトですか?
 
 それもそうなんだが、それ以上にね、政治家は国民の代弁なんてしなくていいんだよ、ホントは。国民は評価だけすりゃーよくて、もちろんパブリックな立場に立って、それが自分にとって利益になるかどうかという視点じゃなくて、あああの政治家は日本のためにすばらしいコトをしているなぁ、という評価的な意味で投票すべきなわけだ。別に自分の思い描いている政治を体現してもらうための「代弁者」として政治家か存在しているわけではないということでな。
 
 なるほど。でも選挙がある以上、そんなことは不可能ですよね。どうせ投票するなら自分に利益をもたらしてくれる人に入れようと思っちゃうのは仕方のないコトですし。
 
 そう。そうなっちまうから、どうしても私事のチリの山での政治でしかないわけだ。選挙に縛られている政治家では限界があるからな。
 
 いつもいつも政治は良くならない。どうしたら良くなるんだろう、とか言われますけど、この観点から言えば、国民が変わらないとどうしようもないって話になりますよね。
 
 
 つづく。
 

平成16年11月25日

 小泉メルマガレビュー
 

 
 小泉内閣メールマガジン 第165号 ========================== 2004/11/25
 
 [らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
 ● チリ訪問
 小泉純一郎です。
 19日の金曜日に日本を出発し、片道約24時間かかってチリの首都サンティアゴまで飛んで、そこで4泊し、昨夜遅く羽田に帰ってきました。
 サンティアゴは、アンデス山脈のふもとにあり、ホテルの窓から雪をかぶった6000メートル級の山々が見渡せる、美しい街です。季節は、日本と反対で初夏。カラッとした気候で、ジャカランダという街路樹が紫のきれいな花を咲かせていました。
 
 こんにちはv
 チリですかー。
 それはそれはまた遠いところへご苦労様です。
 いいですね、寒い時にあったかいところに行くなんて。
 やえは冬の方が好きですけど、気分転換にはちょうどいいのかもしれませんね。
 しかし24時間ってすごいですね。
 一日がほとんどパーですもんね。
 あ、でも、政府専用機だと、中でも仕事ができちゃう、というか、させられちゃうんでしょうかね(笑)
 
 20日と21日は、アジアと太平洋を囲む21の国と地域の首脳が一堂に会するアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議が開かれ、自由貿易協定(FTA)の推進や、テロ対策、エネルギー問題などについて話し合いました。
 
 あら、軍事同盟の話題にしていた環太平洋地域ですね。
 そうかー、APECがありましたね。
 参加国は、ブルネイ・インドネシア・マレーシア・フィリピン・シンガポール・タイ・ベトナム(ASEAN7ヶ国)、韓国、中国、台湾、香港、メキシコ、パプアニューギニア、オーストラリア、ニュージーランド、アメリカ、カナダ、ペルー、チリ、ロシア、そして日本の21カ国です。
 小泉さんが実にひさしぶりに胡錦涛国家主席と会談したっていう話も、このAPECの時のコトです。
 このメンバーはなかなかいい感じですね。
 中国と韓国が邪魔ですが、台湾も入ってますし、なかなかバランスはいいんじゃないでしょうか。
 もしくは、設立当初のメンバーは、ASEAN6ヶ国(インドネシア・シンガポール・タイ・フィリピン・ブルネイ・マレーシア)、韓国、ニュージーランド、オーストラリア、カナダ、アメリカ、日本の12カ国ですから、これでまず話を始めるのがいいかもしれません。
 一応韓国は西側諸国とハッキリしていますから、なかなか排除するのはむずかしいかもしれませんが、それはそれで日本の出方次第だと思います。
 日本にいっぱい借金しているワケですし。
 
 会議の合い間をぬって、米国のブッシュ大統領、インドネシアのユドヨノ大統領、ロシアのプーチン大統領、中国の胡錦涛国家主席と二国間の首脳会談をおこない、世界の平和と安全、経済や文化の交流、友好協力関係の増進などについて、率直に意見交換しました。
 特に、北朝鮮の問題については、六者協議の枠組みを活用して、北朝鮮が核を保有していても何の利益にもならないこと、逆に核を廃棄することが北朝鮮にとって大きな利益になるということを北朝鮮が理解し、国際社会のなかで責任ある国になるよう平和的、外交的に働きかけていくことを、米国、ロシア、中国の首脳との間で、あらためて確認し合いました。
 
 靖国の話ですが、中国も粘着質ですけど、一貫して粘着を拒否している小泉さんも評価に値すると思うんです。
 それが当たり前だと言えばまぁそうなんですけど、やっぱり今までが今までですから、8/15に参拝しないというのも残念ではあるんですけど、キッパリと参拝し続ける態度はやはり評価すべきだと思います。
 批判だけで物事が良くなるとは思いませんし
 
 日本は、米国、ロシア、中国そして韓国と協力して、引き続き「対話と圧力」の考え方に立って、拉致の問題、核の問題、ミサイルの問題を総合的、包括的に解決することをめざします。
 
 ロシアも、また「まずは二島だけで」とかふざけたコト言ってますけど、まさに北方領土こそ国際的な条約でハッキリしている泥棒行為ですからね、さっさと明け渡してもらいたいモノです。
 むしろこっちの方を武力でなんとかしろと言いたいです。
 今現在でも継続されている犯罪行為なんですから。
 
 APECが終了した翌日の22日は、チリのラゴス大統領との首脳会談、議会関係者との意見交換などをおこない、日本とチリの友好・協力関係の増進について話し合いました。ラゴス大統領との会談では、日本とチリの間で自由貿易協定(FTA)を結ぶための産官学の勉強会を始めることを合意しました。
 
 さいきん流行ってますねぇFTA。
 コレ、中身は実際どうなのか、日本にとって利益があるのか、本当に完全に自由貿易なのか、誰か経済に詳しい人教えてください。エラい人。
 
 日本はチリにとってアメリカに次ぐ第二の貿易相手国で、サケなどの水産物や銅鉱石を輸入しています。最近では、チリワインが日本で人気を集めています。逆に、サンティアゴでは最近日本レストランが人気で、この数年で、数軒から70軒に増加したそうです。
 
 外国での日本料理は総じて美味しくないとよく聞きますけど、やっぱり逆もしかりなんですかね。
 ところで、もしかして小泉さん、チリワイン飲みまくってきたんじゃないですか?(笑)
 
 日本とチリは、地球の反対側で、日本が冬ならチリは夏、日本が朝9時ならチリは夜9時という関係です。競合関係というより、補いあうことがたくさんある関係です。この二カ国が自由貿易協定を結べば、両国の大きな発展の可能性を広げることになると確信しています。
 
 う、うん?
 なんだかよく分かりませんけど、とにかくすごい気合いダー。
 
 帰国してただちに、「地方のことは地方にまかせる」という改革の中心である「三位一体の改革」の具体的な方針を決定し、週末には、アセアン諸国と中国、韓国との会議に出席するため、ラオスの首都ビエンチャンに出発します。
 今週は、内外ともに忙しい毎日が続きますが、国際会議への出席や各国首脳との話し合いを通じて、日本の国益を守り、世界の平和と日本の安全を確保するための外交努力を続けてまいります。
 
 あら、また中国の主席と会談するんですか。
 なんかあまりやっても意味があるようには思えませんけどね。
 まぁ無いよりマシかもしれないんで、またまた毅然とした態度をお願いします。
 国会もあと一週間とちょっと、お体に気をつけてがんばってください。
 
 
 さて、今回のメルマガでは、小泉さんの他に、町村外務大臣が「東アジア共同体と経済連携協定」という文章を寄稿されており、またさらには「シリーズ郵政民営化」で、とても読み応えのある文章を東洋大学教授の松原聡先生が寄稿されています。
 本来ならどちらもおもしろい文章ですので、今日全てをレビューしたいのですが、どちらともじっくりと取り上げると、またまたとても長いコトになってしまいそうですので、今日はここで区切りたいと思います。
 また週末にでも取り上げられたらいいなと思っています。
 
 最後はやはりせいけん先生に締めてもらいましょう。
 
 
 [編集後記]
 小泉総理のAPEC首脳会議出席に同行しました。チリのサンティアゴは、今は初夏、雪を頂くアンデスの山々を見はるかし、緑の多い美しい清潔な街で、人々も勤勉で住みやすいところ、と感じました。
 
 Σ(゚Д゚) せいけん先生も行ったですか。
 
 日本の時差はちょうど12時間。今週号は、季節も昼夜もまったく逆転したサンティアゴと東京を結んで原稿をやりとりしました。時代の変化を感じます。
 
 Σ(゚Д゚) しかも現地からメールでですか。
 
 今週から「郵政民営化」をテーマに、政策アンケートを実施しています。皆さんからいただいたご意見、ご提言は誌面でも紹介します。積極的な参加をお願いいたします。(せいけん)
 
 Σ(゚Д゚) アンケートですか。
 これは是非投票したいですね。
 そして、せいけん先生らしからぬ、こんな短い文章ですか。
 もしかして、いまごろチリワインを堪能しているとか(笑)
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、らいおんはーとを応援しています。
 

平成16年11月27日

 やえとあまおちの師弟対話「私事政治」2
 

 
 おい、なんか、この対話方式、ずいぶん評判がいいみたいだぞ。
 
 え?そうなんですか?天堕さんが出るとだいたいブーイングモノのハズなんですけど。
 
 おい。
 

 ほ、ほら、プロレス的に言えば、ブーイングも歓声じゃないですか。
 
 まぁそうなんだがな。しかし例えばここの人のように「対話形式でわかりやすく面白い話してたサイト」なんて言ってくれているしな。この形式はやはり有効らしい。
 
 文章も口語体でくだけさせやすいですしね。
 
 というワケで、シリーズ化しようか。木曜は小泉メルマガレビューだろ。ということは火曜が妥当か?
 
 え!?ホントにやっちゃうんですか!?あまおち引っ込めとか言われますよ?
 
 んだと。オレのファンもちゃんといる(はず)
 
 まぁいいですけどね。天堕さん単独で更新されるよりは。
 
 んだとぉぉぉぉぉ。
 
 小泉メルマガレビューと一緒で、たまに通常更新になると思いますが、とりあえずそれでやってみましょうか。
 
 ぜひ対話方式の感想をもっと聞かせてくれたまい。
 
 
 ■民主主義の本音
 
 さっきのサイトでは「そもそも公的な視点にも常にそれなりの知識を必要とし、得る為の時間もそれなりにかかるからこれは仕方の無い事だろう。」と書いてあったんだが、実にタイムリーというか、前回の最後で「つづく」と書いてあったように、この文章はすでに出来上がっていたんだけど、なんか先に言われちゃったなぁという感じがするんだが、そもそも民主主義がなぜ現在採られているのか、どうして民主主義がもっともよい政治体制とされているのか、これを考えたらだな、少々大衆が自分勝手であろうと、政治がよくなるまいと、仕方ねぇなぁと言うしかなくなってくるんだよ。
 
 え?どういうコトですか?
 
 そもそもだな、民主主義なんつーものは、最も優れている政治体制では無いんだよ。一番優れているから採用されたわけではない。まぁ細かい歴史をごたごた言うのはメンドイから端折るが、民主主義は王制のアンチテーゼ的な部分が大きいのだ。王制の何が一番ダメだったかと言うと、一部の人間が専制的に政治を行い、しかし一番しわ寄せがくるのが国民であると。自分の身に覚えのない悪政によって被害を被るのはごめんだと、そういう反省から共和制とか民主主義が採られてきたわけだ。
 
 つまり民主主義は、一部の人間が行う専制政治のアンチテーゼとして、全ての国民の手による政治を実現した、というワケですね。
 
 うむ。そして一番のキモは、「身に覚えのない悪政」という部分だ。ここが一番理不尽だから王制はダメだということになった。ではどうすれば改善されるかと言えば、悪政は悪政でも身に覚えがあるのであれば、まだ納得できるだろうとなるわけだ。
 
 ああ、なるほど。最悪その国が滅んだとしても、これが一部の人間だけの行為でなら納得できないけど、民主主義にして国民に責任があるとしておけば、全員の責任だから仕方ないとせざるを得ない、というコトですね。
 
 政治体制なんてモノはな、最も良い状態を仮定してそれを選択するわけじゃねぇんだよ。どんな体制だって最良の時は素晴らしいんだから、選ぶ必要もなくなんだっていいわけだ。むしろ意志決定が瞬時に出来る王制の方が、その王さえ素晴らしい君主であれば最高の政治が生まれるだろうから、最良の状態で考えるならば王制が最も優れている政治体制だろう。でも今の世界では王制はあまり主流ではないよな。
 
 ある意味ヒトラーはドイツを世界大国にしたワケで、ナポレオンさえなし得なかったロシアにすら勝ってしまったワケですから、ホロコーストはどう言い訳も出来ない悪ですが、それをのぞけば、素晴らしく専制政治が上手くいった例だと言えるのかもしれませんね。
 
 ではなぜそんな素晴らしい政治体制が今とられていないのかと言えば、今の人間はリターンよりリスクをおそれていると言えばいいのかな、最悪の結果をいかに低くするかという視点において政治体制を選んでいるわけだ。
 
 でも日本においては一概にはそうは言えませんよね。そもそも市民革命なんてモノが存在しませんし、明治維新も、武士という支配階級から、天皇とか貴族とか元勲とかいう階級の人に権力が移っただけですし。そして武士階級の主に薩長土肥の人が権力の座に着いていたワケですから。
 
 そうなんだよな。日本ではまた事情が変わってくる。しかし今回はそれはおいておこう。話が長くなる。というのも、戦前はそうだったんだが、今の日本の民主主義というのは、むしろヨーロッパ的な民主主義に近づいてしまっている。進歩系と呼ばれる人がそうしてしまったから、国民一般の意識レベルでは欧米的な民主主義の方が近くなってしまっているんだ。
 
 政治の主役は国民だぁぁぁぁ、みたいな感じですね。
 
 そう。つまりだな、結局民主主義においては出した結果は、それがなんであれ、国民が選んだんだから仕方ないってことなんだよ。職業政治家、それが貴族でアレなんでアレ、専門家に任した方が良い政治が出来るのは考えるまでもないことであるんだが、民主主義というのは出す結果が良いか悪いかという部分には全く触れていないんだよ。それでも民主制の基本は専門家でない国民が一番の基本となっているというのは、すなわち中身が良くても悪くても国民が選んだんだから納得しろっていうことであるのだ。
 
 だから、大衆の私事政治、いわゆる衆愚政治でも仕方ないってコトですか?
 
 端的に言えばそうだ。そもそも人間なんてーものは、最後には私事しか言わなくなるもんでな、かの日本放送協会だって、会長の海老沢が証人喚問された時には国会中継しなかったという、とんでもない私事で放送を決定してしまったよな。またそれに対して田原総一郎さんが批判していたけど、たぶん田原さんはNHKは批判できても、古巣のテレ東とか、多く番組を持っているテレ朝とかは批判できないだろう。食っていけなくなるからな。政治家も選挙に落ちたらただの人だから、堂々と大衆を批判できない。人間はそんなもんなんだよ。むしろこれが人間の性(さが)であり業(ごう)なんだよ。否定できない部分でさ。
 
 それを乗り越えて成長して素晴らしい政治を実現しよう、というコトにはならないのでしょうか?
 
 なんかそれサヨクくさいぞ(笑)まぁ無理だろうなぁ。さっきも言ったけど性であり業だからな。変な話それが出来るんなら共産主義も出来そうな気がする。
 
 あー、それは言えるかもしれませんね。人間の私的な欲を排除した社会制度が共産主義ですもんね。
 
 あと、人間が一定数集まれば、どうしても差が出てくる。本当に政治への意識が底上げされても、それだけ上も底上げされて、要求レベルがさらに高くなるだろうしな。
 
 
 ■大衆私事と沖縄
 
 それを踏まえて沖縄の話だが。
 
 よしりん先生の取り上げている沖縄ですか?一行ボードでほっとけって言われましたよ(笑)
 
 まぁ話のきっかけにするにはちょうどいいんだよ小林さん。
 
 そもそも別に嫌いじゃないですしね。実力はスゴいと思いますし、影響力もやっぱりありますし、意見が違っても仕方ないですしね。意見が違うからもう読まないって言ってしまうのはちょっと餓鬼っぽいですし、むしろ意見が違うから読むワケですし。同じなら読んでも読まなくても一緒ですからね。
 
 その辺は読んでて「気持ちいい」かどうかなんだろうけどな。耳障りの良い言葉は読んでいて気持ちがいいからな。
 
 その辺は「ぷちほしゅ」にもつながるかもしれませんね。ジョンイル死ねって叫びまくった方が、読んでいる方もそうだそうだとなりますからね。
 
 それで、沖縄なんだが、事実をちゃんと確認しておかなければならない。アンケートとかでよく「基地賛成反対」とかやっているが、オレはちゃんと民主主義という制度を活用した公的なアンケートで物事を見たい。
 
 つまり選挙というコトですか?
 
 そうだ。昔、沖縄には強行に基地に反対する知事がいた。太田さんだっけかな。違ったらスマン。で、今の知事は稲嶺さんだ。この二人が争った選挙が、確か前々回の知事選だったと思うが、稲嶺さんは基地半容認派だった。もちろん沖縄の選挙だし、ここまで両陣営の主張がハッキリしていたから、選挙の論点は基地問題とハッキリしていたわけだ。
 
 その結果、今の知事は稲嶺さんですから、つまり稲嶺さんが勝ったというワケですね。
 
 うむ。よって、公的には沖縄県民は「基地半賛成」を選んだということなのだ。いくらマスコミとかがアンケートとってもダメだ。選挙でこういう結果が出たんだから、沖縄県民の総意はそういう考えだと思わざるを得ない。
 
 これもやはり、パブリックな立場での政治意見ではなく、自分の生活のコトだけを考えた私事意見の結果なのでしょうか。基地がないと生活していけない、という。
 
 そうだな。まさに典型的な例と言えるかもしれん。そもそも前々回の選挙の前には米兵による少女のレイプ事件があった後だったコトもあって、非常に注目されたんだが、それでも結果がこうだったんだから、まぁ仕方ねぇなぁと。あの選挙以来、オレは沖縄に対しては前のような情熱は沸かなくなったんだよ。だいたいにしてちゃんと昔オレは文章書いて載せているんだぞ。もう4年半も前の話だ。これで最近サイトはじめて物書き始めたヤツに捨て石にしているだろとか言われたくねーよなー。
 
 あ、いや、天堕さんにおっしゃったワケじゃないと思いますよ(^^;
 
 まぁそのへんは「ぷちほしゅ」も含めてだな、外人の参政権だって、韓国だって、拉致問題だって、4,5年前からオレは書いているんだがなぁ。
 
 まぁまぁ、それはいいじゃないですか。本題からズレてますよ。
 
 おっとそうだ。だからな、まぁ沖縄県民の総意はそうなんだよ。
 
 でもよしりん先生は、その上で沖縄県民の意識を高めて変えていこうと思われているんじゃないんですか?
 
 うん。それならそれでいいんだけどさ、でも、それなら一番の問題というか原因はやっぱり沖縄県民なわけなんだよ。そこに訴えかけないとダメだよ。でもいまの小林さん、アメリカ憎し一辺倒になってるから、親米の人とか、政府批判とかするだろ。そりゃ矛先が違うよね。二次的にはそっちも必要なんだろうけど、まずは沖縄県民の意識改革だろって。
 
 そうなんですよね。私事政治が仕方のないモノであるとするならば、いくらお上批判しても仕方ないですからね。そもそも自民党は憲法改正と自衛隊の軍隊化は悲願のハズなんですから、沖縄の基地にしても、根本的に解決するのであれば、自衛隊はちゃんとした軍隊にするべきなんですよね。そしてそれを可能にするためには、やはり国民を批判して、国民の意識を変えないといけないハズなんです。よしりん先生は最近国民批判が出来なくなってしまっているような気がしてなりません。
 
 ま、小林さんも、おまんまのために私事も大切にしないといけないからな。やっぱり私事っていうのは人間の性であり業なんだろう。
 

平成16年11月29日

 猟奇事件は現代病か?

 

 
 韓流ブームとかで、やたらめったら人気がフィーバーしている、あのよん様ですが、フィーバーしすぎたおばさま達によって、ついに怪我人が出てしまいましたね。
 その日は六本木ヒルズでイベントがあって、そのために来日していたそうなのですが、あまおちさんが同日たまたま六本木ヒルズの森ビルの方と会っていたらしくて、こんな会話をしたそうです。
 
 天「いやー、よん様のおっかけの人まだいっぱいいますなー」
 森「え!?まだいるんですか、かんべんしてほしいなぁ」
 天「あら、なにか不都合でも?確かに邪魔ではありますが」
 森「いや、警備員代って高いんですよ…。しかも10人そこらじゃ全然足りないですし、はぁ、困ったなぁ」
 
 そう言われればそうですよね。
 別にファンが警備員代を払うワケでもないですし、また、森ビルは例の回転ドア事件のせいでさらに神経質になっているみたいで、お金も気苦労も大変みたいなのです。
 どこかのサイトで、「他の外国のタレントとかが来る時は、混乱が無いように情報の管理は徹底していて、だから空港とかでも、わずかに漏れる情報を知り得た人だけが来るのでそんなに人数は集まらないけど、よん様に関しては、マスコミが発表しまくるから、無制限的に増えてしまう」とか書いてありましたが、確かにそうですよね。
 来日の日も、フジテレビの「とくダネ!」で堂々と六本木ヒルズでイベントするとか言ってましたし、なんなんでしょうか。
 バカみたいに突進するおばさま達も見ててあきれ果ててしまうのですが、一体責任は誰がとるのでしょうか。
 
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 
 さて。
 今日の更新は疑問型で行きたいと思います。
 と言っても、女子高生の会話みたい?ではありません?のでご安心ください?
 
 近頃と言うか、近年、今までの常識から考えれば、どうしても理解できないような事件がよく発生しています。
 最近特に日本が揺れた事件と言えば、佐世保の小学生が同級生の首をカッターナイフで切って殺してしまった事件でしょうか。
 カッターナイフで首を切ったというだけでけっこうスプラッターですが、さらに、犯行を行ったのが小学生であり、被害者が仲の良い同級生であったというコトで、想像しがたい猟奇事件として日本中にショックを与えました。
 また、女の子を殺し、その模様を携帯電話で写真にとって親に送ったという事件もつい先日ありましたし、小学校に進入し子供達を次々に刺したキチガイ宅間が先月あたりに死刑が執行されたというのは、やえもここで取り上げましたね。
 
 どれも日本中を震撼させた事件であり、そしてこのような事件が乱発しているせいもあるでしょう、治安が悪くなったと感じる人が増えてきています。
 特に最近の犯罪は、携帯電話やインターネットが使われるコトが多く、それらのツールに対して批判的な意見を言う人もけっこういらっしゃいます。
 佐世保の事件では、ネットのチャットに動機があるのではと考えられ、子供とネットの関係についていろいろと議論がなされましたね。
 
 しかしですね、敢えて言ってみるのですが、果たして本当に現代日本において急にこのような猟奇的事件が多発するようになったのでしょうか。
 
 と言うのもですね、最近はテレビもネットも発達して、情報の伝達が簡易に且つ高速に行えるようになりまたが、同時に、受け取る側もそれらに依存する度合いが深くなってしまい、結果的に事件をことさら大げさに伝えてしまうことさら大げさに受け取ってしまう可能性が高くなってきている気がするのです。
 例えば、ついこの前まで大騒ぎだった三菱の自動車問題がありましたが、当時は毎日のようにドコドコで三菱の自動車が炎上しました、なんてニュースが流れていました。
 これを見た視聴者は、「ああ、やっぱり三菱の車は危ないんだ。三菱の車は故障しやすいんだ」と感じられたコトでしょう。
 しかしですね、実際のところは、だいたいどこのメーカーの車でも、事故率や炎上率は同じぐらいという統計が出ていまして、特に三菱の自動車が異様に事故率が高いというワケではないのです。
 つまりですね、急に三菱の自動車が故障するようになった=事故が多発するようになった、のではなく、ただ単に報道がされていたかどうかでしかなかったのです。
 
 やえは、他の事件なども、多かれ少なかれ、このような傾向があるんじゃないかと思うんです。
 
 そもそも犯罪というモノは、人間の欲望を何のフィルター無しにダイレクトに行動してしまったモノです
 ですから、どんなに社会が高度になろうとも、情報化社会になろうとも、犯罪の根底というモノは人間である以上そう簡単に変わるモノでもないと思います。
 例えば、子供が犯す犯罪に対し、テレビなんかでは「こんな子供がどうしてこんな残虐なコトをしてしまうのでしょうか」みたいなコトを言っていますけど、子供なんていうものは残虐なコトを平気でしてしまいます
 男の子でも女の子でも、虫とか、生命に対し、無意味にそれを奪ったりするモノです。
 そういうモノから目を背けているようでは、どうして犯罪が起こったか、本当の理由を知るコトは出来ないのではないでしょうか。
 
 
 ちょっととりとめがなくなってしまっているような気がするんですが、どうも最近、事件とか犯罪とか、必要以上に大きく報道したり、また原因を別の所に求めて安易に納得しようとしていたりしているような気がしてならないのです。
 日本人はもともと死というものに対して、何か特別な感情を持っていたりしていますし、もうちょっと深い視点で事件なり犯罪なりを見る必要があるのではないかと思うのです。
 多分、記録に残っていないような、しかし、とても猟奇的な事件が昔にもあったのではないでしょうか。
 
 神隠しにあった、とか、鬼に魅入られた、という理由にされているだけで。
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、よん様は別に応援していません。


 

平成16年11月30日

 やえとあまおちの師弟対話「犯罪者心理」
 

 
 火曜なので、恒例となった対話ダー。ワシだー。
 
 え?なんか一日おきに出てきていません?読んでいる人もこんなに頻繁に天堕さんが出てきてしまってはゲップが出ちゃいますよ。
 
 なんだと。しかしちゃんとブーイングしてくれていたり、ネタ更新しろと言ってくれたり、オレもちゃんと愛されてるじゃないか。
 
 げっぷ
 
 ごらぁぁぁぁぁぁ。
 
 だーーーーーーー(逃
 
 
 ■犯罪と欲望
 
 今日は、昨日の更新の続きというか、犯罪についてでも語ろうか。
 
 え?ついに小さなおにゃのこに手を出して捕まったんですか?
 
 …おい。
 
 まぁ冗談としまして。

 でな、犯罪は「欲望をダイレクトに反映したモノ」と言ったろ。ここが正に犯罪を正しく理解することであり、犯罪を防止する事に繋がる。昨日お前が言ったように、なんか奥歯になんか詰まったような「子供がそんな残酷な事をするなんて考えられない」というようなことを言っている限り、犯罪そのものを理解することなんてできねーということだ。
 
 普通人間なら誰だって「死にたい」と思ったコトは一度はあるでしょうし、逆に「殺してやりたい」と思ったコトだってあるでしょう。そういう部分を否定するコトは、つまりは人間というモノを否定するコトに繋がり、そして人間の欲望の最たる犯罪という行為を理解できないワケですね。
 
 うむ。で、今回はそれが最もわかりやすい「性犯罪」について考えてみようと思う。
 
 あまおちさんが最も得意としている分野ですね。
 
 …誤解されるような言い方はやめなさい。
 
 特にちっちゃなおにゃのこに対する犯罪を例にとるワケですね。
 
 …先読みもやめなさい。
 
 勘違いしてほしくないのは、全ての人がそういう欲望を持っていると言っているワケではないというコトです。特に性欲については個人差が激しく、この場合では「小さな女の子に対して性愛を持てる人」という場合を例に取っているだけです。つまりこの部分を露出癖のある人と置き換えてもいいワケですし、SMっ気のある人でもいいですし、普通の女性が好きな人と置き換えてもいいワケです。
 
 …さらに先読みするな。
 ごほん、えーとだな、それをふまえて、まぁぶっちゃけオレはちいさなおにゃのこが好きだ。大好きだ。出来ればちょめちょめ(by新伍)したいと思ってしまう。つーかさせてくれ。
 
 年がバレますよ?
 というか、完全にアブナい人になってますよ?
 
 お前だって、可愛いおにゃのこ見たら襲いたくなるだろうがー。
 
 なりませんっ!!
 
 …ごほん。と、まぁ、それを発表するかどうかはアレだが、そう思っている人はいるわけだ。これを異常として排除することなど出来ないし、そもそも何をもって異常とするかどうかなんて誰にも判断できないわけだ。誰だってな、今オレが言った事はちいさなおにゃのこに対して言ってしまったから「アブナい人」のように見えてしまったんだが、男なんてものは、かわいい女の子やきれいな女の子を見かけたら「うおーやりてー」なんて大なり小なり思ってしまうもんであってな。つまり思う事や性癖だけを持って犯罪性があるとか言ってしまうのは、それは犯罪を正しく理解する事にはならないし、人間というものを否定しているとも言えるだろう。
 
 今回の例えは性犯罪ですが、それと同じぐらいわかりやすい例で言えば、現金窃盗とかですよね。「お金がほしい」という、誰でも思う欲望をダイレクトに反映した犯罪ですよね。
 
 性欲に対する犯罪の場合は、なんかおどろおどろしい理由をつけようとして、いろいろごちゃごちゃ言うわけだけど、お金に対する犯罪の場合は、そういうのは無いわな。
 
 「犯罪をしてまでお金が欲しかったなんて信じられない」とは誰も言わないワケです。つまりこれは誰だってお金は欲しいと思っているからですね。結局性愛の犯罪も、それが自分の趣味かどうかだけで、「理解できる」「できない」で区別しているにすぎないという証拠なのではないでしょうか。
 
 オレが非常に危ないと思ったのは、植草教授が女子高生のパンツを覗いたとかで捕まって裁判を今している件なんだが、検察側がな、証拠と称して植草教授が所有していた盗撮物とか女子高生物とかのエロDVDを提出したんだよ。「こういう趣味を持っているんだから犯罪を犯したんだろう」と言いたいんだろう。しかしこれが「証拠」として認定されようものなら、「エロDVDを持っている人は犯罪をしても当然」と言っているようなものになってしまうわけだ。こんな滅茶苦茶な話はないだろって。オレの知り合いに、エロDVD買いすぎて、部屋に置けなくなって、中古屋に売りながら、そのお金でまた新しいエロDVDを買っているという、ふざけたヤツがいるんだが、検察側の主張がもし正しいんだったら、まずこいつを逮捕しなきゃ。こいついつか犯罪犯すよ(笑)
 
 貧乏人は全て窃盗をするとでも言いたげな論ですよね。えっちでよくないDVDを持っているから覗きをしたんだと言うのは。
 
 これだけでも性犯罪に対しての原因に対する言説が滅茶苦茶というのが十分分かるんじゃないかと思うんだが、オレがね、一番「何言っているんだこいつらは」と思ったのは、あれ、数年前起こった、少女を9年間監禁したっていう事件。
 
 ああ、ありましたね。確か小学生の時に誘拐して、9年間自室のみで過ごさせたっていう。
 
 あれなんていうのはな、動機なんて分かりやすいにもほどがあるんだよ。あの時日本中が諤々とあの犯罪について語っていたが、なんのことはない、誤解されるのをおそれずにいえば、オレは「うらやましい」と思うもん、「やってみてぇ」って思うわけだ。
 
 うわ、問題発言(笑)
 
 いや、そーじゃなくてな(^^;
 ゲームの中にもな、「卒業」っていうゲームが確立したジャンルがあるんだが、そのジャンルの名前は、そのままズバリ「育成シミュレーション」っていうんだ。女の子を「育成」するゲーム。やっぱりね、そういう趣味の人はいるわけで、オレも含めて、だから「どうして監禁するなんてことを考えてしまったのか」なんて議論してもしょーがねぇんだよ。女の子とセックスしたいとか、お金が欲しいとか、それと同じぐらいのレベルの人間的欲求なんだからさ。
 
 じゃあ、その犯人とあまおちさんの違いは何でしょうか。
 
 そこなんだよな。結局、その人の趣味とか性癖とかは犯罪を理解する上でクソの役にもたたねぇんだよ。問題なのはどうして犯罪という一歩踏み越えた領域に手を伸ばしてしまったのか。欲望と犯罪との間の壁は、とてつもなく薄い壁しか無いけど、その壁はとても頑丈で、ちょっとやそっとでは破れない、そんな壁なんだ。そのギリギリの壁をどうして越えてしまったのか、越えていない人との違いはどこにあるのか、こここそを議論する必要があるんだよ。
 
 最近の流行りでは、ゲームとかネットとかのせいと言われていますけど。
 
 なんかテレビとかでは、したり顔したおっさんが、一聞するともっともらしいようなことを言ってるけど、しかしゲームとかネットとかのせいにしている説明を聞くと、これもやっぱり「欲望の説明」にしかなってないんだよ。
 
 欲望の説明というのは、「どうしてそのような性癖を持ってしまったか」という説明のコトですか?
 
 そうだ。最近の、特に秋葉原なんかでよく売られているようなゲームは異常なモノが多い、とか言ってだな、例えば「プリンセスメーカー」なんていうゲームがある。これは少女を育てるゲームだ。こんなゲームがあるから現実でやってみたくなるんだ。といった感じで犯罪に理由をつけようとする。しかしこの理屈が正しいのであれば、そのゲームをやった全ての人間が監禁の犯罪を犯さなければならなくなってしまう。でも実際はそうでないだろ。だからここでも、同じゲームをやった人間でも、犯罪を犯した人間と、犯さなかった人間がいると。その違いはどこにあるんだと。ここを解析することが本当の犯罪の理解につながるはずなんだ。でも、ここまで議論する人って、少なくともテレビとか新聞とかにはないよな。
 
 結局、新聞とかテレビに出ている、良識派って言っているような人は、自分の知らない得体の知れないもの、つまりネットやゲームのせいにしておけば、少なくとも自分は知らないから自分は違うと、だから自分だけは納得できてしまうというコトで、ここで止まってしまうんでしょうね。
 
 どうしてそいつが犯罪を犯したのかって言えば、そいつが生きてきた人生を振り返って、家庭がどうだったのかとか、どんな人間と付き合ってきたのかとか、また大局で言えば、自分さえ良ければいいんだという歪んだ個人主義のせいなんじゃないかとか、悪平等主義が関わっているんじゃないかとか、薄いけど簡単には破れない壁をどうやって破ったのかという部分を議論しなければならないんだよ。
 
 結局ネットのせいだとか、マンガのせいだとかといのって、一昔前の「社会が悪いんだー」って言うおきまりのセリフみたいなもんですもんね。
 
 最近ロリコンと思われるヤツの犯罪が増えているようだが、いつまでもこんな議論をしているようでは、その犯罪も歯止めがきかなくなってしまうんじゃないかなぁと思ってしまって、オレはちょっとイヤなんだよな。
 
 それはあまおちさんもロリコンだからですか?
 
 ・・・ぷるぷるぷる
 
 だーーーーーーー(逃
 

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