民共が改憲への動きに口を出すのは明確な公約違反

 説明するまでもありませんが、先日参議院選挙が行われ、そして自民党の圧勝というコトで幕を下ろしました。
 投票率も3年前の参議院選挙より上がったようで、改めて安倍政権と自公与党政権が国民から信任されたというコトになります。
 マスコミとか野党は変な屁理屈で色々イチャモンを付けるのでしょうけど、でも民主主義にとって最も根幹となる選挙で結果が出たのですから、本来は自分の主義主張はともかく最低限その事実について認めなければならないでしょう。
 これからどうするかは、まずは選挙の結果を冷静に踏まえた上でからはじめられるコトです。
 
 でもやっぱりこの結果を受け入れられず、醜い言い訳に終始する人たちがいます。
 民進党や共産党や左派系マスコミです。
 曰く「安倍総理は選挙中に憲法改正を口にしなかったので、憲法改正は国民に信任されたワケではない」とのこと。
 これ、実は結構すごい発言だと思うんですよ。
 なにがすごいって、選挙中しきりに「憲法改正させない」「2/3をとらせない」って言ってたのは、他でもない野党自身だからです。
 民進党なんてポスターのキャッチコピーにすらしてましたよね、「まずは2/3をとらせない」って。
 つまり民進党や共産党自身が選挙の公約として憲法改正問題を取り上げていたにも関わらず、その公約を自ら破るっていうコトにしかならないんですよね、このセリフは。
 そしてマスコミも「改憲勢力」なんて造語で、この選挙の争点にしていたワケです。
 
 少なくとも自ら憲法改正をこの選挙の争点に据えていた民共や差はマスコミは、自らが掲げた争点に対し選挙の結果に従わなければ筋が通りません。
 改憲勢力の2/3の獲得の阻止ができなかったのですから、2/3の勢力が改憲に動いても、それに対して批判する権利なんてありはしません。
 だってそれは自分たちの主張への国民の判断なのですからね。
 選挙と国民の判断は、政府与党だけに下されるのではなく、当然として野党にも下されるのです。
 国民は民共や左派マスコミの「改憲したくないなら2/3を取らせないでくれ」という主張に、明確にNOを突き付けたのです。
 ですから民進党と共産党は、その国民の判断に従う義務があると言えるでしょう。
 自分たちで掲げた目標なんですからね。
 「選挙中口にしなかった」以上に、「自ら設定した目標」の結果には従うのは当然じゃないですか。
 
 つまりいま民進党や共産党が自民党への改憲に注文を付けるコトは、明確な公約違反だと言えるワケです。
 
 自分たちで目標を設定しておいて、それが達成できなかったからと別の屁理屈で自らの主張を押し通そうとする姿は、あまりにも卑怯だと言うしかありません。
 国民の意思を裏切っていると言えるでしょう。
 民共は2/3を取らせないコトを目標に掲げ、そしてそれに明確に国民からNOを突き付けられた。
 この事実に対して民共は公党として責任を果たす必要があるのです。