橋下さんについてのコメントへのレス
今日の朝のニュース見て気づいたのですが、大阪のW選挙って明日投開票日なんですね。
なかなか注目の選挙結果になりそうですが、というワケで、せっかくですので、ちょっとだけ頂きましたコメントにレスしておきたいと思います。
>都政の中での区長は政治家ですが、政令市の中での区長は市の役人なのですから、さてどっちが船頭になるのかと言えば、どう考えても政治家の方ですね。
???
大阪市・市長を区・区長に分割するのであって、都下の区を大阪市の区と比較しても意味無いでしょう。
大阪市長という大物の船頭がいなくなって、大阪都○○区の区長という小物の船頭ができるだけです。
>一人あたりの県民総生産で見れば、大阪って下の方ではありませんが、上の方でもないんですよね。
蛇足に突っ込むのも大人げないですが(笑)、だから何だと。
ルクセンブルクの話で日本やアメリカの諸課題を混ぜ返すんですか?
>東京のような制度にすれば全て解決するんだと言わんばかりの主張が疑問なのです。
こういう物言いが、「満点でなければ0点と同じ」と言ってるように感じさせるんですよ。
政治家(候補者)の選挙用コピーじゃないんですから、だれも「すべて解決」なんて思ってません。
現状に問題があって、それが無視できないぐらい大きいのなら全面解決を望むのは当然ですが、現実的でなければ次点案や次次点案を検討すべきでしょ。
まっさらな新案ならやってみるまで分からないことも多いでしょうが、都構想は東京都というモデルがあるから、大いに検討できるじゃないですか。
それに対するやえさんの主張は、端的に言えば、市のことに都道府県が首を突っ込むな、でしょ。
これじゃ始めから検討になりませんよね。
思想家を自称するのであれば、もうちょっと言葉遣い考えた方が良いですよ。わかってやってるのなら別ですけど。
ごめんなさい、やえの文章ちゃんと読んでくださってます?
「二重行政≒船頭を増やす」という弊害を解消するための手段としては、都構想よりも政令指定都市制度の方が優れているでしょうというお話をしているんです。
100%じゃないにしても、少なくとも都にするよりは政令指定都市の方が、地方分権の観点から「二重行政≒船頭を増やす」を少なくする手段としては上でしょうというお話です。
そしてその根拠として、区長は役人であるというコトと、政令市は都道府県並みの権限を持ちながら一番下の行政区分に地位づけられているので、その大きな力を存分に発揮できる形になっていると、そういう説明をしてきたワケです。
ゼロじゃないんだーって言われても、そこは今まで一度も否定していませんが、しかし政令市の方が地方分権ですよっていうコトを言ってきているんですよ。
そしてそれは、東京都というモデルがあるからこそでもあるワケです。
東京にも実際に二重行政的な問題はいっぱいあるって説明しましたよね?
そして、権限があろうがなかろうが、行政区分があれば問題によっては対立する可能性というモノも、沖縄などの具体例を挙げて示しましたよね?
読んでいただけました?
ゼロかいちかではなく、どのシステムを選択するかという意味においては、どう考えても政令市の方が船頭は少ないと言っているのです。
規模の問題ではなく、これはシステムの問題なんです。
規模とか権限がどうこうではなく、日本には3つの行政区分があって、それぞれ選挙で選ばれた=民意の代表者である政治家や首長がいるのですから、そこに優劣の差はなく、だからこそそれぞれの問題はそれぞれの立場で最終的に話し合いをして決着するしか手段は無いと言っているのです。
ここはいくら都にしようが政令市にしようが、最後には残る問題です。
そういう国家に我々は生きているのです。
話し合いを否定しては日本で政治なんて出来ません。
それなのに橋下さんは、その責任をシステムの方に押しつけようとするから、橋下さん自らの主張が矛盾するのです。
どうしてもシステムのせいにしたいのであれば、それは憲法改正を目指すしかないと言っているのです。
申し訳ないのですが、やえの文章をもう一度じっくりと読んでください。
どうも都構想、都にするんだというのが前提条件で、それありきの考え方になっていませんか?
やえは、そもそも「なんのために都にするんですか?」と問うているワケです。
やえは「都構想」そのものは今まで一度も否定していません。
しかし、「二重行政≒船頭を増やす」を改善するコト、そして地方分権という観点からは、その都構想では手段にならないコトを指摘しているのです。
都構想も別の理由ならいいでしょうし、二重行政の解消もいいでしょう。
しかしこの2つは手段と目的という関係では結びつかないと、そうやえは言っているのです。
熊本人さん
あの、失礼ですがちゃんとやえちゃんの返信を読まれていますか?
特に後半の方の「それに対するやえさんの主張は、端的に言えば、市のことに都道府県が首を突っ込むな、でしょ。」という書き込みを読むと、本当に読んでるのか不安になります。
やえちゃんは「橋下さんが掲げる『地方分権』を目指すための手段としては、『大阪都構想』は矛盾する」と言っています。そして「地方分権を目指すなら、むしろ政令指定都市の方が良い」と言っているんです。
地方分権自体に関しても、大阪都構想自体に関しての賛否も主張していないんです。なんか、それを根本的に誤解している気がします。
やえちゃんの主張は、やえちゃん自身が仮に地方分権に反対・大阪都構想に賛成でも成り立つものです。というか、目的に対しての手段の選び方が間違っていると言っているんですから。
あと、「都構想は東京都というモデルがあるから、大いに検討できるじゃないですか」とも書かれていますが、これもおかしな話です。検討した結果、矛盾してるって言ってるのに。
熊本人さんがやえちゃんを「橋下氏が言っていることだから都構想はよくわかってないけど反対しよう」と言っていると思っているのか、熊本人さん自身が「よくわからないけど橋下氏が言ってるんだからやらせてみれば良いじゃないか」って思っているのか。上の文章ではそのどちらかを疑ってしまいますよ?
まずはやえちゃんは「橋下氏の地方分権を推進するという理念」も「大阪都構想」も否定していないこと、その理念を実現するための手段として「大阪都構想」は矛盾すると言っているってことを踏まえて、もう一度読み直されることをお勧めします。
ありがとうございます。
ちょっとやえの文章の書き方がまずかったのかなと思ってしまったのですが、キチンと読み取ってくださっている方もいるようで安心です。
この前もちょっと言いましたように、やえは正直地方分権はけっこう懐疑的に思っています。
まぁこれはおいおい語っていこうと思っていますが、でも特にこの橋下さんの件に関しては、やえの地方分権観はおっしゃるように関係ないんですね。
むしろ、地方分権に懐疑的であれば橋下さんの一極集中な手法の方が賛成すべき要素が多いと言えるかもしれません。
橋下さん、口では地方分権と言いながら、やっているコトは集権的手法ですからね。
そこが矛盾していると指摘しているところではありますが、ここから見ても、やえの地方分権観は今回のお話では関係が無いのです。
だから、もうこういうのは失礼かもしれませんが、熊本人さんはどうも立場に固執してしまっているような気がしてならないんですね。
橋下さんに賛成するコトが絶対になってしまっていて、とにかく橋下さんに異を唱える意見は許されないみたいになってしまってはいないでしょうか。
最近よく言っているコトですが、まずは論拠について考えてください。
橋下さんに、都構想に、賛成か反対かではないんですよ。
「船頭多くして船山に上る≒二重行政」の解消という状態を解消するための手段としては、都構想は果たして政令指定都市よりも優れている制度なのか、やえはそうは思わないので、色々と具体例も合わせて、ここに論拠を示して否定しているワケです。
ですから、やえの意見に反論されるのであれば、ここの論拠の部分にしていただけなければ全く意味を成しません。
あるばとさんがおっしゃっているコトですし、やえも申し訳ないのですがそう思わざるを得ないところでして、申し訳ないのですがもう一度冷静にやえの文章を読んでみてください。
やえが何を言いたいのか、やえ自身はそんなに読み取りづらい文章を書いているつもりはないので、どうぞしっかりと読んでみてください。
よろしくお願いします。
ディスカッション
コメント一覧
どうもこんばんは。
橋本氏、当選しましたね。
いきなりで申し訳ないのですが、私個人としては「祝・橋本」な立場にいます。そういう考えを持っているだけ、という話なんですが、その理由は今までの私の投稿で分かってもらえてると思っております。
ところで、これまでのやえさんのブログを拝見させて頂き、どうも大阪W選挙への関心が低いのかな、という印象を受けました。
27日が投開票日である事をご存知なかったようですので、そうなのかなと思ったのですが、違ってたらごめんなさい。
だからといって大阪都構想について語る資格がないなんて、これっぽっちも思ってませんし、そんな失礼な事ができるはずもありません。
低いからどうのこうのという事ではありません。
ただ、今回のW選挙というものは、この国を変える起爆剤になるとは、思いませんか?
ただの妄想だ、と思われるかもしれませんが、そうならないと言い切れる人もいないと思います。笑
やえさんの文章は常に理論整然としてて、いつも感心しながら拝見しております。
「なぜ都構想をしたら二重行政解消になるんですか?」という一点は、私には分かりません。笑
やえさんの文章を拝見し、結局解消されないって事は分かります。
じゃあ、なぜそんな大きな矛盾を抱えた橋本さんが、ここまで強硬に都構想を推し進めるのか?多分、二重行政の解消が本来の目的では、ないからだと思います。
「都構想」が本来の目的であり、そもそも「都構想」というものは、大阪を世界と競える都市にする、というのが究極の目的なわけです。
その究極の目的を出発点として、これからの大阪の政治の役割を再分担しましょう、と言っているのが橋本さんであり、嫌だと言って選挙で負けたのでが、平松さんであり、自民党であり、民主党であり、共産党であったわけです。
そんな中、こんな記事を見つけました。↓
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/111129/waf11112907060002-n1.htm
政治家に必要な要素として、「行動力」が挙げられると思いますが、この記事が本当であるとすれば(多分本当でしょうが・・・)、今の日本の政治家の中で際立って特異な存在である事が分かりす。
大勢決定後の記者会見が終わって、その直後の控え室での「東京行き決定」というスピード感。こんな人、現在の日本の政治家に存在するでしょうか?極めて怪しいですよね。。。
既存政党の、そんな橋本さんへの対応ですが、どれもこれも次回の衆院選挙の事しか頭になさそうですね。
まーそこらへんの細かいことは別にどうでもいいのですが、橋本さんという人は、選挙の大勢が決した後も、ただでさえ選挙で走り回って疲れてる所を、3時間も記者会見を行い、その直後の控え室で「東京に行きましょう」って府議会議長に言ってるんですよね。
そんな中、時の政権与党の反応が、これ。
「政権与党の官房長官、藤村修も28日、「大阪の中でしっかりした協議が必要だ。その後に要請があれば受ける」と述べ、都構想をめぐって橋下との協議に応じる考えを示した。」
こんだけ大阪中で議論沸騰して、やえさんにも取り上げられ、もう色んな所で議論が沸騰し、選挙でその結果が出たのに、また「大阪の中でしっかり議論」ですか?と。要請があれば受けるそうですが、大勢が決した数時間後には、橋本さんは東京行きを決めてるんですよね、その「要請」を行う為に。
話にもならん、とはこの事でしょうが、とにかくも橋本さんとは、そういう政治家なんでしょう。
そんな事は百も承知でいらっしゃると思うのですが、
だからこそ、なぜにそこまで「二重行政の矛盾」という視点からしか意見を言われないのか、って思うんです。
そんな事よりも、一日も早く「地方分権」というテーマを真剣に議論していく方が良いのではないかと思います。
これも違ってたらごめんなさいですが、やえさんは地方分権自体が反対というお考えだとの事ですので、
一度その事についてどこかで触れて頂きたいな、と思います。
色々と出過ぎた事を申し上げ、すみません。
お気に障らなければ幸いです。
では、長々と失礼しました。
規模の話は単純に他の県と比べても意味ないでしょう
大阪府における大阪市の割合ですから
調べてもなかなかでないんですが
とりあえず大阪市がGDP55.2%
名古屋が38.8%だそうです
この話くわしくないのですが
ここだけずっと引っかかってました