外国を思いのままにしようとするなら戦争しかない
皆さんもうご存知かと思いますが、北朝鮮が3回目の核実験を強行しました。
未だ日本人への拉致という主権侵害問題についてケジメをつけていないヤクザ国家である北朝鮮が核兵器を持つなんていうコトは、日本の安全保障に重大な影響を与えるコトであり、決して容認できるモノではありません。
当然日本としては、これについて様々な対応をしていかなければならないのは言うまでもないコトです。
ただひとつですね、これは日本人の覚悟の問題というところに及ぶ問題になりますけど、キチンと確認しておかなければならない問題があります。
それは、北朝鮮も含めたにほんの主権が及ばない外国という存在に対して、自分の望み通りに何かをさせるという行為は、最終的には戦争しか手段がないという事実についてです。
日本人は北朝鮮の様々な問題に対してそこまでの覚悟が持てるのかどうかを、いまこそ真剣に考えなければならないでしょう。
これは主権が及ぶ国内でも、その構図は同じです。
なぜ概念の存在でしかない法律というモノが現実世界に強い影響力を与えているのかと言えば、それは警察という武力を持った実力部隊が現実世界に対して担保として存在しているからです。
簡単なお話です。
人の物を盗むのは法律によって犯罪と定められていますが、その上で警察が実力・武力をもって犯罪行為者を逮捕するからこそ、その法律が実効的に機能しているのです。
他人の物を盗めば警察が逮捕しにきます。
だから窃盗はしないと人の心に作用し、犯罪が抑止されます。
法律では定められているけど窃盗しても何も起こらないよ、では窃盗はもっと多く発生しているでしょう。
武力による抑止力は無限大にその効果を発揮するモノではありませんが、決してゼロでもありません。
法律によって定められた上で、逮捕され、その後刑に服すまで、これは全て最後は武力によって担保されているワケです。
ですから、結局「他人」という存在に対して自分の思うままにしようとするのであれば、最終的には武力を用いるしかありません。
まして話し合いができる知力を持ち合わせないような輩に対してはなおさらです。
拉致被害者を返せとか、核兵器を破棄しろと言っても、日本の法律が及ばず、日本の武力も及ばない北朝鮮という外国に対しては、最後は北朝鮮の意思にのみ決定権があるのです。
キム一家がYESと自分の意思で決めなければ何も動かないのです。
だから結局最後は、武力によって動かすしか手は無いのです。
交渉や圧力などは、そのキム一家の意思を日本の望む方向に行かせやすいように材料を揃えるコトでしかありません。
キム一家が最終的に何を望むのかは分かりませんが、例えば国を豊かにしたいと思っているのであれば、日本としては核兵器を破棄し拉致被害者を全員返せば経済支援もあり得るという立場をとっているワケで、だからこその核兵器の破棄や拉致被害者の返還を圧力としてかけようとしているワケです。
経済封鎖や人の行き来の制限も、「キム一家の意思決定の際の材料」のひとつなんですね。
それはそれで全く意味が無いとは言いませんが、ただこれも結局、最後の決定権はキム一家にあって、日本にはないというコトは認めなければならないコトです。
この件に関して言えば、日本にはどうやったって決定権は持ち得ないのです。
それはどの国も外国である以上同じです。
アメリカだって、北朝鮮をどうにかする決定権はありません。
ですから、いくら日本人が日本政府に求めたところで、核にしても拉致被害者にしても、日本政府には決定権は持っていないのです。
それを覆す唯一の手段が戦争です。
結局は武力によって「従わなければキム一家の体制を壊す、場合によっては日本の意に従う新政研を作る、それすら叶わないなら植民地にして日本の領土の一部にして日本の公権力の範囲内にしてしまう」とするしかないのです。
こうすれば、特に植民地という手段を使えば、北朝鮮の地域で起きている問題は、全て日本の意思で改善させるコトができます。
もしくは密かに日本が支援をして北朝鮮内部でクーデターか革命を起こさせて、親日国家を作るかですね。
どっちにしても戦争・武力を用いるコトには変わりありません。
どうやったって、自分の思い通りに他人を従わさせたいのであれば、武力と戦争は必要なのです。
いまの日本人にとってここまでの覚悟が持てるでしょうか。
「拉致問題を一刻も早く解決させなければならない」という声はよく聞きますが、「そのために憲法を改正し、自衛隊に敵基地攻撃能力を保有させ、戦争できる状態にしてから北朝鮮に臨もう」という声はほとんど聞いたコトがありません。
でも本当に拉致問題や核問題を解決しようとしたら、これしか手はないのです。
いまの日本人に、ここまでする覚悟が持てるでしょうか。
本来はここまでしなければならないハズなのですが、ここまで果たして本当に出来るでしょうか。
いまこそ日本人は自らの覚悟についてを考えなければならない時だと思います。
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