女系になれば「神武天皇家」ではなくなるので男系維持を最後まで努力すべき

2016年10月21日

 では、これまでのお話を踏まえた上で、ではどう考えるべきなのか、やえはどう考えているのかというところについてお話をしていきたいと思います。
 
 まず前提というか基本であり、繰り返しになると思うのですが、誤解されたくないのでもう一度言っておきます。
 やえは決して天皇という存在が日本には必要ないなんてコトは毛頭思っていませんし、むしろいまの天皇のあり方が永遠に続いて欲しい、続くべきだと思っています。
 そのためにはなんでもやるべきだと、出来るコトなら躊躇わずにどんどんやるべきだと、そう思っています。
 もはや世界で唯一と言っていいでしょう、有史以来一度も骨格が変わらず現代に至っている国家というのは日本だけであり、それは誇りに思うべき日本の素晴らしさであって、これをこれからも続けていく義務が日本人にはあると、やえはそう思っています。
 
 その上で考えるべきコトがあります。
 仮定のお話ですが、では女系の方が天皇を継承するとしましょう。
 しかし女系になった時に、果たしてそれは事実として「それまでの天皇」であるかどうかについて、やえはここに異議を唱えざるを得ないのです。
 だってそれは「やえの個人的意見」ではないからです。
 これは明らかに事実として違うんですよね、「それまでの天皇家とは違う天皇家になる」というコトは。
 なぜそうなのかはこれまで説明してきた通りであり、そしてそれは、やえの「続いて欲しい」という気持ちとは全く無関係のコトなんですね。
 気持ちがいくらあっても、現実は無情にも一の感情とは裏腹にただ流れていくだけなのですから。
 ですから、仮に女系の方が天皇の御位に就いたとしましょう。
 その際、誰がなんと言おうと「これまでの天皇のあり方ではない」、簡単に言えば「神武天皇家の継承ではない」、としなければなりません。
 まずこれは事実としての確認なのです。
 
 意見の部分はここからです。
 しかし天皇家が変わってしまうとしたとしても、だからといって天皇という存在に全く意味を見いだせなくなったとは、少なくともやえはそうは思いません。
 女系の方が天皇の御位に就いても、これまでの神武天皇家の縁戚の新しい天皇家が誕生したのであり、天皇を戴く日本という基本的国家は保たれていると、そう思います。
 決してやえは、神武天皇家が続かなければ他には一切価値は無いので天皇という存在なんてやめてしまえ、なんて全く思っていません。
 新しい天皇家が出来たとしても、いまと変わらない敬愛の心は持ち続けると思います。
 これはやえの個人的な意見です。
 
 よって、ここからが「価値観の違い」「人によって意見が変わるところ」になります。
 「神武天皇家でも新しい天皇家でもどちらでもいいから、とにかく天皇を戴く国家としてあり続けるべきだ」と考える人なら、より継承しやすい新しいルールを作るべきだと主張するでしょう。
 しかしやえは、神武天皇系の継承こそを最優先と考えますので、そういう意見とは相容れられません。
 「女系天皇になったら神武天皇家ではなくなる」という事実がまずあり、それを前にしたらやえは、男系継承=神武天皇家の継承が何よりも最優先であるという意見になるのです。
 やえは決して新しい天皇家を天皇とは認めないなんてコトは言いませんが、最優先にすべきは神武天皇家の継承であって、その可能性があるウチは他の天皇家を新しく作るなんてコトは考えるべきではないと思っています。
 
 意見の違いがあるなら、まずここです。
 キチンと言っておきたいコトは、いまの神武天皇家と新しい天皇家は何ら全く変わらない、かのように誤魔化して言う人が時々いるので、それは絶対に違いますとは言っておきたいので、これまでまずそこを複数回にわけて説明してきたのです
 ここは意見の相違なのではなく、事実の部分ですから、もはや議論にすらならないのです。
 ですから、よろしければ「意見の相違がある部分」について、色々なご意見があればお聞かせ頂きたいと思います。