それは本当に「裏切り」と呼ぶべき行為なのか? 4
「社長を支えることがひいては会社を支えることになる」くらいは普通のリーマンならいうだろ。組織なんだから。
例えば副社長が「社長を支えるためだけに会社員としてやってきたのではない」なんて言ったら、すわ内紛かってレベルだがな。
石原議員は幹事長なんだよ。そして谷垣氏は総裁だ。
「総裁を支えるために政治家をやってきたわけではない」と幹事長が言ったわけ。分かる?
個人の問題じゃないの。組織の位置づけでの問題なの。
まずひとつは、これはもう前の更新で言ってますように普通の企業に勤める人と違って、民間人は社長に登用して貰ったという面はあるかもしれませんが、国会議員は国民によって選ばれている存在であって本来的には全ての国会議員は同列であるという点です。
確かに幹事長は総裁の任命でしょう。
しかし「政治家をやっている」のはあくまで国民に選ばれたからこそ「やれている」のであり、よって「総裁を支えるために幹事長をやっているワケではない」なら問題かもしれませんが、「政治をやっている」のは総裁のためではないコトは明白であって、この違いはキチンと認識すべきでしょう。
国民のための政治であって政治家なのです。
ここは間違えないようにしましょう。
でなければ、むしろ主権者である国民自身の手によって国民主権の原則を破ってしまうコトになってしまいます。
もう一点は、今回のコトをもし「内紛」と思っているのでしたら、これは大きな間違いです。
というか多分「裏切り者」論は、石原さんの立候補を「谷垣さんへの攻撃」と受け止めているからこそなんだろうと思うのですが、そもそもとしてまずここが大きな間違いなのです。
選挙は戦争ではありません。
むしろ選挙とは血を流さず権力闘争するための平和的な手段として用いられているのですから、選挙をするってコトをお互いが血を血で洗う紛争のようなコトをイメージするのは、それは本当に大きな間違いです。
民主主義の基本思想から逸脱してしまっていると言ってもいいでしょう。
立候補するっていう行為は、戦争するとか裏切るとか、本来はそういう単語が出てくる余地のない、ただの「通常業務」なのです。
特に総裁選は任期も選挙時期も前もって定められているワケで、ますますこれは通常業務なワケですね。
そして石原さんの発言は、あの時点ではもはや自民党は総裁選モードにさしかかっていて、あの時期というのはすでに問責が可決しており、事実上国会は止まっていたという時期でした。
まぁ本当ならあの発言は国会が閉幕してからの方が良かったとは言えますが、誰かが解任決議案を出したワケではなく任期は定められていたモノであり、あの時期に総裁選を実施するというコトは3年前から決まっていたコトであて、つまり谷垣総裁も形式上一度は必ず退任するという形をとるのですから、これはもう完全に自民党にとっての通常業務だったのです。
あの時期はもはやその通常業務に移行した後だったんですね。
だからこそ、石原さんのその発言をとらえたマスコミもほぼ全ての国民も「それは総裁選のコトだろう」と思ったワケです。
もしですよ、あれを「内紛」と称するのであれば、それを意味する行為とは「離党」とか「政界再編」とかその手の単語でしょう。
通常ではあり得ない方法を用いて反旗を翻すっていう行為が内紛です。
民間会社でも、例えば副社長が株主の過半数の委任状を集めて、定められた時期ではない時期に突然に臨時株主総会を開いて社長の解任決議案をとるっていう方法でしたら、まぁ内紛と呼んでもいいかもしれません。
合法手段ではありますけどね。
でも今回の場合は違うワケです。
総裁の任期が定められていて、総裁選挙が開催されるコトが決定されていて、なおかつ国会は事実上の閉会状態で、自民党は総裁選モードでした。
マスコミもこぞって誰が立候補するかという点で報道していましたし、事実、石原さんの発言はほぼ全員が「総裁選立候補に関する発言だろう」と受け止めたワケです。
これは「内紛」ではありません。
タイムスケジュールに従った通常業務です。
この通常業務に対して「裏切り者」と言ってしまうのは、はじめから定められている選挙への立候補を「裏切り者」と言ってしまうのは、様々な意味において不適切です。
そもそこれも前に言いましたように、代表の意に全く従おうとせずに三党協議や合意が遅れに遅らさせた輿石幹事長の行為の方がよっぽど「内紛」という言葉が相応しいハズなのですが、なぜかそっちにはそのような言葉は出ませんでしたよね。
そういう悪意のある言葉を、人によって付けたり付けなかったするのは卑怯ですよ。
そして、これも前に言いましたように、もし「幹事長は立候補するな」という内容のコトを言うのであれば、それは「幹事長は総裁の私兵になれ」という意味にしかならず、それは総裁に対しても幹事長に対しても大変に失礼なお話にしかなりません。
もしくはそれならもう党規に「幹事長は総裁選に立候補出来ない」と定めた方がいいんじゃないですかね。
やえはそれは民主主義的ではないと思いますが。
よって、組織の位置付けの問題であったとしても、そもそも総裁の任期が目前にあり選挙が決定事項だったのですから、それは通常業務であり、裏切りでもなんでもありません。
決して副社長が何の前触れもなく突然に社長に反旗を翻したような出来事でもなく、予定通りのコトなのですから、それを「裏切り」と呼ぶ要素はないのです。
総裁も幹事長も、個人のために仕事してるんじゃありません。
自民党という党全体のためであり、そしてなにより国民のためです。
つまり幹事長も他の党役員も、谷垣さんの私兵ではないのです。
ここを勘違いしないようにしなければならないでしょう。
<①『幹事長をやめて~』に対するコメントについて>
ルール的にはブログ主様の言う通りかもしれませんが、残念ながら組織人としての『筋』の通し方、社会人としての『道徳』の観点が完全に抜け落ちてます。
ルールや組織体と言うのは、人間を機械の持つシステム性に近づける為のものですが、人間である以上、『筋』と『道徳』を無視しろと言う方が無理ですね。
結局これも、「幹事長が出馬するのは悪」「幹事長は任期が終わった後の選挙においても総裁を支えなければならない」という、まぁルールでも筋でも道徳でもいいんですが、そういうモノがあるという前提のお話ですよね。
やえは、そんなモノはないと言っているのです。
当初、谷垣総裁と石原幹事長が会談をして出馬するしないというお話をしていましたが、あれも別に石原幹事長が谷垣総裁に出馬の許可を得ようとしていたワケでは全くありません。
あれは単にどちらが出れば有利に選挙戦を戦えるのか、つまりどちらが出れば勝てるのかっていうお話であり、逆に言えば二人とも出たら共倒れになってしまいますよねっていう、そういう会談でした。
で、その結果、谷垣さんは石原さんの支援がなければ立候補すら出来ない状況であり、一方の石原さんは谷垣さんの支援がなくても立候補出来るという状況であり、ではどうするのかと言えば石原さんが立候補したというコトでしょう。
特に不自然なところはありません。
結局谷垣さんは石原さんを最後まで支援しませんでしたけどね。
まぁそれはともかく、ですから任期途中に解任決議案を突き付けるとかならまだしも、任期満了による選挙の際において立候補するっていう行為が「組織人として筋を通していない」とは言えないでしょう。
だって任期満了になれば総裁も幹事長もないのですから。
もし任期満了後のコトまで縛るっていうのであれば、それはルールとか筋とかいう以前の問題になってしまいます。
まず前提として、立候補するっていうのは「袂を分かつ」という意味ではないというコトは認識しなければなりません。
任期満了後の選挙は通常業務なのです。
それを対立しているとか、裏切るとか、筋違いだとか言う方が、それがルールであっても不文律であっても筋であっても、間違っているのです。
<②『番組で石原氏が立候補した理由~』に対するコメントについて>
ブログ主様が言われた通り、①の前提認識が違うのでしょうね。
人間ですから、同じ情報を入力しても違う出力がでるモノです。
それが認められているのが民主主義ですからね。
総裁選の中身を明確化する為に、谷垣氏が出馬すべきと言う点に関してはその通りだと思います。
同時に候補者は前総裁との違いを鮮明にすべきだったでしょう。
見ている側は『何で谷垣氏ではダメだったのか?』と結論がでるのは当然ですね。
特に最後の行の「見ている側は『何で谷垣氏ではダメだったのか?』と結論がでるのは当然ですね」については、その通りだと思います。
内部事情は内部事情として想像はできますけど、あくまで皆さんもやえも外部の人間ですから、外に出ている情報だけで判断するのが当然ですし、その上で結論を得るのも当然です。
想像すれば、やえであればあの党首会談はかなりズッコケてしまったと言えるとは思いますが、それも想像の域を出ませんので、それはそれでしょう。
よって今回の総裁選は、谷垣批判が出来ない雰囲気が出来上がってしまったせいもあって「何で谷垣氏ではダメだったのか?」という点は立候補者からは全く見えなかったというのは、やえも否定するところはありませんし、最も残念だった点です。
谷垣さんは何が何でも立候補すべきでしたし、推薦人が足りなかったら素直にそのように自分の非を認めて言うべきでした。
ただここは、「その論拠では裏切り者だっていう結論にはなりません」ので、今回の主題からは関係ないと言わさせていただきます。
<③『説明できない石原氏の責任~』に対するコメントについて>
小職は『レッテル貼りを肯定』してはおりませんよ。当然レッテル貼りの行動は悪意が伴うものですから、悪行と言えるでしょう。
但し、『レッテル貼りされる状態になった結果』に関しては石原氏に責任がある的な事はいってますがね。
弁明できないで組織としての『筋』を超えて行動したのは個人の責任でしょうね。
『浮気はしてないが、毎日朝帰りしている旦那を疑うな』って奥さんに言ってるようにしか聞こえません。
そもそも、マスコミ介しての話では無く、党内に対しての弁明が出来ていなかったから今回の総裁選結果になったのでしょう?
この実測値と経過観察結果をもっての客観的評価を『レッテル貼り』の悪行と混ぜてはいけないとは思いますが、貴殿のブログなので荒らすつもりはございませんので気分を害されたのでしたら申し訳ないです。
まず「『浮気はしてないが、毎日朝帰りしている旦那を疑うな』って奥さんに言ってるようにしか聞こえません」とのコトですが、しかし旦那さんのお仕事がものすごく忙しくて毎日毎日朝になるまで働いていたのであれば、それは疑うのは可哀想と言ってあげるのが、それこそ筋でしょう。
疑わしいから疑いの目を向けて当然だと言うのは、それは無責任だと思います。
疑わしいなら本当はどうなのかをキチンと知るべきだと、それは自分の場合であれば自分がそう考えるべきですし、他人であればそう言ってあげるべきでしょう。
やえはそう言ってるんです。
一緒になって「疑わしいよねぇ」と言うのは違うと思います。
やえはここを言ってるんですよ。
奥さんが疑ってしまうという反射的な一瞬の反応はまだ仕方ないにしても、しかしそれが真実かどうかは別問題であって、よってその反応の後はそれが本当に正しい反応かどうかを問うというのが冷静な判断というモノであって、やえは「その反応は本当に適切なのですか」という部分を問うているのです。
石原さんには裏切り者というレッテルを貼られたという結果は確実にはありますし、世の中マスコミに流される人はまだまだ多いですから、そういう反応をしてしまったコトは、仕方ないとは言いませんが、そういう結果があるコトは残念ながら受け入れなければなりません。
それが現実ですからね。
でもやえは、それが現実であっても、その現実として出てきた反応は間違っていると、ここを指摘しているワケです。
「その反応は間違えてますよ」って言ってるのです。
それに対して「反応してしまうのは仕方ないでしょ」って言われても、それはもう全然お話がズレてますよね。
そう思ってしまうコトは、その一瞬の反応は仕方ないにしても、それをさらに口にしたり、ネット上に書いたりするっていう次の段階に移る前に、冷静になって自分の頭で考えて判断するという行為をすべきだったのではないのですかと、やえはそこを言いたいのです。
まして身近な問題である浮気問題と違って、今回の問題はマスコミという悪質なフィルターがかかっている問題なワケです。
だからこそより一層「その反応は、マスコミフィルターによって歪められている可能性が高いからこそ、もう一回キチンと冷静になって考え直してみるべきではないのでしょうか」と言っているのです。
「普段からマスコミに対して批判的な人すら、なぜかこの件はマスコミ報道に迎合しているのは違うんじゃないでしょうか」と、これはあまおちさんがツイッターで散々言ってましたが、いまの段階というのはここを言っているのです。
マスコミの言うコトは必ず事実真実ではないコトぐらい、もう多くのネットユーザーには常識じゃないですか。
それなのになぜ今回はこうもマスコミを疑うコトをしなかったのか、大変に疑問なワケです。
マスコミがこれ以上増長しないためにも、是非ともここを考えて欲しいです。
それから、「党内に対しての弁明が出来ていなかったから今回の総裁選結果になったのでしょう?」というのは違うでしょう。
党内を党員も含めての意味でしたらそうかもしれませんが、一般党員はマスコミフィルターでしか情報を得られないのは一般国民と変わらないワケで、内部事情を知られる立場といえばやはり国会議員ですから、国会議員だけの結果を見れば、今回は石原さんはトップの得票を得ました。
石原さんは議員票では一番支持を得たのです。
ここも考えれば様々な見方が出来るワケで、例えば、やっぱり幹事長が出てはいけないとする風潮も党内には無かったという証拠のひとつとして挙げるコトが可能なのではないでしょうか。
少なくともこの結果を見れば、一般人はマスコミフィルターにひっかかっているからこそ一般人は石原さんを裏切り者と見てしまっただけで、そうでないなら違う評価があった可能性はあろうかと思います。
実際もし幹事長が立候補するコト自体を裏切りと呼ぶ行為だと党内に以前から常識としてそのような雰囲気があったのであれば、さすがに石原さんが議員票トップという結果は残せていないでしょう。
実際問題、議員さんが裏切り者という単語を使って批判した人っていうのは、やえはあんまり記憶にありません。
唯一思いつく事例を思い出せば、それは麻生太郎先生でしょうか。
ただしかし麻生先生に言いたいのは、もし谷垣さんでいいって思っていたのであれば、それは谷垣さんが立候補するかどうか決めかねていた時期に支持を表明し、麻生派の議員さんを使って推薦人固めをすればよかったのではないかというコトです。
これは麻生先生以外の全ての議員さんにも言えるコトです。
谷垣さんが本当に素晴らしい総裁で、今後の3年も谷垣総裁でやっていきたいと思うのであれば、それは谷垣支持を表明して推薦人になって谷垣さんに立候補してもらい、そこで仮に石原さんが立候補しても大差で谷垣さんが再任させれば良かったんじゃ無いでしょうか。
なぜ推薦人20人が集まらず、なぜ大規模な支持表明がされなかったのでしょうか。
「谷垣さんで良かった」と言うなら、そうすれば理想通りの結果になっていたじゃないですか。
なぜそうしなかったのでしょうか。
まして、これがまだ新人ではぐれ一匹狼的な議員さんの表明だけならまだしも、麻生さんは派閥の領袖ですよ。
今回他の派閥と違って麻生派はかなりまとまった行動をとったみたいですが、だったらなおのコト谷垣さんを端役から支持表明すれば良かったのです。
ですから、石原さんを裏切り者呼ばわりするのであれば、それは全ての自民党議員…谷垣派は除いてもいいかもしれませんが、それ以外の議員さんは同罪になりますよ。
谷垣さんを「支えなかった」のですからね。
それが「裏切り者」と呼ぶのであれば、当然谷垣支持の議員さん以外は全員裏切り者ですよ。
力がある先生はなおさらです。
このように結局、任期満了に伴う選挙に対してすら総裁を支えなかったら裏切り者と呼ぶのは無理がありすぎるのです。
ディスカッション
コメント一覧
>ノブテルは不支持 12-10-15 (月) 3:11
すぐ上にやえがこう書いてるよね。
『レッテルが貼られる様な状況を作り出したのは本人の責任』なんていうのは、「盗まれたのは鍵をかけていないからだ」と言ってるのと同じです。
盗っ人猛々しいです。
本人にとっては次のためにどうすべきかというコトは考えて然るべきかとは思いますが、しかし責任を問われるのは泥棒だけであり、罪を問われるのは泥棒だけであり、罰を受けるのは泥棒だけです。
これを読んでいれば「鍵をかけてない人が「無用心な人」と言われてしまうのは本人の責任だろう」ってな言葉は出てこないと思うんだが、本当にいつもいつも君は破滅的に日本語能力が欠如しているのか、それともわざとやってるのか、どっちなの?
全然主題と違う話を君がしていることに自分で気づいていない?
君はいつもいつも、文章を読んでいるなら普通出てこないようなコメントばかりしていて、常識的に考えたらわざとやっているようにしか思えないんだが、君が匿名として書いてるコメントも合わせて、わざとやってるなら荒らし認定するしかないんだが、それでいいかね。
>>ノブテルは不支持
何が言いたいのかよくわかりませんが、この場合鍵をかけてない「無用心な人」はノブテルは不支持さんですよね
レッテルは現実・事実は関係なく、かけられる人が悪いってのがあなたの主張でしょ?
>>505
鍵をかけてない人が「無用心な人」と言われてしまうのは本人の責任だろう。
貴方が「そんなこと絶対にしない」というなら聖人君子なのだろうね。
>>ノブテルは不支持
もはやわざとやってるでしょってレベル(笑)
あなたはきっと、日本人では無いのか、日本に害する組織の構成員なんでしょうね。
と、これは悪意のあるレッテル張りですが、きっとそういうレッテルを貼られるのはそういう状況を作り出したノブテルは不支持さんの責任なんでしょうね。
>『レッテルが貼られる様な状況を作り出したのは本人の責任』なんていうのは、「盗まれたのは鍵をかけていないからだ」と言ってるのと同じです。
違うな。レッテル貼りは犯罪ではない。同列に語るべきではない。
しかし、ノーベル賞受賞者が出たのに、その話題は全然ないんだなぁ
匿名 12-10-11 (木) 22:22 さん
やえは石原さんが不適格な発言をしたなんて一言も言ってませんよ?
あの、日本語能力が欠如している人には、日本語で書かれている当サイトでコメントするには難しいと思うので、やめた方がいいと思いますよ。
少なくとも、何度もコメントされるのでしたらハンドル付けて下さい。
キチンと中身を理解してから、日本語を理解し、責任を持ってコメントしてください。
匿名 12-10-11 (木) 22:22
てかもう、話としては終わってるんだよな。
すでにやえたんが「谷垣さんを支えるためだけに~」を
「幹事長としては不適切」な発言と認めてるんだから。
↑悪意有る曲解によるレッテル張りの見本の提示をありがとうございます。
てかもう、話としては終わってるんだよな。
すでにやえたんが「谷垣さんを支えるためだけに~」を
「幹事長としては不適切」な発言と認めてるんだから。
仮に『レッテルが貼られる様な状況を作り出したのは本人の責任』というモノがあったとしても、
1.これをもって石原さんを「裏切り者」呼ばわりする論拠にはならない。
2.レッテルを張った人間が圧倒的に悪である。
3.よって「裏切り者」とレッテルを貼っていた人間は直ちにそれをやめなければならない。
となります。
『レッテルが貼られる様な状況を作り出したのは本人の責任』なんていうのは、「盗まれたのは鍵をかけていないからだ」と言ってるのと同じです。
盗っ人猛々しいです。
本人にとっては次のためにどうすべきかというコトは考えて然るべきかとは思いますが、しかし責任を問われるのは泥棒だけであり、罪を問われるのは泥棒だけであり、罰を受けるのは泥棒だけです。
ここの原則は忘れてはいけません。
そしてなにより、レッテルが根拠無き悪のレッテルであり、本来あってはならないハズのモノである以上、つまり「裏切り者」というレッテルは本来存在しないハズのレッテルなのですから、よって『レッテルが貼られる様な状況』というモノも本来は存在しないハズのモノとなります。
正直、これで石原バッシングをするっていうのは、論拠がないのにまず先にレッテルを作っておいて、それが定着してから定着しているコトを論拠にするっていうコトにしかならず、そんなのはマッチポンプ以外何者でもありません。
裏切り者呼ばわりする論拠がない以上、そのレッテルはなかったこととして考えなければなりません。
>>『レッテルが貼られる様な状況を作り出したのは本人の責任』なので、払拭する努力は必要だと申し上げてます。
それがレッテル張りだろっていう。
すみません。名前忘れてました。
上のコメントを書いたものです。
>ブログ主様
再三、御邪魔して申し訳ございません。
余り長々話していても仕方が無いので、コレで最後にしましょう。
>レッテルを貼った人と貼られた人を見比べれば当然やえっていう立場からモノ
>を見れば「レッテルを貼った方が悪い」と普通のコトを言っているだけ
えぇ、そこに関しては否定していません。
>「レッテルに弁明しなければレッテルは正当化される」とでも言うのでしょうか。
『レッテルが貼られる様な状況を作り出したのは本人の責任』なので、払拭する努力は必要だと申し上げてます。
正当化もレッテル貼りもしておりませんよ?
『本題と関係ない』と言えばそれまでなので、別に構いませんが。
では、こちらでは1点だけコメントさせていただきます。
>その『冷静な判断』を促す努力は、疑われた本人もしくは支援者が疑った人間
>含めてしていく必要があると言っています。それをせずに『察しろ』と言うのは
>小職は人間関係構築の怠慢であると考えます。
まずやえの一連の更新は何が主題なのかをもう一度思いだしてください。
やえは「○○という論拠では裏切り者と言うのは無理がある」っていうコトを主題にしています。
決して石原さんの総裁候補としての立場なんていうモノは題材にはしていません。
ここをまず確認して下さい。
つまり、当然としてやえも石原さんの立場なんていうモノは関係がないワケですから、その上で「裏切り者」とレッテルを貼られた人と、論拠が無いのにそう言った人を比べたら、それは当然論拠も無いのにレッテルを貼った方が悪い、その行為は悪だと言うのは当然ですよねってなりますよね、常識として。
そうやえは言っているのだけなのです。
レッテルを貼られたけどそれの弁明をしないから立場が悪くなって当然だというようなコトをおっしゃられても、それはやっぱり「盗っ人猛々しい」ですよ、第三者の立場からすれば。
論拠も無く勝手にレッテルを貼っておいて、反論しないから本当だって言い張るのは、やっぱり居直り強盗ですよ。
現実的に石原さんは立場が悪くなってしまいましたけど、やえは石原さんの立場向上のために何かをやっているワケではありませんから、そこからの汚名挽回をどうこうするっていうコトまではやえは言う立場にはありません。
その上で冷静に比べれば、レッテルを貼った人と貼られた人を見比べれば当然やえっていう立場からモノを見れば「レッテルを貼った方が悪い」と普通のコトを言っているだけなんですよ。
当たり前のお話ですよね?
それとも「レッテルに弁明しなければレッテルは正当化される」とでも言うのでしょうか。
論理的に破綻してますよ、それ。
「それは裏切り者と言われる論拠があるのかどうか」という問いに対して、「弁明しなかったから悪い」と言われても、全く論理的には筋が立っていません。
結果的には石原さんの立場は悪くなりました。
弁明するかどうかは、それは石原さんが考えるべきコトで、もしかしたら弁明した方が炎上する可能性があるから敢えて放置していたという可能性もあるワケで、これはネットのある意味の基本対応とも言えるかもしれませんね、だからここをやえが口出すコトではありません。
やえは石原選対でも応援団でもないのですからね。
やえが言いたいのは、石原さんもなにも関係なく、ただ「その論拠に対してその結論は導き出せない」と言っているのです。
そして結局「弁明しないから悪いんだ」っていう言い方も、「裏切り者」呼ばわりする論拠にはなり得ないのです。
裏切り者と言う論拠がありませんよ。
>ノブテルは不支持
>今まで幹事長であった間貴方は何をしてたんですかと
有権者から信託を受けた政治家として、自民党や日本を支えるためにお仕事してたんじゃないでしょうか。
谷垣総裁=自民党&日本だと言うなら違いますが。
>例えば、現職の外務大臣が講演で「私、中国大好きなんですよ」って言ったら「裏切り者」といわれても仕方がない。
自分で書いてて、これはおかしいと気づきませんでしたか?
あなたは、裏切り者判断の基準というかハードルが、ものっすごい低いと自覚してますか?
多分ですけど、ノブテルは不支持さんと1ミリでも考え方が違えば、それは貴方にとっての「裏切り者」もしくは「敵対者」なんだろうなーと思います。
ちなみに、俺は石原氏が立候補したこと自体は全く問題ないと思ってる。
それは自由だし、同じ派閥だろうがなんだろうが推薦人が確保できれば良いんだし。これに関しては裏切りとか思ってるわけではない。
ただ、あの「谷垣さんを支えるためだけに~」という発言に関しては「裏切り者」といわれても仕方がないだろうということ。今まで幹事長であった間貴方は何をしてたんですかと。李下に冠を正さず。為政者の基本。
例えば、現職の外務大臣が講演で「私、中国大好きなんですよ」って言ったら
「裏切り者」といわれても仕方がない。
私的に大好きなら構わない。しかし公共の場で言うってことは公的な立場での表明ということになる。公的な仕事(外務大臣)においても同様のこと(中国大好きなら中国側に有利な様に色々してるんじゃないか)と思われても仕方がない。実際はそうでなくてもな。
というか、そんなことは当たり前だろう・・・いちいちこんなこと解説しないといけないのか?
「発言だけじゃなく中身を見ましょう」世の中の人はそんなに暇じゃない。
発言に真意があると考えるよね。言葉は意思表示なんだからさ。
そもそも立候補の意思表示なら「谷垣さんを支えるためだけに~」なんて言う必要性がどこにあったんだ?「私も立候補したいです」でいいじゃないか。
夜分遅くにこんばんは。
毎度取り上げてくださるので気になった3点をコメントさせていただきます。
>結局これも、「幹事長が出馬するのは悪」「幹事長は任期が終わった後の
>選挙においても総裁を支えなければならない」という、まぁルールでも筋でも
>道徳でもいいんですが、そういうモノがあるという前提のお話ですよね。
>やえは、そんなモノはないと言っているのです。
『筋』や『道徳』による暗黙の了解の無い組織を小職は知りません。
ココはブログ主様と小職の所属している組織の枠が違うせいかも知れません
ので、これ以上の水掛け論はやめておきます。
(論式に組み込む項目が違うのでしたら、コレ以上は無意味ですから)
>奥さんが疑ってしまうという反射的な一瞬の反応はまだ仕方ないにしても、
>しかしそれが真実かどうかは別問題であって、よってその反応の後は
>それが本当に正しい反応かどうかを問うというのが冷静な判断というモノで
>あって、やえは「その反応は本当に適切なのですか」という部分を問うてい
>るのです。
その『冷静な判断』を促す努力は、疑われた本人もしくは支援者が疑った人間
含めてしていく必要があると言っています。それをせずに『察しろ』と言うのは
小職は人間関係構築の怠慢であると考えます。
因みにマスメディアで公言されたのは麻生氏ですが、その他個人のブログに
て批判されている議員は数人おります。
>少なくともこの結果を見れば、一般人はマスコミフィルターにひっかかって
>いるからこそ一般人は石原さんを裏切り者と見てしまっただけで、そうで
>ないなら違う評価があった可能性はあろうかと思います。
今回の裏切り放送に関しては、新聞紙と週刊誌が中心に少し書かれただけ
ですよ?候補者出演番組では小職が見た限りでは、ほとんど皆無です。
小職もマスコミは嫌いですが、本件に関してはマスコミの影響は薄いでしょう。
むしろ石原氏に擁護的な番組構成が多がった印象しかありません。