☆やえニュース☆

 あけおめでございます今年の目標人権という言葉の悪用(上)人権という言葉の悪用(下)TRPG倶楽部「アナタのハートにクリティカル!」未だ夢の中の菅直人卑怯を許してはならない同情できるテロって?小泉メルマガレビューテロルは連鎖するばとん国際外交

平成18年1月3日

 あけおめでございます

 あけおめでございますー。
 
 ことよろしゅう。
 
 いやー、なんだか久しぶりですね。
 
 全然更新しなかったな、年末年始。
 
 あまおちさん死んでたじゃないですか。年末年始に風邪引くなんてもったいなかったですね。
 
 まったくだ。咳がとまらんから酒も飲めんかった。せっかくバカ高い酒も用意してたのになぁ。
 
 まだゴホゴホ言ってますもんね。
 
 もったいないからちょっとだけ飲んだんだが、どうも血行が良くなるせいか、さらに咳がひどくなるからな。熱がないのに咳だけが止まらないっていうのは腑に落ちねぇ。だれか謝罪しる。
 
 小川さんも負けてしまいましたしねぇ。
 
 ああ・・・あれはなぁ。足が折れたのは仕方ない。勝負で折れたんだから負けだ。ただ残念なのが、小川にいつもの気迫がなかった事だ。橋本と戦っていた時とか、プライドで外人と戦っていた時とか、ビデオ等がある人は見てもらいたいんだが、あのギョロ目でぐわーーーーっと睨み付ける怖いぐらいの気迫こそが小川の武器だとも言えるんだが
 
 この前の吉田戦には無かったですね。ゴング前のにらみ合いでも、どこか目をそらしてましたし。
 
 いろいろ因縁とかテレビでは煽っていたが、やっぱりやりにくかったんだろうなぁ。
 
 小川さんの「暴走王」って、まさにあのキレっぷりがあってこそですからね。
 
 うむ・・・、おっと、年始早々プロレス格闘技の話ばかりしていてもアレじゃないか。
 
 そうですね。でもこの時期ってネタが困るんですよね。
 
 一行にタレコミがあったが、いきなり新年一発目から人権法やってもアレだしなー。
 
 あれはまた後日扱いましょう。
 
 と言っても、たいした分量にはならないと思うけどな。
 
 まぁ年末年始ボケリハビリにはちょうどいいんじゃないですかね。
 
 ま、それはお前次第だ。
 
 そ、そうですね・・・。
 
 
 
 ちょっとだけ真面目な話でもしましょうか。
 
 ちょっとだけねぇ〜ん。アンタも好きねぇ〜。咳き込むし。
 
 ・・・で、なんか爆笑問題が今日のテレビ特番で議論番組してましたけど、その議題の一つに「平和憲法」ってのがありましてね。
 
 ああ、あれか。ちらっと見たぞ。なんだがえらい時代遅れな議論してたな。
 
 そうなんですよー。「全ての国が軍隊を捨てたら世界は平和になる。だから日本は平和憲法を堅持して自衛隊は放棄しよう」っていう議論をしていたんですよ。いったいいつの時代の話ですかって感じでしたよ。
 
 いまだにそんな夢物語信じているヤツがいるんだな。もう絶滅したと思ってたぞ。社民党と共に。
 
 なんか「国を守るのは政治家の仕事だろ。軍隊がいないと国を守れないというのは責任放棄だ」とかなんとか言ってましたよ。
 
 はぁ・・・。じゃああなんだ、政治家がしっかりしてれば犯罪も起きずに警察も必要ないって言うのかいな。
 

 言ってましたよ。
 
 ・・・マジで? それ話にならんのじゃないのか。
 
 まぁお話にならなかったですけどね。
 
 すごいなー。話し合えばジョンイルとも理解できるって思ってるんかいな。それで解決するなら本当に警察も裁判所もいらんだろうに。話し合えば全て解決するんだろ。犯罪者ともジョンイルとも。拉致問題がどうして起こったのか、昔の方がコメ送ってたりして友好的だったけどなー。というか「地上の楽園」と崇めていたのに日本人は拉致されている訳だ。この現実から逃げ回ってもしゃーないのが分からないアホがまだ日本人にいたとは驚きだな。
 
 やえ思ったんですけど、年末に語りました思想と政治とを分けて考えられない人がやっぱり今増えているんですよ。その番組に何人かの政治家が出てましたけど、議員さんに向かって「政治家は理想を語るべきだ」とか言ってたんです。かなりムチャクチャな要求なんですよね。
 
 じゃあ政治家が理想を語って軍隊を廃止しましたと、警察を無くしましたと、これが理想の形ですよとやってしまって、だがその時もし外国が攻めてきたら、犯罪が起きてしまったら、その現実はどうするつもりなんかいな。起きてからではどうしよーもねぇのに、それとも警察が存在しないがために愛する人を失ってしまった人には「運が悪かったからあきらめろ」と言えとでも言うつもりないかいな。
 
 「一年間だけ軍隊を無くしてみましょうよ。それで出来るかどうか試してみればいいじゃないですか」とか言ってた人もいましたけど
 
 で、その間に日本が滅ぼされたらどうするんだ。「この一年は実験だったからやっぱり無しね」とでも言うつもりなのか。そいつ現実がリセットできると信じてるゲーム脳なんじゃないのか。
 
 政治家は常に現実的に考えなければならないというのが、全く分かってない人が多すぎるんですよね。半端に政治と国民との距離が縮まってしまったせいでしょうけど、今年もこの問題で悩まされそうですね。
 
 
 政治家も、そういうバラエティーの番組に出るべきじゃねぇだろよ。というか出んなと。どうせタレントなんて政治家を困らせて自分は賢いんだと見せびらかせたいだけなんだらな。
 
 年末のみのもんたの番組なんてまさにそうでしたよ。政治家数十人あつめて一人持論をぺらぺらしゃべるだけに終始してましたからね。
 
 ああ、それも見たよ。伊達に風邪で倒れていたわけじゃねぇ。あれはホントみのもんたの下品さだけが前面に出てた番組だったな。
 
 なんかもう、ああいう番組に政治家が出れば出るだけ、逆に国民に誤解を広めてるような気がしてならないですよ。
 
 まったくだ。
 
 
 ま、その分今年もよりいっそう当サイトが本当の政治というものを、そして本当の思想というものを示していこうじゃないですか。
 
 おお、大きく出たな。
 
 私人のエゴと理想と政治と思想は違うということを訴えていきましょう。
 
 おお、がんばってくれ。オレはもうそろそろ咳が苦しいから寝る。明日から仕事だー。もうめんどいなー。いっそのこと一月は全部休日と法改正するべきじゃないのかー。
 
 ・・・いきなりエゴ丸出しですね。
 
 
 
 
 びみょいオチだな。
 
 そ、そうですね・・・。
 
 

平成18年1月4日

 今年の目標

 おい、今年の目標だっ。
 
 はい?
 
 今年の目標だよ。つまりThis year's target、別名新春書き初め大会だーっ。
 
 はぁ、そうですか、それはよかったですね。それでは。
 
 まてまてまてー、どこにいくんだーっ。
 
 え、あの、やえはあまおちさんと違って忙しいものですから。
 
 なにおー、オレだってアキバ行ったり、フィギュア買ったり、おにゃのこウォッチングしたり忙しいんだぞー。
 
 ・・・新聞にだけは載らないでくださいね・・・。
 
 
 
 今年の目標だ。聞いてくれよ。
 
 はいはい、なんですか?
 
 当サイトも今年で7年目に突入してしまう。おめーももうだいぶ経つだろサイトに出てきて。
 
 なにげにそうですね。
 
 長く続けるという事は素晴らしい事だ。これは誇って良い。しかしだからといって今のままで満足して良いという訳でも決して無い。さらに上を目指さねばならん。
 
 はい。それでどうするんですか?
 
 逆にだな、長くなっているという事がネックとなって、新しい読者の人がとっつきにくいサイトになってしまっているような気がするのだよ、やえくん。
 
 あー・・・、それは、もしかしたらそうかもしれませんね。
 
 ただでさえ当サイトは長文サイトだ。それだけで目を背けてしまう人もいるだろう。しかし内容はどこに負けない自信はある。だから、いかに一見さんにじっくりと見てもらえるサイトを作るか、これが今年の目標なのであるのだっ。
 
 おー。確かに一見さんにはきびしいサイトになっちゃってるかもしれませんね。
 
 もうバーチャルネットアイドルっていうのも、なんだかよく分からない人も多いだろうしな。そのワリにVNIの説明がひとつも載ってないサイトだからなぁ。
 
 そ、そうですね。そもそもあまおちさんのプロフィールも無いですしね。一見さんには、だれだこいつはとか思われてるかもしれませんよ。
 
 一応プロフィールはあるんだがな・・・、む、古いなこれ・・・。ちょっとハズいから後で直しておこう。
 
 あ、VNIの説明も一応ありますよ。やえもすっかり忘れていましたけど(笑)
 
 ホントだ・・(笑) まぁなんだ。いまさらって気もするんだよな。あまおちくんがいて、やえも存在していて、いちいちバーチャルだのネットだの言ってもしゃーないだろって。普通に思想系政治系サイトとして一定の評価はもらっているんだから、あまりそこにこだわらずに、メインパーソナリティが二人いるサイトと思ってもらえればそれで十分だろうよ。
 
 やえほどの可愛さがあればアイドルであるのはアイドルですけどね。
 
 ・・・・。
 
 というワケで、一見さんにも分かりやすいプロフィールを作り直しましょうか。
 
 そうだな。オレ様のエレガントなカラー写真も欲しいところだが・・・
 
 写真家の方に頼みましょうね。
 
 ああ、あー、うーん。ぱたっ。
 
 ・・・。
 
 
 
 文章の方はどうします? 短文中心ですか?
 
 いや、それはどうかな。短文という事をメインにしてしまい内容をおろそかにしてしまうのは本末転倒だからな。
 
 短く、しかし内容が詰まった文章っていうのは、かなり理想的な形ではありますけどね。でもむずかしいですよ。特に毎日更新を目指す身としては。
 
 そうなんだよな。だから長い文章は前後半や前中後半のように分けるようにするとかな。
 
 あれってなんか申し訳ない気がしてしまうんですよね。もったいつけるみたいで。
 
 まぁでも、長すぎて読む気が削げるよりはよっぽどマシなんじゃねぇのか。
 
 そうですよねぇ。
 
 あと、なんとか更新頻度を落とさないように気をつける事だな。内容のない適当な内容でも更新されている方がいいみたいだ。
 
 それは思想系な内容じゃなくてもいいってコトなのでしょうか。
 
 まぁどうなんだろうな。当然の話だが、読者一人一人の考え方というのは違う訳で、中にはだらだら文章はいらないからしっかりした文章を週一回でもいいから載せてくれって言う人もいるだろうけどな。
 
 むずかしいところですね。
 
 ま、いろいろとやってみようじゃないか。できるだけ取っつきやすいサイトを目指して試行錯誤してみよう。
 
 思想でない更新はあまおちさんにお任せしますねー。
 
 えー、おめー、それでいいのか? フィギュア更新とかおにゃのこ更新とかしちゃうぞ(≧∇≦)
 
 あー・・・後がひどいですよ?
 
 (((( ;゜Д゜))))ガクガクブルブル
 
 
 
 それから最後にひとつお知らせです。えーと最近掲示板、やえ板の方ですね、最近スパムが多くてですね、変な宣伝書き込みばかりになってしまっていて、そのせいで過去ログが丸消えしてしまいました。ごめんなさい。ですので今は掲示板を取り外しております。
 
 しかしこまったもんだな、スパムも。他人に迷惑をかけなければ生きていけない輩が存在するという悲しい現実だな。
 
 で、新しい「やえ板」を設置しなければならないのですが、どなたかスパムに強いCGIをご存じの方がいらっしゃいましたら教えていただけないでしょうか。
 
 まぁ、議論板があるから、そっちに兼用してしまってもいい気もするんだがな。
 
 それも含めて、いい案がありましたら、議論板の雑談スレまでお願いします。
 

平成18年1月5日

 人権という言葉の悪用(上)

 いやもう寒いってレベルではないですよ。
 さむって感じです。
 自分で言っててよく分からないのですけど、お日様が出ないのはとってもきびしいですね。
 もうさむいです。
 ぶるぶる
 
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 
 さて。
 では今日は、「人権という言葉を盾にする輩はけしからん」「こういうヤツがいるから人権法は作ってはいけないのだ」という意見、またその実例とも言えるような事件について触れたいと思います。
 一行メッセージボードと、議論板の「やえちゃんの役に立ちそうな情報を集めるスレ」に、2件の案件がタレコミされています。
 これらを見ながら、人権という概念はどのように扱うべきなのか、悪用されないためにはどうしたらいいのかというコトを考えていきたいと思います。
 まずは記事をご覧ください。

 中学「別室指導は見せしめ」…保護者ら人権救済訴え
 
 兵庫県川西市立東谷中学校(同市見野、岡田良仁校長)が、教諭に従わない生徒らを「別室指導」としてクラスから一定期間“隔離”し、個別指導していたことがわかった。市設置の第三者機関「川西市子どもの権利オンブズパーソン」が「生徒の権利が十分保障されていない」と是正を勧告したが、同中学は「授業を円滑に進めるためのやむを得ない対応」と、続けていた。この指導を受けた男子生徒の保護者らから「見せしめ、懲罰的だ」との声が上がり、兵庫県弁護士会に人権救済を申し立てる事態になっている。
 市教委や岡田校長などによると、同中学が別室指導を始めたのは今春。授業態度を注意した教諭に反抗したり、暴言を吐いたりした生徒に対し「他の生徒の妨げになるため、本人を落ち着かせる」との目的で、5日間、別の教室に移し、教諭と1対1でプリント学習をさせた。1日目は1時間だけだが、以降は毎日1時間ずつ延長。遅刻などがあれば5日以上続けて行うこともあったという。
 生徒の一人から人権救済の申し立てを受けたオンブズパーソンは8月、「『秩序を守るため』という目的は、教育を受ける権利を制限する正当な理由とはいえず、生徒に積極的な授業妨害もみられない」などとして中学側に是正勧告した。

 

 某掲示板に寄せられた 大宰府市役所による「人権」に名を借りた「言論弾圧」の実例が、飛び込んできました
 
 福岡県太宰府市で、制定された、男女平等参画条例に対して反対運動をしているなめ猫♪さんの「2ちゃんねるへの書き込み」に対して2ちゃんねるの「削除以来」スレッドに↓
 
 個人の氏名を出し誹謗・中傷する書き込みがなされており、個人の人権を侵しています。なお、削除されない場合は、警察等の公的機関に対し相応の手続きをする所存です太宰府市議会 議長 村 山 弘 行  白石純一・議事課/事務局長
 との書き込みが有りましたが、「2ちゃんねる運営」側から見ても、とても誹謗中傷とは言えない内容に「削除依頼」は受け付けられませんでした。むしろ、これでは人権擁護法案の本質的な問題である人権という言葉をこじつけて、自分たちに都合の悪い報道や言論を封じ込める目的そのもののモデルと言っても良いでしょう。

 二番目の方は記事ではないのでこれだけではちょっと分かりづらいかもしれませんが、ようは2chのある書き込みに対して太宰府市議会が「個人の氏名を出し誹謗・中傷する書き込みがなされており、個人の人権を侵している」という理由から削除しろと申し立て、2ch側はそれを拒否した、という問題です。
 便宜上、一番目の方を「兵庫の件」、二番目の方を「太宰府の件」と呼称するコトにします。
 
 なにが問題で、これらは本当に人権侵害で、申告者は人権という言葉を悪用しているのか、そういう問題は、ハッキリ言ってしまえばやえには分かりません
 特に兵庫の件については情報がこの記事に書いてあるコトしか分からず、もしかしたらもっと酷い生徒の実態があったのかもしれませんし、逆にもっと酷い教員の体罰があったのかもしれません。
 コトの善し悪しなんてモノは、全ての実態を正確に把握してからでないと判断など出来ませんから、これだけの情報でもってこの問題はどうだったのかというコトは言えないと思います。
 
 当たり前のコトですが、立場が変われば考え方も変わります。
 兵庫の件だって太宰府の件だって、それぞれの立場によってはそれぞれの主張があるでしょう。
 特に人権というモノは概念の問題ですから、目に見えない問題であり、考え方の違いが対立軸に直結してしますから、さらにそれらが問題を複雑化しているとも言えるワケです。
 ですから、それぞれの立場によってモノの見方が変わるのとイコールで、主張も全く変わってしまうのです。
 
 ところで突然ですが、なぜ裁判所というモノがあるのでしょうか。
 それは、紛争というモノは当事者同士だけでは問題が解決するコトがまずあり得ないからです
 三権分立が存在しなかった時代でも、例えば江戸時代でも、遠山の金さんなどの奉行所といった紛争を解決するための機関や人間が存在していたワケで、町奉行は今で言えば警察と司法が合わさっているような存在ですが、昔から紛争というモノは誰かが間に割って入って第三者が判断しなければ解決しないと人間は理解していたワケです。
 当事者だけでは紛争は解決しないというコトは、まぁそこまで説明しなくてもちょっと考えれば当たり前のコトですよね。
 
 話を戻しまして、兵庫と太宰府の両件ですが、今これらの問題はどのような事態に陥っているでしょうか。
 これだけを見る限り、今はまだ当事者同士が言い争っている段階と言えるでしょう。
 太宰府の件などはまさに当事者同士の言い争いだけで、むしろ人権問題と人権擁護法案批判がごっちゃになってしまっていてあまりよろしくない事態です。
 これでは何ら問題は先に進まないでしょう。
 
 では、どうすれば話が進展するのでしょうか。
 そうですね、もはやこれは紛争ですから第三者に仲介してもらい判断してもらうしか手はないでしょう。
 この方法は民主主義の原則と言うよりも、人間が人間である以上どうしようもない、これしかない手段だと言えます。
 両者共に「相手が悪いんだ」と言っているのですから、誰かが仲介しなければ永遠に話は平行線のままですから、それしか手はないですよね。
 そう考えたとき、では兵庫の件はどう考えるべきなのでしょうか。
 太宰府の件はどうなのでしょうか。
 
 
 
 (つづく)
 

平成18年1月6日

 人権という言葉の悪用(下)

 太宰府の件に関しては、市議会は「警察等の公的機関に対し相応の手続きをする」としています。
 これはどういうコトかと言えば、最終的には裁判所に判断を仰ぐというコトでしょう。
 となれば、これはあまりに普通のコトです。
 紛争を解決する手段として裁判所に訴え出るというのは、現状ではごく普通の手段であり、また完全決着するためには唯一の手段とも言えるでしょう
 先ほども言いましたように、紛争とは当事者だけでは解決しないモノなのですから、仲介者が必要であり、そして裁判所こそがその仲介者として法的に認められている最も権威のある存在です。
 となれば、訴えられた方としても、自分の言動に自信があるのでしたら、裁判所でその思いを訴えればいいだけであり、そして最終判断を仰げばいいだけの話なのです。
 裁判こそが紛争解決の正道である以上、これを否定するコトはできないでしょう。
 どうも先ほどのサイトは、言論の自由を封じるために警察を利用しているというような主張をしているようですが、これはかなり的はずれであり、甚だ飛躍しすぎた理論です
 2ch側から「その書き込みに差別的なモノは無かった」とは断定出来ないワケでして、それは一方の側からだけの一方的な主張に過ぎず、最後にそれを判断するのはあくまで裁判所であるのですから、警察を通し裁判所の判断を仰ぐとしている市議会の主張は、これは普通の言動であり、全くもって言論弾圧といは言えないのです。
 自分の主張は正しいんだと言うのは当然の話でしょうけど、それが通らないから言論弾圧だと言ってしまうのは全然筋違いです
 この辺はキチンと分けて考える必要があるでしょう。
 
 ただし、いきなり警察に逮捕されたり、裁判に訴えられたりするというのは、一般常識からして確かにヘビーな重たい話です。
 しかし、現状ではこれしか手段がないというのも確かです。
 よって、この状況を変える必要があるというコトになります。
 
 
 一方兵庫の件は、これはちょっといただけません。
 どの辺がいただけないのかと言えば、それは兵庫県弁護士会という一私団体がどうこうしようという話だからです
 いくら弁護士が国家資格であり、弁護士会がその集まりだとは言え、弁護士会だけで法を判断するコトは出来ません
 弁護士会だけで事足りるのであれば裁判所なんて必要なくなるワケですから、その観点からも弁護士会そのものがなんらかの判断をしてしまうというのは適切ではありません。
 弁護士は主張するのか仕事であり、裁くのは仕事ではありませんからね
 まして弁護士という肩書きは社会的にも高い地位があり、逆に言えば一般は人に対して無言の圧力をかけれる存在ですから、一層誤解されるような行為は慎むべきです。
 つまり、なんら法根拠の無い一私団体でしかない弁護士会が、人権問題や様々な問題を裁くような真似をするのは適切ではないと言えるワケなのです。
 ですから、本来なら裁判という場によって白黒決着をつけなければならないハズなのです。
 
 それなのになぜそういう手段を使わないのかと言えば、裁判という場があまりにも非日常的な場であるからなのではないでしょうか。
 ですから訴えやすい弁護士会に訴えてしまうワケです。
 また、穿った見方をするのであれば、弁護士会なら兵庫の件では訴えた側の主張の方が通されやすいのではないかという目論見もあったかもしれません。
 しかし当然ですが、このようなコトは許してよいモノではありません。
 
 
 兵庫の件も太宰府の件も、結局それぞれが好き勝手に主張して議論がかみ合っていないところに問題があります
 兵庫の件は、訴えた側は弁護士会の中だけでコトを終わらせようとし、学校側はそれに当惑するしか手だてがありません。
 太宰府の件は、市議会は警察に言うと主張し、2chユーザーがそれに対しサイト上で強引すぎる主張を展開しているだけです。
 これでは紛争は解決しません。
 紛争の解決には第三者の仲介が必要ですが、そもそもの大前提として、当事者両者が同じテーブルにまず着かなければ話にすらなりません。
 しかし、今の状況というのは、それぞれがそれぞれの自分の場所で好き勝手に主張を叫んでいるだけなのです。
 自分の場所で自分が正しいんだと叫んでいるだけなんですね。
 主張するだけならそれでもいいのでしょうけど、しかし紛争の解決という点においては、これでは何の進展にもならないのです。
 
 これを解決するためには、場を設けるしかありません。
 互いに同じテーブルに着けるような場です。
 そしてそれが人権擁護法案になるワケです。
 
 ある意味、今の状況は人権法が無いから起きてしまっているとも言えるのではないでしょうか。
 弁護士会とか部落解放同盟とか、そういう一私団体が「それは差別だ」と断罪し、そしてそれが実行力を持ってきたコトが、日本の人権問題においては特に問題だったワケです。
 これは例えるなら自称警官がゴロゴロといるようなモノとでも言えばいいのでしょうか、これではどう考えても問題ですよね。
 ではこれはどうすれば解決するかといえば、もちろんちゃんとした警官を任命し警察機関を定めれば、つまり本物の警察を作れば、ニセ警察は自然と消滅するワケです。
 同じコトです。
 人権問題に関してのキチンとした場を設ければ、当事者が同じテーブルについて議論をして話し合いをして、そして最後に第三者が裁定を下すような場を作れば、紛争は自然と解決の方向に向かうワケです。
 ちゃんと場が存在していれば、そのキチンとした場だけが紛争解決の唯一の道だと認識されるコトとなり、それ以外の自称の人権問題解決の場は存在意義を無くすし、消滅していくことでしょう
 人権擁護法案に反対する人は、部落解放同盟などをも毛嫌いしている人が多いようですが、解同の糾弾会のようなモノを無くすためには、それに替わるキチンとした場を提供するコトが一番の方法なのではないかと思うのです。
 もし両方を無くすというのであれば、さらに人権問題は混沌とするでしょうし、結局は紛争の解決の手段として裁判しか残らなくなるワケで、それなのに裁判するぞと言えば今度は言論の弾圧だと騒ぎ出す、これではただの我が儘ですよね。
 ちゃんとした場を作って、ちゃんと両者が主張しあって、ちゃんと最後には解決させる。
 このようなルール作りこそが今一番大切なのではないでしょうか。
 
 これは人権擁護法案のところで耳タコなぐらい言いまくっていますが、人権という概念は非常に曖昧で微妙で、分かりづらい難しい問題です。
 だからこそ、議論が必要なワケであり、一方の意見だけでコトが進んでしまわないようにする必要があるのです。
 人権擁護法はその辺の場を用意するという点に関してかなり考慮されています。
 まぁこの辺は特設ページを読んでもらえばと思うのですが、少なくとも「このような事件が起きているんだから人権擁護法案が成立してしまえばさらに酷くなってしまう」という意ような意見は当てはまらないと言えるでしょう。
 人権法があってもなくても人権を盾にしたような悪用は存在するワケで、それを防ぐために、場を一本化して公的機関にする必要があると思います。
 私的な団体に対しては一国民が関与するコトは出来ませんが、公的機関にすれば最終的な責任は国民に帰属するのですから、逆に言えばなんらかの方法でそれに関与するコトができるようになるワケですからね。
 これこそが人権擁護法案の一番の目的だと思っていますし、そして人権という言葉を悪用する輩を撲滅する一番良い手段なのではないかとやえは思っています。
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、クロスする議論による解決を応援します。
 

平成18年1月8日

 TRPG倶楽部「アナタのハートにクリティカル!」

 実はオレはTRPGerなんだけど、これがもう何年も、下手したら十何年もプレイしていないという状況に陥ってしまっている。
 理由はTRPGの仲間がいないこと。
 これはもう多くのTRPGerの共通の悩みなのではないだろうか。
 学校でサークルとかがあるという場合以外は、やはり人を集めるのが大変である。
 3人〜7人ぐらいはほしいところだからな。
 またプレイをする時間をとるというのも難しくなる。
 1プレイに数時間はかかる。
 さらに言えば、場所の確保もなかなか難しい。
 7人がテーブルを囲むというスペースは、意外と確保が難しかったりするモノだ。
 
 それらの幾多の関門を一気に突破できるツールがネットだったりする。
 時間はどうしようもないが、場所の問題が解決するし、人間も集めやすい。
 実際のセッションなら、近くに住む人で仲間がいないと実際にプレイできないが、ネットなら北海道の住人と沖縄の住人とが一緒にプレイ出来てしまう。
 そして場所をとらないから、時間もある程度融通が利く。
 実際なら、仕事があるから夜中に集まろうと言ってもなかなか難しいところだが、ネットならそれも可能である。
 
 故に、最後の問題は、いかに一緒にプレイしてくれる仲間を捜すかにかかっているわけだ。
 
 というわけで、ここでお知らせです(笑)
 ソーシャルネットワーキングサイトmixiにおいて、TRPG倶楽部「アナタのハートにクリティカル!」というコミュニティーを立ち上げました。
 
 TRPGは、ルールと目的のある雑談です。
 ようは慣れれば目的やルールを厳密にしていくだけで
 基本は雑談。
 あの子の仲良くなるキッカケに一家に一台TRPG
 こんな気軽な感じでオンラインセッションしていきたいと思ってます。
 
 という趣旨の元、初心者大歓迎、親切丁寧指導、女の子大歓迎、女子小学生大大大歓迎でメンバーを募集中です。
 あのサイコロの妖精をお迎えしての、万全の受け入れ体制が整っています。
 ちょこっとでも興味を持ったキミ、是非この際に入会して、ともに日本を救おうではないかっ!!
 世界はキミを待っている。
 キミには輝く未来が保証されているのだ!!!!!!!
 
 
 是非ちょっとでもいいから足を運んでみてくだされ

 

平成18年1月9日

 未だ夢の中の菅直人

 3連休が終わってしまいますね・・。
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 
 民主党の元代表である菅直人さん。
 昔は小泉総理に自爆攻撃を仕掛けたり、何を思ったのか急に四国八十八カ所巡りを始め、坊主頭の姿には小泉総理からも「ぷっ」と失笑を買ったりたりと、なにかとネタを提供してくれる自他共に認める「ミスター民主党」です。
 しかし一番の問題は、これらのネタを本人がネタとしてやっているのではなく、あくまで大真面目にやっているというコトです。
 1月9日の菅直人さんの日記も、大真面目にこんなコトを書いていたりします。

 ■運動の面白さ
 Date: 2006-01-09 (Mon)
 昨日の四街道でのミニ集会の参加者からいろいろなメッセージが寄せられている。安保世代、団塊世代、20代の参加者もあった。今の30代、40代の若い世代は世代全体が学生運動も労働運動も経験していない。運動を経験した世代には「運動の面白さ」を伝える義務がある。

 はぁ・・・。
 運動は「面白い」からするのではありません
 本当に世の中を憂い、少しでも良くしようという思いがあってこそ、それが原動力となり運動という手段を用いるのです。
 逆に言えば、日本を良くしようと思うのであれば、運動が楽しくなくても、例え苦痛であってもやらなければならないというコトもあり得るでしょう。
 それがなんですか。
 運動のおもしろさを伝える?
 どこまでもミスター民主党です。
 
 ハッキリ言って「失われた10年」、日本が今のように落ちぶれたのは、この世代、いわゆる団塊の世代の人々のせいです
 「運動のための運動」に明け暮れたのが、この世代の人々です。
 その前の世代のアンチテーゼという面が強かった団塊の世代ですが、それだけに「新しいモノ」「今までとは違うモノ」を無批判に受け入れ、広めようとしました。
 アンチテーゼがまず先ですから、それが本当に日本にとって良いモノなのか、そういう推敲はほとんどされていなかったと言っていいでしょう。
 結果、運動自体はある程度の成功を収めたのかもしれません。
 しかしそれは運動だけが成功しただけで、決して日本が良い方向に向かったとというコトを意味するモノではありませんでした
 
 さらに悪いコトに、運動のための運動をしている性質から、運動自体に興味を失うと、それから一気に熱が冷め、後始末をしないまま全てを投げ出してしまったのです。
 つまり、自分たちが行ってきたコトは本当に良いコトだったのか、それとも悪いコトだったのか、どこが間違っていたのか、そういう反省や総括をまるっきり放棄してしまったのです
 まぁある意味それは当然だとも言えるでしょう、アンチテーゼから始まった団塊の世代なのですから、運動時代に推敲というモノを放棄してしまったのですから、それが終わっても総括なんて出来ないんですね。
 結果、その放棄されたモノが残骸のように日本に漂い、日本に幾多の問題を残したまま、今でもそれが真綿が首をしめるかのように日本を苦しめ続けているのです。
 
 見てください、この団塊の世代のこのどうしようもないだらしなさ
 今の日本の無責任体質を作った張本人が、その責任を知らずに未だに「運動を経験した世代には「運動の面白さ」を伝える義務がある」なんて言っているんです。
 運動のための運動を行い、飽きたからと責任を放棄して総括すらせず投げ出し、そして今になってさらにその無責任体質を下の世代に押しつけようとしているのです
 団塊の世代の次の世代が、いま日本の中堅世代に差し掛かろうとしています。
 団塊の世代の子供ですから、つまり親が無責任体質なのですから、子供も当然無責任体質になってしまいます。
 このどうしようもない悪循環を作ったのが団塊の世代なのです。
  
 残念ながら、最近よくやえが言ってますように、政治と国民との距離が短くなり無責任のまま政治に口を出してしまう人が増えてきてしまっています。
 そんな人が、さらに運動に染まってしまったらどうなるのでしょうか。
 せめて団塊の世代がその失敗を反省し、無責任のまま運動など出来ないと総括してくれていれば、今のような状況も起きなかったかもしれないのに、その上さらに無責任体質を拡大しようとしている。
 もはやその過去の罪を、セピア色のオブラードに包まれた醒めない夢の中の美しい思い出にしようとするのはもう何も言いませんから、お願いしますから、もはやこれ以上口を出さないでほしい、美しいモノだったと悪徳商法のように馬の目の前のニンジンにせず、これ以上日本をたぶらかせないでいただきたい、こうやえは思うのです。
 頼みますから。
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、運動のための運動を応援しません。
 

平成18年1月10日

 卑怯を許してはならない

 あまおちさんから一言ですー。
 
 はっはっは、なんだ、がんばってmixi入ってきてくれー(笑)
 もう何人かは当倶楽部に入ってもらえたぞよ。
 さあ、みんなで世界を救おうじゃないかっ!!

 
 なんだかいろいろと楽しそうですよ。
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 
 最近当サイトに足を運んでいただいている方の中には当サイトについて人権擁護法案の印象が強いかもしれません。
 しかし当サイトは差別の問題やミーガン法の問題、また生と死の問題や、最近では天皇の問題などいろいろと特集してきましたし、その中でもテロルの問題については特に力を入れてきました。
 この問題は、あまり普段の生活に密着していない反面、インパクトはとても強いために、話題になれば日本を揺るがす論争になりますが、ブームが去ったら一気に話題にならなくなる問題です。
 だからこそ、やえは話題になっていない時こそ、例え内容が繰り返しになろうとも、テロルの問題は何度も何度もしつこく訴え続けていこうと思っています。
 
 よしりん先生が新しい本を出されました。
 『挑戦的平和論』です。
 本屋でバイトしているあるお方の話によると、これが結構売れているらしいのですが、それはともかく、上巻の方にこのような一節が描かれています。

 そんな経過を経て玄洋社は「民権運動」を離れ、「国権主義」の活動に軸足を移す。
 やはり目標は不平等条約の改正であり、手段は言論だけとは限らなかった。
 政府も条約改正を進めていたが、実はそれは「改正」とは名ばかり。
 かえって、不平等条約を強化するような内容だった。
 囂々たる改正反対の声が上がったが、大隈重信外相は断固として「改正」を実現する決意だった。
 
 その大隈に玄洋社の青年、来島恒喜が爆弾を投げる!
 
 大隈は右足を失い条約改正も中止に追い込まれた。
 偉大なり来島恒喜!
 
 「テロとの戦い」なんてドグマに縛られた単純脳の現代人にはわからないだろうが、人々はこの事件に快哉を叫び玄洋社の名は全国に鳴り響いたんだ。
 かつて、日本には不平等条約をふっ飛ばして国を救ったテロリストがいたんだ。
 韓国でも伊藤博文を暗殺した安重根がヒーローになっているけどね。
 
 馬鹿を気にして真実を語らないわけには、いかんよ。
 かってに言っテロだ!
 喝采を送れるテロ。同情できるテロ。感心しないテロ。ばかくさいテロ。憎むべきテロ。いろいろあるんだ。当たり前だろう。

 当サイトではテロルの定義として3つの条件を定めています。
 
 1つ、暴力を用いるコト
 2つ、政治目的の達成のために行動するコト
 3つ、暴力の対象はその政治目的に直接権限が無いモノを狙うコト
 
 詳しくは過去の更新を読んで頂ければと思うのですが、この定義から考えれば、直接的に実権を持っている大隈重信を暴力の対象にしている来島恒喜の凶行は、厳密に言えばテロルとは言えないのかもしれません。
 ただし、広く考えるのであれば、当時の外相の大隈重信を例え暗殺するコトに成功したとしても、外相という立場は他の人間でも出来るワケで、次の外相や他の決定権者(総理大臣等)に対しての暴力的威圧行為であるとも取れますので、広義ではテロルと言えるでしょう。
 この辺は言葉の上での問題になってくるので、あまり厳密に考えても仕方ないと思うのですが、しかしやえは、例えこれがテロルでないと定義したとしても、やはり来島恒喜の凶行は肯定できない行為だと思っています。
 
 それは「卑怯」だからです
 
 刀を魂とする武士同士であるなら、最後は刀で語り合えば良いでしょう。
 武士は武士だからこそ斬られる覚悟を持って相手を斬るのです
 それが武士道です。
 無辜の市民をむやみやたらに斬る人間を、日本人は武士とは呼びません。
 昔の武士は、戦いのさなかにもかかわらず、互いに名乗ってから戦うのが習わしでした。
 世界から見ればとても異質なのかもしれませんが、しかしそれが日本人としての美意識であり、常識だったのです
 大隈はすでに刀を捨て、言論の世界で、政治の世界で戦うと宣言した人です。
 そんな人に向かって、いきなり爆弾を投げつけるというのは、決して日本人の美意識と相容れるモノではないでしょう
 力でもって明治新政府に対抗するという方法は、西郷隆盛が実際に起こし、そして失敗しています。
 この行為は正々堂々とした戦争ですから、やえは西南戦争を否定するモノではありませんが、しかし来島恒喜の凶行は、西郷が失敗したのを見て、その失敗におそれ、正々堂々という手段を放棄して、陰でコソコソとする闇討ちという行為に逃げているとしか言いようがありません
 これを卑怯と呼ばずして、なにを卑怯と呼ぶのでしょうか。
 
 日本人は美意識を大切にする民族です。
 その中でも「卑怯」は、日本人のもっとも恥ずべき行為です。
 
 よしりん先生は、なにがなんでもアメリカに牙をむくというのが愛国者のつとめである、というような感じのコトをよくおっしゃっています。
 しかしやえは、同じ戦うにしても、日本人としての美意識を失ったような戦い方をしてしまえば、結果その戦いに勝ったとしても、もはや守るべき日本人は日本は失われている結果にしかならないのではないかと思うのです。
 日本人は日本人として戦って初めて日本人の勝利があるのです。
 その観点から、例え来島恒喜の行為が結果的に不平等条約の強化の歯止めになったとしても、卑怯な行為である以上は、やえは日本人としてそれを肯定できないのです。
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、日本の美意識を応援しています。
 

平成18年1月11日

 同情できるテロって?

 mixiに入れない人に朗報です。
 TPRGの伝道師、さいころの化身であるだいすちゃんが、mixiに招待してくれるそうです。
 だいすちゃん曰く、「TRPGに意欲があるのに、別の理由で参加できないなんて見逃せないっ」とのコトで。
 さすがさいころネ申です(笑)
 詳しくはこちらをご覧下さい〜
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 
 先日の更新で紹介しましたよしりん先生の『挑戦的平和論』の一節ですが、この部分は昨日語ったコトだけでなく、他にもいろいろと着目点があります。

 喝采を送れるテロ。同情できるテロ。感心しないテロ。ばかくさいテロ。憎むべきテロ。いろいろあるんだ。当たり前だろう。

 よしりん先生は簡単に当然のように「当たり前だろ」と言ってのけておられますが、残念ながらどのように当然なのか、この後も語られるコトはありませんでした。
 また、どのようなテロルが喝采を送れるテロルなのか、どのようなテロルが憎むべきテロルなのか、その辺も明確には答えておられません。
 ですから、今までのよしりん先生の言動から、どのようなテロルがどう評価しているかを想像してみるコトにします。
 
 少なくとも、来島恒喜の爆弾テロルは肯定していますね。
 「偉大なり、来島恒喜!」と言っているのですから。
 これは喝采を送れるテロルなのでしょう。
 
 また、9.11のアメリカでのテロルも肯定しているのではないかと思われるフシはたくさんあります。
 有名なところでは『戦争論2』において、「その手があったか〜〜〜!!」と、あのテロルを半ば肯定するようなセリフを言っています。
 
 よしりん先生が関係するテロルと言えば、自身も暗殺の対象となったオウム真理教のテロルが思い出深いでしょう。
 ですが、さすがにこれはよしりん先生は肯定しないでしょうね。
 
 それからもうひとつ、よしりん先生のテロルにまつわるお話で印象深いモノがあります。
 よしりん先生がエイズ問題・血液製剤問題を取り扱っておられたとき、よしりん先生は腰の重い厚生省(当時)に爆弾テロルを仕掛ける覚悟があったと告白されています(『脱・正義論』)。
 子ども達の命がかかっているのに、厚生省のこの態度、ここまでしないと動かないだろうと、そう悲壮な思いを固めていたそうなんですね。
 結果的には、当時の厚生大臣であった菅直人さんが厚生省の罪を認めたため、このテロルは未遂に終わっています。
 
 よしりん先生の中での「肯定できるテロル」と「否定すべきテロル」との違いはなんなのでしょうか。
 いままでのよしりん先生の言論を総合的に判断するに、「覚悟があるかどうか」という点にそれがあるとしているような気がします
 特にそれが顕著なのが9.11テロルでしょう。
 イスラム系の人間が民族としての生存をかけて起こした行為があのテロルだったと、よしりん先生はそう主張していたと思います。
 また、エイズ問題にしても、子ども達の命がかかっているんだから、という大義名分がテロルを肯定する原動力になっているのではないかと想像できますよね。
 
 しかしですね、果たして本当にこのような理由で善悪を決めてしまってもいいのでしょうか。
 
 「覚悟がある」とは、では誰が判断しているのでしょうか
 ハッキリ言って、こんなの誰も分からないですよね。
 洗脳されていたとは言え、オウムの信者の中には本気の覚悟を持ってサリンを撒いたヤツもいるかもしれません。
 そもそもオウムに対しては洗脳とかマインドコントロールとかという言葉が使われますが、洗脳など教育と紙一重です。
 またイスラム人のテロルが全て本当に悲壮な覚悟だけでテロルに望んだのかと言えば、これも断言はできないところだったりします。
 イスラム教には、良いコトをして死ねばそれだけの大勢の処女に囲まれた世界に召されることが出来る、なんて教えもあるそうで、これを聞くとなんとも言い難い気持ちに落ちらせていただけます。
 来島恒喜の件だって、大隈重信は果たして本当にその凶行のせいで条約改正を留まったのかどうかは断言できないところだと思っています。
 幕末の世を生き抜いた大隈重信が、単にテロルにあっただけで信念を曲げるとも思えませんから、他に理由があった可能性もあるのではないでしょうか。
 韓国の安重根なんて、むしろ伊藤博文は韓国併合に最も反対していたひとりだったのにも関わらず、総督府のトップだからという何とも安易で短慮な理由だけで凶行に及んでいます
 
 もう一度言いますが、一体だれがどのような根拠でもって「そのテロリストは覚悟を持っている」と判断するのでしょうか。
 
 結局よしりん先生の理論は、「自分が共感できるかどうか、または自分に理があるか害があるか」だけで、そのテロルを断罪しているとしか言いようがないのです。
 しかし、そんな理由だけで無関係の人間を巻き込んでまでどうこうするテロルという手段が、果たして本当に正当化されるのでしょうか。
 特に9.11テロルを肯定する人に言っておきたいコトがあります。
 それは、9.11のテロルは、その対象が完全に無辜の市民、無関係の人間がターゲットになっているというコトです
 テロルの目的は、アメリカに政治的圧力をかけるコト、そしてアメリカに一泡吹かせるコトだったでしょう。
 そしてアメリカはそれだけ憎まれているコトもやっていたとやえもそう思っています。
 しかし、仮にもしテロリストの動機が100%アメリカに非があると仮定したとしても、どうして貿易センターにたまたまいた人間が、アメリカの非を100%背負って死ななければならなかったのでしょうか
 あのテロルで日本人も何人か死んでいます。
 その日本人も、アメリカの罪を100%背負わなければならないと言うのでしょうか
 やえには理解できません。
 どうして無関係の人間を盾にするというテロルを肯定できるのか、それのどこに正義があるのか、やえにはさっぱり理解できません。
 
 こんなのを許していたら、シナの便衣兵(一般人の格好をしつつ後ろから撃ってくるゲリラ)だって否定できなくなってしまうでしょう。
 これだって彼らなりに覚悟を持って、そして国を思ってやっているコトなんですからね。
 
 よしりん先生は厚生省にテロルを仕掛けようとしていたようですが、もしその日、たまたまなんらかの見学に来ていた民間の人とか学生とか子どもがいたら、やっぱりそれでもそのテロルは正当化されるのでしょうか。
 そしてもしそれでもテロルを強行したとして、その後巻き込まれた遺族がよしりん先生の身内を狙ったテロルを仕掛けても、よしりん先生は肯定するのでしょうか。
 それとも、なにがなんでも自分中心で、自分に害があるものは全て悪だと強弁し続けるのでしょうか。
 
 いくら強固な覚悟を持っていたとしても、いくら壮大な理念があったとしても、無関係の人間を巻き込んで良いとする思想などありはしません
 そこに正義などありはしません
 遠くの巨大な敵にばかり目を奪われ、足下にある身近な大切なコトを忘れている人が多すぎるのではないでしょうか。
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、卑怯なテロルを肯定できません。
 

平成18年1月12日

 小泉メルマガレビュー

 小泉内閣メールマガジン 第217号 ========================== 2006/01/12
 
 [らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
 ● トルコ訪問
 新年おめでとうございます。小泉純一郎です。
 今年最初のメルマガは、ヨーロッパとアジアにまたがる、ここトルコからお送りします。9日から訪問しているトルコは、地理的には遠く離れていますが、たいへん親日的な国。日本とトルコとの間には、いくつもの友好のエピソードがあります。
 
 あけおめでございます。
 やえです。
 新年から外遊なんですね。
 お疲れ様です。
 トルコって親日国として有名ですよね。
 
 明治23年、海路11カ月かけて横浜に到着したオスマン帝国のオスマン・パシャ特派大使を団長とする約650名の使節団は、明治天皇への謁見を終え帰国する途中、台風に襲われ、一行が乗船するエルトゥールル号は和歌山県沖で沈没。数百名が死亡する大惨事になりました。
 このとき、付近の住民が懸命の救助活動にあたりました。69人の生存者は、その後、日本海軍の巡洋艦でトルコまで丁重に送り届けられました。その後、和歌山県串本町に慰霊碑が建立され、5年に1度、慰霊の式典が行われています。
 
 けっこう有名なエピソードです。
 詳しくはこちら
 まぁ日本からすれば、当たり前のコトをしたまでと言えばそうなんでしょうけど、やはり外国の人からすればこの日本人独特の思いやりの精神は深い感銘を受けたのでしょう。
 今でも日本に来た外国人は「日本人はとても親切だ」なんて言いますよね。
 今の日本人はとてもじゃないですけど昔の良き心を忘れてしまっているとしか言いようが無いのですが、それでもまだこのように思ってもらえるのはうれしい限りです。
 こういう暖かい心を日本人はもう一度思い出す必要があるでしょう。
 
 それから95年経った昭和60年、イラン・イラク戦争の最中、爆撃にさらされたテヘランから脱出しようとする在留邦人を救ってくれたのがトルコでした。
 日本はテヘランに定期便を乗り入れておらず、テヘランから国外へ脱出することは絶望的と見られていましたが、日本の大使館員や現地駐在員の必死の思いは近隣国トルコに届き、トルコ政府は、日本人を救出するために特別機をテヘランに派遣してくれたのです。「イラン領空内の全ての航空機を攻撃対象とする」というイラクの攻撃開始宣言のタイムリミットぎりぎりに特別機はイランとトルコとの国境を越え、「トルコへようこそ」という機長のアナウンスが機内に流れたときは、大きな歓声があがったということです。
 
 先ほどのページにも載っていますが、この件でなぜトルコが助けてくれたのかと言えば、先ほどの「エルトゥールル号遭難事件」のお返しというコトなんだそうです。
 こういうの、日本人としてうれしいですよね。
 機長や乗組員だって命の危険が大いにあったワケですから、トルコ側の命をかけた義理は、とても深い感銘を受けます。
 
 緊迫する国際情勢の中で、自らの危険を顧みずに日本人救出にあたってくれたトルコ政府とトルコ航空の方々の決断に深い感銘を受けました。
 このときの機長アリ・オズデミル氏は健在です。今日、お会いして、改めてお礼を述べたいと思います。
 
 こういうお付き合い、まさに命と命のお付き合いがあったのですから、大切にしていきたいですね。
 
 平成11年のトルコ大地震の際に、日本は官民あげて災害復興支援をしましたが、その際に、阪神淡路大震災のときに使用した仮設住宅が多数トルコの被災地に送られたことは記憶に新しいところです。
 セゼル大統領、そして、エルドアン首相との会談では、両国の変わらぬ友好を確認するとともに、中東和平やイラク復興支援における日本とトルコの協力について、率直に話し合いました。これを機に、日本とトルコの友好関係をさらに発展させたいと思います。
 
 やえは行ったコトないですが、トルコはとても面白い国だそうです。
 アジアとヨーロッパの中間点の国だけあって、文化も両方が混じり合った、とても味わい深い国だそうで。
 ただあまり日本で一般的には馴染みは浅いでしょうし、やえもあまり馴染みはないのですが、でも両国にはこのようなとても強い絆があるワケでして、こういうのをキッカケにより友好を深められたらいいですよね。
 
 年末以来の記録的な大雪で、日本各地に大きな被害が出ています。除雪のための自衛隊派遣を含め、国としても迅速な対策を講じてまいります。
 
 いやー今年の雪はびっくりですねぇ。
 平和なのは関東ぐらいで、故郷広島でもあんなに12月につもったのは、ちょっとやえの記憶にもありません。
 あと、雪かきの最中に落下して事故になるケースが増えてるとか。
 雪かきしないと大変なコトになるのはわかりますが、どうかお気をつけてくださいね。
 
 帰国するとすぐに国会審議が始まります。ようやく軌道に乗りつつある景気回復を確実なものとするために、まず、予算の年度内成立に全力を注ぐとともに、多発する犯罪への対策、アスベストの問題、耐震強度偽装問題など、山積する課題についてしっかり対応してまいります。
 
 20日からですね。
 小泉総理の総理として最後の国会になるだけに、まさに総仕上げの国会となるコトでしょう。
 それだけに日本にとってとても大きな問題が次々に審議されるコトになると思います。
 特に憲法改正については、自民党内では固まりつつありますけど、まだまだ国民議論とまではいってませんので、是非ここの部分をしっかりと議論されるような国会にしてほしいと思っています。
 
 今年は、残された任期いっぱい、全力で総理大臣としての職責を果たすべく努力していく決意です。皆さんのご支援、ご協力をよろしくお願いします。
 皆さんにとって、この一年が実り多きものになりますよう、心よりお祈りします。
 
 任期延長待望論も出ている小泉さんですが、小泉さんは一度言い出したら突っ走ってしまう人なので、おそらく自民党総裁の任期が切れたらお辞めになるのでしょう。
 それが良いのか悪いのかは、まぁ一概には言えません。
 外交、特に特定アジア関係の外交においては、小泉さんの元でどんどん関係正常化してきているワケですから、いま方向転換されると困るワケです。
 靖国神社だって、ここまで話題にしてきたのは小泉さんの力によるものですが、もし次の総理があっさりと靖国参拝を否定したらどうなってしまうでしょうか。
 反面、大衆政治になりがちな小泉さんの手法は、ポピュリズムが嫌いなやえとしましては、もう一度この辺をしっかりと議論し直す必要があると思っていますので、小泉さんの勇退は良い機会だと言えるでしょう。
 兎にも角にも、どちらにしても今回の国会は小泉さん大暴れなさるでしょうから、いろいろな意味で期待したいと思っています。
 小泉さんも、実り多き一年になりますよう、お祈りいたします。
 
 
 
 [編集後記]
 新年明けましておめでとうございます。清々しく新年を迎えられたこととお慶び申し上げます。私は例年どおり富山で正月を過ごしました。

 
 あけおめでございます、じんえん先生♪
 富山では雪はどうでしたでしょうか。
 
 富山も大変な雪でしたが、各地から記録的大雪による被害が報告されています。小泉総理は自ら、12月28日に緊急の寒波・雪害対策の会議を招集し、1月6日に改めて対策を指示されました。国民生活の安全を確保し、日常生活に深刻な支障を生じないように全力を挙げて機敏に対応してまいります。
 
 あら、大変だったようですね。
 どうかみなさんお気をつけて、救援に当たる方々も十分安全には注意してがんばってください。
 
 9日から小泉総理に同行してトルコを訪問しています。アンカラは小雪の舞う静かな町でしたがEU加盟を目指して改革を進めているトルコ政府の首脳たちからは、日本への熱い期待をひしひしと感じました。
 
 昔からトルコはヨーロッパからヨーロッパとして認められてこなかった歴史があります。
 それだけにEU加盟は悲願でしょうし、それが達成されるためにはわらをもつかむ思いでしょうし、もし日本がそれの手助けが出来れば、これはもうすごく感謝されるでしょうね。
 そしてそれは日本にとっても大きな利になるでしょう。
 この辺うまく連携をとってもらいたいモノです。
 
 13日に帰国の予定です。国会召集を控え、いよいよ忙しくなります。小泉改革の総仕上げの大事な1年、しっかりと職責を果たす決意ですので、御支援をよろしくお願い申し上げます。(じんえん)
 
 大変な国会になるでしょうね。
 官房副長官というお役職は折衝事にあたるお役職ですから、それだけにいろいろと心労もあろうかと思いますが、がんばってください。
 そしてこのメルマガでいっぱいネタをくださいね(笑)
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、らいおんはーとを応援しています。
 

平成18年1月13日

 テロルは連鎖する

 あ、あれ・・・?
 これは一体どういうコトなのでしょうか
 もしかしてこれは北海道新聞の飛ばし記事・・・いや、完全な誤報となりますね・・・
 正直ちょっと安心していたところがあるんですが、これはやばいですね。
 やはり今年の通常国会で提出されると思って考えていかなければならないようです。
 
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 
 「戦争は連鎖する」という言葉はよく聞きますが、これは厳密には適切ではありません。
 ところがテロルは連鎖します。
 戦争とテロル、どこに違いがあるのかと言えば、それは「終わり」が定められているかどうかです。
 
 戦争は軍隊と軍隊との戦いです。
 攻撃するのも攻撃されるのも軍隊ですから、基本的にはどちらかの軍隊に攻撃する意志が無くなれば降伏という形で戦争は終結します。
 ですから、本来は軍人でない民間人は戦闘行為とは無関係なコトになりますので、いくら戦争が行われても基本的には民間人は傷つきません。
 そもそも戦争や軍隊とは、このように軍人と非戦闘員をキッチリ分けるという意味合いもあります。
 なぜキッチリと線引きを仕分けるのか言えば、いくら戦争に勝ったとしても、民間人がみんな死んでしまっていなくなっていては、ではなんのために戦争に勝ったか、なんのために戦争をしたのか分からなくなってしまうからです。
 言うまでもないコトですが、国家は軍隊だけでは成り立ちませんからね
 戦争は国際紛争の解決の一手段ですが、だからこそ軍隊と軍隊とが命をかけて戦うというゲームによって勝敗を決するというルールがあるワケです。
 外交は、外交官と外交官とが議論というゲームによって勝敗を決するワケですね。
 これはなにも「国際法」というルールに定められているからというワケではありません。
 少なくとも日本人は昔から戦闘員と非戦闘員をキチッと分けて、戦争の後も国(クニ)が存続できるよう、自然にルール作りが出来ていったのです。
 それが戦争と軍隊なのです。
 
 よって、いくら戦争が起きたとしても、勝とうが負けようが、基本的には国は続いていくモノです。
 もちろん引き際は肝心で、建前的には「一億総玉砕」と日本帝国は国民を鼓舞していましたが、やはり国のためを思えば「耐えがたきを耐え、偲びがたきを偲び」日本国民が滅亡しない段階で日本帝国は大東亜戦争を降伏したワケです。
 戦争は連鎖しません。
 一方の軍隊が(もしくは双方が)根を上げればそれで戦争は終結ですから、それで終わりなのです。
 
 しかしテロルは違います。
 テロルとは、暴力の対象を戦闘員に限っていません。
 いえむしろ、攻撃しやすい、破壊・殺しやすいという観点から、積極的に非戦闘員・民間人をターゲットにします。
 となるとどうでしょうか。
 テロルを許すと、テロルに標的された側としては、テロルを仕掛けた者に対してテロルをしてもよいコトになってしまいます。
 まさか「自分はしてもいいけど、他人がするのはダメ」なんて我が儘が通用するワケないですからね。
 これが進むと、テロル復讐のテロルが起こり、テロル復讐のテロルの復讐テロルが起き、さらに復讐テロルが引き起こり、さらにその復讐テロルも引き起こされるワケです。
 なぜ止まらないのかと言えば、ターゲットが直接的には関係ない人間である民間人なので、いくらでもテロルの対象を拡大されるコトが可能だからです。
 テロルでなければ下手人本人に復讐すればそれで本来は終わりですが、テロルとは、下手人本人ではなく、暴力を遂行しやすい、直接には下手人の暴力とは関係ない非戦闘員を狙うからこそテロルと呼ばれるワケですからね。
 かくしてテロルは連鎖し、最後はどうなるかと言えば、民族の滅亡です
 
 戦争とテロルとの最大の違いはここにあります。
 戦争は軍隊という枠組みの中で行われますから、「終わり」もちゃんと始めから用意されています。
 しかしテロルはそれがありません。
 ですから、いつまでもズルズルと連鎖し、最後には取り返しの付かないところまで行ってしまうのです
 
 だからこそテロルは許されないのです。
 許してはならないのです。
 
 ナチスはなぜ極悪とされているかと言えば、ユダヤ人の非戦闘員を無差別に殺し、民族滅亡を企てたからです。
 これは戦争とは無関係の、ただの犯罪です。
 これと同じようにテロルもただの犯罪なのです。
 テロルを肯定する意見とは、むやみやたらに自国民の非戦闘員を狙ってもよいと宣言しているコトであり、そして民族滅亡をも肯定しているという、とんでもない暴論でしかないのです
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、テロル撲滅を応援しています。
 

平成18年1月14日

 ばとん

 息が琴欧州のあまおちです。
 どうやって調べるんだーそんなことー。
 
 いくつかバトンをもらっていたので、思い出したのだけでも答えようと思った今日この頃。
 決してネタがないわけではない。
 ではない。
 
 
 まず社長から奪ったもらったバトン
 
 【マンガバトン】
 Q1 現在所有しているコミック総数は?
 
 数えられるかー。
 とりあえず置き場所が無くて困っているぐらい。
 
 Q2 現在定期的に購入しているコミックは?
 
 単行本のことかいな。
 これも実際のところよくわからんなぁ。
 適当に本屋で廻り見てる時に、あ、これもう出たんだな、という感じで買うので、どれどれを買おうと思っては本屋に行かないからな。
 とりあえず
 
 「ガンスリンガーガール」「苺ましまろ」「風光る」「年上の彼女」「ローゼンメイデン」「げんしけん」
 
 ぐらいか。
 あ、あと
 
 「もっけ」「黒鷺死体宅急便」「Dグレイマン」「エマ」「BLOOD ALONE」も買ってるか。
 
 オレはわりとジャケ買いが好きなので、インスピレーションの赴くまま手にとってレジに持って行くことが多い。
 そうして置き場が無くなっていく・・・。
 
 Q3 好きなマンガを適当に挙げてください
 
 そりゃ、買うものは基本的に好きな漫画じゃないのか。
 ああ、連載が終わっているのも含めてかな。
 それならば、さっきのプラスに
 
 「ぼくの地球を守って」「最終兵器彼女」「ジョジョの奇妙な冒険」「なんて素敵にジャパネスク」…あ、今続編が出てたな、「なんて素敵にジャパネスク人妻編」「ブラックジャック」「大人になる方法」「こどものおもちゃ」「天上の愛地上の恋」
 
 挙げ切れん。
 まぁこんな感じ。
 
 Q4 思い入れのあるマンガを適当に挙げてください
 
 「ぼくの地球を守って」「最終兵器彼女」「ガンスリンガーガール」
 
 これが最強のスリートップ。
 「ジョジョ」は特別枠。
 ただし「ぼく地球」は別格。
 天堕 輪の輪は、ぼく地球の主人公の小林 輪からもらっている。
 あと、「年上の彼女」がすごい上に上がってきてる。
 「ぼく地球」「最終兵器彼女」「年上の彼女」は読むと精神にダメージが来ます。
 おいそれと読めないのが難点。
 ロリだと言われているオレだが、実は年上好きという面もあるミステリアス。
 
 Q5 次にバトンを渡す人を指名してください。
 
 ぱす。
 
 
 次。
 
 ぴえろから廻ってきた迷惑なバトン。
 
 ◆1.冷蔵庫に入ってるお酒の容量は?
 
 わからーん。
 これも、いろんなところから酒もらうので、全然わからん。
 日本酒やらウイスキーやら紹興酒やらワインやら泡盛やらいっぱい。
 ドンペリもあったりするけど飲んでない。
 
 ◆2.好きな銘柄は?
 
 とりあえずビール。
 3杯ぐらい飲んだら日本酒。
 日本酒で一番好きなのは「十四代
 正月用にわざわざ裏ルート使って手に入れたんだが、咳が出るのであまり飲めなかった残念賞。
 その写真。
 反面、焼酎があまり好きではなかったりする。
 割ってカクテルにする場合には飲めるんだが、水割りとかロックでは飲もうとは思わない。
 だから日本酒を飲むんだが、日本酒は次の日にクるのがきつい。
 酒は飲んでも飲まれるな。
 
 ◆3.最近最後に飲んだ店は?
 
 咳のせいで、年末年始店では飲んでない。
 なんということだ。
 最後は・・ああ、冬コミの打ち上げかな。
 でも飲んだらゴホゴホ言うから、ビールだけ飲んで、あとウーロン茶になってた。
 なんということだ。
 
 ◆4.よく飲む、もしくは思い入れのある5杯
 
 某所で某人と飲んだあの酒かな。
 カクテルの店だったんだけど、バーテンダーがすごいリアクションをするので、笑いをこらえるのが大変だったという。
 遠いあまおちくんの思い出
 
 ◆5.お酒が入るとココが変わります(こんな癖が出てきます)
 
 残念ながら特にない。
 かわりまへん。
 いきなり大演説とかぶったりすることもありまへん(笑)
 
 ◆6.お酒が絡んだ最大の失敗
 
 なんだ普通のバトンより質問が多くないか?
 オレは酒は嗜むものと思っているので、酒を飲むための酒飲みはしない。
 ただ、仕事の関係上、やたらめったら飲まされて、日本酒をグラスで一気×5とか、それされてさすがにつぶれて、トイレを占拠したことがある。
 だれかがドアの上から乗り込んでトイレジャックは失敗。
 その後タクシーで強制送還されましたとさ。
 
 ◆7.バトンを渡す5人
 
 適当に使うがよい。
 
 
 
 いつも思うんだが、バトンって読んでいる側としては面白いものなのだろうか疑問。
 ま、まぁ、週末更新のたわごとと思ってくれたまひ。
 まいやひー。
 

平成18年1月15日

 国際外交

 あら、これは・・・うーん、まぁ他国の内政なので、どうしようもないとしか言いようがないのでしょうけど、日系人という点と、これまでの功罪の功の大きさを考えたらちょっと残念ですね。
 これからフジモリさんはどうなってしまうのでしょうか。
 日本で余生を過ごされてもよかったと思うのですが、やはりその辺は祖国愛なのでしょう。
 死んでも祖国を守るという思いを、今の日本人はどれだけ持つことが出来るのかと考えたら、なんだかいろいろと複雑なニュースですね。
 
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 
 小泉さんのメールマガジンを、おそらくネットでも他の媒体でも唯一レビューしていると思われる当サイトですが、そこで紹介される小泉さんのご公務について、どのジャンルが一番印象に残るのかともし訪ねられたら、やえは迷い無く「外交」と答えるでしょう。
 外交といえば、アメリカとの外交や、もしくはイラクの問題、または北朝鮮や中国そして韓国の特定アジアとの問題などを思い浮かべる方が多いと思いますが、やえは小泉外交の神髄はもっと違うところにあるのではないかと思っています。
 それは、多くの人があまり知らないような国の代表者と積極的に会っているという点です。
 
 例えば、2005/10/27のメルマガではイスラム諸国約40の国や地域の大使と断食後の食事会を催してみたり、また2005/05/12のメルマガではインドではカラーム大統領・シン首相と、パキスタンではムシャラフ大統領・アジズ首相と会ったとご報告なされています
 そして、先日のメルマガではトルコのセゼル大統領とエルドアン首相にお会いしたとおっしゃっていましたね。
 どれもこれも国内のメディアはたいして取り扱わないような国や話題だったりするのですが、しかし特にトルコなどはこちらの記事にありますように「小泉、エルドアン両首相の会談を受けた十一日の主要新聞は「お祭り騒ぎ」(ホテル従業員)といったところだ」「テレビも十日の両首脳の共同記者会見を四局が生中継し、ニュース専門局「NTV」などは約五十分に及んだ会見を、時間を延長して最初から最後まで完全放送した」「外交筋は「他の主要国首脳の訪問の際には見られない破格の扱い」と驚きを隠せない様子だ」と、相手国内ではとんでもない大ニュースだったという事実があったりしています。
 こういう地道な仕事と言いましょうか、例え日本国内では話題にならなくても将来の日本にとって利になると思えば信念を持って決断と行動をされる小泉さんは、さすがとも言えるでしょうし、もっと評価されるべきなのではないかと思わずにはいられません。
 
 さらに言えば、こういうコトを日本人側も知ればもっともっと外向的プラスになるのは明らかであるハズなのですが、しかし日本のメディアもこういうところを報道しないのが全く持って不作為ですし、政治家のプラス面は報道しようとしないどうしようもない反体制精神が未だに染みついている時代遅れなところでしょう。
 いつもいつも世界に目をとか言っているのはどこの新聞でしたでしょうか。
 
 このような小泉さんの活動はもちろん大変結構なコトですし、すばらしいコトだと思います。
 しかしこのトルコの熱狂的な記事を見れば、逆に日本の総理大臣や政治家が今まではこのような活動をしてこなかったという裏返しとも言えるのではないでしょうか。
 なぜトルコのメディアがあそこまで大熱狂するのかと言えば、それは日本の現職の総理大臣が今までトルコに行かなかったからでしょう。
 たぶん戦後初とか書いてないので遠い昔に何度か日本の総理が訪トルコしたのかもしれませんが、どちらにせよ頻繁に行っているとは言い難いでしょう。
 珍しいからこそトルコでは日本の総理が来るコトに熱狂するワケですからね。
 
 やはりそれは反省してもらわなければいけない点だと思います。
 冷戦時の時と違い大国だけに仲良くしていればいいという時代ではありませんし、そもそも冷戦時だっていろいろな国とお付き合いをし、どんな考え方を持っていて、両国にとってどのようなつきあい方をすれば利があるのかと考えるコトは必要だったでしょう。
 ましてそして現在はそれがもっともっと大切な時期です。
 トルコの例を見るまでもなく、日本は大国なのですから、友好関係を持ちたいと思っている国はいっぱいあります。
 それらの国々と一つ一つしっかりと友好関係を結んでおけば、いつか必ず日本にとってメリットとなる日が来るでしょう
 打算的な話ですが、国連ではどんなに小さな国でも総会では一票があるワケですし、また日本人が危険な目にあったときに国として対応してくれるかもしれません。
 言うまでもないコトですが、仲が悪いよりは良い方がいいに決まっているのですから、これからは積極的にどんな国とでも、どんな小さな国とでも、友好関係が結べるなら結んでいた方がいいのではないでしょうか。
 
 今まであまり小国に目を向けなかったというのは、なにも政治家だけの罪ではないと思います
 マスコミもそうですし、国民だって、アメリカやヨーロッパ、そして中国や特定アジアの近隣にだけしか目を向けようとしなかったという点は全く同じでしょう。
 ますます混迷を深めてくる国際状況を考えれば、もっともっと日本は積極的に世界に出て行き、世界の大国日本という存在感を示していく必要があるハズですし、そしてそれは、日本の本当の意味での独立、本当の意味での自立の道でもあるのではないでしょうか
 これからは、本当の意味でもっと広い視野を持つコトが、これから大切になってくると思います。
 
 
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳は、真の国際交流を応援しています。
 

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