核武装だけど反原発

 核武装は検討すべきだって言っている人が、しかし同じ口で反原発とか言っていて、なかなかやえにはその理屈が難しすぎてよくわかりません。
 
 核兵器も原子力発電も、全てが一緒とは言いませんが、大きな部分では技術の面で同じですよね。
 少なくとも、原子力発電の技術やノウハウが高ければ高ければ、例えゼロからでも核兵器を作る際には有利に働くでしょう。
 原子力発電所が無い国がゼロから核兵器を作る場合と、原子力発電所がたくさんあってそのノウハウが蓄積されている国がゼロから核兵器を作る場合とでは、スピードや質などが全然違うコトは想像に容易いと思います。
 例えば日本がいまから本気で核兵器を作ろうとすれば、少しの時間で北朝鮮の核兵器より数倍の性能のモノを作るコトが出来るでしょう。
 それは、原子力発電だけの技術力の差ではなく、様々な科学技術の差もあるでしょうが、やはり核というモノの技術やノウハウは、その中心となるのは当然のお話だと思います。
 
 その中で、核兵器保有のシミュレーションはすべきと言っている人が、同時に原子力発電所はゼロにしろと言っているのですから、やえには全くその高度な理屈が理解できません。
 こういう人こそ口だけ人間って言うんですよ。
 その場その場で耳障りのいいコトだけを言って、結局全体としての理屈の整合性がないワケです。
 理屈だけでなく、現実的な整合性がないですから、こういうのは「2番じゃダメなんですか」っていう理屈と同じなのです。
 1番を目指さなければ2番すらなれないという理屈がわからないのです。
 言葉の上だけで2番でも出来ると脳内お花畑で信じきっているのでしょう。
 しかしこういう人は、現実世界そのものである政治には口を出して欲しくありませんね。