政府主導で原発事故対応をしろと言うのはほぼイコールで国有化となるが…
今日はこらちのコメントにレスしたいと思います。
コメントありがとーございまーす。
原因かどうかはまったく違うと思います。
ただ政府としての対応が遅かったことは否めません。
東電を大人扱いしすぎたのでしょう、民間会社ということで関与を遠慮しすぎたのでしょう。
政権をとってから結構な期間がたつのにあまりにも原発事故の収束をスルーしすぎていました。
民主党からかわってすぐに2年もほったらかしにされていた応急処置でしかない現状にメスをいれるべきだったのです。
国民の顔色を伺うあまり緊急対処を怠ってしまったと考えます。
福島の事は東電の処理能力を超えており(自己利益ばかり追って無能すぎるからですが)政府がやるべきです。
他の案件と違い極めて危険なものなのですから政府権限でやってしまえばよかった、国民もそれに文句は言わないでしょう。
もし文句が出るとしたら法家原理主義者か反日主義者ぐらいのものでしょうし。
繰り返しますが2年間の間で東電はすでにその資格がない事を知らしめているのですから。
青山繁晴氏と同じく私は東電にも民主党にも、現政権にも現状維持以外何もしてこなかった責任があると考えます。
少なくとも素晴らしい対応をしたことはありません。
2点気になるところがあります。
ひとつは「ただ政府としての対応が遅かったことは否めません」というところ、もうひとつは「他の案件と違い極めて危険なものなのですから政府権限でやってしまえばよかった」というところです。
かぶるところもありますが、順番に考えてみましょう。
まず「ただ政府としての対応が遅かったことは否めません」ですが、そもそもとして、なにを根拠に「遅い」と言っているのかという点が不明瞭です。
早いとか遅いとかいう感覚は、あくまで相対でしか語れない概念です。
単に「2年が経っている」だけでは、それを「遅い」と呼べる根拠にはならないんですね。
なぜ2年経っているのか、2年間何をしていたのか、そしてその2年の間に何が出来ていたと“考えられるのか”、という点を考えなければなりません。
つまり「2年もあったのであれば、○○というコトが出来ていたハズ」と何か具体的な方策を挙げるのであれば、それがひとつの「指針」となって、相対論である早い遅いを論じるコトができるようになります。
極端なコトを言えば、秀吉の「一夜城」というのは、「普通城を建てるのには年単位の時間がかかる」という基本的な指針があるからこそ、それをたった一夜で作ってしまった一夜城は「早い」と相対的に評価出来るワケです。
もし城を建てるのに秀吉に限らず誰でも一夜で作れるような状況であれば、秀吉の「一夜城」は「一夜」とは呼ばれなかったコトでしょう。
そう考えた時、政府の対応が本当に遅いのかどうかというのは、特に批判をするのであれば、感情だけで遅いと言うのではなく、その辺をキチンと理屈立てて考えてみるべきでしょう。
本当に「遅い」と呼べる根拠があるのかどうかです。
前回の更新では何が言いたかったコトの1つに、政府というのは民間企業に強制権をもって命令を下す機関ではない、というコトがあります。
改めて説明するまでもありませんね。
これが共産主義国であればお話は別ですが、日本は資本主義国であり自由主義国ですから、民間企業に対して政府が強制権を持って命令するコトは基本的にはできません。
この原則を前にして、では汚染水の問題を考えた時、果たして本当に政府は汚染水が「流出する前」に対応が出来たのかどうかというのは、ちょっとよく考えてみるべき問題なのではないのかと前回問題提起をしたのです。
汚染水だけではありません。
原発事故の収束に関して、結局国民の意思によって東電は国営化されなかったのですから、全ての責任は第一義的には東電が負うというコトになったのです。
よって原発施設の放射線漏れもその対策から完了まで東電だけでやるべきのコトであって、本来ここを政府をアテにするって発想自体がもう基本的にはイレギュラーな考え方なのです。
ですから、前回から繰り返しますが、事故の規模の問題から政府が動く理由にはなるとは思いますが、ただ「初動」の問題を考えれば、それは政府が動くべき問題なのではなく、それは越権行為でしかなく、政府が動き出すのはあくまで「問題が起きた後」になってしまうワケです。
それが、共産主義国家ではない民主主義の法治国家としての原則だからです。
そう見た時に、果たしていまの政府の対応が「遅い」のかどうかというのは、それなりに考えるべき問題なんだろうと思うのです。
もちろんやえは原発問題や東電の全てを知っているワケではありませんから、キチンと見れば「遅い」と表現するに適当な理由があるかもしれません。
それまではやえは否定しません。
ただ、残念ながら、いただいたコメントだけでは、またやえが知りうる限りの情報では、政府や安倍さんを口汚く批判するまでの「遅い」とする結論は得られないのではないかと思うのです。
もし他の材料があればぜひ教えて下さい。
もうちょっと言うのであれば、これを解決するにはやはり東電を国有化させるか、もうひとつは法律を作って政府に命令権を与えるか、でしょう。
というか、国有化させるのも時限立法が必要かとは思いますが、もし「政府主導で東電の問題は全て解決しろ」と言うのであれば、国有化かそれに近い措置をとらなければならないかと思います。
また同時に、国有化されるのであれば賠償の問題などの責任問題もキチンと整理しなければならないでしょう。
でなければ、賠償金が税金から支払われるコトになりますからね。
また同時に、本来東電が支払わなければならない事故対策費用の問題もキチンと整理する必要があります。
いまでも汚染水問題の対策費がうやむやのまま税金から投入されようとしていますが、それも本来はおかしいコトなんですよね。
あれは東電が全額出すべきお金なんですから。
ですから、こういうコトはもっとちゃんと議論して決めておかなければならない問題のハズなんですよ。
まして一回民主党政権の時に国有化は不採用となったのですから、その辺の整合性と共に、キチンと理屈を持って整理しておかなければならない問題なのです。
可能かどうかは立法の専門家ではないやえには判断つきませんが、一番いいのは、期限を区切って東電を国有化させ、トップに官僚や政治家も入れて、その期限の中で政府主導で原発問題に対応に辺り、その間の費用は全額民営化された後の東電に、長い年月をかけさせてでも支払わせるよう、法律に明記した上で時限立法として成立させるコトでしょう。
果たしてこんなコトが可能なのかどうかは分かりませんが、しかしここまでしてやっと「政府主導の原発対策」が出来るのです。
本来はここまで考えなければ、議論しなければならないんですよ、一言で「政府主導の対策」なんて言いますが、それがどれだけ大変なコトなのか、マスコミも国民もシッカリと自覚して考えなければなりません。
そしてもちろん、ここまでしてでもやれと国民が言うのであれば、やるべきでしょう。
やえはいまの東電よりも、こうした方がよっぽど「早く」対策が取れるようになると思いますしね。
さて長くなっちゃいましたので、もうひとつの「他の案件と違い極めて危険なものなのですから政府権限でやってしまえばよかった」については次回に持ち越したいと思います。
ディスカッション
コメント一覧
やえさん、お返事ありがとうございます。
その権限の問題ですが、半年間強の間にその手続きを取ってきたのだろうか?ということですね。
東電が役立たずなのは安倍総理も政府もご存知のはずだと思いますが(ご存知なかったら情報不足すぎますが)
まさかその事を確認する為に半年間強かけないと法的に問題になったわけではないですよね?
何故そのまま放置していたのだろうか、という批判なわけであります。
まぁなんか会議ぐらいはしてたのかもしれませんが国民に伝わってないし乱暴な言い方ですがそれは野党時代でも出来るだろうっていう。
つまりやえさんのレスに含まれる「汚染水の問題として、以前より立法府の問題として「問題が出る前に対処」できる法体制をとっていなければならなかった」だと思うのです。
青山氏の指摘はこのサイトさんの下のほうに書かれていました、民主の話はスルーしちゃっておkですw
これだけではないですが、確かこれと同じ様な話をしょっちゅう指摘されていたと思います。
http://kukkuri.jpn.org/boyakikukkuri2/log/eid1201.html
次にこちらの吉田所長がなくなられたときの話です。
http://blog.goo.ne.jp/beautiful_mountains_11/e/5a1122ac818d879365527a722113f240
「また、吉田所長が2012年12月1日付で福島第一原発の所長を去る時に悔いておられたのは
防潮堤も冷却施設・汚染水処理設備も仮設のままだったことである。
本物の防潮堤、さらなる余震や津波に備えるためにも緊急に正式な防潮堤が必要なのに、
新たな所長や東電本店幹部などは、新たな施設を作るなら申請書類の提出、審査などに
1年以上かかる、などと言っている。」
要するに吹けば飛ぶようなしょぼい処置の状態なのにそんな悠長な事しててまた津波がきたらどうすんの?って事ですね。
それでも法的に半年強以上必要なら制度が間違ってるしこの件に関しては無視すべきでしょう、法を頑なに守って被害が出たのでは民が救われません。
法的に半年強以上必要なかったのならそれは政府の対応の遅れですよね。
幸い津波はきていませんが、そんな運任せにしてていいんでしょうか。
政府が実は地震を完璧に予知できるとかならまだしも。
クソみたいな民主から引き継いだせいもあるでしょうけど、クソみたいな民主と東電のおかげでだいぶ時間が無駄になってしまったわけでもあるのです。
ですからできるだけ早く対応して欲しかったと思いこの件は安倍政権の少なくとも褒めるべき点とは考えないのです。
この対策を強行しても国民は安倍総理を支持することはあっても批判などしないでしょう、日本人じゃない人は別ですけど。
ともあれオリンピックと絡んで政府主導の対応が決まったようなので今後の進展に期待しておきます。
これだけスピーディに決まるならさっさと出来たんじゃないかとも思いますがw
館山のご隠居さん
>原発爆発の責任転嫁も、くだらない法律論や感情論も不毛だよ。
今回の主題は、権限のない安倍総理にその責任を押しつけ批判の論拠とする行為について述べています。
よって法律論は、決してくだらなくはありません。
無理筋のまま他人を批判するっていうのは、あまりにも無責任な行為としか言いようがないからです。
未来の話は大切です。
ですから、安倍総理が汚染水の防止を約束したのでこれからは安倍総理の責任でこれをやってもらうコトになるのですが、しかしそれ以前の問題までを安倍総理の責任かのように言うのは、これはどうなんでしょうかっていう問題なんですね、今回の主題は。
今回の件だけではそれは無いとは思いますが、しかし過去の例から言って無理筋の批判が積み重なって退陣した内閣は少なくないとやえは思っていて、ですからもし権限も責任もないままに批判が許され、もしそれが安倍総理の退陣の理由の一端になったら、それこそ国民は自分で自分の首を絞めているコトにしかならないとやえは思うのですよ。
kさん
>民営企業と国の関係的に
>「基本的には、企業の施設等の、運営、防災対策はその企業により行われるべきである」
>・・と思います。
>また、「大規模な労災等が発生し、大きな問題に発展した場合」
>国も責任が問われる事態がある事は否定しませんが、
>その労災等の発生元である企業が、免責される訳ではないでしょう。
>国の介入を基本として考えるのは、企業として怠慢で無責任だと感じます。
そうなんですよね。
例えば原発が日本全国で動いていた時、いや動いていないいまでもそうなんですが、福島原発以外の原発の安全性の確保は当然として各電力会社の責任ですよね。
放射性物質も扱っていると思いますが、それも各電力会社の責任のもとで管理されているはずですよね。
ですからこれらの電力会社が国営ではなく民間会社である以上は、おっしゃるとおり「基本的には、企業の施設等の、運営、防災対策はその企業により行われるべきである」なんですよ。
事故はあくまで事故であってイレギュラーであって、管理しているのは電力会社なのですから、政府が動き出すタイミングというのは、「構図的に」事故後になってしまうのです。
全ての事件の発生までを警察のせいにできないのと同じです。
もしこれを、事故前から動けって言うのであれば、やえには全ての電力会社を国営化させるしか方法はないのではないかと思います。
「民間会社には原子力施設を扱わせる能力はないので、原子力発電に関しては全て国営でやれ」という主張であれば、それは議論に値するひとつの意見なんだろうと思います。
そういう意見ならいいんです。
でもそうではなくて、政府や総理を権限のないままを論拠にして批判するっていうのは、あまりにも無理筋でしょう。
例えばいま東電以外の電力会社が管理している原発になんらかの事故があった場合、「事前に動かなかった安倍総理が悪い」って言いますか?無理筋にもほどがあると思いませんか?と、こういうお話なんですよね。
ぷぺーさん
>例えば問題が出てからやればいいというのでは法律上はともかく国家運営としてお役所仕事すぎると思いますが。
>本来は問題が出る前に対処しておくのが正しい安全というものではないですか?
青山氏の指摘はやえは具体的には存じ上げないので、とりあえず汚染水の問題に限って考えてみるのですが、つまり「本来は問題が出る前に対処しておくのが正しい安全」というのはその通りだと思うのですが、しかし現状の法体系の中で政府にそれが実行可能なシステムになっているのかどうかを考えなければならないっていうお話が、今回の一連の主題なワケですよ。
例えば乱暴に言えば、捜査令状なんて無しに警察がどこでも踏み込めるようにしておいた方が「問題が出る前に対処」はしやすくなるとは思いますが、しかしそれはやっぱり問題でしょう。
もちろんこれは乱暴な例ですから、汚染水の問題として、以前より立法府の問題として「問題が出る前に対処」できる法体制をとっていなければならなかったという批判であれば、それはある程度は理屈は通るかもしれません。
それが資本主義自由主義社会として適切かどうか、憲法のからみからしてそういう法律が可能かどうかちょっとやえには判断が付きませんが、まぁ議論としてはあってもよかったかもしれません。
でも、そういう法律がないまま行政府を批判するっていうのは、ちょっと無理筋なんですよ。
そういう権限がないのにやれっていうのは、それこそ令状が出てない段階で踏み込まなかった警察が悪いんだと言ってしまっているのと構図は同じなのです。
やえはここを言ってるんですね。
ですから、どういう形が一番いいのかっていうのは国民全員で議論すべき問題だと思うのですが、しかし権限がないのに政府や安倍総理を責めるっていうのは、筋違いというか、無理筋なんだと思うワケです。
bsさん
まぁシンさんがおっしゃっている通りなんですが、
>知らなくて良い。というかあんただって知らんだろうが。
>みずからが出来ていない事を国民には求めるその傲慢さが理解できん。
だからこそ、こうやってサイトで自分の意見を表明し、分からなければ疑問を提示し、多くの人にやえの主張を聞いてもらって、時には反論や批判を受けながら、議論していっているワケじゃないですか。
分からないけど分からないままでいいなんて一言も言ってませんよ。
そもそもこんなコト言うならbsさんはなんで当サイトのようなところにきて、さらに意見まで書いてるんですか?
知らなくていいとおっしゃるのであれば、そのままスルーして、選挙だけ行けばいいんじゃないんですか?
これはやえはいつも言ってるコトですが、もし政治とかに興味がなければないままでいいと思うんですよ。
選挙だって必ず行けとはやえは言いません。
でもその場合は、政治に一切口を出すな、というコトを守ればです。
全ての結果を受け入れ、それに一切口を出さないのであれば、政治も法律も知らないままでいいですし、選挙さえ行かなくていいと思っています。
だからbsさんが「知らなくて良い」とおっしゃるのであれば、それでもいいと思います。
でもその場合は、安倍総理を批判したらダメですよ。
まして今回のお話というのは、批判できる筋合いでないものを論拠にして批判してしまっているのではないのですかっていう内容ですから、なおさら知らないままに言うのは不適切なのです。
他人を批判するのですから、ちゃんと最低限スジを通すべきです。
民営企業と国の関係的に
「基本的には、企業の施設等の、運営、防災対策はその企業により行われるべきである」
・・と思います。
また、「大規模な労災等が発生し、大きな問題に発展した場合」
国も責任が問われる事態がある事は否定しませんが、
その労災等の発生元である企業が、免責される訳ではないでしょう。
国の介入を基本として考えるのは、企業として怠慢で無責任だと感じます。
>>よって原発施設の放射線漏れもその対策から完了まで東電だけでやるべきのコトであって、本来ここを政府をアテにするって発想自体がもう基本的にはイレギュラーな考え方なのです。
いやいやいやいやいやいやいや…
原発施設の放射線漏れを一民間企業に全てを委ねるのが、政府として正しい思考ってさすがにそれは…
完全に国際問題になってるのに、政府が関与するのは本来はイレギュラーって本気で言ってるんですかと。さらに
>>期限を区切って東電を国有化させ、トップに官僚や政治家も入れて、その期限の中で政府主導で原発問題に対応に辺り、その間の費用は全額民営化された後の東電に、長い年月をかけさせてでも支払わせるよう、法律に明記した上で時限立法として成立させるコト
…可能かどうかの判断も必要ないんですよね。別に可能かどうかは関係無く、法律の知識も必要なく方法論を考えれば議論していいんですか?
だったら、可能かどうかは関係無く、法律の知識も無く批判したって良いって事になりませんか?
というか専門家でも政治家でもない我々国民がするべきなのは、それを政治家や法律家に向かって「議論して対応してよ」とお願いする感じなんでしょうか。批判じゃなくて、応援。
>またやえが知りうる限りの情報では、政府や安倍さんを口汚く批判するまでの「遅い」とする結論は得られないのではないかと思うのです。
…に同意です。情報公開が少なすぎるのが、不安を煽るんだと思うんですよね。汚染水はどの程度の影響があるのか、その影響力は国際的にみてどうなのか、本当に安心して良いのか、危機感が足りないのか。
政府が「コントロール下にある」という根拠はなんなのか。
その判断を付けるだけの情報が、もっと公開されるべきです。そして、それは安倍政権の欠点です。
何はともあれ。
久しぶりにやえちゃんの「思想」や「考え」が述べられたエントリーを読めて感動です。次回持ち越しの思想も楽しみに待ってます!
ゴ民主党の話なんか、もうどうでもいいよ。
原発問題は過去よりも未来だろ?
安倍は自分の発言の責任を取って結果如何で落とし前を着ければいいだけ。
国民も放射能の知識を正しく身につけて、放射能と気長に付き合っていく覚悟を決めればいいだけ。
原発爆発の責任転嫁も、くだらない法律論や感情論も不毛だよ。
>たとえば極端な例だが
>「任期中に必ず福島第一の問題を全て解決します!!」
>と公約して立候補した議員がいて、当選したとしよう。
>だがこの議員が任期中には解決しなかった。むしろ悪化した。
>そして次選挙のときに「今度こそ必ず解決します!!」といって
>立候補した。
>ここで当選すれば国民が成果を認めたことになるし
>落選すれば成果を認められなかったからってことになる。
ちょっと前に同じようなことありましたね。こういうことですね!
立候補者A「子供手当、月2万5千円出します。財源は任せてください!」
国民「すごいすごい、投票しよ。」⇒結果
立候補者B「高速道路無償にします。財源は任せてください!」
国民「すごいすごい、投票しよ。」⇒結果
そして無駄になる三年半。長かったですよ。もう二度と経験したくないです。
>>>それともアナタは、「国民は法律のコトなんて知らなくてもいい」と言うつもりなのでしょうか?
>知らなくて良い。
法律的な例だと。
民主党議員「事業仕分けやります! 無駄を省きます。法律的な根拠? 知らんがな」
国民「すごいすごい、無駄を減らせ!」⇒結果
民主主義って、国民がお馬鹿さんだとリアルで国が滅ぶということを感じましたね。
ああー、恐ろしい。
>>「国民もシッカリと自覚して考えなければならない」が、なぜ「国会議員は考えなくてもいい」となるのか、どうしてそんな思考になるのか、不思議でなりません。
国会議員は考えなくてもいい?どこからそんなのが出た?
>>国有化は民主党政権の時に一回却下された方法論ですから、そこからもう一度ここまでもってくるのであれば、主権者たる国民がキチンとそれらの問題を自覚した上で実行しなければならないのではないか、と言ってるんですよ。
民主党が責任取りたくないから東電に押し付けただけだし。
それを
>>それともアナタは、「国民は法律のコトなんて知らなくてもいい」と言うつもりなのでしょうか?
知らなくて良い。というかあんただって知らんだろうが。
みずからが出来ていない事を国民には求めるその傲慢さが理解できん。
主権者は国民だ。国会議員はその代表だ。これは良いよな。
で、国会議員は国民の代表として国民のために働きます!!と立候補してる。
だから税金で雇われてる。
そして選挙のときに国会議員は主権者たる国民にその成果を問われる。
なにかあんたは勘違いしてるようだが、
主権者たる国民としてできることは、どういう結果が一番いいのかを考え、それを実施する国会議員を選ぶことだ。
そこに至る過程を考えるのは国会議員の仕事。
たとえば極端な例だが
「任期中に必ず福島第一の問題を全て解決します!!」
と公約して立候補した議員がいて、当選したとしよう。
だがこの議員が任期中には解決しなかった。むしろ悪化した。
そして次選挙のときに「今度こそ必ず解決します!!」といって
立候補した。
ここで当選すれば国民が成果を認めたことになるし
落選すれば成果を認められなかったからってことになる。
なんか一部日本語が残念な事になってますが気にしないで下さいw
遅い事の論拠として、特に目立って特徴的な対策をしていない事が挙げられますね。
具体的に何をどうしろというのは専門家ではないので言えませんが、
少なくとも原子力の専門家である青山氏が2年間指摘してきた仮の処置程度の状態から脱しておらずいまだ脱していないという点は考慮すべきではないでしょうか。
加えて故吉田所長も汚染水問題含む処置に対して心配していたようです。
私もよくわかりませんが、とりあえず政権として有効な対策を問題が出る前までに何をしたのか逆に聞きたいところであります。
東電が無能で民主党政権下とはいえ対応すべき責任があったにも関わらず2年間専門家が指摘していた問題に対処しなかった事は恐らく事実であり、
その東電に半年以上に渡って問題が出るまで任せていたというのは残念ながら対処を誤ったとしか言えません。
例えば問題が出てからやればいいというのでは法律上はともかく国家運営としてお役所仕事すぎると思いますが。
本来は問題が出る前に対処しておくのが正しい安全というものではないですか?
この件に限った話でもありませんが問題が出てからでなければ対処できないような仕組みならそれは仕組みがおかしいのでしょう。
今回の事ではない例え話ですが、人が死んでから問題に対処しても遅いのです。
理想論で言えば問題が起きる前にその芽を摘み正しく生きている人々に害を及ぼさないのが国家の仕事でありましょう。
まぁ本来は東電が悪いわけで全責任は東電が負うべきなのですが、奴ら仕事しないし責任もとらないですからね・・・。
そのくせ電気代上げるなどと抜かしやがる・・・失礼、脱線しましたw
東電がまともな事を何もしないのは2年間で判明している事なので、その点は議論の必要はないと思います。
つまり何もしない東電から政府に原発問題の処理担当が代わるのは規定路線であったわけですよね?
まぁ法律上でつじつま合わせるにはどれだけ大変かはわかりませんけども、少なくとものんびりしてていい案件だったとは思わないのです。
きょさん
>っ原子力災害対策特別措置法
情報ありがとうございます。
さてちょっとこの法律を読んでみたのですが、この法律だけをもって「政府が東電に変わって業務の全ての指揮権を得る」という論拠にはなり得ないと考えます。
この法律の第四条には
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第四条 国は、この法律又は関係法律の規定に基づき、原子力災害対策本部の設置、地方公共団体への必要な指示その他緊急事態応急対策の実施のために必要な措置並びに原子力災害予防対策及び原子力災害事後対策の実施のために必要な措置を講ずること等により、原子力災害についての災害対策基本法第三条第一項の責務を遂行しなければならない。
---------------------------
と確かにありますが、しかしその前の第三条に
---------------------------
第三条 原子力事業者は、この法律又は関係法律の規定に基づき、原子力災害の発生の防止に関し万全の措置を講ずるとともに、原子力災害(原子力災害が生ずる蓋然性を含む。)の拡大の防止及び原子力災害の復旧に関し、誠意をもって必要な措置を講ずる責務を有する。
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とあり、つまり「原子力災害の拡大の防止及び原子力災害の復旧に関する必要な措置の責務」は、第一には「原子力事業者」にあると明示されているんですね。
また「必要な措置」とあっても、既存の法律を越える行為が出来るようになるワケではありません。
例えば「有事だから」という理由で「必要な措置」を根拠に、いきなり法律もないのに強制徴兵が出来るようになるワケではありません。
よって原子力災害対策特別措置法第四条を根拠に、政府が東電に変わって業務の全ての指揮権を得るコトは出来ないのです。
汚染水問題の構図を考えてみましょう。
汚染水は東電の所有地に置かれている東電の所有物(汚染水)から海に流れ出した問題です。
つまり「汚染数を流出させない」というのは当たり前の東電の通常業務であって、これは放射線に汚染された水だけではなく、他の化学工場で発生する危険物質も全く同じであって、それを適切に処理して外部に漏れ出させないように措置を講じるのはその業者の当然の責任に基づく行為です。
放射線でもダイオキシンでも他の有害物質でも、規制値は国や地方公共団体が策定しますが、それを守るための実際の行動は書く民間業者が行うモノです。
政府の責任でも行為ではありませんね。
だから、東電の汚染水も外に漏れ出さないようにするのは東電の「通常業務」であるワケです。
逆に言えば、漏れ出していなければ「問題」にはなっていなかったワケです。
事実、漏れが発覚する以前は問題にはなっていませんでしたよね。
それはつまり、政府の責任ではなく東電の責任で実行されるべきモノだと認識されていたとも言えるワケです。
しかし東電の無能さによって汚染水は漏れ出し、「問題」として発覚しました。
よってこの時点で政府が動く理由になります。
まして海ですから、そこは東電の所有地ではなく、公的機関が動ける範囲内となるワケですよね。
まぁ海の前段階で漏れが分かっていれば、東電の敷地内だろうがなんだろうが政府が動く理由になるのかもしれませんので、どこの段階で東電が政府に説明したのか分かりませんが、海に出る前に政府が漏れを掴んでいたのであれば「遅い」と批判する理由にはなろうかと思います。
ここは想像なのでなんとも言えませんが、ただひとつ言えるコトは、漏れる前の段階で政府が介入する理由にはならないのではないか、少なくとも原子力災害対策特別措置法を軽く見た限りでは、この法律では根拠にならないとやえは読み取っています。
ちなみに同法の「対策の実施」も、第二十五条以降で書かれていますが、ここは基本的には、避難勧告や調査や情報公開などを規定しています。
ですからおそらく、原子力災害対策特別措置法における政府の実行能力という意味では、この辺が関の山なのではないでしょうか。
ウィキペディアで同法の項目を見ても、その説明は基本的に通報や避難勧告や情報公開などを中心に書かれていますしね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E7%81%BD%E5%AE%B3%E5%AF%BE%E7%AD%96%E7%89%B9%E5%88%A5%E6%8E%AA%E7%BD%AE%E6%B3%95
もちろんやえが知らない法令などがまだある可能性はありますから、もし他の情報があれば、どしどし教えて欲しいと思います。
ありがとうございます。
bsさん
>>それがどれだけ大変なコトなのか、マスコミも国民もシッカリと
>>自覚して考えなければなりません。
>国会議員はそんな大変なことをやりたいと立候補してるんだから
>やらせるべき。公僕なんだからな。
>大変だというなら、そんな国会議員は要らん。
大変な作業だから国会議員はやらなくてもいい、なんてコト言ってませんが?
ちゃんとやえの文章読んでます?
そもそもやえが提示した時限立法は憲法的な問題で実行可能かどうかもやえには判別付かない特殊な法律になるのであって、場合によっては賠償金も含めて税金でまかなわなければならない可能性もあるワケで、まして国有化は民主党政権の時に一回却下された方法論ですから、そこからもう一度ここまでもってくるのであれば、主権者たる国民がキチンとそれらの問題を自覚した上で実行しなければならないのではないか、と言ってるんですよ。
それともアナタは、「国民は法律のコトなんて知らなくてもいい」と言うつもりなのでしょうか?
「勝手に立候補しているんだから、めんどうなコトは他人に押しつけていればいい」と、アナタの文章からはそう受け取るしか無いのですが、これはもう無責任な国民の典型だと断罪するしかありません。
どうもアナタの日本語感覚はおかしいんですよね。
「国民もシッカリと自覚して考えなければならない」が、なぜ「国会議員は考えなくてもいい」となるのか、どうしてそんな思考になるのか、不思議でなりません。
「○○だから××」の論法がズレすぎていると言わざるを得ません。
そもそも今回の更新の発端は、「政府の対応が遅い」という批判から始まっているモノであって、批判するのであればそれなりの論拠が必要だという内容であって、つまり視点は国民なのです。
国民という立場で中身をシッカリと考えもせずに、論拠も無くただただ批判するだけの態度では、果たして主権者として相応しい言動なのかどうかっていうのが今回の主題です。
ここに国会議員の責務なんていうモノは入り込む余地がないんですよね。
主権者たる国民の姿勢の問題なのですから。
これも論点ズラしの典型でしょう。
論点とは関係ない批判しやすい別の対象物を持ってくるコトによって論点をぼやかすという手法です。
残念ながらbsさんのコメントは、そのたぐいのモノだと言うしかありません。
っ原子力災害対策特別措置法
>それがどれだけ大変なコトなのか、マスコミも国民もシッカリと
>自覚して考えなければなりません。
国会議員はそんな大変なことをやりたいと立候補してるんだから
やらせるべき。公僕なんだからな。
大変だというなら、そんな国会議員は要らん。