3年もズタボロにされた日本経済を、たった2年なのに回復させなかったからダメだ!?

 色々ダメな点は言い切れないぐらいたくさんあって、当時当サイトでやえもひとつひとつそれを指摘してきたワケですが、特に、こと経済に関しては民主党政権の時のデタラメさというのは数字でハッキリしているワケですよ。
 株価ひとつとっても、麻生政権の時にリーマンショックが起きて全世界の経済がどん底に落ちてしまいましたが、実は日本以外の国、アメリカとかドイツなどは一年ぐらいで回復の基調が見え、株価はキチンと上がっているんですね。
 でも日本だけが、その流れに乗れきれず、どん底のままに陥っていたのです。
 
 リーマンショック後の株価
 
 なんでも、作るコトよりも壊すコトの方が簡単で、時間もかかりません。
 モノを作る時でも、信用を得る時でも、作り出すのは積み重ねの連続で手間も時間も費用もかかりますが、壊すのは一瞬です。
 そして一度壊したモノをまた作り上げるのは、本当に大変な労力が必要になります。
 
 経済も一緒です。
 リーマンショック後、すぐに手当てをキチンと続けていればアメリカやドイツのように復帰するコトができたハズで、これはもう当時の雰囲気を忘れている人が大半だと思いますが、むしろ他国に比べれば日本が一番リーマンショックのダメージが小さいなんて言われていた時期もありましたように、どちらかと言えば日本こそが一番最初に復活したと言えるコトができたハズなのです。
 これは地勢的な部分もあるでしょうし、また麻生さんの経済対策もあったかと思います。
 それなのに日本国民は、その麻生さんに完全なるNOを突き付けて民主党政権を誕生させ、そしてその結果、この「失われた3年間」を生み出したのです。
 
 麻生さんの時であれば、2年あれば日本経済ももっと上向いていた可能性は、状況証拠から十分に高いと言えると少なくともやえは思っています。
 しかし、いま、あのリーマンショックから立ち直るコトもなく、東日本大震災もありました、しかし民主党政権は全く経済に手を付けようとせず、下がり続ける株価と上がり続ける為替を放置し、デフレを黙認するどころかせ推進しているとしか思えない態度をとり続けた結果の、3年間そんなズタボロにされた後の日本経済を、どうやってたった2年で上向きに出来るというのでしょうか。
 麻生さんの時ですら「日本経済は全治3年」と言っていました。
 あの時3年かかるモノを、しかし逆にその3年をズタボロにしてたのですから、果たして単純計算6年ですら可能かどうか、「作るのは時間がかかる、しかし失うのは一瞬」で考えれば、大変難しいコトだと言うしかないのではないでしょうか。
 
 民主党がいま「アベノミクスが失敗した」と声高らかに喧伝しようとしていますが、果たして日本経済を3年間もズタボロにした張本人が、たった2年の結果に対して何を言っているのかと、やえは本当にもう正気を疑うしかありません。
 また、民主党政権を必死で応援しまくっていたマスコミも同罪です。
 いったいぜんたい「失われた3年」のツケを、なんだと思っているのでしょうか。
 
 そして同時に、国民だってその責任を負わなければなりません。
 国民こそが民主党政権を誕生させたのです。
 いま国民が苦しんでいるのは、まさに国民自身の選択によるモノなのですから、それを決して他人のせいにできるワケないのです。
 国民の中にも「アベノミクス失敗だ」なんて言っている人がいますが、たった2年のコトに対して自分が選択した「日本経済ズタボロの3年間」の責任をなかったコトになんてできるワケないのです。
 いま国民はここをシッカリと自覚しなければならないでしょう。
 
 選挙になりますから、自民党がどうだとか民主党がどうだとかは言いませんが、しかし最低でも経済に関しては、グラフを見れば一目瞭然、数字として結果が出ているワケですから、これは民主党もマスコミも国民も、キチンとそれを正面から受け止めて反省すべきでしょう。
 まだいまの日本は「失われた3年」から脱していないのです。
 ここを正面から自覚しなければならないのです。