コメントレス

2012年4月15日

 今日は木曜日ですので、コメントレスの日です。
 と言っても、今週はレスする機会が多かったせいか、コメントが全然少ないです~。
 みなさんよろしくお願いします~(笑)
 
 

 規模の話は単純に他の県と比べても意味ないでしょう
 大阪府における大阪市の割合ですから
 調べてもなかなかでないんですが
 とりあえず大阪市がGDP55.2%
 名古屋が38.8%だそうです
 この話くわしくないのですが
 ここだけずっと引っかかってました

 
 まぁ規模のお話は意味を成さないワケですが、こういう視点もアリかもしれませんね。
 広島の場合どうなんでしょうか。
 ちょっと調べてみましょう。
 
 
 
 ええと、参考にしたのはこちらのウィキペディアと、こちらの広島市のページです。
 ともに2006年度の県(市)内総生産(名目)(百万円)で、広島県が「12,249,698」で、広島市が「5,031,866」ですね。
 ですから割合にしますと、41%ぐらいですか。
 名古屋よりは多いですが、大阪よりは少ないですね。
 なるほど、確かに経済規模で言えば大阪府は大阪市に依存する割合が大きいと言えるかもしれません。
 
 まぁこれをどう考えるかですが、なんか大阪市ほどになれば、むしろそれは、府と切り離して大阪市だけで考えた方がいいんじゃないかと思います。
 だってそれだけの規模を誇るのであれば、むしろ独立した方がいろいろとやりやすくないですか?
 半分以上の経済規模があるのに、その他の市町村と歩調を合わせなければならないような制度の方が、よっぽどか大阪市の力を発揮しきれない形、つまり地域独自の方策ができない、つまりつまり地方分権からは反する考え方だと言えるのではないでしょうか。
 
 となればやっぱり都よりも政令指定都市の方が相応しい気がします。
 どちらかと言えばですね、知事が権限を振るえるようにするという考え方なのではなく、知事の権限を小さくして、もっと政令指定都市の権限を大きくすると考えた方が、よっぽどか実情に合っているのではないでしょうか。
 
 いまですね、選挙が終わってから橋下市長は早くも色々と動かれているようですが、いまおっしゃっているコトは、まぁ当然と言えば当然ですが、全部市長として出来るコトです。
 市役所の職員を減らすとか、教育の場にももっと関与するとか、これは全部市長の権限で出来るモノです。
 橋下市長が主張している政策が正しいかどうかはともかくとしましても、市長に当選したのですから、その市長の権限の中でそれを行使するコトは当然の権利ですから、それは良いワケです。
 どんどんやってほしいと思う部分もやえにもあります。
 ただいびつなのが、都構想とは、いまの主張とは全然関係ないってところなんですね。
 市長になってから二重行政をどうするのかはまだ分かりませんが、少なくともですよ、「大阪府を大阪都にする」という行為は国政の方に与えられている権限ですから、橋下知事にしても市長にしても無理なのです。
 それなのに、市長の選挙であるのに国政レベルの権限の主張をするから、お話がおかしくなるんです。
 
 市長として、市長の権限の中で二重行政を解消するっていうのでしたら分かります。
 それはやりようは色々とあると思いますよ。
 そもそも府知事にもシンパの人が当選したのですから、ますます市長として知事として二重行政を解消する政策がとれるようになるでしょう。
 それはいいのです。
 でも、やっぱりそれは都構想とは関係ないっていうコトは事実としてあるワケで、やえはどうしてもここがいびつだと指摘せざるを得ないのです。
 
 例えばこの先結局二重行政が解消されないコトになった時に橋下さんが「それは国が大阪府を都にしないからだ」という言い訳をするかもしれません。
 もしかすればその時はそうだそうだと国民に支持されるかもしれませんが、でもそれは、はじめから主張そのものが矛盾しているのですから、あまりにも責任を転嫁しすぎている物言いでしかないのです。
 都構想で二重行政を解消したいのであれば、市長に立候補してはダメですよ。
 市長になったとしても、大阪府を都にはできないのですから。
 橋下さんがこういう言い訳をしなくてもですね、それは口に出すか出さないかだけで、今回の選挙に出た主張というのははじめからこういう伏線を張っている、はじめから責任を転嫁している主張なのですから、やっいるコトは同じだというコトは指摘しておきたいのです。
 
 こう言うと、橋下さんが選挙に大勝したから実際に国政の方も動いているじゃないかと言われるかもしれませんが、しかしそれは昨日言いましたように完全に越権行為ですから、本来はこういうのは民主主義にとって良くない行為です。
 もちろん橋下さんや大阪維新の会が国政選挙に出るっていうのでしたらいいんですよ。
 でも、選挙には出ないけど口だけ出すっていうのは、やっぱりちょっといびつであって、健全な形ではないと言えるでしょう。
 やっているコトは、「橋下徹が選挙で大勝したのだから、衆議院は即刻解散すべき」と言っているのと同じなのですからね。
 
 ごめんなさい、けっこう脱線してしまいましたが、これはどんなコトでも言えるワケですけど、どういう目的を達成するためのどういう手段を用いるかという部分において、そこを明らかにするコトが政治のハズであって、今回橋下さんはそこがズレていると言わざるを得ないワケです。
 「大阪市は大阪府に対して割合が大きすぎるから、もっと市に大きな権限を与えるべきだ」であれば、理解できますよね。
 ここの部分について、橋下さんにはもっとシッカリと説明してほしかったと思います。
 
 
 

 どうもこんばんは。
 
 橋本氏、当選しましたね。
 いきなりで申し訳ないのですが、私個人としては「祝・橋本」な立場にいます。そういう考えを持っているだけ、という話なんですが、その理由は今までの私の投稿で分かってもらえてると思っております。
 
 ところで、これまでのやえさんのブログを拝見させて頂き、どうも大阪W選挙への関心が低いのかな、という印象を受けました。
 27日が投開票日である事をご存知なかったようですので、そうなのかなと思ったのですが、違ってたらごめんなさい。
 
 だからといって大阪都構想について語る資格がないなんて、これっぽっちも思ってませんし、そんな失礼な事ができるはずもありません。
 低いからどうのこうのという事ではありません。

 
 橋下さんの主張はともかく、やえにとっては大阪府知事とか大阪市長とかの役職に対しては、全くと言っていいほど関係がありませんからね。
 ですから、ある政令指定都市の市長選挙に、ある都道府県の知事さんが、なぜか「都にするんだ」と言いながら市長になりたがっているという構図には、かなり歪んでいるという意味で興味が湧いたので関心を持ったのですが、もちろん橋下さんのキャラクター性もありますけど、そうでない「大阪府知事を決める選挙」や「大阪市長を決める選挙」そのものには、やえにはほとんど関係がないので興味がないだけなのです。
 広島市長や知事さんの名前は、やえは広島出身ですから知っていますが、都道府県の全ての知事さんの名前は覚えていませんし、大部分の人ってそうですよね。
 自分に縁もゆかりもない場所の知事や市長の名前知ってますか?
 そういう意味です。
 

 ただ、今回のW選挙というものは、この国を変える起爆剤になるとは、思いませんか?
 ただの妄想だ、と思われるかもしれませんが、そうならないと言い切れる人もいないと思います。笑
 
 やえさんの文章は常に理論整然としてて、いつも感心しながら拝見しております。
 「なぜ都構想をしたら二重行政解消になるんですか?」という一点は、私には分かりません。笑
 やえさんの文章を拝見し、結局解消されないって事は分かります。
 
 じゃあ、なぜそんな大きな矛盾を抱えた橋本さんが、ここまで強硬に都構想を推し進めるのか?多分、二重行政の解消が本来の目的では、ないからだと思います。
 「都構想」が本来の目的であり、そもそも「都構想」というものは、大阪を世界と競える都市にする、というのが究極の目的なわけです。
 その究極の目的を出発点として、これからの大阪の政治の役割を再分担しましょう、と言っているのが橋本さんであり、嫌だと言って選挙で負けたのでが、平松さんであり、自民党であり、民主党であり、共産党であったわけです。

 
 はい。
 やえもそうだと思います。
 都構想の本当の目的は、二重行政の解消ではなく、他に目的があるんだろうと思います。
 これは多分いままでの何回かの更新の中で、そのようなコトを言ってきたと思います。
 やえが想像するに、やはり「東京と対抗するため」という理由が一番大きいのではないかと思っていたりします。
 
 ですから結局ですね、キチンと目的があるならその目的を言うべきだっていうお話なんですよね。
 目的が正しいから手段はどんな方法を採ってもいいと言い出しては、それはテロルの理論になってしまいます。
 選挙で、出来もしないコトを主張するっていうコトを認めてしまえば、それは民主主義の崩壊のはじまりですよ。
 政治は全てただ結果論にしかなりません。
 選挙で主張したコトがウソだったけど、結果的に大阪が発展したから橋下さんはいい、日本がダメになったから民主党はダメだ、なんて構図を認めていては、結局なんのために選挙をするのか、国民はなにを基準にして投票したらいいのか分からなくなってしまいます。
 言っているコトがウソなのですから、あとは運を天に任せるぐらいの勢いで、結果論を待つだけしか国民には出来ませんからね。
 こうなってしまえば、民主主義の根幹たる選挙は崩壊してしまうコトでしょう。
 だからやえは批判しているのです。
 
 やえは、「大阪を世界と競える都市にする。手始めに東京と並ぶ都市にする。だから大阪府を大阪都にする。そのために国会に議席を下さい」と言って国政選挙に出ていたら、応援するかどうかは他の政策次第ですが、少なくとも都構想に関しては批判はしなかったでしょう。
 

 そんな中、こんな記事を見つけました。↓
 http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/111129/waf11112907060002-n1.htm
 
 政治家に必要な要素として、「行動力」が挙げられると思いますが、この記事が本当であるとすれば(多分本当でしょうが・・・)、今の日本の政治家の中で際立って特異な存在である事が分かりす。
 大勢決定後の記者会見が終わって、その直後の控え室での「東京行き決定」というスピード感。こんな人、現在の日本の政治家に存在するでしょうか?極めて怪しいですよね。。。

 
 何度も言ってますが、政治家というくくりの中で見れば、橋下さんは優秀な方だと思いますよ。
 特に首長としては抜群なのでしょう。
 そこは異存はありません。
 
 ただ、首長と国会議員は、その性質も性格も権限も全く別モノです。
 首長には物凄く大きな権限が与えられています。
 権限だけ見れば、総理大臣より大きいと言えます。
 国の大きさと県の大きさを同じにした時に、その与えられた権限という意味では、知事は物凄く大きいのです。
 知事にないのは外交と防衛ぐらいでしょうか。
 そもそも国の行政権は総理大臣ひとりにあるのではなく、内閣という合議制の会議全体にあるのであって、複数人で決めなければならない制度になっているというコトを見ても、ひとりだけで行政の形を取っている知事(大統領型とよく言われます)は、それだけでも大きな権限があると言えるでしょう。
 
 知事や市長とは、一回の選挙に勝つだけで、その権限の全てを掌握できるので、国会議員とは全く異質の存在です。
 何回も選挙を重ね、何年もかけてコネを広げて力を段々と付けていく国会議員と比べると、首長はてっとりばやく権力を得るには一番よい方法です。
 簡単に言えば、首長は下積みをしなくても、1回の選挙だけで簡単にトップに立てるのが知事とか市長の首長なんですね。
 こういう側面もあり、これはシステムにも大きく影響される問題ですから、そう簡単に知事や市長と国会議員を比べるのは適切ではありません。
 知事や市長はスピーディーに見えて、国会議員は腰が重いように見えるかもしれません。
 それは事実ではありますが、しかしそれは、個人の資質と言うよりは、その役職の権限とか特色によるモノです。
 その権限の中ではひとりだけで何でも決められる知事や市長と比べて、総理ですら他の大臣とのすりあわせが必要な合議制の内閣というしばりがある国会議員とは、そもそもの質が違うのです。
 
 よって、橋下さんが国会議員になった時に果たしていまと同じようなパフォーマンス(表現力・実行力・能力など)を保てるかどうかは分かりませんし、いままで在野では切り口の良いのが売りだったのに国会議員や与党の要職についたら一気にトーンダウンする人が後を絶たないのを見れば、いまの段階で首長しか経験していない橋下さんを国会議員と比べた時の評価は出来ないです。
 むしろシステム的に、当然トーンダウンするのは当然なのです。
 それが理解できずに国政選挙に出たり、与党を目指そうとするから、大コケする人が後を絶たないんですね。
 「自分は大丈夫」ではないんです。
 システムとしてそうなっているからこそ、そのシステムの中で一番生きる方法を探すというのは本来のあり方なのです。
 
 そういう意味も含めて、やえはむしろ橋下さんは首長だから生きるタイプだと思っています。
 

 だからこそ、なぜにそこまで「二重行政の矛盾」という視点からしか意見を言われないのか、って思うんです。
 そんな事よりも、一日も早く「地方分権」というテーマを真剣に議論していく方が良いのではないかと思います。
 
 これも違ってたらごめんなさいですが、やえさんは地方分権自体が反対というお考えだとの事ですので、
 一度その事についてどこかで触れて頂きたいな、と思います。
 
 色々と出過ぎた事を申し上げ、すみません。
 お気に障らなければ幸いです。
 では、長々と失礼しました。

 
 やえは今回のコトを「そんな事」程度には思っていないからでしょう。
 さっきも言いましたように、これは選挙というモノを根底から覆しかねない、民主主義の危機さえ含んでいる問題だと思っていますので、むしろそういう視点から見れば、大阪が府のままなのか都になるのかという問題のほうが小さいと感じます。
 まぁ最初は地方分権の観点で見ていたのが、ちょっとズレたコトは否めません。
 ただ地方分権の観点で見てもですね、もう何度も説明してきましたように、なぜ都にするコトが地方分権に繋がるのかは、やはり疑問でしかないワケですけどね。
 
 何度も言っていますように、やえは橋下さん個人が嫌いとかではなく、また政策や主張に反対というコトでもありません。
 目的に対する手段が違うと言っています。
 実はこういう構図を批判するのは、やえとしては珍しいコトではないんですよね。
 「目的と手段が一致していない」とか、「目的はいいけど手段が間違えすぎる」とか、当サイトではわりとよく使う言葉です。
 特に民主主義なんていうめんどくさくて手間がかかりすぎるシステムなんて、いかに段階を踏んで手続きをとるのかという点に重きを置いている制度なのですから、やっぱりここの部分は軽視できないんです。
 手間なのが悪いのではないのです。
 手間をかけるコトに意味があるのですからね。
 
 この世の中で物事を変えるために最も簡単な手段はテロルなのかもしれませんが、やえはその手段は絶対に肯定しません。
 いくらテロリストの主張や目的が正しくても、絶対にそんな卑怯な手段を用いるようなテロリストには賛成しません。
 手段って大切なんです。
 
 地方分権についてはこれからもっと考えていこうと思います。
 どうぞこれからも色々とご意見を聞かせていただければと思います。
 よろしくお願いします。