コメントレス
いつくかコメントを頂いていますので、今日はコメントレスをしたいと思います。
コメントありがとーございまーす。
で やえさんとしては原発存続なのか廃止なのかどちらですかね
そこを読みたいんですが
結論は読んだ人に任せるとか言わないですよね
まずですね、やえが原発に対してどう思っているのかという問題と、放射能に関する問題というのは、これは全く別問題だというコトは最初に確認しておきたいと思います。
仮にやえが原発に賛成であっても反対であっても、先週から数度にわたって書いてきたシーベルトとかグレイとか図を疑えとかいうお話には一切影響はありません。
結構こういう見方をされる方が世の中にはいらっしゃるので敢えて言っておきますが、原発推進だからさも安全かのように放射能の問題を書いているワケでは全くないというコトは宣言しておきます。
もし放射能問題について異議があるのでしたら、やえの原発に対する態度を理由にするのではなく、中身についてを論拠にして反論してほしいと思います。
その上で、原子力発電所を今後どうすべきかという問題ですが、まずキチンと意識しておくべきコトというのは、原発や原子力発電というモノはあくまで手段であって、決して目的ではないというコトです。
いまの世の中、原発に賛成する人も反対する人も、どうも原発が目的そのものになってしまっている人が結構いるように見受けられますが、しかしこういう姿勢は間違いだというコトは明確に言っておかなければなりません。
原発も原子力発電所も、あくまで電力を供給し人々の生活を豊かに便利にするための道具であり、そのための手段でしかありません。
原発の問題というのは、まずこの視点が基本です。
となれば、原発を今後どうすべきかという問題の考え方というのは、自ずと見えてくるのではないのでしょうか。
結局、世の中にとって原発が必要であれば必要というコトですし、不要であれば無くすべきモノだというコトです。
これは人間の歴史で数多く繰り返されてきたコトです。
昔は「武士の命」とすら言われた刀も、不要な世の中が来たからこそ自らその道具を日常のモノからは捨て去りました。
道具というモノは、どういう形であれ必要とされるのであれば必要ですし、不要とされれば不要なのです。
それを踏まえて考えれば、やえは、まだ原発はいまの日本にとっては必要なのではないでしょうかとは思っています。
これ、震災の後にもいろいろ書いた記憶があるのですが、もはや現代の世の中では電気というモノは必要不可欠という以上に、命に直結するモノになってしまっていますから、地震や津波に限らず、様々な意味での「万が一」に備えるコトは絶対に必要なコトのハズです。
その中で、火力だけに頼るような発電をしていたら、例えば石油が高騰した時にどうするのか、もし戦争になった時に石油の供給をストップされたらどうするのか、発電施設が事故などで稼働しなくなった時にすぐに代替案があるのか、など、懸案事項は盛りだくさんです。
ですから、考えるべきは「ゆとりある電力政策」というモノなのではないのでしょうか。
いつまでも需要ギリギリの供給をしていては、いざという時に何も出来なくなってしまいます。
災害というのは「いざという時にどう備えておくのか」というコトこそが教訓なのに、このままではその教訓を全くの無駄にしてしまうコトにしかならないでしょう。
その中においては、まだまだ原子力発電が必要な部分を占める割合というのは、少なくないと言えるのではないのでしょうか。
もちろんこれは物の見方によって違ってきますので意見は様々あろうかと思います。
ただやえがこれまで色々な部分を見たり聞いたりした上で考えるのであれば、原発をゼロにするコトは時期尚早でしょうと感じています。
いつか原発をゼロにしても大丈夫な時代が来るかもしれませんし、それを否定も抵抗も全くしませんし、それを目指して技術革新していくというのはむしろ素晴らしコトで推奨されるコトだと思いますが、しかし現状いますぐゼロにしろって言ってしまうのは、ちょっと国益を損なうのではないのかと思っています。
ご意見あればぜひ賜りたいと思います。
では次のコメントです。
当て付けでケリーとヘーゲルが千鳥ヶ淵に参拝したのに怖じ気付いて、秋の例大祭参加を見送るような首相が「対等」な同盟相手だとはとても思えませんね。
大体、やえさんは日頃から安倍首相の支持を明言してきましたが、10月に入ってから放射線の話ばかりされています。
何故、消費税増税やTppの聖域撤廃について言及しないのでしょうか?
特にTppの聖域撤廃は明らかな選挙公約違反であり、日本の農家に対する裏切り行為です。
やえさんは民主党の公約違反は厳しく批判されています。これは当然の事です。
であれば、今回の安倍首相の決断を批判しなければおかしいのではないですか?
それとも、民主党の公約違反は悪いが、自民党の公約違反はかまわない、とでも?
それでは、ネット右翼と同類と言われても仕方ありませんよ。
消費税増税とTppにおける安倍首相の国民に対する裏切り行為につきまして、やえさんの意見を是非とも伺いたいと思います。
ケリー国務長官とヘーゲル国防長官の千鳥ヶ淵参拝を「当て付け」と表現するのは適切かどうかはやえは疑問が残るところですが、しかしそれ以上に、千鳥ヶ淵参拝と靖国神社参拝を同じように語るのは、それは不適切でしょう。
この場合の主張であれば、ケリー・ヘーゲル両長官が靖国神社に参拝したのであれば「安倍総理は何やっているんだ」という言い方はできるとは思います。
でも千鳥ヶ淵には安倍総理は参拝しているんですよね。
ですから、安倍総理、というか総理大臣に靖国神社に参拝してほしいと願う気持ちはやえにもありますが、しかし、米国の長官を引き合いに出して、まして靖国神社でない施設をも引き合いに出して「怖じ気付いて」なんて言って揶揄するようなモノの言い方というのは、それは違うでしょう。
次にTPPについてですが、TPPについては過去何度か取り上げているハズなんですよね。
ですから詳しくはそちらを読んでいただければと思うのですが、今回のコメントでは「Tppの聖域撤廃は明らかな選挙公約違反であり、日本の農家に対する裏切り行為です」とのコトですので、主に自民党の公約について考えてみましょう。
自民党のTPPに関する公約をもう一度確認してみます。
2012年の選挙の際に出された自民党の「総合政策集」いわゆる「Jファイル(PDF)」から引用です。
109 自由貿易への取り組み
①政府が、「聖域なき関税撤廃」を前提にする限り、交渉参加に反対する。
②自由貿易の理念に反する自動車等の工業製品の数値目標は受け入れない。
③国民皆保険制度を守る。
④食の安全安心の基準を守る。
⑤国の主権を損なうような ISD 条項※は合意しない。
⑥政府調達・金融サービス等は、わが国の特性を踏まえる。
もしやえが勉強不足で、特に②の部分について何かニュースなどが流れていたら教えて欲しいのですが、少なくともやえが知っている範囲であれば、これのどれについても「公約違反」と言えるような行為は無いと認識しています。
特に①ですね。
キチンと文章を読んで欲しいのですが、この①の部分はあくまで「交渉に参加する前」の段階における条件です。
よって、いまは交渉に参加している状態ですので、いまの段階を指し示す部分ではありません。
例えば日本が交渉参加する以前より交渉参加していたアメリカなどから「全ての関税は撤廃するコトに決定しているから、交渉の余地なく日本もそれに従えよ」と言われるのであれば、その場合なら日本は交渉には参加しませんよ、というコトをこの①では宣言しているワケです。
「前提にする限り交渉参加に反対」ですから、交渉参加の際の条件を問うてる文章ですよね。
で、安倍内閣はその宣言通り、交渉参加に際しては「全ての関税が撤廃されているコトが前提では無い」という確約を各国から取り付けてから、交渉の場に参加するコトを表明しました。
よってこの時点でこの部分の公約はもうクリアされているのです。
今回のコメントレスでは、日本にとって結果がどうなるかというコトではなく、「自民党が公約違反したかどうか」というコトのお話です。
それを念頭に読んで頂きたいのが、つまりですね、交渉している中で結果的に関税がオールゼロになっても、公約自体は違反していないんですよってコトです。
よく「関税撤廃なら公約違反だ」と言ってしまっている、というかいまメディアも含めてほとんどの人がこういう風に言ってしまっているのですが、それは正しくありません。
自民党のJファイルをキチンと日本語として読めば、そうではないコトは一目瞭然なのです。
その交渉の結果はまだ出ていませんからそこを語るコトは現段階では出来ませんが、それでもある程度の予想の上での意見なら言えますし、それは過去に何度かやえもここで書いていますので、TPPが参加となった場合をどう考えるのか、という視点については過去ログを参照してください。
しかし「自民党の公約」という視点についての考え方であれば、やえのいまのところ知る限り、「自民党が公約違反した」と言える材料は見当たらない、と言うしかありません。
消費税についても同様です。
自民党の公約という部分についてを考えるのであれば、自民党はもうかなり前から堂々と消費税の増税を訴え続けてきた政党です。
消費税が5%になった後の自民党関係者の増税表明の、やえの最も古い記憶は、谷垣さんが自民党総裁選挙の立候補時に公約として掲げていた時です。
それは野党自民党の時ではなく、「麻垣康三」と言われた、麻生さん・谷垣さん・福田さん・安倍さんの4人がポスト小泉だと言われていた時代の時の総裁選挙です。
この時の谷垣さんは、堂々と消費税増税を訴えておられました。
それは当時やえも当サイトで伝えているハズです。
この時は谷垣さんは総裁にはなれませんでしたが、この時から自民党はことあるごとに増税のメッセージを発信しています。
この後公的に発信したのは麻生総理です。
「日本経済は全治3年。そして治った暁には増税させていただく」というセリフは、未だ記憶に新しいのではないでしょうか。
そして麻生総理で衆議院選挙を迎えた自民党は、その政権公約でも堂々と増税を掲げていました。
選挙には負けましたけどね。
さらに野党になった自民党は、野党になったのにも関わらず増税政策を撤回せず、いままでの野党とは違い綺麗事だけを口にするのではなく、増税政策を訴え続けて、ついに「民自公」による三党合意を経て増税法案を成立させました。
さてこれのどこに「公約違反」なんて言葉が出てくる余地があると言うのでしょうか?
念のために言っておきますが、TPPのお話と一緒で、このタイミングで増税するコトによる現実的な影響については、ここでは関係のないお話です。
それについては様々な意見があるでしょうし、特に経済の問題なんて人によってブレ幅がものすごくある喧々囂々の話題ですから、それぞれの意見があってよいと思いますが、しかし「自民党が公約違反したかどうか」という点については、タイミングの問題は一切関係ありません。
民主党のように「増税しない」と言って、いえ「増税議論すらしない」と言って増税法案を可決させたのであれば重大な公約違反ですが、自民党は一言も増税しないなんて言っていません。
むしろずっと増税させてほしいと言い続けているのです。
法律は民主党政権時に成立したモノですし、それによってどのタイミングで増税するかは内閣の専権事項になった以上は、増税自体は自民党が大昔から主張し続けてきたモノなのですから、まるで「公約違反だ」なんて言われる筋合いのないモノでしょう。
ハッキリ言いまして、「公約違反を見逃す=ネット右翼」という構図もよく分からないのですが、以上のように、これらを公約違反と呼ぶのは難しいと判断しています。
繰り返しますが、個別具体的な政策評価については様々な意見があるでしょう。
消費税にしてもTPPにしても原発にしても、それはこれからのコトであり、これからさらによくするための議論はあるべきだとは思いますが、しかし特にTPPなんかは条約の中身がまだ決まってもない段階で、結論についてを評価するなんてコトは不可能なお話でしょう。
そしてどらちにしても「公約違反」ではないコトは明らかなのです。
あと最後に確認なんですが、やえは「日頃から安倍首相の支持を明言してきました」っけ?
政策については論拠を交えて賛否を言うコトはありますが、人そのものに対する支持の表明というコトは、やえはむしろあまりしないようにしているつもりなので、そういうようなコトは言ってはないと思うんですが。
もちろんこれはやえの思い違いがあるかもしれませんので、もし具体的にそういう場面があったらご指摘いただきたいと思うのですが、ちょっといまのところやえはそういう場面が思い当たりません。
これからも政策についてどう考えるべきかというコトを主眼に、やえはここで自分の考えを表明していきたいと思います。
ディスカッション
コメント一覧
念のため脚注というか訂正になりますが、
> リンク先のグラフを見ると、消費税自体の収入は上がってます。ただトータルでは減ってます。
これ↑ですが、リンク先の筆者の「過去消費税3%を導入したとき以来、5%にUPしたときも税収の総額は下落の一途をたどっている。」に引きづられて、つい書いてしまったもので、グラフをちゃんと見ると消費税増税直後は税収は上がっているんですよね。
一般会計税収の推移
http://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/condition/010.htm
主要税目の税収(一般会計分)の推移
http://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/condition/011.htm
(消費税3%が平成元年、5%が平成9年)
なので、消費税増税が税収低下を招くという根拠が不明という結論には変わりないのですが、グラフの見方も含めてこの解釈で間違いがあったら教えてください。
>であるなら、一体政府は何がしたいんですかね。
>トータルの税収を増やさないことには将来不安の払拭などできないのに。片方で増税して片方で減税って。
3%や5%に上げた当時の話ですよね。上記で紹介したリンク先によると、
– 消費税の増税で税収は減るのか
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/38468
> 日本の所得税は累進性が高く、86年までは所得税+住民税の最高税率は88%だった。これは国際的に見ても高すぎるという批判が高まり、累進性を徐々に下げ、最近では最高50%まで下がった。
だ、そうです。
言ってみれば、所得税から消費税への移行という側面もあるのでしょうね。
きちんとした理由は調べれば出てくると思うので、気になるようでしたら是非とも通りすがりさんがお調べして教えて頂きたいと思います。(僕自身はその調査に時間をかける意味があんまり見いだせませんが、解説してもらえるなら嬉しい)
それはそれとして、「消費税増税で税収は減る可能性が高い」ということに根拠はないと納得して頂いたということで宜しいのでしょうか。そもそもそのお話で理由なんてどうでも良いことですし。
>そもそも、この総理の認識が間違っているとは考えないのですかね。
総理の記者会見を引用します。
平成25年10月1日
安倍内閣総理大臣記者会見
http://www.kantei.go.jp/jp/96_abe/statement/2013/1001kaiken.html
>ただし、直近のデータによれば、民間給与はわずかに上昇傾向に転じましたが、景気回復の実感はいまだ全国津々浦々までには波及してはいません。この中で増税を行えば、消費は落ち込み、日本経済はデフレと景気低迷の深い谷へと逆戻りしてしまうのではないか。結局、財政規律も社会保障の安定も悪い方向へと行きはしまいか。
> 最後の最後まで考え抜きました。足元の日本経済はどうか。次元の違う三本の矢の効果で回復の兆しを見せています。2期連続で3%以上のプラス成長、有効求人倍率も0.95まで回復しました。生産も消費も、そしてようやく設備投資も持ち直してきています。15年間にわたるデフレマインドによってもたらされた日本経済の縮みマインドは変化しつつある。であれば、大胆な経済対策を果断に実行し、この景気回復のチャンスをさらに確実なものにすることにより、経済再生と財政健全化は両立し得る。これが熟慮した上での私の結論です。
——
さて、貴方はこの総理と同じくらい熟考を重ねたのですか?
「この総理の認識が間違っているとは考えないのですかね」なんて特に何も考えず、反論のための反論を書き込んだ、としか思えないのです。
(少なくとも、増税の際の総理の記者会見の模様すら調べていらっしゃらないような方がそこまで調査して熟考されているとは到底考えられません)
「いや、そうではない、バカにするな」と仰るならば、「総理の認識が間違っている」と考える、その根拠はなんですか? 是非とも教えてください。
> >なお、TPPは情報が少なすぎてよく分かりませんが、業界単位はさておき、トータルで国益を失するようなことがあれば、交渉決裂するだろうという信頼は現内閣にはしています、ってところでしょうか。
>その根拠は何ですか?
総理を信頼する根拠ですか?
そんなのはこれまでの「言動」に他なりません。安倍総理の議員としてのこれまでの活動(拉致問題など)、第一次安倍内閣の模様。そして現在の第二次安倍内閣の活躍。そういったところから安倍総理は信頼しています。
(ちなみに、安倍さん自身でちょっとなぁと思うのはパフォーマンスすぎるきらいがあるところです。まぁ、政治家には必要なんだと思いますが)
> よくわからないから反対というのは普通だと思いますが。どんなものでも精査して納得できるまでは反対しておきますよ。
そうであるならば、「TPPは、内容にメリットが感じられないからです。」なんていう曖昧なものじゃなくて、ちゃんとメリットが無い理由をお書きになったらいかがですか?
私は、デフレ脱却にむけての政策を採ってくれるなら誰でも良いです。
>しかし、この結論はおかしい。なぜなら、当時、所得税と法人税は減税の傾向にあるのだから、減るのは当たり前。
であるなら、一体政府は何がしたいんですかね。
トータルの税収を増やさないことには将来不安の払拭などできないのに。片方で増税して片方で減税って。
>デフレ脱却のためには真に安定した社会保障制度が必要であり、
そもそも、この総理の認識が間違っているとは考えないのですかね。
デフレ脱却してインフレになれば財政健全化は自動的に達成できるのに。もっと確実な方法があるのに何でわざわざ失敗する可能性が高い政策を行うのか。
アベノミクスは日銀の足かせを外した点を評価していたのですが。
>なお、TPPは情報が少なすぎてよく分かりませんが、業界単位はさておき、トータルで国益を失するようなことがあれば、交渉決裂するだろうという信頼は現内閣にはしています、ってところでしょうか。
その根拠は何ですか?
よくわからないから反対というのは普通だと思いますが。どんなものでも精査して納得できるまでは反対しておきますよ。
いっぱいコメントいただきましてありがとーございまーす。
で、レスしようと思ったのですが、それだけにいっぱいになってしまいましたので、水曜日の本更新に使わさせていただこうと思います。
今日はもう別の文章を用意してしまいましたので。
というワケで、レスはもうちょっとお待ちください。
もちろん、それまでにさらにコメント頂くコトは大歓迎です。
揚げ足取りばかりやってる感がしないでもないので、僕自身の意見も簡単に書いておきます。
正直、今の段階で消費税増税の決断をするとは思ってませんでした。何故なら現状、数値的にもまた世の中の雰囲気的にもまだまだデフレ状態であり、そこからの脱却を目指している安倍政権にとって消費税はマイナス方向にしか働かないからです。そのためデフレ脱却をきちんと確認してから消費税を上げるモノだと考えていました。
しかし安倍総理は消費税を上げることを決定しました。その理由としては、総理自身が記者会見で述べているように、デフレ脱却のためには真に安定した社会保障制度が必要であり、そのためには財政を健全化しておかなくてはならないと考えたからです。
経済の再生と財政健全化を同時に行うという、非常に難度の高い方法を選択したのかと驚いたのと同時に、そこまでしないと日本の再生は難しいのかとも思いました。
そう決断されたのでしたら、僕はそれを応援しましょう。「経済の再生と財政健全化、この2つを同時に達成するほかに、私たちには道はありません」 そうまで仰るのでしたら、おそらくはそうなのでしょう。なら一国民として出来ることはこれ以上デフレ方向に向かないよう、悲観せずに日本の再生を期待し、それなりに消費活動をするのみです。
――とまぁ、今回の消費税増税における僕の意見としてはそんな感じですね。
ところで単純な疑問なのですが、今回の消費税増税について、経済の再生と財政健全化を両立させなければならないとした場合、その是非を数値的な根拠を持って語れる人って、そもそもいるんでしょうか。「デフレになるから消費税反対!」という方は沢山いらっしゃるようですが。
なお、TPPは情報が少なすぎてよく分かりませんが、業界単位はさておき、トータルで国益を失するようなことがあれば、交渉決裂するだろうという信頼は現内閣にはしています、ってところでしょうか。
交渉事なのですから、こちらの要求が100%通ることはありません。(ここ勘違いしている人って多そうだ)
良いところに落としどころを見つけてほしいですね。
>しかも税収は減る可能性が高い。だから反対です。
>http://tubusuwake.blog.fc2.com/blog-entry-342.html
リンク先のグラフを見ると、消費税自体の収入は上がってます。ただトータルでは減ってます。この理由として、次のように筆者は結論づけてますが、
>ではなぜ所得税と法人税が減り続けたかといえば、GDPが減り続けたからである。
しかし、この結論はおかしい。なぜなら、当時、所得税と法人税は減税の傾向にあるのだから、減るのは当たり前。
従って、消費税を上げたからといって、税収が下がるというのは説得力がありませんね。(少なくとも上記のリンク先の内容ではですが)
犯罪者が全員パンを食べていたからと言って、パンが犯罪を誘発している原因とは限らないように、因果関係をきちんと精査して議論する必要があると思いますね。
なお、「消費税が上がると税収は下がるということに因果関係あるのか?」と疑問に思って、適当にググったら出てきたサイトが以下になります。
所得税と法人税は減税の傾向にあったと情報もそこからです。
ちなみにですが、僕は消費税が上がるとは税収が下がることを完全に否定しているわけじゃありません。今回、示された資料だと「税収が下がるという根拠がない」と指摘しているということをご承知ください。(経済はそんなに詳しくないしね)
– 消費税を上げたから税収が減ったという無茶苦茶な人々
http://blogos.com/article/69267/
– 消費税の増税で税収は減るのか
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/38468
>TPPは、内容にメリットが感じられないからです。
根拠無しの反対とは凄いですね!! これからもそんな感じで皆様を説得できるよう頑張ってください!!!
>>505さん
消費税増税に反対するのはデフレ不況を悪化させるからです。
しかも税収は減る可能性が高い。だから反対です。
http://tubusuwake.blog.fc2.com/blog-entry-342.html
TPPは、内容にメリットが感じられないからです。
>あとやえちゃんは○○党だから賛成、反対みたいな言い方はしたこと無かったと思うんですが、
民主党時代には国益の観点から語っているといいながら、
自民党になってからそういうのが見受けられないんですよね。
なんでそういう差があるのでしょう?
やえさんが政策自体の是非や問題の本質部分を突く事は印象として少ないと思います。
どちらかというと盛り上がってる論調の間違いを指摘している事が多いかな?
つまり語りたいことと違うって事でしょうね。
あと増税もTPPも肝心なのは中身ですよ。
増税は国際社会の眼があるので不可避でありました。問題は軽減税率や後の所得税減税をやるのかどうかでしょう。
消費税の本来の目的は所得税を減らす事なのですから。
>「私は安倍首相を支持すると明言した事はない」と仰ってますが、シンさんが指摘している点もそうですし、
えと、あの、その、ごめんね、それ反語なのです。
だから意味としては逆。該当の書き込みぜんぜん論理的じゃないでしょ、なのに「論理的なキケツ」とか表現しちゃってるところが笑いドコロというか、――なんで滑ったネタを解説しているんだ、僕は。
ごめんね。真面目なお話しているところを混ぜっ返すような書き込みをしちゃってごめんね。
いや、麻生さんのナチスネタや、安倍さんの右翼発言もそうだけど、反語って難しい。
> 真の愛国保守
よしりんなんかもそうなんだけど、「真の愛国保守」という素晴らしく至高の存在があって、各々がそれを目指すレースやってるように見えるんだよね。「私が真の愛国保守だ。何故なら○○という考えを持っているからだ」「いや、違う、俺が真の愛国保守だ。何故なら考えだけじゃなくて、△△という行動を取っているからだ」ってね。Aチームは安倍総理支持派、Bチームは反安倍総理派、さあー、どちらが「真の愛国保守」か競争だぁああー!! 只今Aチームはリーダーである安倍総理が失点をおかしたので、今はBチームオフェンス、Aチームデフェンスのターン! Aチームのメンバーであるやえちゃんは上手くデフェンスできるかな? みたいな。
……バカじゃないかと思うんだ。
保守だ革新だリベラルだ、なんて、そんなの単なるカテゴライズで、それぞれの意見をまとめて俯瞰してジャンル分けした第三者の批評家目線であって、自分で言うことじゃないよ。
自分で言えるのは自身の意見や考え、思想であって、間違ってもそのジャンル――保守(笑)だとか、ましてや愛国(笑)――を名乗るのはどうかと思うね。
もちろん自分の意見を述べた後に、自身を客観視して、自分の意見はどのカテゴリに属するのか評価するのはありだし必要だと思うけどさ。
エントリーと関係ない話題で恐縮ですが。
通りすがりさんは何故TPPと消費増税に反対なのですか?
あとやえちゃんは○○党だから賛成、反対みたいな言い方はしたこと無かったと思うんですが、
該当記述はどこでしょう。
やえさんは過去において、http://www.amaochi.com/yae_log215.html#111018
>ただやえは、別にケチをつけるために批判をしているワケではなく、
>本心からその方が日本のためになる、国益のためになると思って書いています
といってます。
であれば、TPPも消費税増税も国益に適うか否かで論ずるべきであって
公約だからやるべしという理由は理由にならないですよね。
(まさか自民党の政策は検証するまでもなく実現するのが国益だとか言わないですよね)
さて、TPPと消費税増税について国益の観点で語って頂きたいのですが。
>わらび餅さん
以前からやえさんは「自分は保守だからこういう行動をする」という思考を批判していました。対立陣営のどちらかに置くようなモノの見方はされていません。おそらくお仲間ではないでしょう。
ここは個人のブログですよ?指定した内容で議論しろなんてちょっと厚かましくないですか?失望しましたとか逃げないでくださいって、的外れもいいところです。
あらららら、投稿ミスです。申し訳ない。
わらび餅さん、一点貴方は勘違いなされているように思えてなりません。
やえさんは「右も左も逝ってよし!」を合言葉にしている点を見ても、
元より貴方の言う「愛国保守」であるかは疑問です。恐らく違うでしょう。
個人的にはですが、
やえさんは御自身を、右、左、保守などのカテゴリに身を置いて発信しているようには感じません。
そもそも、愛国保守等のカテゴリ分けに価値なんてあるんですかね?
Add Your Comment
ご解答ありがとうございます。
なるほど、やえさんとしては安倍首相は公約違反に当たらない、と言うわけですね。わかりました。
これに関しては水掛け論になるのでここでは議論しません。
ですが、やえさんには正直失望しました。
私のコメントに対して「論理的に公約違反か、否か」という矮小なの議論に終止していて、消費税増税やTpp聖域撤廃という政策そのものの正否に対して議論しようとしてませんね。
また、「私は安倍首相を支持すると明言した事はない」と仰ってますが、シンさんが指摘している点もそうですし、これまでの多くのエントリーの末尾にも「やえは安倍首相(政権)を支持します」とよく書かれていますよ。
ご自分が書かれた文章も忘れてしまったのでしょうか?
それでもしらを切るのでしたら、やえさんはガソリン減税問題で「そうでしたっけ?ウフフ♪」とのたまっていた民主党の太田和美と同レベルという事になりますよ。
とにかく、肯定するにせよ、否定するにせよ、消費税増税やTpp聖域撤廃について逃げずにちゃんと議論してください。
支持している安倍首相を叩くのが嫌なのはわかりますが、やえさんが真の愛国保守ならば、安倍首相の愚策に対して直言し、過ちを正すべきです。
このまま逃げ続けるならば、あなたはチャンネル桜の水島社長やkazuya channelのkazuya氏のような似非保守と謗りを受けてもしょうがないですよ。
もっとしっかりしてください!逃げないでください!
ご回答有難う御座います。原発より良い方法があるならそっちで行くと。
当たり前ですね。
TPPに関してはこういうニュースがありますね。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131011-00000080-san-pol
党本部で開かれた外交・経済連携本部とTPP対策委員会の合同会議で、同委員会の西川公也委員長はインドネシアでのTPP交渉閣僚会合に関連した自身の関税撤廃をめぐる発言について“釈明”した。
「わが党の公約を守るために全力で取り組む。農業は国益だという前提で重要品目を含めて精査したいと言ったわけで、重要品目が欠ける前提ではない」
『わが党の公約を守るため』と西川氏は発言しております。
やえさんのいうとおりなら『公約どおりである』と発言するべきところですが?
西川氏が間違っているのかやえさんが間違っているのかどちらですかね。
消費税増税に関してですが
>このタイミングで増税するコトによる現実的な影響については、ここでは関係のないお話です。
ではそれのやえさんなりの見解をお聞かせ願いたいんですが。
アベノミクスを評価していたノーベル経済学賞学者の
ポール・クルーグマンはこういってます。
http://econ101.jp/%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%82%B0%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%80%81%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%B8%E3%81%AE%E7%B7%8A%E6%80%A5%E6%8F%90%E8%A8%80/
私は消費税自体撤廃して累進課税強化派ですが、消費税増税待てという点では一致しています。
>やえは「日頃から安倍首相の支持を明言してきました」っけ?
1.常々、民主党政権を批判していた ⇒ 自民党支持者
2.最近も安倍総理の右翼発言を庇った⇒安倍総理支持者
よって、1と2から、やえちゃんは日頃から安倍首相の支持を明言していたというのが論理的なキケツ!!