なぜTPPの議論が遅れたのか

2012年4月15日

 ブログ化の御祝いに、ねぎ社長さんからいただきましたー。
 
 
 
 ありがとーございまーす。
 とても秋って感じです。
 これからも秘密的にこっそりとがんばってください(笑)
 あと、浪路おねーちゃんも、たまには遊びに来てくださいね。
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルのやえです。
 おはろーございます。
 
 さて。
 TPPの問題でたまにこういうコトを言う人がいます。
 
 「TPPのルール作りの議論に参加するコトが出来なかった。だから早く参加表明して交渉のテーブルにつくべきだったんだ」
 
 結局日本がTPPの中でルール作りに参加できるのかどうか、そもそもどんな形で参加するコトになるのか以前先行きが不透明なのですが、だからこそ早く参加表明すべきだったと言う主張です。
 確かにそれは一理あると思います。
 この問題原理原則で言えば、TPPという枠組みは地理的に考えて日本も何らかの形で情報を得るのは最低限必要な行為で、だからルール作りをする中に入っていって、その中で日本に利が多いと思うなら参加し、そうでないなら参加しないという、そういうプロセスを経るコトが、この問題にとっては一番良い行動だったとは思います。
 
 しかし、だからと言って野田総理のようなあんな行為が許されるというワケではありません。
 理由は昨日の更新の通りです。
 時間がないからと言って民主主義の制度の中で手続きや説明やプロセスをすっ飛ばしていいとは絶対になりません。
 それは独裁の始まりです。
 そうではなくて、それほど大切な政治決定の案件なのですから、ではなぜもっと早い時期に議論を始めなかったのか、説明をしようとしなかったのか、全てはここに責任が回帰されるのです。
 時間がなかったというのは言い訳にはなりません。
 
 そもそも時間がないというのは、悪質なウソです。
 政治は点で考えてはいけません。
 政治は線であり、面です。
 その場その場だけの一瞬の事情で考えるのは不適切です。
 
 よく思い出してみてください。
 野田内閣はその発足時から時間をかけすぎで、野田議員が民主党の代表に選ばれ、国会で首班指名を受けてから組閣を発表するまでにまず数日をかけましたよね。
 さらにそこから国会を開会するのにも数日かけ、その挙げ句、やっと開会したと思ったらたった5日ぐらいで閉会してしまいました。
 そしてその間、いま開会している臨時国会が開かれるまで、1ヶ月ぐらいは時間が空いたワケです。
 この間の2ヶ月弱の政治空白は、いったいなんなんですかと。
 それでどの口で時間がないと言うのですかと。
 
 また、時間がないのはこれだけのせいではありません。
 TPPのお話というのはけっこう前からあったお話で、菅総理も総理として口に出したコトがあると言われている問題ですが、ではその菅総理自身が辞める辞める詐欺で何ヶ月の政治空白を作ったのでしょうかと言いたいです。
 もし菅総理がさっさと辞めていれば、2ヶ月はじっくりと議論できる時間はつくれたでしょう。
 あの間、全然政治が動きませんでしたよね。
 
 そもそもですよ、いま日本がアメリカに正面から意見が言えなくなってしまっているのは誰のせいかと言いますと、そうですね、鳩山総理のせいです。
 鳩山総理が米軍沖縄既知の問題をぶち壊したからです。
 自民党政権からの日米関係が維持されていれば、いまはまだマシな交渉が出来ていたかもしれないと考えると、この罪はとてつもなく大きいと言わざるを得ないのではないでしょうか。
 
 まず民主党は、ぐだぐだ言う前にこの辺の問題をハッキリとさせるべきなのではないでしょうか。
 
 政治はずっと繋がっているモノです。
 やえはTPPのいまのグダグダが野田総理ひとりの責任とは思えません。
 これは民主党全体としての罪なのです。