野党という言葉をはき違えている民主党とマスコミ

 こちらの記事を見て思ったんですけどね、この記事で言えば完全にやえの文章は間違えているなぁと思ってしまいます。
 なんか色々と詰め込みすぎだとは思っているんですよね。
 さらに言えば、それなりに長い文章を書かないとせっかく来て下さっている方に申し訳ないなという気持ちもあって、ついつい複数の論点を入れてしまって、文章を長くしてしまっているフシもあります。
 でも実は逆なんですかね。
 確かにツイッターとかが流行っているのは、短くて簡潔に論点が目に見えるからっていう理由が大きいのでしょうから、いまネットで求められているコトってそっち方面なんでしょうね。
 
 というワケで、これからもっと論点を1つに絞って短い文章を心がける大作戦を決行したいと思います。
 現在は50字×100行ぐらいを目安に書いていたんですが、半分ぐらいでも十分なのかもしれません。
 いろいろと試行錯誤していきたいと思いますので、どうぞお気づきの点がありましたらなんでもご指摘いただければうれしいです。
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 さて。
 野党という言葉を勘違いしている民主党やマスコミが多いようなので、ひとこと言っておきます。
 
 野党っていう言葉の定義ってなんだと思います?
 簡単です。
 「与党ではない政党」という意味です。
 実は野党という言葉にはこれ以上の意味はありません。
 
 では与党という言葉は何を意味しているのでしょうか。
 こっちはもうちょっとだけ複雑で、基本的には「政府に入っている・大臣を輩出している政党」というのが基本ですが、たまに「閣外与党」というのもいますので、まぁざっくりと言えば「政府側」と言ってもいいかもしれません。
 日本の国政においては与党というのは行政府にも所属しているという意味であり、つまり与党という概念には1つの枠組みがあると言えるワケです。
 
 いつも言ってますが、立法府と行政府は違います。
 与党は行政府にも与しますので、同じ政党でも別の政党間でも与党の中では意見や態度などは基本的に一致しておかなければなりません。
 簡単なお話、農水大臣がTPP反対だって言ってるのに、外務大臣が外国とTPPを約束してきたなんてコトになったら、いったい日本の国はどうなっているんだと国内からも国外からも批判されるコトでしょう。
 政府内で意見が分かれて議論する分には構いませんが、それを外に出すときは行政は一致した言動をとる必要がある存在なのです。
 
 ですから行政府と一体である与党は、これは意見の一致をする必要があります。
 先程言いましたように、大臣ごとにバラバラのコトを言っていたら、果たして日本の行政はどこに向かっているのか分からなくなり、これでは国内的には議論が出来ず、国外的には信頼を損なうだけの行為です。
 ですから与党内で意見がバラバラになっている場合には「閣内不一致」だという批判が出るワケで、基本的にはあってはならないコトです。
 与党はまとまらなければなりません。
 
 しかし野党は違います。
 なぜなら、野党は「与党以外」という以上の意味はありませんから、まとまる義務も必要性も無いからです。
 むしろなぜ野党が1つの意見で一致してまとまらなければならないのか、その理由があればぜひ教えて欲しいぐらいです。
 与党は政党が別でも政府という枠組みに入っているのですから、その時点で意見の一致を努力しなければなりません。
 どうしてもダメなら、亀井静香ちゃん先生や社民党のように離脱するしかありません。
 でも野党はそうではありません。
 むしろ意見の一致が出来なかったからこそ野党にいるワケで、それはそもそも別の政党を組んでいる理由でもあるのですから、意見なんて一致しなくて当然なのです。
 政府という枠組みが無く、意見を一致させる必要が無い以上、意見が違うのは当然です。
 もしここで意見が一致できるのなら同じ政党になればいいだけなのですから、この観点からしても「野党がまとまっていない」という批判はあまりにもメチャクチャでムリクリな批判なのです。
 
 ですから「野党内でまとまっていない」と言っている人は、批判のタメの批判をしているだけか、そもそも国会の仕組みを知らない素人か、どっちかです。
 どちらにしても政治に口出しして欲しくない人ですね。
 こういう人が政治を悪くしているんです。
 
 理由を考えてみましょう。
 論拠を考えてみましょう。
 いま永田町では「何が論点になっているのか」というコトを考えて下さい。
 これを無視して批判だけしていても、それは国益を失わせている行為にしかならないのですから。