日本の中の全原発が停止して 1

 いやー、すっかりお休みしちゃいました。
 この前はあまおちさんに更新してもらいましたので、1週間以上お休みをいただきましたね。
 その間いろいろなコトがあったような気がしますし、なにも無かったような気もします。
 連休なんてそんなモノかもしれませんね。
 とにかく、今日から通常運転ですから気合いを入れ直していきましょー!
 
 右も左も逝ってよし!!
 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳のやえです。
 おはろーございます。
 
 さて。
 日本の中の全原発が先日停止しました。
 いま現在もほぼ日本の中にいる全ての人が電気を使っていると思いますが、それは全て原子力発電ではない別の方法で作られた電気です。
 とは言っても、使うだけなら何も違いはありませんから敢えて意識するコトも無いのですが、しかしこれからの日本の電力事情や経済事情を考える上では避けては通れないお話です。
 なにしろ、これは日本に限らず現代の人間社会というモノは、電気無くしては経済だけに限らず、ほぼ生活する出来ないというのが現状ですからね。
 水はまだ雨が降ればそれを溜めるという最終手段もないワケではありませんが、電気は個人では作れませんから、現代人の人間生活においては最も必要不可欠なライフラインと言えるでしょう。
 ですから、電力が足りなくなり供給が急に止まってしまうと、たいへん危険な状態に日本はなってしまうというコトが言えるワケです。
 
 いま現在は、それでも電力は足りています。
 それはまず涼しい気候だからという点が最も大きな理由でしょう。
 簡単に言えばエアコンを使う必要が無いぐらい、暑くもなく寒くもないからです。
 だから電力は足りています。
 
 つまりもうちょっと暑くなれば危険だというコトですね。
 いまはまだ5月ですが、これが7月8月になればどうなるか分かりません。
 去年も夏には東北や関東を中心に大規模な節電運動が行われましたが、今年は全原発が停止しているため、おそらくもともと原発の無い沖縄以外では去年よりさらにきびしい節電が全国的に必要になってくるかと思われます。
 気温にもよるのでしょうけど、こればかりは祈るしか手は無いワケで、仮に去年よりもかなりの猛暑になってしまえばいったい日本はどうなってしまうのかと、予想も付かないというのがいまの電力事情なワケです。
 
 やえはこの現状に対して無責任のままにいる人たちが多くて正直辟易しています。
 原子力発電についての危険性云々は無いとは言いませんが現実世界に100%なんて無いですからね、でもそれと同時並行的に、電力不足の場合の様々な影響についても考える必要は絶対にあるでしょう。
 ですから決して、原発が100%安全で無いからという理由で、他の全てを考える必要は無いとは絶対になりません。
 先程も言いましたように、現代の人間社会に電気は必要不可欠なのですから、それはそれで考える必要は絶対にあるワケです。
 いまさら江戸時代に戻れるワケではありませんし、仮に戻ったとしても例えば医療の質もそこまで下げるのか等、決して現実的では無いお話にしかならないのですから、ここは絶対に「どう電力を確保しなければならないのか」という点については考えなければならないハズのです。
 
 いま、反原発を叫ぶ人の中に、「原発が無くてもやっていけるじゃないか」という声があります。
 これが夏になったらどうなっていくのかは分かりませんが、そう言っている人はいます。
 しかし仮にですよ、この夏がとても涼しくて、そして節電が上手くいったとしても、それでもそれは節電した結果だというコトはちゃんと現実を見て考えなければならないでしょう。
 「原発が無くてもやっていけるじゃないか」というのは、一切の節電をしなくてもやっていて初めて言えるコトです。
 
 勘違いしてはいけないのが、世の中に「無駄な電気の使い方」なんてモノは、突き詰めれば存在しないというコトです。
 例えばよくやり玉に挙がるのが自動販売機の電気ですが、これだって経済活動の一環なのですから、それを止めればある程度の経済の停滞は必ず起きますし、それは日本経済や景気にとってはマイナスにしかならないでしょう。
 また電気料金だけでなく、これは実際やえも体験したコトですが、夜に自動販売機の電気が付いていなかったために、自分が欲しい飲み物の場所が分からなくて買わなかったというコトがあったのですけど、これでも十分に経済に影響を与えてしまっているワケです。
 また他にも、コンビニの明るい照明も、一昔前には「女性が安心出来る、防犯の役に立つ」と散々メリットの部分が大きく取り上げられていたように、経済の面でもそうですし、それ以外の部分でも決して小さくない影響というのは、節電によって与えられるワケです。
 多分こういうのは言い出したらキリがないくらい、たくさん様々な影響はあるコトでしょう。
 単に節電すれば正義ではないのです。
 その節電をするコトによって与える影響というモノがあって、「節電出来るからその部分は無駄」と一切を切り捨てるような考え方は決して出来ないというコトはキチンと考えるべき事柄なのです。
 
 節電は仕方なくやるモノであって、出来ればしない方が望ましいというコトはハッキリさせておきたいところです。
 我慢は日本人の美徳だと思いがちではありますが、ここはそのような場面では無いのです。
 
 おそらくこれから「節電」という言葉をよく耳にするようになると思うのですが、しかし「節電しなければならない状態」というのは異常な状態だというコトは認識しておくべきでしょう。
 節電はすべきコトなのではなく、するべきではないけどせざるを得ない、できればしたくいコトなのです。
 ここの認識はいまの段階でシッカリと思っておくべきです。
 
 この問題、これからもいろいろな面から考えていきたいと思います。