憲法違反を堂々と行う民主党

 まぁ国会に正式に呼ばれた大臣を出席させないというウルトラC的な憲法違反をついこの前堂々と行った民主党ですから、この程度の憲法違反はなんでもないのかもしれませんが、とてつもなくとんでもない行為です。
 あきれ果ててモノが言えません。
 

 羽田国交相、衆院選立候補を断念 世襲禁止の徹底受け
 
 羽田孜元首相の長男で、後継者として衆院選長野3区からの立候補を検討していた羽田雄一郎国土交通相(参院議員)は19日、立候補を断念した。野田佳彦首相(民主党代表)が世襲禁止を徹底するため公認せず、無所属での立候補も認めない意向を示したためで、「全国で苦しい戦いをしている仲間に迷惑をかけたくない」と周囲に語った。
 羽田国交相は19日、党長野県連代表の北沢俊美元防衛相と国土交通省で会談し、対応を協議した。羽田孜氏と雄一郎氏の後援会は19日、雄一郎氏の擁立を決めたが、民主党は別の候補者の擁立を検討する。

 
 とんでもないのは太字にしました「無所属での立候補も認めない意向を示したため」の部分です。
 全く意味がわかりません。
 民主党はどのような権限をもって無所属立候補を認めないと言っているのでしょうか。
 
 もちろん政党が自分たちの独自の都合でその人を公認する/しないを決定するというのは自由ですよ。
 政党は公機関ではありませんから、勝手に自分たちの独自都合でそれを決定するのは何者にも阻害されない権利です。
 しかしそれはあくまで政党内だけのお話に限ります。
 当たり前ですよね。
 公認は政党が決めるコトですが、立候補そのものは個人の自由です。
 だってそれは、国籍と年齢さえクリアしていれば誰でも立候補できるというのが日本国憲法に定められている参政権なのであって、それは何人たりとも犯されないからです。
 その上で「無所属で立候補する」と言う場合、果たしてそれを誰がどのような理屈で止めるコトが出来るというのか、やえには全く理解が出来ないのです。
 
 政党の公認や推薦がなければ国政選挙に立候補できないというコトはありません。
 無所属候補者は当然過去に何人も出ています。
 そしてそれらの方々は自分の自由意思で決めたコトですし、誰かの許可を得なければならなかったワケでは全くありません。
 国籍と年齢と、そして国政選挙の場合は供託金さえ納めれば、誰の許可も必要なく自分だけの意思で立候補できるのです。
 これこそが日本国憲法で定められた自由選挙なのです。
 
 民主党のこの行為は、この憲法規定を犯す行為です。
 公認を出さないというのは自由です。
 勝手です。
 でも、党とは関係ない立場の無所属での立候補すら認めないと言うのは、あきらかな憲法違反です。
 無所属とは政党とは関係ないという意味なのですから、無所属と口にした時点で政党が口出すコトではなくなるのです。
 それなのに、一体全体どういう理屈でどういう立場で立候補を認めないと言っているのか、まずここがやえには理解できません。
 例えばあまおちさんが立候補する場合、民主党が認めないと立候補できないのでしょうか。
 それをもし、政府与党の立場と権力で言っているのでしたら、もうこれは権力の私物化以外何者でもありません。
 憲法違反そのものです。
 
 堂々とした憲法違反なんてさすが民主党と言ったところですが、本当にこれなにごとなんですかね。
 本当にもうこんな政党に二度と政権を渡してはいけません。
 いえ、堂々と憲法違反する政党なんて存在すら許してはならないのではないのでしょうか。
 本当にデタラメです。