女系になれば「神武天皇家」ではなくなるので男系維持を最後まで努力すべき
では、これまでのお話を踏まえた上で、ではどう考えるべきなのか、やえはどう考えているのかというところについてお話をしていきたいと思います。
まず前提というか基本であり、繰り返しになると思うのですが、誤解されたくないのでもう一度言っておきます。
やえは決して天皇という存在が日本には必要ないなんてコトは毛頭思っていませんし、むしろいまの天皇のあり方が永遠に続いて欲しい、続くべきだと思っています。
そのためにはなんでもやるべきだと、出来るコトなら躊躇わずにどんどんやるべきだと、そう思っています。
もはや世界で唯一と言っていいでしょう、有史以来一度も骨格が変わらず現代に至っている国家というのは日本だけであり、それは誇りに思うべき日本の素晴らしさであって、これをこれからも続けていく義務が日本人にはあると、やえはそう思っています。
その上で考えるべきコトがあります。
仮定のお話ですが、では女系の方が天皇を継承するとしましょう。
しかし女系になった時に、果たしてそれは事実として「それまでの天皇」であるかどうかについて、やえはここに異議を唱えざるを得ないのです。
だってそれは「やえの個人的意見」ではないからです。
これは明らかに事実として違うんですよね、「それまでの天皇家とは違う天皇家になる」というコトは。
なぜそうなのかはこれまで説明してきた通りであり、そしてそれは、やえの「続いて欲しい」という気持ちとは全く無関係のコトなんですね。
気持ちがいくらあっても、現実は無情にも一の感情とは裏腹にただ流れていくだけなのですから。
ですから、仮に女系の方が天皇の御位に就いたとしましょう。
その際、誰がなんと言おうと「これまでの天皇のあり方ではない」、簡単に言えば「神武天皇家の継承ではない」、としなければなりません。
まずこれは事実としての確認なのです。
意見の部分はここからです。
しかし天皇家が変わってしまうとしたとしても、だからといって天皇という存在に全く意味を見いだせなくなったとは、少なくともやえはそうは思いません。
女系の方が天皇の御位に就いても、これまでの神武天皇家の縁戚の新しい天皇家が誕生したのであり、天皇を戴く日本という基本的国家は保たれていると、そう思います。
決してやえは、神武天皇家が続かなければ他には一切価値は無いので天皇という存在なんてやめてしまえ、なんて全く思っていません。
新しい天皇家が出来たとしても、いまと変わらない敬愛の心は持ち続けると思います。
これはやえの個人的な意見です。
よって、ここからが「価値観の違い」「人によって意見が変わるところ」になります。
「神武天皇家でも新しい天皇家でもどちらでもいいから、とにかく天皇を戴く国家としてあり続けるべきだ」と考える人なら、より継承しやすい新しいルールを作るべきだと主張するでしょう。
しかしやえは、神武天皇系の継承こそを最優先と考えますので、そういう意見とは相容れられません。
「女系天皇になったら神武天皇家ではなくなる」という事実がまずあり、それを前にしたらやえは、男系継承=神武天皇家の継承が何よりも最優先であるという意見になるのです。
やえは決して新しい天皇家を天皇とは認めないなんてコトは言いませんが、最優先にすべきは神武天皇家の継承であって、その可能性があるウチは他の天皇家を新しく作るなんてコトは考えるべきではないと思っています。
意見の違いがあるなら、まずここです。
キチンと言っておきたいコトは、いまの神武天皇家と新しい天皇家は何ら全く変わらない、かのように誤魔化して言う人が時々いるので、それは絶対に違いますとは言っておきたいので、これまでまずそこを複数回にわけて説明してきたのです
ここは意見の相違なのではなく、事実の部分ですから、もはや議論にすらならないのです。
ですから、よろしければ「意見の相違がある部分」について、色々なご意見があればお聞かせ頂きたいと思います。
ディスカッション
コメント一覧
男系派よりの自分でも女系派のよしりんの言いたいことはわかるんだよな(矛盾していのかもしれんけど)
それに後世の事を考えたら、よしりんの主張の方が現実的で正しいのかもしれない
まあ、交渉に失敗したら、
その責任者が、神武血統を途絶えさせてしまった事になりますからね。
そんな火中の栗を拾う真似は、誰もしたくないでしょう。
だから、安全な場所で男系の正統性を語るのは得意だけども、実際に
何か動こうとする人間は皆無なわけです。
動かなければ失敗はしませんですし
男系を繋ぐという理想は傷つかないわけです。
ただ、もうそんな恋愛しなきゃ
傷つかないですむ、みたいな
不毛なプライド維持のための
スタイルは、いつまでも続けられる
ものではないでしょうね。
最大限の努力というなら、いつかは
本当に最大限の努力をしなければ
いけない。
また、失敗した場合の覚悟なり
対策も講じなければならない。
男系派も女系派も、互いの擁立候補への誹謗中傷や排除などしている
場合ではないと思うんですが。
仮に男系にしろ、女系にしろ、
どちらかが優先されるにしても、
バックアップや失敗した場合も
考えれば、旧宮家も女性皇族も
総出で支えないと、持ちそうに
ないと思います。
↑ないんじゃない?
政治家が動かないのは理解できますとか言いそうだ
↑それはそうなんだけど、そう言ったことを政治家は公約に掲げろとやえたんが言ってたのを見たことがないんだが
やえたんは本気で男系維持する気あるの?
あり得ないにしろ、なんにしろ、先ず旧宮家に
はっきりと打診はするべきだと思いますね。
それで成功するか、ダメになるか、きちんと結果を出す。
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それをしないで、頭ごなしに女系に繋ぐってのは、後腐れが生じるでしょう。
あの時、男系の可能性が残っていたのに、試しもしないで止めてしまった…と。
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どちらにせよ、男系の可能性は残ってるけど
旧宮家に打診するのは怖いし、かといって女性宮家を創立するのも
なんか揉めそうで、やりたくない…なんて、いつまでもやってたら
真面目に断絶しちゃいますよ。
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成功するにしろ失敗するにしろ、先ずはきちんと結果を出す勇気や
リスクを負う覚悟を、政治家が持ってくれないと、だらだらと膠着状態のまま
状況が厳しくなっていくばかりだと思いますね。
.
退位問題で時間を区切ったように、継承問題でも、ある程度の期限を
設けて取り組んだ方が良いと思います。
旧宮家復活はあり得ないってのは明らかになったわけだけどね
それ以外の努力ってなんだろう?
あらゆる努力って、具体的にどういうこと?
まあ、しごく妥当なご意見だと思いますね。
男系継承維持の可能性があるなら、先ずそちらを最優先にして
手をつけるべきだと思います。
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それでダメだったら、女系にまで継承範囲を拡げざるを得ない…
というのが、まあ現実的な着地点でしょう。
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男系派も女系派も、自説に拘りすぎて、こういう風にフローチャート式に
考える事ができない。
もう自説が、神の計画の如く完璧に進むみたいな感じです。
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男系派なら、ぜったい男系のみ。絶える可能性なんてゼロ。ありえない。
万が一絶えたら、そのまま断絶してしまえ…みたいな極論になる。
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女系の場合は、いきなり愛子様を次期天皇に!
旧宮家が継ぐ可能性は徹底排除!
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…と、議論が白熱しすぎて、極論に走り
逆に可能性をどんどん狭めていく始末。
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あげく、敬愛すべき皇族の方々や、一般の旧宮家の方々に
陰謀論めいた誹謗中傷を繰り返す。
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皇室云々より、最低限の品性としてどうかと思われるのが
ヒートアップしすぎた人たちに見受けられますね。