どっちもどっち論で「決めすぎた政治」の自民党すら捏造するマスコミ
マスコミっていうのは本当に日本にとって害悪であり、あるだけで邪魔なゴミですよね。
さすがに今日の朝のみのもんたというタレントのとかコメンテーターとかの発言には頭にきました。
消費税法案にからみ、「政局の話をやっている場合じゃないんですけどね」と言いながら政局の話をする矛盾を冒頭に爆発させながら野田総理側と小沢一郎側の駆け引きのお話をしていたワケですが、そんな政局ばかりのお話の最後にこんなコトを言っていました。
「いまの既成政党は決められない政治になっている。しかし橋下さんや石原さんのような地方政党には実行力がある。だからそっちに支持が集まるんだ」
悪質な「どっちもどっち論」であり、同時に過去の自らの発言から矛盾する大ブーメランです。
思い出してみて下さい。
小泉内閣のとき、安倍内閣のとき、麻生内閣のとき、こういうタレントやコメンテーターをはじめとしてマスコミは何と言っていたでしょうか。
「数の暴力だ」「強行採決するな」「独裁者だ」
これらの言葉は毎日毎日テレビや新聞や雑誌で言葉や文字を見たという記憶があると思います。
ではこれ、果たして「決められない政治」ですか?
逆ですよね。
むしろこれらの言葉が正しいのであれば、それは「決めすぎる政治」と表現するのが適切な状態なのではないでしょうか。
いまの民主党政権は「決められない政治」です。
しかし果たしてそんな民主党と同列に語っての自民党政権に対する状態を「決められない政治」と語ってしまうのは適切と言えるでしょうか。
ムチャクチャにも程がありますよね。
例えば安倍内閣の法案成立率は確か90%を越え、95%ぐらいだった記憶があります。
あの時は国民投票法、教育基本法の改正、防衛庁を防衛省にする法律、国家公務員法の改正など、いま思えば一内閣で1本やれればいいぐらいの重要法案が目白押しで、さらにそれを次々に成立させているのですから、これはすごいコトです。
特に国民投票法の時のサヨク方面からのヒステリックな罵詈雑言は未だ記憶に新しいとすら言えるでしょうけど、そんな声もなんのその、現在の憲法になってからずーっと誰も達成出来なかった国民投票法をあっさりと新設してしまったのです。
これのどこが「決められない政治」ですか?
安倍政権の時は、鳩山内閣ほどではありませんが強行採決がけっこう起きた国会でした。
しかしそれは審議を何十時間行っても一向に採決するコトに反対する、その反対理由が無くても反対するので致し方なくというモノばかり(この辺は当時の更新を読んでいただければと思います)だったワケで、そこを一点突破して「決めた」安部総理というのは、むしろ「決められない政治」とは対極にあったとすら言えるでしょう。
そしてなにより、小泉総理に対して「決められない政治」とは、いったいどこの国のジョークですか?
こういうのもなんですが、むしろ橋下市長の方が何かを実行してきたのかという部分が疑問を持たざるを得ません。
あの人確かに言うコトは言いますが、例えば大阪府知事時代には結局財政の立て直し出来ませんでしたよね?
結局いまも、反原発は腰砕け、衆議院選挙にも候補者を出さないかもと言いだし、都構想とかどこいっちゃったんですかねという感じです。
橋下さんは知事という地方行政府のトップに立ってから少なくとも4年という期間はトップであり続けていたワケですが、しかし安部総理はたった1年でこれだけのコトを為し得たのです。
小泉さんは在任期間がかなり長かかったですが、それでもやってのけた内容を考えれば、橋下さんよりも「決める政治」をしてきたと言うのが日本語としては完全に適切でしょう。
どっちもどっち論も酷いですし、自らの過去の発言を完全に無視する放言も酷いです。
本当にマスコミは日本の政治にとってのガンです。
あるだけで害悪をまき散らす存在です。
国民は本当にこんなのに騙されないようにしなければなりません。
ちょっと考えればマスコミはこうも簡単に嘘を付くコトが分かるのですから。
ディスカッション
コメント一覧
とにもかくにも、自民党が諸悪の根源だと言いたいのでしょうね、マスゴミにとっては。
敢えて言いますが、、とてもじゃないが政党だなどとは呼べないクズの集まりが政権をとってしまってから、改めて自民党の凄さが分かりました。
反権力に見せかけて国民の価値観を狂わせて国を滅ぼすつもりではないかと勘繰ってしまいます。
橋下には懐疑的なほうですけど
>衆議院選挙にも候補者を出さないかもと言いだし、都構>想とかどこいっちゃったんですかねという感じです。
これおかしくないですか?
順序が違いますよ。
都構想に必要な法案が提出されそうだからこその発言じゃないですか。
もともとは国政の協力が得られないなら国政進出するって言ってましたよね?
政治の役割は、国においては国会で法律(法律及び予算案)を審議し制定することと内閣に入った場合は法律に従い、所管の省庁を指揮・監督し国務を遂行することに尽きます。
勿論これらに伴う、マスコミへの対応、有権者への対応も付録として当然ついては来ます。
さて、法律を審議し制定するとは、私の理解では国会に提出された法律案の当否、問題点、影響の大きさとその範囲を審議を通じて明らかにし、問題がれば修正し制定を目指しますが、もし妥当でない法律案が提出されてきたならば、これを否決する・制定させないことも大事な仕事です。
この観点からみると、自民党時代には必要な法律案、改正案等は、当時の野党であった民主党の政局戦術に巻き込まれながらも、次々と成立させてきました。これな安倍総理だけでなく、麻生総理ともに同じです。
当時民主党は議員の個人的な問題を大騒ぎしては国会審議を停滞させてきました、麻生総理に於かれては「漢字の読み間違い」を取り上げて大真面目に攻撃されたほどです。
今でこそ、麻生総理就任時期にリーマンショックが発生したことと各自動車メーカーが期間工を雇止めしたことの関連性を認識している人もいますが、当時のマスコミの報道は麻生総理に変わったとたんに各自動車メーカーが期間工を雇止めした、麻生総理の失政によって彼らが失職したかのような報道ぶりでした。
その中にあって、自民党が多くの法律を成立させ国政を推進し続けたことは素晴らしいことです、そのために裏側で多少の妥協があったとしても、成果の輝きを失われません。
しかるに、民主党は絵に描いた餅のマニフェストで国民を騙して政権を奪取したものの、何らの目に見える功績をあげているとは言えません。
マニフェストはことごとく実現せず(勿論実現してもらっては困りますが、、、)、マニフェストになかったことはやろうとし、やらないと言っていた消費税増税に政治生命を賭けると言うバカまで現れました。
この馬鹿が生きていられるのも、マスコミあってのこととしか言えません。
マスコミがもっと見識があり、正しい情報が報道されていたならば、今頃彼も野党議員の一人として悶々としていたことでしょうが、それが彼の能力に相応しい役回りなのに、マスコミの歪みが彼を総理大臣にしてしまったのです。
悔やんでも悔やみきれません。