アナタの言動は裏でマスコミを喜ばせてるだけですよ
当サイトは随分マスコミについて批判していますけど、ではなぜマスコミを批判しているのでしょうか。
そんなのは言うまでも無く、マスコミがウソを言い、捏造を行い、印象操作を仕掛けているからです。
特に公平中立を旨にして、それを売りにしてお金を儲けているマスコミが、その裏ではそれらの建前を一切無視して煽動洗脳している実体は、十分糾弾されるべきコトでしょう。
例えば赤旗なんかに対しては誰も「政治的中立になれ」なんて言わないワケで、これは赤旗が共産党の機関誌であるコトを公言しているからです。
しかし基本的に全国紙や地方主要紙はジャーナリズムを旨としているワケですし、さらにテレビでは法律によって政治的中立が義務づけられてすらいるワケですから、ここを反するというのでしたら、国民の手によって改善させなければなりません。
やえは決してマスコミが憎くて批判しているのでは無く、公平公正でない、歪んだ煽動と洗脳を仕掛けているから批判しているのです。
ですから間違ってはいけないのが、決して「自分の主張に都合が悪いから批判している」というワケではないというコトです。
ここは重要です。
この状態に陥ってしまうと、裏を返せば「自分の都合のいい部分についてはマスコミのウソを許容する」というコトになってしまうからです。
ウソはウソだから悪なのです。
自分に都合が悪いから悪、自分に都合がいいから正義、こんなコトをやっていては自分の言葉に正当性はなくなってしまいます。
ここに気をつけてほしいのです。
自民党の総裁選のお話です。
昨日谷垣総裁が立候補しないと表明したコトを受けて、一部の人たちが長老の力が働いたとか派閥政治だとか批判しているのですが、それはマスコミのウソに踊らされているだけではないのですかと言いたいです。
例えばテレビでこんな伝え方をしていたのですが、まず谷垣総裁の立候補断念の報を伝えて長老がなんとかと言いつつ、その批判が一段落ついたらでは立候補者の顔ぶれを見ましょう町村派からは町村さんと安倍さんの二人が立候補をしていて分裂状態になってます、とこんな風に言うんですよ。
たった数秒でものすごい矛盾をしているとは思わないのでしょうか。
派閥政治とか長老とかの力が今でも存在しているのであれば、こんな分裂にはなりませんよね。
そもそも町村さんは派閥の会長本人ですよ。
森元総理の力がまだまだあるとは言え、もはや森さんは今季で引退するとすでに発表された方、もし派閥というモノの力があるのであれば、どう考えても清和会(町村派)は町村さん一本でまとまっていたコトでしょう。
それが分裂しているのです。
こんなのはもはや長老の力も、派閥の力も、ほとんど無くなってしまっているというのが現状と言うしか無いハズなんですね。
他の派閥もそうです。
今回の件で一番やり玉に挙げられているのが古賀元幹事長ですが、宏池会(古賀派)だって林芳正参議院議員が立候補を模索していると伝えられていますし、なにより谷垣さんは宏池会の所属なワケですよ。
派閥政治っていうモノが未だに生きていれば、宏池会ははじめからまとまっているハズです。
総裁派閥ですよ。
昔の自民党であれば、今回のようなコトはまずあり得ないワケです。
「派閥政治」という言葉はもはやレッテルと化しているだけで、では具体的に何をもって派閥政治なのか、少なくとも昔の自民党の総裁選挙で無くなっているのは確実なのですから、この言葉の使い方というものはもう一度ちゃんと考えるべきなのではないでしょうか。
今までの総裁選だったらマスコミは票読みをしていました。
なぜなら、立候補者の顔ぶれがだいたい分かれば、それだけで派閥単位で数が絞れますから票読みができるんですね。
でも今回はそれがありません。
理由は簡単です。
そういう票読みが出来なくなっているからです。
清和会も分裂、宏池会も事実上分裂、過去に「鉄の結束」を誇っていた平成研(額賀派・旧経世会)なんて石破さんこそ元派閥所属でしたが政調会長になった時に派閥離脱したまま今も無派閥、平成研はもはや派閥の体を成すコトもできず、総裁候補を出すどころか、領袖の存在感すらなくなってしまっているという体たらくです。
こんな状態では票読みなんてできないんですね。
つまり派閥政治なんていうモノは過去の遺産でしか無く、もはや存在しないモノなワケです。
もうちょっと言いますと、過去の派閥政治が生きていた時代であれば、仮に谷垣さんが立候補出来ない状態になっていたとしたら、マスコミはこぞって派閥表やグラフなどを使って「こういう状態で数が全く足りず、立候補しても勝ち目はないから断念したのです」なんて言ってたコトでしょう。
でもそんな報道今回一切ありませんでした。
理由は簡単です。
出来ないからです。
派閥による票読みが一切出来ないからです。
もうね、マスコミ自らの行為で派閥政治とか長老とかが虚構だってコトが証明されているんですよ。
「自分はこの候補が好きだけど、他の候補は派閥の力に踊らされてるだけでしょ。だから他の候補が勝ったら自民党なんて応援しないよ」っていう書き込みをここ数日本当によく見るのですが、よくよく考えてください。
その「派閥の力」っていうのは、ただ単にマスコミが言ってるだけじゃないんですかと。
虚構ですよ虚構。
どこに派閥の力なんていうものが具体的に現れているのですかと。
実例があれば是非とも教えて下さい。
それなのに、普段からはマスコミに対して厳しいコトをいってるくせに、いざ自分の主張に都合のいいコトだけはマスコミを疑わずにただただ利用するっていうのはダブルスタンダートとしか言いようがないでしょう。
そしてそれは、マスコミを利するだけです。
その行為は、結局マスコミを喜ばせるコトにしかなってないんですよ。
マスコミが作った虚構がこうやって事実化していくのですから、そりゃマスコミの願ったり叶ったりです。
それでいいのですか?
「人は信じたい情報だけを信じる」っていう言葉がありますが、それじゃあダメです。
結局マスコミに洗脳されるだけの道しかありません。
自分がどんな主張をするにしても、キチンと情報を精査して、例え自分の主張に不利になろうともマスコミに騙されるコト無く、洗脳されるコト無く、事実を事実として正面から認識しなければならないのです。
派閥?
長老?
どこにそんな事実があるのですかと。
是非、そんなモノがあるという事実があるのでしたら、教えて下さい。
マスコミのその言葉は、事実をねじ曲げた虚構の解釈ではないのですか?
そして同時に、でもキチンと見ようと思えば事実はマスコミの中にも書いてあります。
マスコミも、派閥が機能していない総裁選になっていうという事実はさすがに捏造出来ずにキチンと書いてます。
解釈を持ってタイトル詐欺をして印象操作しているだけで、実はちゃんと記事を読んで自分で判断すれば、そんな捏造には簡単に気づけるのです。
派閥はもはや機能してないコトは、キチンとマスコミも誤魔化しきれずに記事の中に書いてあるのです。
それを読み取って下さい。
このお話は決して総裁選だけに限らず、いつもマスコミに対しては同じです。
マスコミは、事実を事実でないようには書きませんが、解釈やタイトルで印象操作をしてきます。
そこに注意してほしいですし、公の場で自分の意見を書く場合もそれにまんまと乗せられないように気をつけてほしいです。
自分の主張の都合と、マスコミのウソは別問題です。
決してマスコミに洗脳されないように、マスコミの捏造を喜ばせないようにしてほしいと思います。
ディスカッション
コメント一覧
谷垣氏は推薦人確保できなかったって事は
人望がなかったって事だね。
つまり自民党内では今までの谷垣氏の党運営に批判的ってことだ。
>匿名
党所属国会議員20人の推薦がないと、そもそも総裁候補になれない。
単純に、谷垣さんが推薦人を必要数確保できなかったから出馬を断念したと解釈すればいいのでは?
もちろん、自民党内部で実際には何が起きてたかなんて、当人達にしかわからないことでしょう。
ただ、そういった「わからない事情」(つまりあなたが思う「谷垣氏が出馬断念したのは何で?」という部分)に関して
マスコミが「派閥の力が働いたから、谷垣氏は出馬を断念せざるをえなかった」とか勝手なこと述べちゃうのが問題なわけですよ。
じゃあ谷垣氏が出馬断念したのは何でなのかね。
立候補すりゃ良いじゃないか。