自称「イスラム国」とやらに対する基本的な認識 (5)

 前回、「結局社会とはそういうモノであり、逆に全ての事件や事故によっていちいち心痛めて社会生活をストップさせていては、社会とは成り立たないのです」というお話をさせてもらいましたが、これって結構重要で、では自らの意思で危険地域に行った人を救うために政府に向かって「すぐ金を払って救え」と言う人は、しかしなぜその人のためだけにしかそういうコトを言わないのかという部分において、非常にここが矛盾だと思うのです。
 つまり、日本国内には目立たないだけで政府の巨大な力があれば明日の生活や、それこそ命が救われるっていう人が、年間ベースで考えるとそれなりにいるんだろうと思うワケです。
 特に「政府の落ち度ではない理由で」というコトでしたら、自分の責任の上で行った株取引や先物取引などで巨額の借金を抱えてしまった人なんて、それこそ年数人っていうレベルではなくなるでしょう。
 またお金だけじゃなく、政府が超法規的に権力を行使したらその人の生活などが劇的に向上するっていうパターンも考えたら、やっぱり結構いると思うんですよ。
 それは非合法な行為なので目立たないだけで、もしくはそれこそ「自己責任」「自業自得」だから目立たないだけで、でも「政府の強大な権力を超法規的でも使えば助かる」というくくりで考えれば、本当に多くの人の命や生活が守れると言えるのではないでしょうか。
 
 もちろんそれをやれば、色んなところでほころびが起き、不幸になる人が逆に増える可能性もあります。
 今回の件だって、もしあんな巨額なお金を渡してしまえば、それこそ何千倍という死者が出て、何万倍という不幸な人間が生まれてしまうコトでしょう。
 でも全てが全てそうとは限りませんよね。
 それこそ、生活保護も受給できず、この飽食のご時世に餓死した人がちょっと前にニュースになりましたように、その人がなぜそのような生活に追い込まれたのかまでは分かりませんが、政府権力がちょっと動けば命までは助かったという例も、実は知られていないだけでけっこうあったりするのではないのでしょうか。
 
 それなのになぜイスラム国とやらの要求通りに動いて安倍総理に罵詈雑言を投げかける連中は、そういう人達、そういう方面には目を向けようとしないのでしょうか。
 
 いま日本政府に様々な批判をしている人は、本当に「人の命を救うため」という理由で行動しているのでしょうか。
 ハッキリ言ってやえは疑問を持たざるを得ません。
 もし本当に、政府に通常では行ってはならない超法規的な権限の行使までを行わせて人の命を救うべきと言うのであれば、普段からもっと違う面においても同じような主張をずっと繰り返していなければならないハズだからです。
 でもいま大きな声を上げている人達というのは、どうも倒閣運動ばかりに目が向いている人、そして安倍憎しの人ばかりな気がしてならないのです。
 
 いまこの瞬間にも、自分には全く落ち度はないのに事故により命を落とした人、また他人によって無残にも殺されてしまった人がいるかもしれません。
 でもそれらの「ニュース」は、ただ日々消費されて、すぐに人々の記憶から失われていくだけです。
 もし本当に命というモノを平等に考えて政府に意見するのであれば、これはとんでもない不平等だと言うしかありません。
 ですからどうしても、単純な思いで政府に金を出せとかなんとか言っているようには聞こえないのです。
 
 前回も言いましたように、その行動は結局はテロリストを利する行為にしかなっていないというコトも合わせて、もうちょっと自分たちの言動を考えてもらいたいと思うところです。
 まぁ、手段は問わず安倍総理の首を取るコトだけを目的に行っているのでしたから、それはテロリストと同じ考え方でしかないと言うしかありません。