Q.大体そんな変な法律だったら、可決されるわけないでしょ?
A.残念ながら、今現在はマスコミへの対応凍結で可決される可能性が高いです。また、可決されるかされないかは国民の意志ではなく、党員の意思によるもので、変な法律が可決されないというのは大きな誤りです。実際、盗聴法と悪名高い通信傍受法案は可決されてしまいました。
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うーんと、なんだかこれ、メチャクチャな内容で、どうツッコんでいいのか分からないのですが、選挙の結果は国会の場に反映されているワケで、そして憲法上、法律は国会を通さなければ成立しませんから、《国民の意思ではなく》という文言は全くのデタラメです。
かなり悪質に事実をねじ曲げたデマだと言わざるを得ません。
ただ、やえ的には、マスコミ条項の凍結は大反対なんですけどね。
マスコミほど人権を、それが意図的にせよ過失にせよ、踏みにじりやすい作りになっている性格・組織は無いワケですから、マスコミへの人権侵害こそをまず取り締まるべきでしょう。
いちおう正しいQAを作っておきますね。
Q.大体そんな変な法律だったら、可決されるわけないでしょ?
A.可決されるかどうかは、国民の投票によって議席が定められた国会での審議によるものです。
また、では一体何を根拠に「変」と言っているか、それこそ曖昧な言い方ではなんとも言えません。
まぁ、そこまで変な法律になるとは、法文を読めば、思えないワケですが。
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Q.最近初めて聞きました、本当に動いてるの?
A.問題の一つに、テレビや新聞などで全く取り上げられてないことです、マスコミが動かないゆえに世間一般では、全く広まっておらず、ほとんどの人に知られずに可決されようとしてるのです。
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これはマスコミの問題ですから、法案の中身の議論ではないですね。
マスコミに文句を言いましょう。
ちなみに、国会の提出されれば、内容やその審議についてはオープンにされるので、自分の目や耳で確かめるのがよろしいでしょう。
受け身でなんでもかんでも他人から与えらなければ「知られずに」と言ってしまうのは、勝手すぎる言い分だと思います。
ふぅ〜。
Q.最近初めて聞きました、本当に動いてるの?
A.情報は他人に与えられるモノではなく、自分から得るモノです。
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次の設問です
Q.マスコミが騒がないのは何故?
A.実はこれと同じような法律が数年前騒がれました。
そのときはマスコミが大々的に報道し世論を動かしたからです。
しかし今回のほうは修正されており、マスコミの言論規制は今のところはありません。 また、TVの天敵であるネットがまず狙われる法律です。ネットの情報が規制されれば、情報源はTVのみになり視聴率が上がります。
だからマスコミはこの法律について放送しないと思われます。
何度か取り上げられましたが、マスコミ規制のみ取り上げて肝心の法案の根本的問題、危険性、セキュリティー・ホール、適正手続の保障がない、名誉回復手段がない、人権委員会の罷免手続がない、を全く取り上げていません。
マスコミは自分たちのことしか考えてないのか…
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だいぶ法案の中身とは関係ない話になってきましたね。
マスコミについてひとつ言えるのは、「マスコミは自分たちのことしか考えてないのか…」っていうのは、その通りだと思いますよ。
だって所詮私企業ですから。
別にこれマスコミに限らず、どんな問題だって自分に関係ない話なら無責任にはやし立てるのに、いざ自分のコトが不利益になるような法律や施策が出ると、大反対しますよね、大衆ってモノは。
例えば高速道路は市場経済を考えろとか言って自分には関係ない地方の道路建設には反対するのに、いざ渋滞ばかりの首都高を値上げすると言ったら、ヒステリックに大反対したりします。
良くも悪くも、自分のコトが一番可愛いというのは人間の本能です。
ところで、「人権委員会の罷免手続がない」の部分ですが、これは嘘っぱちですね。
第十一条でその辺は定められています。
また、これでは厳しすぎて事実上罷免できないという人がいますが、しかし三条委員会という独立性の高い委員会という性格を考えた場合、そう簡単に罷免できるような制度だと、逆に権力などによって圧力をかけられかねません。
一方でもっと独立性を高めろと言っていたりして、では一体どうしろって話になっちゃうと思うのですが、この辺も他の法律や判例、今までの歴史や経緯を全てふまえた「法律」というモノとして考えた場合、そんなに逸脱した既定ではないと考えられます。
Q&Aの書き直しです。
Q.マスコミが騒がないのは何故?
A.自分たちに不利益になるような法案には全力でつぶしにかかるのがマスコミです。マスコミはそういう存在なのです。その後この件についてあまり報道しなかったのは、それまで国民があまり関心がなかったコトの裏返しで、それはすなわちマスコミのスタンドプレーだったという証拠とも言えるでしょう。
つまり一番しなければならないのは、国民のマスコミへの監視なのです。
なお、前回の騒動から国民の関心が高まっていますので、最近はよく報道されるようになっていますね。
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Q.漫画が消える、小説が消えるって本当?
A.漫画や小説が消えることはないと思われます、何が差別と取られるか分からないので、当たり障りのないものしか作れなくなる。
既に発売された物については作者や出版社が差別と取られる事を恐れて、販売を中止したりする事はありえます。
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そもそも現在進行形で、現行法よりきびしい自主規制を出版社側が勝手にやってますけどね。
何度も言いますが、人権侵害という概念自体は現行法下と変わらないワケですから、答えてとしては「今と変わらない」というのが適切でしょう。
「何が差別と取られるか分からない」というのは、人権問題という概念の存在的にハッキリと線引きができるモノではないからであり、だからこそ出版社は今でも自主規制をひていしまっているワケで、つまりここを言い出しても、人権擁護法案の存在以前の問題だと言えるでしょう。
だいたいにして、こわいから自主規制、恐れて自主規制、なんて逃げ腰な態度というモノも、問題なのではないでしょうか。
権利というモノは、ある程度戦って勝ち取るモノです。
人権擁護法案だって、訴えられる側もかなり主張ができるような仕組みになっていますし、であるなら出版社という表現の自由を最も享受している存在こそが、表現の自由を最も全面で擁護する努力をする義務があると言えるのではないでしょうか。
やえは、出版社側の勝手な自主規制の方がよっぽどこわい内容なんじゃないかと思います。
参考までに、こちらも読んでいただければと思います。
Q.漫画が消える、小説が消えるって本当?
A.今と変わらないでしょう。
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Q.問題が起きてからなんとかすればいいじゃん、自分には関係ないし
A.一度可決されてしまうと、問題が起きても相当な時間をかけないと廃案にはなりません。危険性が少しでもある限り(全然少しではないですが)可決されるべきではない。可決してからじゃ遅いんです。
この法案の活動記録は公表されないそうなので、この法案を故意に悪用した方法をとっても世間に公表されることなく、特に差別発現してない人達にも被害が及ぶ可能性は十分にあるわけです。
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用語の使い方がメチャクチャで何を言っているのか分かりづらいのですが、んーと、法案が可決されると法律になるワケですから、それを廃止するには「廃案」とは言いませんね。
案ではないですから。
もちろん悪い法律になりそうなら可決すべきでないというのはその通りですが。
それから「この法案の活動記録は公表されない」というのは大ウソですね。
というか、おそらく施行後の人権委員会等の活動記録という意味で言っているのだと思われますが、法案の第十九条に「人権委員会は、毎年、内閣総理大臣を経由して国会に対し、所掌事務の処理状況を報告するとともに、その概要を公表しなければならない」と定められているワケで、どうしてこのようなウソをつくのかやえにはさっぱり分かりません。
よく読まなければ理解できないコト、例えば公務員法に縛られるから人権擁護法案には政治活動等の記載を敢えてしていないという法律独自のルールによる誤読ならまだ分からなくもないんですが、このようにハッキリと明記してある事柄に対して真っ向から反するようなウソをつくコトに、疑問というか、あきれ果ててしまいます。
つまりですね、この人が書いたこのQ&Aはウソで出来ていると、言ってしまえるワケです。
こんなデタラメに騙されないようにしましょう。
Q.問題が起きてからなんとかすればいいじゃん、自分には関係ないし
A.問題を認識した時点で後の祭りにならないよう動こうとするコトは大切なコトです。しかし当然ですがそれは正しい知識や情報があってこそ出来るコトです。まずは自分で情報を仕入れ、考えるコトを心がけましょう。
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Q.私でも何かできる?
A.親族や友達にこの事を教えてください、それだけでも十分意味があります、賛成意見でも反対意見でもかまいません。一般世間に知られないまま正当な議論もされずに可決されるのだけはなんとしても避けたいです。
ブログやインターネットサイトを持っている方は少しでも呼びかけていただければありがたいです、ここへリンクしていただいても構いません。
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最後の設問です。
まとめるのであれば、「このQ&Aは多くのウソやデタラメ、デマで構成されているので、内容の信憑性や正当性は全くなく、信じないようにしましょう」となります。
さっきも言いましたが、特にこの問題を扱うコトは、実際の法案を扱うコトであり、それは政治活動であるワケなのですから、責任を持ってウソをつかないようにしてもらいたいです。
遊び半分、祭り気分、周りが騒いでいるからという安易な気持ちで政治を語らないでください。
ウソからはウソの結果しか導き出されません。
Q.私でも何かできる?
A.ウソをウソと見抜く目を持ってください。政治に言及する以上は自分自身の責任を自覚してから発言してください。
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(つづく)